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妻が隠れて喫煙するようになった理由
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何も無い方がおかしい状態です。
「○○さん、聞いてもいい?」
「何?」
「嫌なら答えなくても良いですよ。」
その瞬間、彼女の質問はおおよそ察しがつきました。
「奥さん浮気してるんでしょ?」
「多分。」
「多分って!」
雰囲気がそうさせたのでしょう、私は今までの経緯を詳細に話しました。
一通り話し終えると、由香里さんは私の向かい側に座りため息を1つつきました。
「そこまでハッキリしてるんだから、○○さんはどう(どう)するの?」
暫く答えることが出来ずに居ると、由香里さんが立ち上がり私のてお引き、ベッドへと誘いました。
「私で良ければ、奥さんにお返しして!」
正直どこかの段階で、私の方からそうなっていただろう事は否定しませんが、由香里さんの方から行動を起こすとは、予想の範囲を超えていました。
「いいの?」
彼女は何も言いません、後で聞いた話ですが、同情心から始まったのかもしれないが、前に飲んだときから、私の事が気になってしょ
うがなかったらしい。
部屋での飲み直しを提案したときから、彼女はこうなることを覚悟していた、いや望んでいたと。
私は、彼女のジャケットを脱がせると、シルクのブラウスの上から、乳房を軽く揉んだ。
その時、彼女の首筋には、鳥肌のように小さな突起が無数に浮かび上がり、ピンク色に染まっていくのがわかった。
妻へのお返し、というよりは由香里の程よく張りのる、若くて白く透き通るような体を獣のように貪った。
結局その日、由香里は自分の部屋へ帰ることは無かった。
-------------------------
状況を理解したのか、由香里はそれ以上の努力をすることを止めた。
「気になるんだ。」
「・・・」
「今日は、帰りましょう?」
それ以上の会話はなく、ホテルを出ると駅へ直行、最寄の駅で由香里とポケベルの番号を交換して帰宅した。
家に着いたのは、6時頃だったでしょうか。私が玄関に入ると、妻が迎えに出てきました。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
「お風呂は?、ご飯は食べますか。」
「風呂入るよ。」
「ご飯用意しておきますか。」
「頼む。」
風呂に入りながら、自問自答を始めました。
妻が浮気をしたとしても、私も同じ事をしてしまった。妻に浮気されたからという理由で、それが許されるのか。
この二日間で私は、妻と同じ立場に立ってしまった。
妻は私の不貞を知らない、また私も妻が不貞をした確証を掴んではいない。
その段階で私は、自分の立場を優位にしようという自己保身の行動を取ろうと考え始めていたのかも知れない。
夕食が済むと、私は片づけが済んだら寝室に来るように妻に告げると、2階に上がり子供部屋を覗いた後、寝室で妻の来るのを待った。
ほどなくして妻が寝室にやってきました。
これから何が起こるか分からない恐怖感に慄くかのように、少しうな垂れながら。
「何か話ですか。」
私は、自分の不貞は妻にはばれていない、妻の不貞は確実であることを自分に言い聞かせ、話を切り出した。
「お前、何か俺に隠してないか?」
「何のことですか?」
「何か隠していないかと聞いている、同じことは言わないぞ。」
「突然そう言われても。」
私は、出窓からガラムを手に取り、ベッドの上に放り出した。少し顔色の変わった妻は、タバコについて喋り始めた。
「ごめんなさい、隠すつもりは無かったの、でも貴方が、タバコを吸うのを嫌うかと思って。」
「だからといって、隠れて吸わなくてもいいだろ!」
「ごめんなさい、早く言えばよかったです、タバコを吸うことは許してもらえます?」
「吸うなとは言っていないだろう。」
ちょっと口調が荒くなってきた私に対して。
「貴方が嫌なら止めます。」
少し間をおいて、妻が私に質問します。
-------------------------
状況を理解したのか、由香里はそれ以上の努力をすることを止めた。
「気になるんだ。」
「・・・」
「今日は、帰りましょう?」
それ以上の会話はなく、ホテルを出ると駅へ直行、最寄の駅で由香里とポケベルの番号を交換して帰宅した。
家に着いたのは、6時頃だったでしょうか。私が玄関に入ると、妻が迎えに出てきました。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
「お風呂は?、ご飯は食べますか。」
「風呂入るよ。」
「ご飯用意しておきますか。」
「頼む。」
風呂に入りながら、自問自答を始めました。
妻が浮気をしたとしても、私も同じ事をしてしまった。妻に浮気されたからという理由で、それが許されるのか。
この二日間で私は、妻と同じ立場に立ってしまった。
妻は私の不貞を知らない、また私も妻が不貞をした確証を掴んではいない。
その段階で私は、自分の立場を優位にしようという自己保身の行動を取ろうと考え始めていたのかも知れない。
夕食が済むと、私は片づけが済んだら寝室に来るように妻に告げると、2階に上がり子供部屋を覗いた後、寝室で妻の来るのを待った。
ほどなくして妻が寝室にやってきました。
これから何が起こるか分からない恐怖感に慄くかのように、少しうな垂れながら。
「何か話ですか。」
私は、自分の不貞は妻にはばれていない、妻の不貞は確実であることを自分に言い聞かせ、話を切り出した。
「お前、何か俺に隠してないか?」
「何のことですか?」
「何か隠していないかと聞いている、同じことは言わないぞ。」
「突然そう言われても。」
私は、出窓からガラムを手に取り、ベッドの上に放り出した。少し顔色の変わった妻は、タバコについて喋り始めた。
「ごめんなさい、隠すつもりは無かったの、でも貴方が、タバコを吸うのを嫌うかと思って。」
「だからといって、隠れて吸わなくてもいいだろ!」
「ごめんなさい、早く言えばよかったです、タバコを吸うことは許してもらえます?」
「吸うなとは言っていないだろう。」
ちょっと口調が荒くなってきた私に対して。
「貴方が嫌なら止めます。」
少し間をおいて、妻が私に質問します。
「何時気づいたんですか?」
「前にベッドの下に灰皿を隠していたこと有るよな。」
「はい。」
その時妻は、少し安心したような顔をしたように私は思えた。
「ごめんなさい、貴方が嫌なら本当に止めますから。」
「それはそれでいい。」
これからが本題です、私の心臓は鼓動を早めて行き、言葉も上ずってきました。
「他にはないか?」
妻の顔が青ざめていくのが手に取るように分かりました。
この時私は、今まで心の何処かで99パーセント確実と思ってはいましたが、妻の反応を見て100セントの確信に変えて行き、自分のことなどすっかり棚に挙げ、妻に対する詰問を開始しました。
「他にもあるだろう?」
「他にはありません。」
妻は震えていました、目には涙を浮かべ始めています。
今までベッド端に立っていた妻は左手をベッドにつき、よろける様に、ベッドに座り込みました。
後ろ向きになった妻の顔は見えませんが、肩が振るえ始めているのは分かりました。
その姿を見たとき、私の中に罪悪感のような物が少し頭をもたげた。
「嘘は止めよう、まだ俺に隠していることが有るだろう。」
「・・・・」
「それなら、俺の方から言おうか?」
「何をですか?」
妻は、声を荒げてそういうと、両手で顔を多い前かがみになってしまった。
「麻美、お前男がいるだろ!」
「何でそんなこと言うの!」
逆切れに近い口調で言う妻に対して、私の罪悪感は吹っ飛び、立ち上がると、クローゼットの中から妻のバック取り出し、そのバックを妻に目掛け投げつけました。
床に落ちたバックを妻は胸に抱きかかえ、私に背お向けました。
「バック開けてみろ!」
「嫌です!」
「開けろって言ってるんだ!」
「・・・」
妻は、後ろを向いたまま、首を横に振るばかりです。
怒り心頭に達した私は、妻に駆け寄り、取られまいと必死になる妻から無理やりバックを取り上げると、内ポケットから例の3つを出すと、ベッドの上に投げつけた。
「タバコは、分かった。でもこの高級ライターは何だ?俺は、買ってやった覚えは無い。そのポケベルは何のためにある?、お前が何で俺に隠れて、そんな物持つんだ?説明しろ!」
「他人の者を勝手に見るなんて酷い!」
「お前がそんなことを言えた立場か!」
一度は私を睨み付けた妻ですが、あまりの私の形相に床に座り込み泣き出しました。
その時ドアを叩く音がして、静かに開きそこには、儀父母か立っていました。
>>次のページへ続く
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