>>59
そりゃ金と名誉が欲しいからさ。
俺はブサメンみたいに女を養うなんて時代と逆行した軟弱なことはしない、自分で稼げる女と結婚する。
もちろん子供は養うよ。
ごめん、60はブサメンじゃなくてダサメンな。
あまりにモテないと時々変な妄想しちゃうよね
わかるよ、わかるよ
昼頃、いきなりダサメンと婚約者が大学に来た。
結婚式の主賓として教授を招くから有給とって挨拶に来たらしいが、俺は聞いてなかった。
二人が来たとき俺がたまたま教授の部屋にいたから(俺とブサメンは同じ研究室だった)教授にせっかくだから君も食事に行かないかと聞かれ断れなかった。
教授、准教授、ダサメン、婚約者、俺の変な組合せでレストランに向かった。ちなみに4人はまだレストランにいると思うが、俺は実験があるから帰ってきた
相変わらず、どこが具合悪いのか全くわからない女だった。
また、ダサメンに鞄を持たせたり、教授もいるのに階段を登り降りするときにダサメンの腕に いちいちしがみついて甘えたりして気持ち悪い女だった。
ダサメンもダサメンで、○○ちゃん料理は どうするデザートはどうする、食後は暖かいハーブティーにしろ、揚げ句の果てにはこの季節に店員から膝掛けを借りてた。
怖いほど気を使っている友人が憐れだったし、大人なら自分の面倒くらい自分で見ろと声を大にして言いたかった。
教授も教授ですっかり騙されたようだ。
「ダサメン君は奥手で心配だったが、君みたいなお嬢さんが支えてくれるのは私も安心だ」とか言って、すごくテンションが高かった。
准教授も「こんな美人どうやって捕まえたの?」と言い出す始末。
俺が将来性に惚れたらしいと伝えると、「君は見る目がある女性だね」とか誉め出した。
どうしてこう男っていうのは女の外見に騙されるのだろう。
俺は さりげなく彼女が結婚後すぐに専業主婦になるらしいと話題に出した。
「信用金庫にお勤めなら続ければいいのに」という准教授。
そうだそうだと俺は思ったが
「彼女は体が弱いので、家でのんびり養生してほしいのです、俺はご飯さえ作ってくれれば満足です」なんていうダサメン。
「君意外と男気があるね」と関心する教授。
教授、どうしてそうなるんですか。
のんびり家で養生するなんて実家でやればいいんだ、なぜ結婚してやるんだ。
女を家でのんびりさせるために友人が朝晩働くなんて奴隷と変わらないだろ。
やはり、世間では金目当ての結婚が許容されてるのか?
俺は不自然にならない程度に話題をふって彼女の尻尾を出そうとした。
教授たちが彼女の尻尾に気がつけば、反対してくれるかもしれないと思ったからだ。
俺「仕事やりがいがあるなら続ければいいのに、もったいない」
女「8時5時の仕事だと、家事が疎かになりそうですから」
俺「5時に終わるなら余裕じゃん」
女「自信がないです」
俺「体弱いみたいだけど、こいつ子供好きだよ、大丈夫?」
女「私も子供は欲しいと思ってますよ」
子供を産めるとは言わなかった
俺「学生時代はモテたでしょ、ていうか、今でもモテるでしょ。ダサメンが心配だな」
女「まぁモテないというと嘘になりますけど」
俺「美人はな、浮気しないか心配だよ。男なんてよりどりみどりだろ」
女「浮気する体力ないですから(笑)」
不誠実な回答をする女だなと思った。じゃあ体力があったら浮気するのか。