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僕とオタと姫様の物語
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245 名70 ◆DyYEhjFjFU   投稿日04/09/02(木) 19:07
「りかりか?」

何が起こったのぱりからなかた。

彼女は ど見て意識がないうにえた。

確かに自いてはいだけ


くして、これって夢病っつ?と乏しい知識の中から今の状況明する言葉をか探し出してみる

「りかなんでンセト抜く何かまずいのか?」

れじゃ不審者は ぼく方だ。

女は まるで そうするのが当り前姿、部戦闘中隊みたに這いまわっている

「雷のとはね、コンセント抜かないといけないん。わかった?」

のアダプタだけ指で押さえて抜かった。

ういを言てる話しゃいいとなん…返事ったっけ

そんなことを思い気味がくなっ


冷蔵庫のパワ落とサイスタンドが消され、屋は折り畳Cから漏れる光だけになっ

「さあ大丈夫だよ。う泣かなんだよ」

寿言うと、ぼくをあやように抱きしめてくれた。

う。あやすように、だ。

少なくとも、年上の男に接する感じゃなかっ ぼくを小さなだとも思ってるみたいだた。

さっ服とブラを脱がせい、彼女の房がかに触れる

ぼくは複雑な心境でを抱しめ、ベッドに運んだ

それから彼は泣きした


き続けたため、やが覚まてしまい 再尿目の前に認めたあと婿?」確認するように言い、次は自分が子みたいがみついてきた。



246 名前:70 ◆DyYEhjFjFU   投稿日:04/09/02(木) 19:10
「ごめん」と彼女は言った。

「怖い夢だったのかな?」

「怖いっていうか…わたし歩き回ったりしちゃった?」

ぼくは正直に、歩き回って部屋中のコンセントを全て抜いたと説明した。

疲れてるときとか、お酒をたくさん飲んだ夜は よく歩きまわるのだと彼女は言った。

見られたことを恥ずかしいと思っているのか、やったことを後悔しているのか分からなかったけど、その時の彼女は何かを深く思いつめてるようだった。


それから。子供。

「そう。子供。男の子なのかな?上手く言えないけど そんな気がした。君の?」

一瞬、彼女の両腕の筋肉がわずかに収縮したように感じた。


「ううん。弟」

「小さいんだね。まだ」

「ううん。小さいままなの。死んじゃったから」

「病気だったのかな?あ、答えたくなかったらいいよ。いろいろ聞いちゃ まずいしね」

彼女は鼻をすすり続け、そして ぼくから離れようとしなかった。

離れるのが まるで悪いことみたいに、むしろ彼女がしっかり ぼくを抱きしめてた。

「でも、ヒロは お客さんだしさ…」

「構わないよ。もう充分驚かされてる。ふつうの客なら怒ってるでしょ」

彼女は ちょっと笑って、だよね、と言った。

「殺されたの」

「え?殺された?誰に?」

「おじいちゃんと、おばあちゃん」

彼女は喉から溢れようとする声を押さえ切れずに、肩を振るわせた。

目が真っ赤で鼻水が出てて、そんな顔を見られまいとしてか、また しがみついてきた。


「インフルエンザだったの。

でも病院に連れてってもらえなくて、寝てれば直るって言われて。

でもね、おかしかったの、ずっと熱が下がらなかったし、そんな状態が二日も続いたのね。

わたし そのとき240円しか持ってなくて、それでも なんとか弟を病院に連れて行かなきゃって思って

でも、どこの病院に行ったらいいかなんて分からなくて、タクシーに乗ろうとしても ぜんぜん相手にしてもらえなくて、すごい寒い夜だったの。

寒いのに弟の体は熱くて、子供でも水を飲ませなくちゃって思ったんだよね。

ポカリスエットを自販で買って飲ませようとしたんだけど もう、ちっとも飲んでくれなかった。

呼びかけても目も開いてくんなかった。」


彼女は一気にまくしたてると、それから大声で わあわあと泣き始めた。




247 名前:70 ◆DyYEhjFjFU   投稿日:04/09/02(木) 19:13
ぼくは彼女をベッドに横たえることが、なぜか不謹慎な気がしてベッドとベッドの間の床に座って長いこと彼女を抱きしめてた。

彼女を抱きしめたまま、フロントに電話してコーヒーをポットで頼み ついでにレモネードをひとつ注文した。


「ヒロっていうんだよ。弟。

ヒロと同じ名前…わたしが殺したって言われた。

そうだよね。あのまま部屋で おとなしく寝てたら、もしかしたら熱は下がったかもしれなかったよね。

わたしも死んじゃえばよかった…」


彼女が泣き止んだ頃には空は明るくなりはじめてて、4日の朝。

ふたりでコーヒーを飲みながら、お互いの身の上話をした。

話題を、ぼくが意識して外したから。


彼女が泣くのは、なんていうか、条件反射のようになっているように思えた。

もう何年もたっぷり泣いてきたんだろうし、罪はあがなえただろ。とっくに。

もっとも罪なんて あればの話だけど。


可哀想な姫様。

彼女は最後に こう言ってくれた。

「ヒロが大きくなってたら、ヒロみたいに優しい男の子になってたかな」

ぼくは笑った。

優しくなんかないよ。ぼくだって お金で君を買おうとした。その他大勢の男達と何もかわらないんだよ。



260 名前:70 ◆DyYEhjFjFU   投稿日:04/09/03(金) 18:31
コートのポケットに放りこんでたケータイが ぐぐぐと振るえた。

ぼくにもたれて、うとうとしていた彼女が さっとまぶたを開く。

ぼくは まったく気づかないでいたけど、彼女の動作でメールと分かった。

オタからメールかな。


 >ざけんなよ。お袋ぴんぴんしてるじゃねーかよ。

 >おまえひとつ貸しな。ぜってぇ ひとつ貸しな。


弟だ。

家に帰ってもらえたようでよかった。

だけど、彼女といるときは勘弁してくれ。

いい年して「ぜってぇ」なんて言葉使ってるんじゃないよ。DQNな文章。頭が痛くなる。


彼女がメールを読むぼくの無表情に心配したのか、仕事?と聞いた。

弟からだよ、と口にして、しまったと後悔した。

なんていうタイミングの悪さだろう。ついさっきまで彼女は弟を思い出して泣いてたっていうのに。


ところが、次の言葉をさがして ぼけっと立ったままでいるぼくを逆に彼女が気遣ってくれた。

汗かいたからシャワー浴びると言って、ベッドのシーツに潜りこみクロゼットに手だけ伸ばしてハンガーからバスローブをつまみだした。素早い小動物の動き。

真っ白な長い脚が絨毯の上で数回跳ね、彼女は すぐにバスルームに消えた。

裸でいたくせに、汗なんてかいてるはずないのにな。


バスルームからシャワーの音が聞こえてくると ぼくは散らかった部屋を掃除しはじめた。

彼女が抜いてまわったコンセントを元にもどし 彼女が買い集めた買い物袋、そこから飛び出して部屋中に広がった包装紙を拾い集め ベッドメイクし、

そして最後に 折り畳んだPCからフロッピィを抜き出して彼女のバッグに しまった。

「ああ、そうだ、昨日ね」

ぼくは大きな声でバスルームの彼女に話かける。

「君が案内してくれた店。そこの女の子からフロッピィ一枚渡されたよ。君のバッグに入れてくれた」

バスルールで反響した篭った声が すぐに返ってきた。

「うーん。わかったぁ。ありがとう」

特に動揺する様子もない声。焦りもなく、ごく普通の彼女の返事。

彼女は中身が何か知らないのかもな。あれこれ思案しながら、彼女の衣類をバスルームの入り口に置く。

綺麗に畳まれた四角い色の層を見つめながら もちろん昨夜ぼくが畳んだのだけど ふつう、男って こういうことをするものなのかな?とぼんやり考えたりした。



261 名前:70 ◆DyYEhjFjFU   投稿日:04/09/03(金) 18:33
バスルームからアラブ人みたくタオルを巻いた頭をひょっこり突き出すと彼女は まず部屋を見、

それから足元に畳まれたブラと衣類があることに気づいて にこっと笑い、そして げらげら笑いはじめた。

バスルームに反響する彼女の笑い声。

「ヒロってさ。変わってるよね。几帳面なのは すぐに わかったけど」

ああ、やっぱり おかしかったんだな。

商売女の下着を畳んでしまう男ってことで、彼女の脳内で分析が始まってるに違いない。

自分では親切なつもりで気遣ったんだけど、同時にどこか おかしいとも気づいてる。


結果的には かなり可笑しい行動。

つまり いつものぼくの行動。

クライアントを気遣ったつもりの行動が、いつのまにか要領の悪い男の烙印に変化する。

「ヒロぉ。聞いてる?」

「うん。あのさ、別に君の下着に触りたかったわけじゃないんだよ…つまり」

「じゃなくて。あのね。わたし こんなことしばらくやってるでしょ。

男の人って わたしに優しくしてくれてる風でいて、実は そうでもなかったりするの。

わたしがベッドに投げたコートに平気で腰を降ろすし、平気で わたしの靴を踏んづける人もいる。

下着持ってかれるなんて しょっちゅうだし」


プラスチックの化粧品のキャップか何かがバスルームの床で跳ねてコン、コーンと響く。あっ、と彼女の声。

「わたしなんて所詮そんな存在。

ホテルに備え付けの便利機能。

そりゃ、ちょこっとは値も張るかもしれないけど…」

彼女は ぱたぱたとバスルームから駆け出してきて、ぼくにジャンプした。ベッドが大きく揺れる。

「なんか うれしかったよ。ヒロ。すごーーくうれしかった」




262 名前:70 ◆DyYEhjFjFU   投稿日04/09/03(金) 18:35
は言うもの。Hは だめらし

彼女細い腰に腕を回して、引きと、逆回で あっさり逃げられて

アメリカ製カトゥーンのキャラしく、女はし指をまっすぐに立て、左右に振り ちっちっで言い、それか声に

彼女が子っぽいしぐさで きゃあゃあていがノッた。ホテルの従業だった

彼は サドイッチとヒーポットの載の四トレイを持っていてテル便箋に書かれたメモをいっしょ ぼくにして綿た。

からだった。

メモ、ただ「おはよう」と書てるだた。


ベッに行儀よく並んてコーヒーを飲みドイチを頬りな今日を話し合


くが一戻って着替ると言う彼女はに用があて、それはぐにるということ、の後で どしたのかくの家にいてくるとい出した。

くの部屋と家族をんのちっとでいいからみたい、ぼくの部の窓から外が見たいと言い出した。

となくわからなくもない気がした。女のまぐれにつ

彼女姿んを欲しがってると か、そんなには思えなかったこが気まぐの理だったするんだう。

何よ寿り、ぼく身に興味を持ってもえたこと、ひどく嬉かった。ぼくは すぐに おーけいした。

見られて困るものなんてなにもない貧乏家族がいるだけだ


果 彼女が1時間ほく出ることに、ぼく使っ最寄駅でち合わせることにった

しかるとの残りくらいあるもし

鹿弟が全部べてければだけど。



263 名前70 ◆DyYEhjFjFU  稿日:04/09/03(金) 18:36
彼女がてすにオタかールがあっ

忘れちまって。昨夜は いろいろぎた


 >まだ探偵ごっこですかヒロくん

 >君をそんなに魅了してやい嬢様は

 >きっと とびきりの美と判断し

 >見で射精しっと礼。

 >画アップよろしく。

 >希望が聞き届けられない場合は

 >返信もありかご理解の

 >よくお願いいたし


頭がなった。いいとい

をしてるつも何かしら面倒マケがついてくる

オタは無慈悲。こと こいうことに関しては。放っておけば まずレスはない。

方ないから初めて姫様に会った晩、渋谷のどか、しかホに向途中の路上自販で買ーヒーを飲女を撮った画送っ

ータイの画だし、写りはよくない

不自然な強い影のせが あまり美人でないように見る一枚。

は す稿ぐに興をなくして、レスこす

ぼくほうが一枚上手


った、早もレスが来た。は驚た。


 >ヒロん。ぼくが芸能界と知てて当な枚を送

 >てでしょうか

 >どサイトに転がったアイドル写真ど興味ありません

 >嬢様のを希望しま

 >そでも尚わたを愚弄なさ貿るおもり宿ならば

 >金際 返信はないものとご解ください




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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 泣ける話, 胸キュン, 青春, これはすごい, 相手の過去,
 

 
 
 
 
 

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