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嫁童貞の自分がビッチと出会って恋をした
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40 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 01:11:48.46 0
すいません。今日はこのへんで中断します。
書いている内容があまりに細かくなりすぎないか心配ですが、可能な限りいろんなことを書いていきます。質問等あれば、答えられる範囲内で答えます。
また明日の夕方、再会します。
41 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 01:14:08.26 0
明日楽しみにしてるよ♪
42 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 11:47:45.31 0
ちょっと時間があるので、少しだけ書いていきます。
イベントも無事に終わり、初詣に向かう。
この時には先輩や上司もいたため、かおりさんとの距離も少し置けた。
お詣りし、おみくじを引く。
大吉。
恋愛運は、相手が来るから待っとけみたいな内容だった。
神さま…あなたは本当にいらっしゃるのですねwww
ちなみにかおりさんも大吉だったようで、みんなに大吉カップルとバカにされた。
すいません。今日はこのへんで中断します。
書いている内容があまりに細かくなりすぎないか心配ですが、可能な限りいろんなことを書いていきます。質問等あれば、答えられる範囲内で答えます。
また明日の夕方、再会します。
41 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 01:14:08.26 0
明日楽しみにしてるよ♪
42 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 11:47:45.31 0
ちょっと時間があるので、少しだけ書いていきます。
イベントも無事に終わり、初詣に向かう。
この時には先輩や上司もいたため、かおりさんとの距離も少し置けた。
お詣りし、おみくじを引く。
大吉。
恋愛運は、相手が来るから待っとけみたいな内容だった。
神さま…あなたは本当にいらっしゃるのですねwww
ちなみにかおりさんも大吉だったようで、みんなに大吉カップルとバカにされた。
43 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 11:54:02.85 0
会社に戻る。
後輩がオードブルや飲み物をミーティングルームに並べる。
仕事始めは、お昼から飲むのが我が社の通例。
ただ、仕事がある人は仕事するし、偉い人らは挨拶まわりに出る。
また、女性陣は早めに帰ったりしていた。
ある程度食事も済み、社長や専務は挨拶まわりにでた。
残された上司や先輩が盛り上がる中、かおりさんは仕事をしていた。
『これはチャンスか?』
かおりさんの机は、ミーティングルームから最も離れていた。
誰も来ないだろうし、2人きりになる絶好の機会だった。
44 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 12:34:00.01 0
盛り上がるミーティングルームから、ゴミを捨てるフリをして抜け出す。
かおりさんはパソコンに向かって何やら作業をしていた。
ゴミをまとめた後、かおりさんの隣の席に座る。
至って普通に、至って平然に、これまでと変わらぬよう、自然に。
「あれ?ゆうじくん、みんなと飲まないの?」
かおりさんが問う。
『自分、正月に体調崩したんで…ちょっとあーいうのは今は遠慮しときます(笑)』
本音は、あなたと話がしたいんだ。
かおりさんこそ、もう食べないんですか?とか、他愛もない会話を続ける。
しかし、そんな会話を望んでこの席に座ったわけじゃない。
かおりさんの仕草、匂い、声…隣の席にいるだけで、心臓の鼓動が増す。
そろそろ本題に移るぞ…そう決心した自分。
だが次の瞬間にかおりさんが放った言葉に、またも思考停止を命じられることになる。
45 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 12:42:05.07 0
「ごめんなさい!」
突然、頭を下げ謝るかおりさん。自分は、何がなんだかわからなかった。
どうやら、かおりさんも色々と悩んでいたらしい。
嫁さんとラブラブな後輩を喰ってしまったこと。会社の人と、こんな風になってしまったこと。
社内でも優秀な人材である後輩を、仕事以外で悩ませるようなことをしたこと。
かおりさんも正月中は反省しっぱなし。唯一こんなことを相談できる女友達に言ったところ、とにかく謝れと言われたらしい。
仕事始めのイベントで会った時も、なぜか自分が怒っているように感じたとか。
うわ…めっちゃめちゃカワイイやん…率直に、そう思った。
50 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 20:55:02.92 0
遅くなりました。再開いたします。
かおりさんの謝罪により、一気に緊張が解ける。
『いや、別にそんな・・・謝ることないっすよ!』
「ごめんね。ゆうじくん・・・本当に、ごめんね!」
それでも謝り続けるかおりさん。
社内ではあったが、いろいろな話をした。
51 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 20:57:50.81 0
かおりさんは、どうしても酔うとムラムラして近くにいるタイプの人間を誘ってしまうらしい。
独身の頃は、朝起きたらホテルで知らない人(後から知り合いの知り合いだと判明)が隣に寝ていたこともあったそうだ。
これがビッチってやつか。その時の話を聞いて、自分は素直にそう思った。
屈託のない笑顔で、明るくそういったことを話すかおりさん。
『また今度、よろしくお願いしますよwww』
自分が冗談っぽく言う。
「機会があればね☆」
テヘっと笑い、かおりさんが言った。
ただ、この会話をし終えた段階で、『たぶん、もう無いだろうな』と感じた。
根拠は無い。革新も無い。
でも、なぜかその時はそう強く思った。
52 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 21:04:52.85 0
すいません。
革新→× 確信→○です。
時刻は17時30分。自分はその日、用事があり定時に帰った。
帰り際、かおりさんに『お疲れ様です!』と声をかけた。
すると、かおりさんはボソッと何かを言ってきた。いつもの挨拶とは違う言葉。
会社のドアから半分体を出してはいたが、もう一度戻る。
『かおりさん、今なんて?www』
かおりさんは、一回で聞き取ってほしかったのか、また言うのが恥ずかしかったのか、紅潮させてこう言った。
「・・・また、明日・・・会おうね☆」
別になんてことない普通の言葉。誰にでも言える言葉。
でも、今の自分たちには普通以上の言葉であった。
53 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 21:13:03.24 0
帰りの車内。帰り際にかけられた言葉を反芻する。
「・・・また、明日・・・会おうね☆」
そりゃ、会社の人だ。明日も会うに決まってる。
特に意味はない。普通の挨拶。
でも意味がないとは考えられない。
明日からどうすりゃいいんだ。
また正月の時のように、モンモンとしだした。
帰って嫁と話していても、どこか落ち着かない。
嫁だってかわいい。気も利くし、いつも笑顔で支えてくれる。自分にはもったいなくらいの嫁だ。
気持ちの高揚感と罪悪感が交差する。
嫁の笑顔に対して、自分は笑顔で返せていたか不安だった。
54 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 21:19:37.71 0
飯を食って布団に入って寝る。すると、必ずといっていいほど朝は来る。
20代中盤では業務が過密すぎて、会社に行きたくないって気持ちもあった。
毎日のルーティンワーク。こんなんでいいのかって葛藤する時期もあった。
でも今は違う。
朝が来れば会社に行ける。
かおりさんに会える。
会社に行くことに対して、これほどモチベーションが上がったのは入社した時以来だった。
足取りが軽い。
しかし、どこかソワソワしている。
早く行きたいが、早く言ったところでかおりさんはいない。
普段通りの時間に、普段通りのテンションで、普段通り挨拶しながら出社する。
車の中でそう思いながら、会社の駐車場を後にする。
55 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 21:27:15.83 0
会社の自動ドアを通る。心臓はバクバクと音をたてていた。
入口の最も近い位置に、かおりさんの席がある。
これまでなら、別に見なかった。おはようございますと言いながら、タイムカードに打刻する。
しかし、その日は違った。
自然と視線が動いた。
かおりさんと目があった。
その顔は、熟れたりんごのように真っ赤だった。
その瞳は、恋する乙女のような輝きと潤いに満ちていた。
『おはようございます。』
「・・・おはよう☆」
お互いがお互いに、言葉を介さなくとも伝わってきた。
自分もかおりさんも、お互いを好きだってことを。
>>次のページへ続く
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