俺の墓場までもっていく秘密となった体験談
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346 :262:2005/05/28(土) 11:19:28 ID:TQeFi0iF0
俺がゆっくり動くたびに、彼女の身体のこわばりはほぐれていった。
足もきれいに左右に開いた。彼女は感じるまでには至らない。
充分濡れてはいるけれど、息を弾ませてはいるけれど、それだけだった。
「痛む?」ときくと、かすかに「うん」と言う。
俺は彼女をいたわりつつ動き、発射した。膣外射精だった。
俺は彼女のお腹の精液をぬぐい、彼女のあそこもティッシュでぬぐった。
彼女は俺にしがみついてから唇を近づけてきて、俺の唇に押し当てた。
ほてった彼女の肌が暖かく心地よく、俺は彼女を愛おしく思った。
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347 :262:2005/05/28(土) 18:09:01 ID:TQeFi0iF0
この頃の毎日の生活は、単調だった。
月曜から金曜まで、大学に行き授業の無いときは研究室に入り浸る。
とにかく一瞬一瞬が大切だった。
短答式の結果は出ていなかったが、論文の勉強を始めねばならなかった。
民事訴訟法、財政学、破産法など、学ぶべき事柄は山程あった。
土曜日曜はMにバイトに入った。俺はオープニングのトレーナーだったので、朝6時半には店に入り、オープニングに合わせるために秒単位の仕事にとりかかる。
手順がきちんと行くと、一秒の無駄もなく幾つかの作業を同時並行して進めることができ、それでなければオープンには間に合わない。
8時間目一杯仕事をした後、道場に向かう。
道場で3時間の稽古を行い、その頃には肉体的にくたくたになっている。
俺がゆっくり動くたびに、彼女の身体のこわばりはほぐれていった。
足もきれいに左右に開いた。彼女は感じるまでには至らない。
充分濡れてはいるけれど、息を弾ませてはいるけれど、それだけだった。
「痛む?」ときくと、かすかに「うん」と言う。
俺は彼女をいたわりつつ動き、発射した。膣外射精だった。
俺は彼女のお腹の精液をぬぐい、彼女のあそこもティッシュでぬぐった。
彼女は俺にしがみついてから唇を近づけてきて、俺の唇に押し当てた。
ほてった彼女の肌が暖かく心地よく、俺は彼女を愛おしく思った。
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347 :262:2005/05/28(土) 18:09:01 ID:TQeFi0iF0
この頃の毎日の生活は、単調だった。
月曜から金曜まで、大学に行き授業の無いときは研究室に入り浸る。
とにかく一瞬一瞬が大切だった。
短答式の結果は出ていなかったが、論文の勉強を始めねばならなかった。
民事訴訟法、財政学、破産法など、学ぶべき事柄は山程あった。
土曜日曜はMにバイトに入った。俺はオープニングのトレーナーだったので、朝6時半には店に入り、オープニングに合わせるために秒単位の仕事にとりかかる。
手順がきちんと行くと、一秒の無駄もなく幾つかの作業を同時並行して進めることができ、それでなければオープンには間に合わない。
8時間目一杯仕事をした後、道場に向かう。
道場で3時間の稽古を行い、その頃には肉体的にくたくたになっている。
348 :262:2005/05/28(土) 18:46:21 ID:TQeFi0iF0
俺の心中では、Mちゃんがメインで、Sさんはただの都合の良い女性に過ぎなかった。
Sさんとはバイトで出会うが、話を交わすのはクルーのいる中だったので、ありきたりの事柄だけだった。
平日は俺が忙しくしていることをSさんも分かっていたので、無茶は言ってこなかった。ただ、電話は結構かかってきていた。
俺がつめたくなったと思っているようで、そんな不安感を訴えてきたこともあった。俺は、そんな事はないと丁寧に伝えたが、心中どきりとさせられた。
短答式の結果が出た。俺は駄目だった。研究室では何人も合格していた。とりわけ、俺の友人が合格していたことが俺にはショックだった。
彼は、余り頭が良いとは俺には思えなかった。が、熱心に勉強していた。視線が真っ直ぐで、俺にはまぶしく思えることのある友人だった。
彼はその年は論文で落ちたが、一年浪人して合格し、今は裁判官をしている。
349 :262:2005/05/28(土) 18:54:17 ID:TQeFi0iF0
Sさんが残念会をしようと、食事に招待してくれた。彼女の自宅である。
俺は気が進まなかったが、無理やりといった感じで呼ばれていった。
ご主人はいなかったが、子供達がいた。37歳の、独身と言っても不思議の無い彼女に、17歳の堂々たる兄妹がいるとは、信じられなかった。
特に妹は、Sさん似の丸顔で、整った顔立ちだった。洒落っ気はないが、もてるだろうと思った。実際蒼らしい。
話の中で、受験の話になった。2人とも優秀で、兄などは俺の高校時代よりずっとできるだろう。話は随分盛り上がり、細かい受験のノウハウにまで話が行った。
話のついでのように「Hさんに家庭教師をしていただいたらどお?」Sさんが2人に聞く。
2人はまんざらでもなさそうだったが、俺は断った。受験生にそんな余裕はない。
Sさんは「そう、残念ね」と、俺を軽くにらみつけた。
351 :262:2005/05/28(土) 19:03:35 ID:TQeFi0iF0
お宅をおいとました後、夜風に当たりながら軽くワインの酔いが回った頭で考えた。
その時ピンと来たのが、Sさんの意図だった。我ながら鈍いと思う。
家庭教師になれば、いつでも家に行けるし、その気になれば・・・・ということだろう。
俺にとっても都合の良い話ではあったろうが、俺は再びぞっとした。Mちゃんのためにも、早くSさんと手を切らねばならないと、その時思った。
俺は、バイトを辞めることにした。マネージャーにその旨伝え、クルー仲間にも挨拶した。
辞めるとなったらあっさりしたものだ。休憩室を後にして、もうここに来ることはあるまいと思った。
その夜、Sさんから電話があった。怒ったような声だった。実際、彼女は怒っていたのだ。
356 :262:2005/05/28(土) 23:50:01 ID:TQeFi0iF0
「Mを辞めたのね」
「うん、そう」
「何故、ひとことも相談してくれなかったの?」
「ごめんね、反対されると思ったし、勉強が忙しいんだ」
「もう、余り会えなくなるじゃないの!」
「電話で話せるじゃないか。いつでも会えるさ」
「電話だけじゃ、寂しいわ」
「僕も我慢しているのだから、Sさんも我慢してくれないかな」
等々会話が続く。文字にすると大した事無いが、語気は荒く、ほとんど喧嘩腰だった。
「今度アパートに行くわ、電話だけじゃ、話にならないから」
「ちょっと待って、僕が忙しいのは、分かっているだろう? アパートには夜にならないと帰らないよ」
「別に、かまいやしないわ」
困るのは俺なんだけども、と思いつつも・・・・
「ご主人や、子供達にはどうするの?」
「あなたには関係ないでしょ」
ガチャン。
357 :262:2005/05/29(日) 00:00:01 ID:TgIuwESG0
俺は、研究室が閉まるギリギリまで粘っていた。自宅やアパートでは、上手く勉強できないのだ。
アパートに帰るのは、夜9時過ぎが普通だった。
真っ暗な道をとぼとぼと歩いてアパートに向かう。寂しげな感じがするが、俺はこういうの嫌いではなかった。
ただ、今回は流石に気が重かった。アパートの前にSさんがいるのではないか、などと考えてしまう。
数日後、俺はアパートで民事訴訟法の勉強をしていた。
忘れもしない、三ヶ月章著の基本書を読んでいたところだった。三ヶ月先生のこの本は、僕が一番好きな基本書だった。行間に熱気がこもっている。
夜の10時過ぎだった。ドアがノックされた。
俺は弟だと思ってドアを開けた。弟は獣医学部に今年から入学し、時々アパートを訪ねてきていたからだ。
立っていたのはSさんだった。
359 :262:2005/05/29(日) 00:10:21 ID:TgIuwESG0
「やあ」と俺は彼女を招き入れた。俺の顔は少々こわばっていたかもしれない。
彼女はツンとした雰囲気で部屋に入ってきた。それから机の上の本や資料を見つめ、
「お勉強?」
「見れば分かるだろう、そうだよ」
「お邪魔かしら・・・」
邪魔だよと言いたいがぐっと堪えて、俺は、
「紅茶でも入れようか」
いつもは手伝ってくれるのだが、俺の姿を冷ややかに見ている。紅茶を入れ、有り合わせのクッキーなどを皿に入れ、テーブルに置いた。本や資料を崩さないように移動させ、彼女と向かい合っておれは座った。
「ご主人や子供達は?」
「知らないわ、あなたには関係ないでしょ」
最初から戦闘モードであるのに、俺は理不尽さを感じていた。
何故Mを辞めただけでこれだけ不機嫌になられなければならないのか。
別れ話は未だおくびにも出していないのに・・・
391 :262:2005/05/29(日) 21:35:52 ID:TgIuwESG0
この状態で、別れ話を切り出すことはできない。何が起こるか分からない。
まず、俺はSさんを落ち着かせるために、じっくり話を聞くことにした。俺が感情的になってはいけない。
彼女は、ぷんぷんしながらも、紅茶に口をつけた。俺のとっておきのアップルティーだった。とても香りが良い。
既に夜10時を回っている。主婦がこんな時間に、男のアパートにいるなんてどうしても不自然だ。
俺はご主人とは面識が無いが、子供達とは一飯の義理というか、親しみがある。
一体どうするつもりなのだろうか。
392 :262:2005/05/29(日) 21:43:46 ID:TgIuwESG0
「私が嫌いになったのね」としばらくして切り出す。
いきなり結論モードだ。
「一体どうしたのさ。ご主人や子供達は、どうしたの?」
「あなたには関係ないと言っているでしょう!それより質問に答えてよ」
「・・・嫌いになったわけじゃないさ。ただ、忙しいし、俺は疲れているんだよ」
我ながら優柔不断だと思う。
しばらく押し問答が続く。彼女の思い込みは強く、それは恐らく女性の直感力だ。
そしてそれは事実でもあるのだが、俺はこの場を上手く丸め込みたいと思ってしまった。
結論は出ているのだが、修羅場の先送りをしたわけだ。
>>次のページへ続く
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