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妻が隠れて喫煙するようになった理由
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「大きな声を出して、どうかしたの?」
「義父さん、義母さん何でもありませんから。」
とりあえずその場を取り繕って、儀父母を自室に帰しました。
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暫くの間妻は泣くばかりで、話そうとしません。
タバコを買ってくると言い残しね私は寝室を出ました。タバコが無かったわけではありません。
その場の重苦しい空気から、しばしの間逃げ出したかったのです。
近くのコンビニでタバコを買い、遠回りして家へ帰り寝室に入ると妻がいません。
慌てて寝室のドアを開け妻を捜そうとしたとき、子供部屋から声が聞こえました。
ドアを開けると妻が床に座り込み、ごめんなさい、ごめんなさい、何度も子供達に向かって頭を下げていました。
「子供が起きるだろ、向こうへ行こう。」
弱々しく立ち上がる妻、寝室に戻った妻はようやく、意を決したように話始めました。
やはり、相手は栗本です。
長きに渡って私を欺いていた事など、ガラムが好きになった理由等聞かなければ良かったと思う内容の話が続きました。
妻は子供達の為に離婚だけはしないで欲しい、その一点に関しては目を見開き真剣眼差して私に訴え掛けていました。
私が暴力を振るうことなく、妻の話を聞くことが出来たのも、由香里との事があったからだと思います。
人間というのは我がままなもの、私を含め自分に有利な言動をする物です。
辻褄の合わない行動を取ったり、辛い目に合えば楽な方へ直ぐ靡く、後先を考えず行動を取ったりすることも多々あり、感情に左右され安い生き物であることは身を持って感じさせられました。
また、人間の学習能力は時に欲望に負け、同じ過ちを起こしてしまう。
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妻の話した事は、私にはとうてい理解出来ませんでした。
栗本はやはり猛烈なアタックをして来たようです。
初めは取り合わなかった妻も、帰り際に会社の近くで偶然遭ったりしているうちに、(偶然を装って待ち構えていたのでしょう)、お茶から始まり、そのうち例の蔵へ行くことになったそうです。
初めは好きでも無い人だし、お茶の相手ぐらいと思っていたのが、女性としての魅力を再三に渡り褒められているうちに、妻も有頂天なってしまったらしいです。
その時私は妻の行動があまりにも軽率なのに腹が立って来て、妻を問い詰めました。
私「そんなしょっちゅう誘われていたのか?」
妻「初めは、月に一度か2週間に一度ぐらい、その内週に一回位遭うようになった。」
私「週に一度位会う様に成ったのは何時からなんだ?」
妻「初めてお茶に誘われてから、半年位してからだと思う。」
私「お茶だけにしても、半年も亭主以外の男とお茶を飲むことに抵抗は無かったのか、その後に来るものが想像できなかったのか?」
妻「今思えば、軽率だったと思います。」
私「違うだろ、最初からお前の中に何か期待する物があったから、誘われるままにしていたんだろ。」
妻「最初からそんなつもりは無かった。」
私「嘘を言うな、だったら何故そんな関係になるまで、一度も私に話さなかったんだ。お前の気持ちの中に後ろめたさがあったからだろ。その関係を私に知られたくないからだよな!」
妻は言葉を失い、私の吐き捨てるような言葉に、ただ下を向いているばかり、その姿は茫然自失といったようにも見えたが、私にとっては、言い逃れを必死に考えているようにも見え、妻への罵倒にも近い追求は暫し続いていきました。
私はどんな言葉を妻に浴びせ掛けたのだろう、何時しか自分自身が涙声になっているのに気付き、それを隠すかのように目に入ったガラムを一本取ると、震える手で火をつけて深呼吸するように深く吸い込んだ。
目眩を少し感じながら冷静な自分が戻る間、寝室は静まりかえっていた。
タバコを吸い終えた私は、妻に栗本との肉体関係について質問した。
私「何時からセックスしてた。」
妻「半年位前からだと思う。」
私「何回位栗本に抱かれた?」
妻「解らない。」
私「解らない位抱かれたのか。」
妻「・・・」
私「俺が知らないと思って、やりまくってたのか?」
妻「そんなにしょっちゅうはいてません。」
私「じゃ、何回なんだ?」
答えの帰ってこないもどかしさに、また私の声は荒々しさを増していました。
瞬間妻は、体を硬直させ私の目に視線を合わせ10回位と答えました。
私「10回じゃ、辻褄が合わないだろ、週に一回は会っていたのに?」
妻「生理の時も有ったし、会うだけで直ぐ帰る事も有ったから、それ位しかしてない。」
私「それ位しかだ、何回であろうがお前のしたことは、絶対にしてはいけない裏切り行為だ。」
妻「ごめんなさい。」
妻は、突っ伏して泣き崩れた。
私と言えば、自分で回数を問いただしておきながら、行為そのものを攻めていて支離滅裂の感が否めませんでした。
そして確信に迫ろうと、内容を変えていきました。
私「栗本とのセックスがそんなに良いのか?」
妻「・・・」
初めは取り合わなかった妻も、帰り際に会社の近くで偶然遭ったりしているうちに、(偶然を装って待ち構えていたのでしょう)、お茶から始まり、そのうち例の蔵へ行くことになったそうです。
初めは好きでも無い人だし、お茶の相手ぐらいと思っていたのが、女性としての魅力を再三に渡り褒められているうちに、妻も有頂天なってしまったらしいです。
その時私は妻の行動があまりにも軽率なのに腹が立って来て、妻を問い詰めました。
私「そんなしょっちゅう誘われていたのか?」
妻「初めは、月に一度か2週間に一度ぐらい、その内週に一回位遭うようになった。」
私「週に一度位会う様に成ったのは何時からなんだ?」
妻「初めてお茶に誘われてから、半年位してからだと思う。」
私「お茶だけにしても、半年も亭主以外の男とお茶を飲むことに抵抗は無かったのか、その後に来るものが想像できなかったのか?」
妻「今思えば、軽率だったと思います。」
私「違うだろ、最初からお前の中に何か期待する物があったから、誘われるままにしていたんだろ。」
妻「最初からそんなつもりは無かった。」
私「嘘を言うな、だったら何故そんな関係になるまで、一度も私に話さなかったんだ。お前の気持ちの中に後ろめたさがあったからだろ。その関係を私に知られたくないからだよな!」
妻は言葉を失い、私の吐き捨てるような言葉に、ただ下を向いているばかり、その姿は茫然自失といったようにも見えたが、私にとっては、言い逃れを必死に考えているようにも見え、妻への罵倒にも近い追求は暫し続いていきました。
私はどんな言葉を妻に浴びせ掛けたのだろう、何時しか自分自身が涙声になっているのに気付き、それを隠すかのように目に入ったガラムを一本取ると、震える手で火をつけて深呼吸するように深く吸い込んだ。
目眩を少し感じながら冷静な自分が戻る間、寝室は静まりかえっていた。
タバコを吸い終えた私は、妻に栗本との肉体関係について質問した。
私「何時からセックスしてた。」
妻「半年位前からだと思う。」
私「何回位栗本に抱かれた?」
妻「解らない。」
私「解らない位抱かれたのか。」
妻「・・・」
私「俺が知らないと思って、やりまくってたのか?」
妻「そんなにしょっちゅうはいてません。」
私「じゃ、何回なんだ?」
答えの帰ってこないもどかしさに、また私の声は荒々しさを増していました。
瞬間妻は、体を硬直させ私の目に視線を合わせ10回位と答えました。
私「10回じゃ、辻褄が合わないだろ、週に一回は会っていたのに?」
妻「生理の時も有ったし、会うだけで直ぐ帰る事も有ったから、それ位しかしてない。」
私「それ位しかだ、何回であろうがお前のしたことは、絶対にしてはいけない裏切り行為だ。」
妻「ごめんなさい。」
妻は、突っ伏して泣き崩れた。
私と言えば、自分で回数を問いただしておきながら、行為そのものを攻めていて支離滅裂の感が否めませんでした。
そして確信に迫ろうと、内容を変えていきました。
私「栗本とのセックスがそんなに良いのか?」
妻「・・・」
私「そんなに俺とのセックスが詰まらなかったか?それとも俺のことがそんなに嫌いか。」
妻「貴方のこと嫌いになった訳ではないです。」
私「嫌いじゃないのに他の男とセックスできるのか?お前は何時からそんな淫乱女になった。」
妻「ごめんなさい。」
私「もう謝って済む問題じゃない。」
その時の私は、事の前後は有ったにしても、妻と同じ立場であることに気付いてはいましたが、妻の浮気が無ければ、私は浮気をしていなかった、そう自分を弁護する気持ちが頭の中を支配していました。
私「とにかく、栗本と話を付けないとな。」
妻「・・・」
私「直ぐ電話しろ。」
妻「今日は勘弁してください、もう時間も遅いし。」
私「時間も何にも関係ない。」
妻「奥さんに変に思われますから、勘弁してください。」
私「いずれ奥さんにも解ることだろ、良いから電話しろ。」
妻「・・・」
私「おまえが出来ないなら俺がする、番号を教えろ。」
妻「解りました、私がしますから。」
私「俺が話がしたいと伝えろ、それで解るだろ。」
別途の脇の電話を手にした妻は、啜り泣きを抑えながらダイヤルし始めた。
掛け慣れているのだろうか、友達の家に電話する時でさえアドレス帳を見ながらすることが有ったのに、その時妻は何も見ることなく、記憶だけでダイヤルしていたのです。
その光景を見た瞬間、私は嫉妬心で顔が強張っていくのを感じました。
妻は、受話器を耳に当てたまま、フックを左手の人差し指で静かにきった。
私「何で切る、掛けられなければ俺が掛けると言っただろ。」
妻「ちょっと待って。」
数秒おいてから、また妻は慣れた手つきでダイヤルした。
妻のその行動は、栗本との約束ごとだったようです。
ワンコールの後に再度電話があった時は、妻からの電話という栗本と妻の暗号だったので
す。
おそらく、その時、奥さんがいれば栗本が静止し電話に出るのでしょう。
妻「もしもし」
栗本「・・・」
妻「私、麻美です。」
栗本「・・・」
妻「主人が・・・」
栗本「・・・」
妻「はい」
妻は受話器を置いた、あまりの会話の早さに私は妻に問いただした。
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