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12 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:34:47
話がだいぶどうでもよくなりがちですね。
とりあえず告白されたところの部分を書こうと思う。
好き、の一言のあと嫁はずっと黙っていた。
俺も何も言えずにずっと黙っていた。
黙って歩いてたらいつの間にかマンションについていた。
無言で部屋に入り玄関先で嫁をおろし、お互い無言でリビングのソファーに座った。
最初に口を開いたのは嫁だった。
嫁「えっと…冗談とかじゃないから、本気だから」
俺「あ、うん。うん。」(目を合わせられず超へたれ)
嫁「いやだよね、こんなこと言われて」
俺「いやじゃないよ、いやじゃないけど、どういえばいいか分からん」
人生で初めて告白されたってわけじゃないけど、なんでか口のなかカラカラになるくらい緊張した。
その後また無言になって、正直その空気に耐え切れずに俺から口を開いた。
俺「え、いつから?」
思えばもっと気の聞いたこといえるだろ、って思うんだが当時はこれが限界だった。だって童貞だったもの。
いつから俺のことを好きだったかというと、よくわからないらしい。
ただ、俺が高校にいってから昔みたいに仲良く遊ぶってのがなくなって正直寂しかったとのこと。
まあ、遊ばなかったって言うけど
時々俺の部屋でマンガ読んだりビデオ見たりしてたんだけどね。
小学校のころはお兄ちゃんだったのが、中学頃から意識が変わって高校受験の頃にはすでに好きだったとか。
高校が被れば一緒の高校に行きたかったが、ちょうど入れ違いで俺が高校卒業だったので妹や弟と同じ高校を選んだらしい。
特に何か心変わりするようなイベント無かったはずなんだけど…っていったら
「同年代は幼く見えて、一番身近な年上の人が俺ちゃんと弟ちゃんだったのが一番大きいんだろうけど、確かに私もなんで好きになったのかわかんない」
だって。正直喜んでいいのかわからん。
13 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:37:24
で、高校に入ってからは、俺も大学に行って離れてしまったから、これ以上進展は難しいかなと思って二人くらいと付き合ったようだ。
同じクラスのと、先輩と聞いた。
が、どちらも半年もいかず分かれたとか。
同じクラスのやつはやっぱり幼くて、先輩なら大丈夫だろうと思ったのだが、やっぱりこれも幼く感じたらしい。
まー、もともと精神年齢高そうだからこれはしょうがないかも知れない。
結局、 嫁が振られる形で終わったんだとか。
嫁が言うにはどうしても俺と比べてしまい、俺が諦め切れなくて、それがなんとなくむこうに伝わったんじゃないかといってた。
もうどんだけ俺のテンションを上げさせれば気が済むんだ、って聞きながら心のなかでもだえてた。
そんな話を延々聞きながらも、俺はどう答えるか悩んでいた。
たぶん、俺が悩んでるのを分かってこういう昔話を延々してくれたんだと思う。
悩んでいたがもうだいぶ遅い時間(確か夜中の三時くらい)だったし、嫁も酔ってないとかいいながらも酔ってるのは丸分かりだったから、お互い冷静になってから話そうとその日はお開きにして寝ることにした。
寝れるわけ無かったんだけどね。
次の日も仕事だったが不思議と眠くなく、ただ考え事のせいで仕事に手がつかなかった。
散々悩んだ挙句、自分の心に正直にということで、告白を承諾することにした。
家に帰るとすでに帰ってきていた嫁が待ち構えていた。
嫁はもう腹をくくったような、何言われても大丈夫みたいな目をしてて、あーこれはもう逃げられんと覚悟を決めた。
こんな俺でよければ、みたいなことを言ったと思う。
あのときの安堵に満ちて、うれしそうなんだかよくわからない泣き笑いの嫁の顔はよく覚えてる。
14 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:38:33
で、その後はもういろいろ話しました。
そこでわかったことは、悪い言い方になるけど、すごい重い子だった。
端折るけど、付き合うからには結婚のことまで考えて欲しいとか、そういうことを延々いわれた。
あれ、これちょっと責任重大じゃね? って思ったけど、まあ大丈夫だろうと。
ええ、心配性でネガティブ思考だけど、最終的に深く考えずに楽天家なのが俺の唯一の取り得。
まあもうこの時点で婚約みたいなもんでしたね。
逃げられなかった。逃げるつもりはなかったけども。
あと、後々分かったことなんだけど、嫁は処女だった。
この世代にしては珍しいんじゃないかな。すごい貞操観念がしっかりしていた。
これ言うと大体信じてもらえないし、こういうところじゃネタくさくなるとは思うが、俺は29まで童貞だった。
後ちょっと遅かったら魔法使いだった。
15 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:41:15
付き合い始めてしばらくして、一度かなりいい雰囲気になり「俺今日童貞捨てるんだ…」
って息巻いたら「結婚まではそういうことをしたくない」って言われてしまった。
なんじゃそりゃ、と思った。
この俺の性欲どこにやればいいのかと。
俺もこいつに捨てられたらもうあとは一生独身かもしれない、そうでなくてもこいつに捨てられるわけにはいかねぇ! と、おとなしく従った。
うわ俺すごいへたれ。でも襲うなんて勇気がなかったんだよ…
ちなみに過去の彼氏達も、嫁がキスまでは許すがその先を絶対にさせないとわかるとよそよそしくなったとか。
たぶん分かれた最大の理由ってこれだろうと思ってる。高校生ならそんなものじゃないかな。
俺はそういうのなかったから全然わからない。
正直これはもう、自慢というか俺これだけはすごいと思うんだ。
七年間もの長い期間、好きな女が同じ部屋で暮らしてるのに、一度も襲わなかった。
友人にこれを言うと
「へたれだとは思ってるけど、そこまではとはひどい」って言われるんだけどね…
これがほんとにきつかった。
向こうがなにもしてこなきゃ俺もある程度余裕もって我慢できたけど、貞操観念がしっかりしてる割には甘えん坊で、キスとかスキンシップはよく迫られた。
いちゃいちゃってやつですね。
胸があたったり、肌が密着したり、そういうのは日常茶飯事なんですよ。
もうね、殺せと思った。うん、この表現は実際至極正しいと思ったよ。20代なんてまだまだ性欲もてあます時期ですよ。
そんななかでこういうのは拷問だった。
おれどうすればいいのとずっと悩んでた。
ムラムラするたびに嫁の目を盗んで一人で抜いて、賢者モードで乗り切った。
たぶん部屋のいるときの六割は賢者モードだったんじゃないだろうか。
このときばかりは早漏なのが役だった。
元とも理性で行動するタイプだったのもよかったんじゃいかな。
普段は何かあっても理性で押さえ込むへたれなんだけどね…
16 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:46:49
そんなわけで初めて繋がったのは結婚式後の初夜だった。
もうそれまで七年間なんてどうでもよくなるくらい、最高の夜だった。
で、ことが終わると、嫁が泣いているのも印象的だった。
ただ ここで俺の七年間の忍耐の成果を無駄にしかねない嫁の発言。
「怒らないで聞いてね? ほんとに初夜に処女捨てれるなんて思ってなかった」
…おい。
確かに結婚まで貞操を守るのは小さい頃から思っていたことだし、出来ることなら成し遂げたいとは思っていたらしい。
自分の考えが古いのはわかってて、友達にもおかしいって言われてたし、たぶんそのうち俺に襲われちゃうよって友達に言われてそんなものかなとも思ったらしい。
その時はその時でずっと大事にしてもらおうと考えていたが、一向に俺が行動を起こさず我慢し続けるものだから、ひょっとして自分に魅力が無いのかとか意味不明な悩みももったとか。
自分でそういうこと言い出しておいてね。
時々 お酒が入ったときとかは誘惑もかけてたとか。俺に取っちゃあらゆるスキンシップが誘惑でしたけどね。
そんな話聞いてもうあっけに取られた。
怒らないで聞いてね? って最初に言われたけども、お前七年間ですよ?
七年間。
七年間お前の貞操観念を大事にしようと我慢し続けてきたのに、実は襲われてもよかっただと?
怒ったね。怒りながら笑ったね。
童貞を失った充実感とか、さっきまで最高の夜とか思ってた自分は、今死んだ!状態。
そんな俺を見て申し訳なかったのか、大事にされてるんだと感じてうれしくて仕方ないなんてフォローもかましてきた。
だがそんなもので俺の怒りが収まるわけも無く、その怒りを指先と舌先に集中して徹底的にお仕置きをしたのが初夜のお話。
ついさっきまで童貞だった癖に、嫁を三回いかせたのは正直俺すごくね?ってその時は思ってた。
まあ嫁が感じやすいだけだと思うけど。
正直嫁以外の女を知らないからどうともいえない。
ちなみに怒りはしたけど、きれたり怒鳴るとかそういうのはなかった。
なんじゃそりゃー、とはいったような気がする。
あと嫁の予測の上を行ったという謎の達成感も覚えてた気がする。
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話がだいぶどうでもよくなりがちですね。
とりあえず告白されたところの部分を書こうと思う。
好き、の一言のあと嫁はずっと黙っていた。
俺も何も言えずにずっと黙っていた。
黙って歩いてたらいつの間にかマンションについていた。
無言で部屋に入り玄関先で嫁をおろし、お互い無言でリビングのソファーに座った。
最初に口を開いたのは嫁だった。
嫁「えっと…冗談とかじゃないから、本気だから」
俺「あ、うん。うん。」(目を合わせられず超へたれ)
嫁「いやだよね、こんなこと言われて」
俺「いやじゃないよ、いやじゃないけど、どういえばいいか分からん」
人生で初めて告白されたってわけじゃないけど、なんでか口のなかカラカラになるくらい緊張した。
その後また無言になって、正直その空気に耐え切れずに俺から口を開いた。
俺「え、いつから?」
思えばもっと気の聞いたこといえるだろ、って思うんだが当時はこれが限界だった。だって童貞だったもの。
いつから俺のことを好きだったかというと、よくわからないらしい。
ただ、俺が高校にいってから昔みたいに仲良く遊ぶってのがなくなって正直寂しかったとのこと。
まあ、遊ばなかったって言うけど
時々俺の部屋でマンガ読んだりビデオ見たりしてたんだけどね。
小学校のころはお兄ちゃんだったのが、中学頃から意識が変わって高校受験の頃にはすでに好きだったとか。
高校が被れば一緒の高校に行きたかったが、ちょうど入れ違いで俺が高校卒業だったので妹や弟と同じ高校を選んだらしい。
特に何か心変わりするようなイベント無かったはずなんだけど…っていったら
「同年代は幼く見えて、一番身近な年上の人が俺ちゃんと弟ちゃんだったのが一番大きいんだろうけど、確かに私もなんで好きになったのかわかんない」
だって。正直喜んでいいのかわからん。
13 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:37:24
で、高校に入ってからは、俺も大学に行って離れてしまったから、これ以上進展は難しいかなと思って二人くらいと付き合ったようだ。
同じクラスのと、先輩と聞いた。
が、どちらも半年もいかず分かれたとか。
同じクラスのやつはやっぱり幼くて、先輩なら大丈夫だろうと思ったのだが、やっぱりこれも幼く感じたらしい。
まー、もともと精神年齢高そうだからこれはしょうがないかも知れない。
結局、 嫁が振られる形で終わったんだとか。
嫁が言うにはどうしても俺と比べてしまい、俺が諦め切れなくて、それがなんとなくむこうに伝わったんじゃないかといってた。
もうどんだけ俺のテンションを上げさせれば気が済むんだ、って聞きながら心のなかでもだえてた。
そんな話を延々聞きながらも、俺はどう答えるか悩んでいた。
たぶん、俺が悩んでるのを分かってこういう昔話を延々してくれたんだと思う。
悩んでいたがもうだいぶ遅い時間(確か夜中の三時くらい)だったし、嫁も酔ってないとかいいながらも酔ってるのは丸分かりだったから、お互い冷静になってから話そうとその日はお開きにして寝ることにした。
寝れるわけ無かったんだけどね。
次の日も仕事だったが不思議と眠くなく、ただ考え事のせいで仕事に手がつかなかった。
散々悩んだ挙句、自分の心に正直にということで、告白を承諾することにした。
家に帰るとすでに帰ってきていた嫁が待ち構えていた。
嫁はもう腹をくくったような、何言われても大丈夫みたいな目をしてて、あーこれはもう逃げられんと覚悟を決めた。
こんな俺でよければ、みたいなことを言ったと思う。
あのときの安堵に満ちて、うれしそうなんだかよくわからない泣き笑いの嫁の顔はよく覚えてる。
14 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:38:33
で、その後はもういろいろ話しました。
そこでわかったことは、悪い言い方になるけど、すごい重い子だった。
端折るけど、付き合うからには結婚のことまで考えて欲しいとか、そういうことを延々いわれた。
あれ、これちょっと責任重大じゃね? って思ったけど、まあ大丈夫だろうと。
ええ、心配性でネガティブ思考だけど、最終的に深く考えずに楽天家なのが俺の唯一の取り得。
まあもうこの時点で婚約みたいなもんでしたね。
逃げられなかった。逃げるつもりはなかったけども。
あと、後々分かったことなんだけど、嫁は処女だった。
この世代にしては珍しいんじゃないかな。すごい貞操観念がしっかりしていた。
これ言うと大体信じてもらえないし、こういうところじゃネタくさくなるとは思うが、俺は29まで童貞だった。
後ちょっと遅かったら魔法使いだった。
15 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:41:15
付き合い始めてしばらくして、一度かなりいい雰囲気になり「俺今日童貞捨てるんだ…」
って息巻いたら「結婚まではそういうことをしたくない」って言われてしまった。
なんじゃそりゃ、と思った。
この俺の性欲どこにやればいいのかと。
俺もこいつに捨てられたらもうあとは一生独身かもしれない、そうでなくてもこいつに捨てられるわけにはいかねぇ! と、おとなしく従った。
うわ俺すごいへたれ。でも襲うなんて勇気がなかったんだよ…
ちなみに過去の彼氏達も、嫁がキスまでは許すがその先を絶対にさせないとわかるとよそよそしくなったとか。
たぶん分かれた最大の理由ってこれだろうと思ってる。高校生ならそんなものじゃないかな。
俺はそういうのなかったから全然わからない。
正直これはもう、自慢というか俺これだけはすごいと思うんだ。
七年間もの長い期間、好きな女が同じ部屋で暮らしてるのに、一度も襲わなかった。
友人にこれを言うと
「へたれだとは思ってるけど、そこまではとはひどい」って言われるんだけどね…
これがほんとにきつかった。
向こうがなにもしてこなきゃ俺もある程度余裕もって我慢できたけど、貞操観念がしっかりしてる割には甘えん坊で、キスとかスキンシップはよく迫られた。
いちゃいちゃってやつですね。
胸があたったり、肌が密着したり、そういうのは日常茶飯事なんですよ。
もうね、殺せと思った。うん、この表現は実際至極正しいと思ったよ。20代なんてまだまだ性欲もてあます時期ですよ。
そんななかでこういうのは拷問だった。
おれどうすればいいのとずっと悩んでた。
ムラムラするたびに嫁の目を盗んで一人で抜いて、賢者モードで乗り切った。
たぶん部屋のいるときの六割は賢者モードだったんじゃないだろうか。
このときばかりは早漏なのが役だった。
元とも理性で行動するタイプだったのもよかったんじゃいかな。
普段は何かあっても理性で押さえ込むへたれなんだけどね…
16 名前:前スレ969 投稿日:2010/01/21(木) 21:46:49
そんなわけで初めて繋がったのは結婚式後の初夜だった。
もうそれまで七年間なんてどうでもよくなるくらい、最高の夜だった。
で、ことが終わると、嫁が泣いているのも印象的だった。
ただ ここで俺の七年間の忍耐の成果を無駄にしかねない嫁の発言。
「怒らないで聞いてね? ほんとに初夜に処女捨てれるなんて思ってなかった」
…おい。
確かに結婚まで貞操を守るのは小さい頃から思っていたことだし、出来ることなら成し遂げたいとは思っていたらしい。
自分の考えが古いのはわかってて、友達にもおかしいって言われてたし、たぶんそのうち俺に襲われちゃうよって友達に言われてそんなものかなとも思ったらしい。
その時はその時でずっと大事にしてもらおうと考えていたが、一向に俺が行動を起こさず我慢し続けるものだから、ひょっとして自分に魅力が無いのかとか意味不明な悩みももったとか。
自分でそういうこと言い出しておいてね。
時々 お酒が入ったときとかは誘惑もかけてたとか。俺に取っちゃあらゆるスキンシップが誘惑でしたけどね。
そんな話聞いてもうあっけに取られた。
怒らないで聞いてね? って最初に言われたけども、お前七年間ですよ?
七年間。
七年間お前の貞操観念を大事にしようと我慢し続けてきたのに、実は襲われてもよかっただと?
怒ったね。怒りながら笑ったね。
童貞を失った充実感とか、さっきまで最高の夜とか思ってた自分は、今死んだ!状態。
そんな俺を見て申し訳なかったのか、大事にされてるんだと感じてうれしくて仕方ないなんてフォローもかましてきた。
だがそんなもので俺の怒りが収まるわけも無く、その怒りを指先と舌先に集中して徹底的にお仕置きをしたのが初夜のお話。
ついさっきまで童貞だった癖に、嫁を三回いかせたのは正直俺すごくね?ってその時は思ってた。
まあ嫁が感じやすいだけだと思うけど。
正直嫁以外の女を知らないからどうともいえない。
ちなみに怒りはしたけど、きれたり怒鳴るとかそういうのはなかった。
なんじゃそりゃー、とはいったような気がする。
あと嫁の予測の上を行ったという謎の達成感も覚えてた気がする。
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