高慢女上司の災難
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僕の肉棒を突き刺されて喘いでいたことなど忘れたかのように、女上司の叱責が飛んできます。
でも、そんなことに怯んではいられません、
今日だけはどうしても彼女より早く帰社しなければならない理由が私にはあるのです。
「全部終わってます。どうしてもはずせない用があるので、この一週間つめてやってきましたから」
「すみません、今日はこれで失礼します」
「ちょっと・・、しょうがないわねえ、まだ頼みたい仕事もあったのに、ちゃんとそういうことは前もって言っておいてもらわないと」
リーダーのなじるようなセリフが耳にはいらないようなフリをして、最後に一通だけメールを発信して、会社を出ました。
一目散にホテルへと向かいます。
時間は十分ありますが、万一に備えて手早く準備を進めていきます。
すっかり準備が終わるとあとは獲物が到着するのを待つだけです。
獲物が必ずやってくるのは間違いありません、先程から携帯電話が鳴り続けていますが、僕がでなければ結局は獲物が自分からやってくるしかないと踏んでいました。
メールに添付された、ラブホテルの便器に全裸で腰掛けた写真。
指定されたホテルの部屋に夜の9時に来るようにとのメールの内容。
リーダーは高慢で高飛車な女ですが、リスクを放置しておけない性格なのは今までの一連の経過でよくわかっています。
僕の出がけのメールに対応して必ずやってくる。
後は僕が怯まずに計画を実行に移す勇気を持ち続けられるかどうかだけが問題です。
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午後9時はとっくにすぎて45分もしたころ、ついにチヤイムがなりました。
内側からロックを解除して、ドアを開けます。
細淵メガネの奥にいつもにも増して、つりあがったキツイ眼差しがそこにありました。
でも今日の僕は、そんなことに今さら怯んだりはしません、準備は万全なのですから。
「どうぞ」 あごをすくうようにしてリーダーに部屋にはいることをうながします。
「ここでいいわ」
いつもの金切り声ではなく低く冷たい感じのリーダーの声です。
「外に聞こえますよ、とにかく中へ」
シナリオで考えたとおりのセリフで、相手をそこに残したまま僕は部屋の中へ歩き窓辺に立ちます。
僕の思ったとおり、リーダーはドアを閉めて真っ直ぐの視線で僕を睨んだまま部屋の中へとはいってきました。
「君って最低だね」
吐き捨てるような口調です。
「あのときだけの約束だったはずよ、いつの間にあんな写真」
「返しなさいよ、今すぐ返して謝ればなかったことにしてあげるから」
僕を睨みつけたまま低い声でリーダーが言いました。
「あいかわらず、偉そうな話し方ですね」
「別になかったことにしてくれなくてもいいですよ、好きにしていただければ」
彼女の反応は予想していました、僕はあわてずに言い返しました。
彼女の視線が一層冷たく厳しくなったような気がしました。
「そう、返すつもりはないんだね。」
「それじゃあ私は帰るわ、どうせそうだろうと思ったけど、君の思うようなことはしないから」
「いいんですね、あの写真」
これは拙いセリフかもしれません、あきらかに脅迫です。我ながら最低だとは思いますが、相手が相手ですから多少は卑怯な手段も仕方ありません。
けれども、リーダーも来る道すがら、事の成り行きの予想はしてきたのでしょう。
簡単には軍門に下りません。
「やっぱり最低ね、Mといい君といい、仕事も最低だけど、人間はそれ以上に最低」
「好きにしなさいよ、どうせ本当にバラまく勇気なんかないクセに」
「どうせそんな勇気あるわけもないでしょうけど、もしそんなことしたら本当に警察にお世話になることになるわよ」
「それじゃあ帰るね、それだけ言いたかっただけだから」
それだけ言うとリーダーは僕に背を向けて帰ろうとしました。
「まあ、そう慌てないで」
「最低男の作品でも最後に見てくださいよ」
僕はそう言って、リーダーの脇まで歩いて行って、パソコンで作ったA4の資料を渡しました。
僕の思惑どおりなら、この一枚のA4の紙がリーダーの態度を変えてくれるはずです。
いぶかしがりながら紙にリーダーが目を落とします。
そこには画像と文章を編集した公告風の内容が印刷されていました。
リーダーの目にとびこんだものは・・
最初の画像はMからもらったスパンキングの手形のついた尻の写真です。
画像の横にコメントをいれておきました。
「この女のプロフィールは下記をご参照ください」
「この女は××社、××部の××部長と不倫関係にあります。」
「お仕置きに尻を叩いてやりました」
二番目の画像は、やはりMからもらったM字開脚の写真です。
同じくコメントをいれておきました。
「不倫を知った同僚の口止めをするために体で誘惑して、こんな写真まで撮らせています」
「この女はSM好きのドMで、自分から誘ったSMプレイで楽しみまくっていました」
「どうぞ」 あごをすくうようにしてリーダーに部屋にはいることをうながします。
「ここでいいわ」
いつもの金切り声ではなく低く冷たい感じのリーダーの声です。
「外に聞こえますよ、とにかく中へ」
シナリオで考えたとおりのセリフで、相手をそこに残したまま僕は部屋の中へ歩き窓辺に立ちます。
僕の思ったとおり、リーダーはドアを閉めて真っ直ぐの視線で僕を睨んだまま部屋の中へとはいってきました。
「君って最低だね」
吐き捨てるような口調です。
「あのときだけの約束だったはずよ、いつの間にあんな写真」
「返しなさいよ、今すぐ返して謝ればなかったことにしてあげるから」
僕を睨みつけたまま低い声でリーダーが言いました。
「あいかわらず、偉そうな話し方ですね」
「別になかったことにしてくれなくてもいいですよ、好きにしていただければ」
彼女の反応は予想していました、僕はあわてずに言い返しました。
彼女の視線が一層冷たく厳しくなったような気がしました。
「そう、返すつもりはないんだね。」
「それじゃあ私は帰るわ、どうせそうだろうと思ったけど、君の思うようなことはしないから」
「いいんですね、あの写真」
これは拙いセリフかもしれません、あきらかに脅迫です。我ながら最低だとは思いますが、相手が相手ですから多少は卑怯な手段も仕方ありません。
けれども、リーダーも来る道すがら、事の成り行きの予想はしてきたのでしょう。
簡単には軍門に下りません。
「やっぱり最低ね、Mといい君といい、仕事も最低だけど、人間はそれ以上に最低」
「好きにしなさいよ、どうせ本当にバラまく勇気なんかないクセに」
「どうせそんな勇気あるわけもないでしょうけど、もしそんなことしたら本当に警察にお世話になることになるわよ」
「それじゃあ帰るね、それだけ言いたかっただけだから」
それだけ言うとリーダーは僕に背を向けて帰ろうとしました。
「まあ、そう慌てないで」
「最低男の作品でも最後に見てくださいよ」
僕はそう言って、リーダーの脇まで歩いて行って、パソコンで作ったA4の資料を渡しました。
僕の思惑どおりなら、この一枚のA4の紙がリーダーの態度を変えてくれるはずです。
いぶかしがりながら紙にリーダーが目を落とします。
そこには画像と文章を編集した公告風の内容が印刷されていました。
リーダーの目にとびこんだものは・・
最初の画像はMからもらったスパンキングの手形のついた尻の写真です。
画像の横にコメントをいれておきました。
「この女のプロフィールは下記をご参照ください」
「この女は××社、××部の××部長と不倫関係にあります。」
「お仕置きに尻を叩いてやりました」
二番目の画像は、やはりMからもらったM字開脚の写真です。
同じくコメントをいれておきました。
「不倫を知った同僚の口止めをするために体で誘惑して、こんな写真まで撮らせています」
「この女はSM好きのドMで、自分から誘ったSMプレイで楽しみまくっていました」
最後の画像は私の撮ったラブホのトイレでの放尿写真です。
「自分からラブホに誘って、合意でSEXしている証拠に、トイレ中の写真です」
そしてその後ろに大きめの字でさらにコメントを書き加えておきました。
「この女は自分から不倫の口止めのために誘惑しておきながら、不倫をバラしたら脅迫されてレイプされたと警察に訴えると脅しています」
「私が警察につかまったら、冤罪であることの証明がこのファイルです」
最後に会社名と彼女の氏名、年齢、部内連絡用名簿から転記した自宅の住所、氏名とともに、彼女の顔のアップの写真と、今週職場で隠し撮りした、いつものスーツ姿の全身写真をはっておきました。
我ながらA4版のプレゼン資料としては傑作の出来栄えだと思いました。
もちろん冤罪を証明するために使うつもりなど毛頭ありません、僕については何も書いていませんし。
ただ、もしこの内容を他人が見たらどう思うか、リーダーにもわかるはずです。
渡された紙を見ていたリーダーの表情が激怒に変わるのが、はっきりと判りました。
今度は先程までの自信に満ちた低い声ではなくて、いつもの金きり声で、怒鳴りました。
「嘘よこんなの」
「どういうつもり、写真返しなさいよ、すぐに全部やめないと本当に許さないわよ」
今まではこの剣幕にいつも怯んでいましたが、今日の僕は違います。準備してきたセリフを続けるだけです。
「嘘じゃないでしょう、本当に訴えるなら、法廷で本当に調べてもらってもいいですよ」
「金品は要求していないし、体の関係もリーダーから言い出したことですよ、今日以外はね」
「それに、それは会社のみんなに見せたりしません、それこそヤバいですからね」
「ネットのファイル交換ソフトで流すだけです」
「リーダーが知ってるかわかりませんが、あっという間ですよ、全国の何万というネット好きのスケベ男どもにダウンロードされちゃいます」
さすがにリーダーも動揺したようですが、金切り声はかわりません。
「どういうつもり、信じられない」
「そんなことしてなんになるっていうの?」
「人の噂はいつか忘れられますしね、引っ越したり転職すれば周りの人には知られないですけどネットに流れたデータは、ダウンロードする人には色あせることありませんからね」
「何年たっても、全国どこにいっても、どこかで「もしかして、この写真の女じゃない」ってことに必ずなると思いますよ」
怯まずに僕は続けました。
リーダーの表情がみるみるうちに怒りから怯えへと変わっていくのがわかります。
ざまあみろ。 最高の気分でした。
それでも気力を振り絞るように僕から視線を外しませんが、次に何を言えばいいのか、口から言葉が出てこないようでした。
3分間ほどでしょうか、無言のにらみ合いが続きました。
黙っていると妙に長く感じられる時間でした。ここが勝負どころと思い、僕もまったく怯まずに視線を彼女に固定して黙っていました。
最後にふっと視線を外すようにしてSさんが言いました。
まだ怒りを含んだ吐き捨てるような口調でした。
「本当に最低ね」
「わかったわよ、どうしてほしいの」
「どうせそんな(ネットに流す)勇気なんてないと思うけど、今日はあんたのいうこときいてあげるよ」
思ったとおりです、なんだかんだといってもこの高慢女は自分の体裁を保つためなら手段は選びません。
万に一つですが、本当に「勝手にしろ」と出て行かれることだけが心配の種でしたが、もう大丈夫です。
自信はありましたが心配でもありました。ここまできて、やっと胸をなでおろす気分でした。
「どうしてほしい?とかじゃなくて、この前はあんなに愛しあったじゃないですか」
「なにかのかわりにとかじゃなくて、単にこの前みたいに合意で仲良くしたいだけですよ」
心の中では「この前とは違うぜ」と思っていましたが、淡々と僕はしゃべり続けていました。
「わかったわよ、どうせまたこの後もこれをネタに関係を続けさせるつもりなんでしょ」
>>次のページへ続く
「自分からラブホに誘って、合意でSEXしている証拠に、トイレ中の写真です」
そしてその後ろに大きめの字でさらにコメントを書き加えておきました。
「この女は自分から不倫の口止めのために誘惑しておきながら、不倫をバラしたら脅迫されてレイプされたと警察に訴えると脅しています」
「私が警察につかまったら、冤罪であることの証明がこのファイルです」
最後に会社名と彼女の氏名、年齢、部内連絡用名簿から転記した自宅の住所、氏名とともに、彼女の顔のアップの写真と、今週職場で隠し撮りした、いつものスーツ姿の全身写真をはっておきました。
我ながらA4版のプレゼン資料としては傑作の出来栄えだと思いました。
もちろん冤罪を証明するために使うつもりなど毛頭ありません、僕については何も書いていませんし。
ただ、もしこの内容を他人が見たらどう思うか、リーダーにもわかるはずです。
渡された紙を見ていたリーダーの表情が激怒に変わるのが、はっきりと判りました。
今度は先程までの自信に満ちた低い声ではなくて、いつもの金きり声で、怒鳴りました。
「嘘よこんなの」
「どういうつもり、写真返しなさいよ、すぐに全部やめないと本当に許さないわよ」
今まではこの剣幕にいつも怯んでいましたが、今日の僕は違います。準備してきたセリフを続けるだけです。
「嘘じゃないでしょう、本当に訴えるなら、法廷で本当に調べてもらってもいいですよ」
「金品は要求していないし、体の関係もリーダーから言い出したことですよ、今日以外はね」
「それに、それは会社のみんなに見せたりしません、それこそヤバいですからね」
「ネットのファイル交換ソフトで流すだけです」
「リーダーが知ってるかわかりませんが、あっという間ですよ、全国の何万というネット好きのスケベ男どもにダウンロードされちゃいます」
さすがにリーダーも動揺したようですが、金切り声はかわりません。
「どういうつもり、信じられない」
「そんなことしてなんになるっていうの?」
「人の噂はいつか忘れられますしね、引っ越したり転職すれば周りの人には知られないですけどネットに流れたデータは、ダウンロードする人には色あせることありませんからね」
「何年たっても、全国どこにいっても、どこかで「もしかして、この写真の女じゃない」ってことに必ずなると思いますよ」
怯まずに僕は続けました。
リーダーの表情がみるみるうちに怒りから怯えへと変わっていくのがわかります。
ざまあみろ。 最高の気分でした。
それでも気力を振り絞るように僕から視線を外しませんが、次に何を言えばいいのか、口から言葉が出てこないようでした。
3分間ほどでしょうか、無言のにらみ合いが続きました。
黙っていると妙に長く感じられる時間でした。ここが勝負どころと思い、僕もまったく怯まずに視線を彼女に固定して黙っていました。
最後にふっと視線を外すようにしてSさんが言いました。
まだ怒りを含んだ吐き捨てるような口調でした。
「本当に最低ね」
「わかったわよ、どうしてほしいの」
「どうせそんな(ネットに流す)勇気なんてないと思うけど、今日はあんたのいうこときいてあげるよ」
思ったとおりです、なんだかんだといってもこの高慢女は自分の体裁を保つためなら手段は選びません。
万に一つですが、本当に「勝手にしろ」と出て行かれることだけが心配の種でしたが、もう大丈夫です。
自信はありましたが心配でもありました。ここまできて、やっと胸をなでおろす気分でした。
「どうしてほしい?とかじゃなくて、この前はあんなに愛しあったじゃないですか」
「なにかのかわりにとかじゃなくて、単にこの前みたいに合意で仲良くしたいだけですよ」
心の中では「この前とは違うぜ」と思っていましたが、淡々と僕はしゃべり続けていました。
「わかったわよ、どうせまたこの後もこれをネタに関係を続けさせるつもりなんでしょ」
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