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俺の墓場までもっていく秘密となった体験談
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449 :262:2005/06/01(水) 23:44:47 ID:EyrfPPp90
鮮烈な気迫、生き生きした生命、透き通った清潔な雰囲気、それらは数値には表わせないが、心で敏感に察知できる。

そして、それらは生き方が真っ直ぐでないと出てこないもののようだ。

というよりも、かつて俺が持っていたかもしれないそれらの雰囲気が俺から失われた。オーラが濁るというか、友人からどうしたのかと問われたりした。

Mちゃんも敏感にそれを察知したのだろう、心配していると手紙をくれたりした。

俺は濁っていた。すぐに手に入る女体がある。彼女を嫌悪しつつも、俺は彼女を突き放すことができなかった。

小遣いをくれると彼女は言う。が、俺はもらわなかった。

かすかなプライドが俺を支えていたが、それが崩れるのは時間の問題だったと思う。随分長い期間だったようにも思うし、短かったようにも思う。

俺は彼女の若い燕、愛人になっていたということだ。

Mちゃんの可愛らしさが、清潔感が俺にはまぶしかった。

Sさんはぼってりした感じになってきてしまった。身体が太ったというのではない、心に脂肪がついてしまったのである。



473 :262:2005/06/02(木) 20:56:43 ID:5LAwmcOY0
そう、以前の楽しい日々を何度思い出したことだろうか。俺は、友達とも話すし、笑う。

が、心の中は空ろでいつも不安感に苛まれていた。

もしMでSさんと出会わなかったら、初体験の晩、あのまま電車に乗っていれば、いや初体験の後、別れていれば・・・

俺はきっと・・・と思うと涙が出てきた。情けなくて、哀しかった。

論文試験が始まった。友達も受ける。が、俺には遠い世界の事柄に思えた。

妊娠していたら・・・というのが俺の不安の大きな部分を占めていた。

だが、主婦が妊娠することがあるのは当たり前だ。幸いにしてSさんのご主人の血液型は、俺と同じA型だった。

期待して彼女に聞いてみた。

「ご主人との間に赤ちゃんができる可能性もあるよね」

彼女はにっこり笑って俺に応えた。

「ありえないわ。私達はここ3年セックスが無いの」



475 :262:2005/06/02(木) 21:13:22 ID:5LAwmcOY0
今となって思うことがある。

あのままSさんのヒモのようになって、受験を続けたらどうなっていただろうと。

事実、Sさんはご主人との離婚も口に出すようになっていた。

俺と一緒に暮らしてゆけると彼女は言っていた。

そうなったらどうだったろう。だが、今ははっきり言える。

絶対合格できない、と。


女の側にいて、女に養ってもらっていると段々気力が萎えてくる。連日のハードな勉強などできない。できる人間もいるかもしれないが、俺にはできない。

事実、当時勉強量も稽古量も段違いに落ちた。激しい勉強や稽古ができなくなっていた。

だらだらした時間が流れる。中学から受験に力を入れ、高校、大学と第1希望に通ってきた俺だが、今は疲れ切った感じだった。


だが、これは本当の疲れではない。気力が充実していると、一つの疲れは別の激しい活動で癒されることがわかる。

ただの、怠け者、堕落への一歩を歩み出しただけだった。

それも今となって分かることだが。



477 :262:2005/06/02(木) 21:33:07 ID:5LAwmcOY0
俺は主導権を完全に彼女に握られていた。

女とは不思議なものだと思う。

セックスという網にかかってしまった哀れな獲物であった俺。

Sさんは蜘蛛だ。セックスという網だけだったら何とか破って抜けられたかもしれないが、妊娠の可能性が俺を縛りつけた。

俺は体力はあったし、力ではベンチプレス90キロを挙げた。

俺は頭は悪いが、目的に向かっての熱意、根性はあるかもしれない。


しかし、Sさんが上手だった。彼女は真綿で締めつけるように、俺の自由を奪っていった。俺を骨抜きにする事を通して。



478 :262:2005/06/02(木) 21:43:51 ID:5LAwmcOY0
彼女は巧みに俺を操った。

彼女が一週間俺の部屋に来なかったことがあった。それまでは週に2・3回は来ていたのだが。

俺はどうしたのかな、と思っていた。忙しくて来られないということだったので、Mちゃんとデートしたりすることもできた。

実は、その時彼女に生理が来ていたのだ。後になって分かった。妊娠していなかったのだ。

妊娠の可能性を彼女は最大限利用していた。妊娠していたら絶対に堕胎しない、生むと彼女は俺に言い張り、俺はその度青ざめ絶句していた。

そして、生理が来た事実を彼女は俺に隠していた・・・・

Mちゃんをアパートに呼ぶことはできなかった。Sさんと鉢合わせしたら大変だ。

渋谷で彼女と会うことにした。デートは久し振りだった。

俺は楽しかったが、彼女はどこか俺との関係にオブラートが挟まったような感じになっていた。

腕を組み、一緒に歩く。楽しく話をしたが、どこか、彼女はいつもと違っていた。

道場では変化がなかったのに・・・



479 :262:2005/06/02(木) 21:52:08 ID:5LAwmcOY0
話をしていると、一瞬視線が宙に舞い、今までの全てを俺に任せきっていた姿が見られなくなっていた。

彼女は、高校の卒業アルバムを持って来ていた。たまたま持っていたのだという。

見せてもらい、彼女の高校時代の姿を一緒に楽しんだ。

彼女は卓球部だった。あちこちに彼女のスナップが写っていた。彼女は高校で目立つ子だったようだ。

彼女をホテルに誘った。彼女は着いて来た。

これが彼女との最後のセックスになるとは、俺には予想できなかった。


あれから25年が経つ。あの時のことは、比較的はっきり覚えている。

何故か、しばしば思い出し、妻を抱くときにもあの時のイメージを重ねることがあったからだ。

彼女にも、最後になるかもしれないという予感があったのかもしれない。

というのも、Jが彼女に告白し、彼女の心が揺れ始めていたからだ。

Jは良い男だったが、所詮は外人だった。内に秘めておくということができないタイプだった。



480 :262:2005/06/02(木) 22:05:29 ID:5LAwmcOY0
愛撫のシーンは除く。

彼女はいわゆる上付だった。ずっと上に膣の入り口があり、尿道口によほど近かった。

俺は48歳になるまで、10人の女性と関係を持ったが(全部結婚前)彼女ほど上付きで、正常位のとき心地よかった女性を知らない。

彼女は俺を積極的に受け入れた。インサートの時はじっとしているが、俺が息子で彼女の内部をかき回し、縦横斜めと突きまくると、「アン、アン、アン」と声を上げつつ俺にしがみついた。

一度発射した俺は、次に彼女を上にした。彼女は、おずおずと動いた。

上付なので、俺の息子が入っているのがよく見える。

上手く彼女は動けなかった。確かに上付の子の女性上位は、俺の息子にも負担をかけることが分かった。

息子は角度が鈍角になり、快感を覚えるより痛みを覚えた。

俺は正常位に切り替え、激しく動いて膣外射精に持っていった。



481 :262:2005/06/02(木) 22:18:01 ID:5LAwmcOY0
Sさんに合鍵を渡して、Mちゃんと交わった日までどれほど経っていたのだろう。

日記には記載が無い。論文の試験日からして、一月半ぐらいではないだろうか。

この一月半は、まことに俺にとっての激動の月日だった。

そして、俺の混乱の日々も間も無く終わる。


シーンはMに行く。休憩室だ。俺はすでにMにいない。休憩時間のクルーの会話だ。

人によってはこれをネタだと思うかもしれない。そう思われても仕方ない。

MにはIちゃんという子がいた。彼女が切りだしたらしい。

「ね、ね、この間Hさんが可愛い子と歩いていたのを見ちゃった」

そこにはSさんもいた。

「へー、Hは彼女ができたからMを辞めたのかな?」

「そうかもね、親しそうだったし、腕を組んで歩いていたのよ。うらやましいな」



482 :262:2005/06/02(木) 22:28:13 ID:5LAwmcOY0
Iちゃんは良い子だった。俺は彼女と比較的親しくしていて、彼女の初体験の相手も、相談していたので知っている。

彼女との連絡は後々まで続く。

後に彼女は、K大の大学院生と結婚し、やがてヨーロッパで新婚生活を送ることになる。


さて、続き。

Sさんがカマをかけたらしい。

「Hさんが、信じられないわ。誰かと間違えたんじゃない?」

「あの人、以外とやり手みたいですよ。Hさんに間違いない。私、後をしばらく歩いてみたんだから」

これらの会話は、後にIちゃんから直接聞いて分かったことだ。

Sさんは俺の服装から、一緒に歩いていたMちゃんの雰囲気まで根掘り葉掘り聞いたという。

俺は、そんな会話があったとは全く知らなかった。



483 :262:2005/06/02(木) 22:37:56 ID:5LAwmcOY0
ある日、夜9時頃俺がアパートに戻ると、アパートの電気がついていた。Sさんがいるなと俺はため息をつく思いでドアを開けた。

そして息を飲んだ。

部屋の中が乱雑に荒らされている。机の中身が皆放り出されて、本やら資料やらが散らかっている。

泥棒が入ったのかと一瞬思ったが、そこにはSさんがいる。

俺は流石に驚いて、「一体これは何、君が来たときはこうなっていたの?」と問い掛けたが、彼女は恐ろしい目をして俺をにらみつけた。

彼女の手には、Mちゃんからの手紙が数通握られ、俺の日記が机の前に置かれていた。

「Mちゃんて、誰よ!!!」

彼女は食ってかかるような、恐ろしい目をしていた。

浮気がばれたときの亭主の気持ちがよく分かった。が、浮気をしているのは俺達ではなかったか。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 


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