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何年も前、すごい好きだった大学の先輩の話を書きます
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345 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:28:26.17 ID:VeZltx4N0
「で、俺とヒカルちゃんは それから。

でもさ、あの人 結構してるらしいぞ?

うちの学校じゃ○○先輩と俺と、あとBだけだけど、あ、Bもまぁ似たようなきっかけだったんだけど、

他の学校の人とかと、ほらヒカルちゃん人気あるじゃん?そういう人とかと、あとバイト先とかでは結構……らしいぞ。

彼氏は ずっといないっぽいけど。」



涙はもう止まっていたけど、俺は信じたくなかった。「そんな人じゃない!」と鼻水垂らしながら言った。


Aは困ったように、「ああ、まぁ、なんつうか、わからんけどさ。」と言葉を濁すと、俺の顔を覗き込むように、

「実際 お前らどうなの?どんな感じなん?」と聞いてきた。


「わからん。でも付き合えると思ってた。」


Aは大きく溜息をつくと、


「……別にそこまでお前と仲良くないしさ、どうでもいいっちゃどうでもいいけど、止めといたほうがいいと思うぞ?

だって今も○○先輩のとこ行ってるし。ヒカルちゃん。」



346 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:28:54.91 ID:VeZltx4N0
それを聞いて、心臓が止まるんじゃないかってくらい動悸が激しくなり、目を瞑ると、上下の平衡感覚が一切無くなったかのように頭が揺れた。

しばらくベンチで座り続けた。多分30分くらい。Aも黙って横に座り続けてた。


やがて口を開くと、

「本当はさ、俺も誘われたんだけど、なんか気になったから断った。でも多分代わりにBが行ってると思うわ。」


Aはずっとしょげたままの俺の肩を叩き、

「まぁ女なんて腐るほどいるからさ、そういう事もあるって!」と慰めてきた。「なんなら紹介してやっからよ。」とも。


我ながら情けないことに、いつまでも女々しい俺は、「ヒカル先輩以外考えられない。」と子供のように駄々をこねた。


Aは何かを言って、立ち去っていった。何を言ったのかは聞き取れなかった。「まぁがんばれよ。」とかそんなんだったと思う。



347 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:31:03.62 ID:VeZltx4N0
それから俺はゾンビのように夜の街を、目的もなくふらふらと彷徨った。

いつの間にか、俺は○○先輩のアパートの前まで来ていた。

何度もチャイムを鳴らすかどうかを迷い、そして思いとどまり、その近所をぶらつくという事を何度も繰り返した。


○○先輩の部屋は丁度一回の角部屋で、でも明かりは着いてないように思えた。カーテンも閉まっていた。


その時の俺は、もう一般常識における善悪の判別が出来るには、ほど遠い精神状態で、結果からいうと、生垣を超えて、○○先輩の部屋の裏庭へ侵入して、そこで聞き耳を立ててしまった。

中からは薄っすらと女性の喘ぎ声が聞こえてきた。それがヒカル先輩のかどうかはわからなかった。

元の声がわからないくらい、それは高くて、激しくリズムカルだったから。


でもその声の主は、喘ぎ、そして自分がイクことを知らせる合間に、時折Bの名前を呼んで、何度も何度も自分からBのセックスを褒めるような素の口調が聞こえてきた。

それは、明らかに自分が好きな人のものだった。

ちなみにBはヒップホップ系のデブで、色んな意味でドラゴンアッシュのDJにそっくり。


348 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:32:00.01 ID:VeZltx4N0
ずっと聞き耳を立ててた。逃げたいとか、そんな気持ちすらなくて、ただ立ち尽くすしか出来なかった。


やがて喘ぎ声が聞こえなくなったのだが、それでもベッドが激しく軋む音と、肉がぱんぱんとぶつかる音は聞こえてきて、

やがて「じゅっぷじゅっぷ」と、まるで飴をいやらしく舐めるような音と、その合間に、息継ぎをするような音も聞こえてきた。

俺のちんこは、いつの間にか完全に萎えていた。


中からは、Bの「やっべ。いきそ。いっていい?」と野太い声と共に、ベッドが軋む音と、喘ぎ声の激しさが加速していき、そしてその音が一斉に、そして同時に止まった。


その直後、おそらく二人分の荒い息遣いだけが聞こえてきとかと思うと、聞きなれた○○先輩の「おい早くどけよ。」という声が聞こえてきて、ぎっぎっとベッドの上で人が移動する音が聞こえてくると、やはり聞き慣れた好きな人の「えー、ちょっと休憩しよーよ。」という声が聞こえてきた。



349 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:33:44.32 ID:VeZltx4N0
その後、ベッドの軋む音と、喘ぎ声が激しく再開した。

喘ぎ声の主は、何度も「すごい」と「いいよ」を交互に連呼していた。


それも、Bの「ちょ、俺のも舐めてよ。」「ああすげ。そうそう。綺麗に。」という声を境に、くぐくもった喘ぎ声に変わった。


俺は自分がすごい惨めになってきて、その場所を離れた。

泣きじゃくりながらも、ちゃんと歩いて帰った。こんな時でも、意外としっかり歩けるんだなと、自分で可笑しく思った。


家に帰ると、これも意外なことにすぐに寝れた。ベッドに倒れこみ、目を瞑ると、気を失うように、

気がつくと朝になってた。



350 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:34:04.65 ID:VeZltx4N0
不思議なことに気分は わりとスッキリとしていて、とても前向きに考えられた。

どういう結果になろうと、ヒカル先輩と、ちゃんと話をしようと思えた。

大事な話があると伝え、無理矢理時間を作ってもらい、二人きりで会った。ヒカル先輩は、また見たことのない、可愛らしい女の子っぽい服を着ていた。


ずっと俺をモジモジしながら、何かを期待するような上目遣いで見ていた。俺は簡潔に、Aから聞いたことを伝えた。

その瞬間、ヒカル先輩は顔を真っ白にして、その場にしゃがみ込んだ。

俺は別に嫌いになったわけでもないし、怒ってるわけでもないと伝えた。本心だった。

それでもヒカル先輩は完全に泣き崩れ、でも どうしようも無かった俺は、無言で踵を返して帰宅した。



351 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:35:10.19 ID:VeZltx4N0
それから一日後。

今度はヒカル先輩から会ってほしいと連絡があった。

先輩の部屋に呼ばれた。


初めてあがる先輩の部屋は、とても簡素で、でも甘い匂いが漂っていたり、全体的に暖色系の色使いだったり、枕元に一つ小さなヌイグルミがあったりで、ところどころは、やはり普通の女の子だなと思えるような部屋だった。

先輩は俺にお茶を出すと、開口一番謝罪してきた。殆ど土下座。

「傷つけるようなことして ごめんなさい。」


俺は どう返したらいいかわからず黙っていた。

しばらく無言が続き、

「……軽蔑した?」と先輩。



352 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:36:33.33 ID:VeZltx4N0
「別に……そんなんじゃないです。」

また無言。

重い空気がじっと漂ってた。



「なんでですか?」やっと口を開けたと思ったら、抽象的な質問しか出来なかったが、先輩は罰が悪そうに、消え入りそうな声でそれに答えていった。

「○○先輩とは、その、結構前からで……」

「Bとも?」

「B君は、そうでもない。とにかくごめん。」

「……別に俺彼氏でもなんでもないから、怒る権利とかないです」


先輩は俺の言葉を聞いて、辛そうに顔を歪めて伏せた。


「……いまさら信じてもらおうなんて思えないけど、○○君ときちんと付き合いたいと思ってた。」

先輩は、そのままぽつりぽつりと、ゆっくりと、まるで先輩じゃないみたいに、弱々しい口調で語り出した。



357 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 21:12:20.36 ID:VeZltx4N0
「あのね、あたしね、昔からちゃんと付き合ったことって無いんだ。一回だけあったけど、それっきり。

あんまり本気で誰か好きになったことなくってね。彼氏とか出来ても重いなって思ってたの。

でも、その、するのは嫌いじゃないから、それなら身体の付き合いだけなら楽だなって。ずっとそうだったの。

勿論 彼女がいる人とかとはしないよ?誰でもいいわけじゃないし。

それでね、そんなんでいいかなって思ってたの。本気で恋愛とか面倒そうだなって。


でもね、最近ね、○○君がね、すごい一生懸命告白してくれたじゃん?その後も、なんかすごい真面目で。

あんなの本当に初めてでね、すごい嬉しいっていうか……とにかくびっくりした。

今まではなんか軽いっていうか、ヘラヘラして近づいてくる人ばっかりだったから。

そんでアタシもアタシで、そんな人と身体だけの関係で楽だったし。

でもね、最近は○○君が気になって仕方なかったんだ。



358 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 21:13:18.69 ID:VeZltx4N0
なんかこんな感覚初めてでよくわからないんだけど、○○君の事考えるとすっごく辛くなるんだ。

すごく一緒にいたいし、喋りたいし、遊びたいし……

よくわかんないけど、胸が痛くなるの。

でもね、○○君とするって想像も出来ないっていうか、するのが怖いってすら考えちゃうんだ。○○君としちゃうと、全部つながっちゃう気がして怖いっていうか。

絶対失いたくないって思っちゃいそうで怖くなる……

……だから付き合うってのも、なんか怖かった。」


先輩はそれだけ淡々と言うと、もう一度頭を深く下げて、

「とにかく裏切るようなことしてゴメン!」と言うと、


「あとこれだけは信じて。もう昨日で最後にするつもりだったの。

ちゃんと、その、そういう人達全員に、もうしないってはっきり言ったし。」



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:乱交・複数, 寝取られ, 相手の過去,
 


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