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幼馴染の男の子の話
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101 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:18:51.95 ID:aFMMewx00
健介『ひさしぶりなのに、いきなりあぶねーやんか。』といいながら顔は笑ってた。

久しぶりの健介の笑顔。

決してイケメンとはいえない、どっちかというとブサイクな笑顔。

なんだかうれしくなった。

こういうのをブサカワイイとかいうんだろうか?当時はそんな言葉なかったけど。

パグ犬を飼ってる人は私が健介を見てる感情と同じようなものかな?とか わけがわからない妄想をしてしまった。


102 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:19:40.62 ID:aFMMewx00
ゆみ『久しぶりやねー。卒業してから会ってなかったし。元気やった?』

健介『おう、俺はいつでも元気じゃ。ゆみこそ元気やったか?』

ゆみ『健介ほどじゃないけど、まあねー』

自然と顔がにやけてしまう。


103 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:20:36.71 ID:aFMMewx00
よく見ると、健介は髪が伸びていた。

少し短めのリーゼント風になっていた。

小さい頃からずっと坊主で中学も柔道してたから坊主で高校生になって髪伸ばしてみるまで、自分が天パなのをしらなかったらしい。

ゆるやかな天パだそうだ。

リーゼントも別にパーマかけてるわけでなく、髪の毛あげたらこうなったと言ってた。

でも、なんだか似合ってた。

会ってない期間、1年もたってないけど、健介だけ少し大人になった気がした。


健介『で、用事ってなん?』


104 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:21:49.55 ID:aFMMewx00
今まで心地よい時間だったけど、健介に現実に引き戻された。

そうだ、今日の用事を思い出した。健介に告白するんだった・・・

もう、ここまできたら勢いで言うしかない。

一度うしろを向いてまた深呼吸した。

そして健介のほうに振り返って目をつぶったまま言った。


105 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:22:45.56 ID:aFMMewx00
ゆみ『私ね、健介の事がすきなんよ。だけん、よかったらつきあってほしい。』

健介『いいよー』

ゆみ『あのね小学校のこr・・・・え?今なんていった???』


ここで、私は目を開けた。

健介は笑ってた。





106 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:23:39.81 ID:aFMMewx00
健介『いいよ。俺たち付き合おう。』

ゆみ『え?だって、普通考えさせてとかいうやん?』

健介『いやいや、いいよ。ゆみといると楽しいし。俺女の人と付き合うとか初めてでよくわからんけん、宜しくな!』


なんだか、そういわれてボーっとしてしまった。


108 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:25:27.87 ID:aFMMewx00
こんなにあっさりでいいのか?不思議な感じだった。

そのあとは、健介が一方的にいろいろしゃべってるけど、あまり聞こえてこなかった。

また電話する約束して、その場は解散した。

健介がチャリにのって帰るの見送ってから、ゆっくり歩いて家まで帰った。

なんだか、まだ現実的じゃなかった。

私は健介の彼女になったのか?あんなにあっさりと?

考え込みながら うちに帰りついた。


109 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:26:29.17 ID:aFMMewx00
うちに帰ると、お母さん、姉ちゃん、弟が玄関まできてて どうやった?どうやった?って聞いてきた。

うちは結構オープンな家庭で、二つ上の姉ちゃんも、ひとつ下の弟も普通に彼氏、彼女をうちにつれてきたりした。

まだ私だけ異性は連れてきたことがない。

みんなテンションあがって、どうやった?って聞いてたけど、私は まだ現実にもどれなくて、ぼーーっとしながら、うーんと答えてた。

それを見て、みんな私が振られたんだと思い、あちゃーって顔をしながら散っていった。

お父さんだけは遠くで にこにこしてた。


110 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:27:12.92 ID:I8TRDEbZ0
親父wwwwwwww


111 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:27:38.80 ID:aFMMewx00
ご飯を食べた後、部屋に戻ると、お母さんが部屋まできて、『大丈夫よ、ゆみはいい子だから、いい人きっとみつかるから。』って頭なでなでしてくれた。

ジュース持ってきてくれて、部屋で二人で飲んでた。

『あのねお母さん、私彼氏できた』というと、お母さんはリアルにオレンジジュースを噴出した。

ほんとに、ブッーーーって噴出したwww

それを見て私は爆笑した。

『なんでそんな態度なん、もうーーーー』って言いながら噴出したのを掃除したあと、満面の笑みで部屋から出て行った。


112 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:29:04.83 ID:aFMMewx00
その後、姉ちゃんが部屋にきて、いきなりケリを入れてきた。

『妹もいっちょまえに大人になったな。写真みせろ、写真』と満面の笑みで言ってた。

卒業アルバムを見せたら爆笑して『お前は私と違ってめんくいじゃないんやねー』といって どこかに行った。

次に弟がきて、『今度うちにつれてこいよ、一緒にゲームしようぜー』と言ってた。

ジュースのコップを下に持っていくと、お父さんがしかめっ面になってた。

お母さんにも卒業アルバムみせたら、『あら、味があってかわいい顔ね』と言ってた。

でも、お父さん以外みんな笑顔だった。

なんだか祝福されたみたいでうれしかった。


113 :名無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:31:34.03 ID:aFMMewx00
健介と付き合だして すぐにクスマだった

する健介聞いても、何?としか言わない。

いろみると健介どうもクリマスは恋人同の一イベントだって事がわかてなったw

ので、懸命説明しが、あ理解してもらなかた。

に近所で過ごしたとう。

健介らしいな思っ、これはこしかっ


114 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:31:39.51 ID:I8TRDEbZ0
親父の気持ちが分かりすぎて辛い


115 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:32:45.01 ID:aFMMewx00
>>114
そんなアナタもいいお父さんなんでしょうね(^0^)





116 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:33:28.47 ID:aFMMewx00
正月にうちに呼びなさいって事をお母さんから言われて、つきあって1ヶ月足らずで うちに呼ぶことになった。

健介さすがに早すぎで いやかなって思ったら二つ返事でOKだった。

たしか正月の3日に家にきたと思う。

私は むちゃくちゃ緊張したけど、健介は普通だった。

やっぱりバカだ。普通緊張ぐらいするやろ・・・


117 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:34:35.51 ID:aFMMewx00
私たは外待ち合わせして、健介と二人った

玄関先で出迎えてくれ

はじめ健介としま。今日はただいざいま。』

きな声挨拶をしていたさすが生まれつい体育会だ。

母さんに催促されると、『おじましま。』婿た大きな声で拶をしてに上った


118 :名き被体774号+:2012/07/02(月) 14:35:14.28 ID:aFMMewx00
ちにあがると最初に姉ち健介に食いついた。

姉 『あん、ヤンキーなん?ケンカつよい?』

健介『ちすよ。ケンカ普通です。』

 そやん、強そん。ゆみのどがよかっ?いい筋しとうなー』

、姉ちゃんの腕した。

まだ然を装ってしか触っことないの・・と思っ

姉 『ゆみが怖顔して、このくらいしとく、私の彼緒にあそぼうな。』

言って

ちなみに姉ちゃんも姉ちゃんリバリのヤンキだ。

ちゃんは工藤香意まくてて型もまねてた。だったから、かててたみた

のあときていの事健介と盛て話


119 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:38:02.37 ID:aFMMewx00
帰ってから見当たらなかったお父さんがリビングにもどってきた。

あきらかに不機嫌そうだ。

健介は弟と話してたけど、お父さんに気がつくと、弟に少し待っててな というと、立ち上がりお父さんの傍までいって、『はじめまして、健介と申します。』とまた大きな声で挨拶して、深く頭を下げていた。

何度か見たことあるけど、健介なりの礼儀の示し方みたいだ。柔道で身についたのかな。

頭を上げない健介をみて、お父さんは健介の肩に手を置いて、『よくきてくれたな。腕相撲するか?』っと笑ってくれた。

私は心底ほっとした。


120 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:40:44.25 ID:aFMMewx00
そして、腕相撲大会が始まった。

お母さんと弟はお父さん、私と姉ちゃんは健介を応援した。

『俺に勝ったら、娘と付き合うの許してやる』と、お父さんが いつも見せないようなイタズラっぽい顔で言った。

『ういっす!がんばります!!』と健介は腕をまくった。


121 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:41:53.76 ID:aFMMewx00
結果は・・・・

秒殺で健介の勝利だった。

お父さんが負けるの、あまり見たことなかった。

姉ちゃんの彼氏も弟も親戚の人も誰一人勝てなかったし。

健介はやっぱり強いんだな・・・

姉ちゃんが一人で興奮して、『お前つえーな』って健介をバシバシ叩いてた。

お父さんは負けたけど、なんだかうれしそうだった。

『男の約束じゃ、ゆみとの事は認めてやらぁ』って言ってた。

そして、『おう、お前ものめ』って健介に お酒を注ごうとしてたけど、お母さんに止められて怒られていた。


122 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:43:26.99 ID:aFMMewx00
健介のコミュ力半端ねえなって私はひとしきり関心してた。

なにより、みんなを一瞬で笑顔にさせるこいつはやっぱりすごいって思ってた。

お母さんと姉ちゃんが健介に話し掛けまくり、弟がのけ者にされてるのを遠めにみてたら、『お前、まあまあ男みる目あるな。』ってお父さんにいわれた。

かなりうれしかった。


123 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:44:29.84 ID:aFMMewx00
その後、バレンタインデーになる。健介はチョコもらった事がないらしい。でも、別にチョコすきじゃないからいらないって言ってた。

じゃあ、食べ物何がすきか?って聞いたら、カレーと答えてた。

なので、家に呼んでカレーを食べることにした。お母さんに話すと喜んで協力してくれるって言ってた。

健介は2月が誕生日なので、こっそりその時に一緒にお祝いすることにして、ケーキも用意した。

お母さんと健介の事話しながら、一緒に作り方を教えてもらいながらカレーを作った。

いつも料理なんてしたことなかったから、楽しかった。

お母さんも楽しそうだった。


124 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:45:15.12 ID:aFMMewx00
健介を家によぶと、ものすごく喜んでくれた。

カレーを3杯たべて、4杯目おかわりしようとしたけど、ご飯がなくて食べれず、へこんでた。

こいつは、どんだけ食うんだ?って思った。


その後ケーキをみんなで食べた。

健介はカレー食べ過ぎたのか、甘いものはあまり好きではないのか、ケーキはなんだか無理して食べてた。

健介の顔みてたら、そういえば、チョコいらないっていってたな、と思い出した。

甘いもの自体あんまり好きじゃなかったのかな・・・私、気がつくの遅すぎる・・・

『なんだか、家族が増えたみたいでうれしい。ありがとうございます。』と半泣きで健介は言ってた。

泣き虫は小学校の時から相変わらずだ。

それ見て、お母さんのほうがなぜか泣いていた。




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