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ゲームに本気になりすぎた話
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27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/05(土) 23:18:55.43 ID:3TA8jdn+.net
俺も会いたいとは思っていた。

だが理由があって先延ばしにしてしまっていた。


数年前から俺は唇の皮を剥がずにはいられないという謎の病に侵されていた。

ネットで調べたのだが、強迫性皮膚摘み取り症というやつかもしれない。

俺は彼女と会うことを意識した時から、この強迫観念を何とか抑え込むようにしていた。

だが剥ぐのを止めたからといってすぐに治るわけじゃなかった。

かさぶたが出来て剥がれて、出来て剥がれての繰り返しで恐ろしく治りが遅かったのだ。

当時ひどい唇だった俺はどうしても治まるまで会いたくなかった。

彼女に嫌われるのが怖かった。奇異な目で見られると思うと会うことが出来なかった。

恥ずかしいやら情けないやらで彼女には理由も言えなかった。

話し合った結果、彼女は待つと言ってくれた。




28 :名も被検体774号+@\(^o^)/2017/08/05(土) 23:20:58.40 ID:Pft3XX2h.net
どい唇w


29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/05(土) 23:30:34.70 ID:3TA8jdn+.net
>>28
化け物みたいだったw



この頃から喧嘩することが増えていった。

会えない不安からか、彼女の機嫌が良くないことが多くなり、不満を漏らすことが多くなった。

そのたびに何とかなだめて仲直りするという繰り返しだった。


彼女は俺のことを本当に好きで居てくれて、何度喧嘩をしても

「好きすぎて困ってる」「自分から振ることは無い」と繰り返し言っていた。


しかし俺は度重なる喧嘩にうんざりしていき、「じゃあ他の人を探してね」等と言うようになっていた。

まごうことなき完全なるゴミクズ男の誕生だった。

それでも彼女は「好きだからやだ」と言ってくれていた。

多分俺はこの辺りから勘違いしていたんだと思う。







31 :名もき被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/05(土) 23:36:34.26 ID:3TA8jdn+.net
度この頃、俺はこのームに飽きて

彼女の機嫌を損なうかとビクビクしてた。

と朝方までしてないこり、少し疲れていた

まだまだゲームにはまっていたが、俺他のこともしたいと言うようになた。

を知た彼女他の人のも誘うよう


女はゲームのメり使いという理由らMとランを始めた。

去に人から彼女がンにれた姿り嫌がたことがあった

ることを知っていなが、自んをラインとで俺怒った。




34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/05(土) 23:40:52.58 ID:3TA8jdn+.net
彼女は以前から俺に、他の人とあまり仲良くならないで欲しいと言っていた。

ガチ勢は男ばかりだったが、たとえ同性相手でも仲良くなって欲しくないと。

俺としては彼女以外は「その他」という認識だったので特に問題なかった。

だが男ばかりということは、彼女が他の人とやる時は相手が男なのである。

彼女が他の男とボイスチャットをすることも本当は嫌だが我慢していた。

彼女は俺を束縛するのに、向こうは自由にやっているようで、正直腑に落ちなかった。

だけど逆に俺を自由にするという理由でもあった為、納得せざるを得なかった。




35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/05(土) 23:46:44.89 ID:3TA8jdn+.net
その少しあと、俺がMさんと遊んだ時のこと。

Mさんは何故か俺と彼女しか知らないはずのことを知っていた。

俺自身に関する話でもあった為、俺は彼女を問い詰めた。

二人だけでした話を他の人に漏らして欲しくなかった。

「その話をされて俺が嫌がらないと思ったの?」と聞くと

「一応口止めしたんだけど、思ったより口軽かったね」と言われ、更に怒ってしまった。

他の人と仲良くしないでとずっと言ってきた彼女が俺に秘密の話をMさんとしていると思うと我慢出来なかった。

「ごめんなさい、今後は本当に気を付けるから許して」と彼女は謝ってきた。

実際、その後は本当に何も話さなくなったようだった。




36 :名も無き被体774号+@\(^o^)/2017/08/05(土) 23:50:58.86 ID:3TA8jdn+.net
それら俺と彼女は喧嘩仲直りを繰り返がら、同じゲームけ、これ以は相当厳しというぐいまでスコアを伸ばすことに成した
このた終盤緊張た俺スを調したが彼女のフォロもあって目標達成すること来た

彼女がパーでなければ可能な記だっ思う

俺はまた歓喜し、彼女もても嬉しそうにていた。




38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/05(土) 23:55:36.12 ID:3TA8jdn+.net
しかし、その一か月ぐらい後だったか、彼女の様子がおかしい日があった。

彼女はいつも「だーりんちゃお〜」と第一声で可愛く挨拶してくれ、それに対して俺が「〇〇、ちゃお!」と返すのが定番だった。


だがこの日は初っ端から彼女は驚く程テンションが低かった。

何があったか聞いてみたものの、「でも助けてくれないでしょ?」と言われ動揺してしまった。

恐らく助けるというのは会うという意味だと思った俺は考えた。正直言ってまだ会える状態じゃなかった。



悩んだ末に出した答えは、三か月以内に会う、というものだった。

結局何があったのかは教えてもらえなかったが会うと言い切ったことで、彼女も徐々に明るさを取り戻していった。

この時より前だったか後だったかはっきりしないが、「ごめんね、もう消えたほうがいいって分かってるんだけどね」とラインで彼女が言ってきたこともあった。その言葉に俺はとても悲しくなってしまい、少し涙を流してしまった。

この気持ちを忘れないようスクショに撮っておき、彼女の為に頑張る決心をした。





39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:01:16.94 ID:rwgLTcq8.net
ゲームで限界に近い、満足いくスコアを出した俺と彼女。

そこでこれからは いつもと逆の役割でやろうといことになった。

逆でも同じぐらいのスコアを出すために俺たちは頑張った。

だがそう簡単にはいかず、ある日Mさんに彼女とのスコアを抜かれてしまった。

「ほめてほめて!」と無邪気にラインを送ってきた彼女に対し

「悔しいし悲しいしイライラする、〇〇は俺の気持ちを考えてくれないし」

というような返信をしてしまった。


目標には届いていなかったが、彼女の一番を取られたことが悔しかった。

彼女自身が過去に俺とのスコアを抜かれて悔しがっていたのに、俺の気持ちを考えてくれていなかったことが悲しかった。





41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:13:38.59 ID:rwgLTcq8.net
翌日、彼女と遊びながら話し合い、またゲームを頑張ることに決めた。

更に翌日、Mさんと遊んでいた彼女に「昨日はごめんね」とラインを送った。

だが彼女は、明日もMさんと遊ぶからゆっくりしてていいよ、と返信をしてきた。



この時、俺は我を失ってしまった。

これでは俺よりもMさんと遊ぶ頻度が多くなってしまう。

「〇〇、俺にもチャンスが欲しいです」と最初の方は送っていたが

「見捨てられてもしょうがないと思ってるからよく考えるんだよ」

等と きもいラインを送ってしまった。

気を引くにしても、もう少し言いようがあったと思う。


実はこの少し前にようやく俺は正社員じゃなかったことを告白していた。

彼女は酒、タバコ、ギャンブル等をしない堅実さを求めているのを知っていた為、振られるのが怖くて長らく言えないでいた。

俺は何とか安定した会社に入りたくて、派遣をやめ、社員登用実績がしっかりしている会社で働いていた。

パートから始めて契約社員、更に正社員という狙いだった。

順調に契約社員に昇格したものの、その分残業が発生し、いつも彼女と遊んでいた時間に間に合わせるのがきつくなったことで、かなりストレスが溜まっていた。

彼女の為にと思っていたはずが、気づいたら八つ当たりをする本格的なゴミクズ男になっていた。




42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:20:36.43 ID:rwgLTcq8.net
ンでてる俺に対して彼女は、「頭冷やす時間が欲しのどうしてそう話をさせるかな」を確かていた。

方的にやすみ に彼はまだ話したいとがあようだ

いて女のおじいさんが篤状態だ

俺は こうや少し冷静に大変な時に本当にめんと謝た。



翌日から父がったラインがた。

女の寿父の家は離れた場所にあ暫くぶことは来なくなった

は申し訳なくなり「俺こと分のことだけ考えてね」と言っ

持無ちゃかもしれないけど了承くさいw使」と言てくれ

れは歓迎だら大夫w」とってやり取りが終わった

も「と、挨拶をしてから終わっていたのに今も無かったのが気なった




43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:31:19.21 ID:rwgLTcq8.net
彼女祖父の家に行ってる間、ラインがくることは無かった。

10日程だったかして彼女は帰ってきた。

だが俺のもとに戻ってきたわけではなかった。

もう少し頭を整理してから話をしたい、でも現実逃避にゲームはするから、不快にさせたらごめんなさい、というようなラインが送られてきた。


「俺のことは気にしないで大丈夫」と返信した。

だけどMさんのところへ行く彼女を見たら、どうしても待つことが出来なかった。

ストレスを貯めたまま、翌日に彼女にラインを送った。

「ごめん、待とうと思ったけど待てなかった、明日か明後日お願い、話したいことがあるからよろしく」

彼女は「どういう話か分からないけど、喧嘩はしたくないかな」と言っていた。

俺は決心を固めたつもりだった。




44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:37:40.50 ID:OGBitYNq.net
見てるよ


45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:42:06.27 ID:9ztRhOlG.net
なんか読み込んじゃうな


46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/08/06(日) 00:44:12.71 ID:rwgLTcq8.net
>>44-45
ありがとう


翌日彼女とはライン通話で話をした。

少し話した後、「お別れしよっか」と俺から言った。

数秒無言の後「……そうだね」と彼女は言った。



終わるときはあっさりなんだなと思った。

何故だかイライラが吹っ飛んで、久しぶりにわだかまり無く話せた気がした。

他愛もない話をするのが懐かしくて、それが段々と寂しい気持ちになってきて

本当に終わらせていいのか分からなくなっていた。

「だーりん」と呼んでくれていた彼女が、俺のことを名前で呼んでいた。

「今までありがとね」と言われた時、俺の中で違和感が強くなった。

「もし、またやり直したいって言ってもだめ?」

「……うん、だめかな」と彼女は言った。



気づいたら俺は泣いていた。そして彼女に縋りついていた。

この気持ち悪さと変わり身の早さには自分でもとても驚いた。

ここ最近イライラしてばかりだったけど、彼女と過ごした楽しかった日々を思い出してしまった。

「もう一回だけチャンスを」「悪いところは直すから」等

在り来たりで安っぽいことを言った気がするが意味はなかった。

彼女は芯の通った性格で、一度決めたことはそう簡単には覆さないことを俺はよく知っていた

当然説得が通じることは無いままこの日は終わった。

「うん、そうだね」「そこは私も良くなかったね」

「縁が無かったんだよ」「次は後悔しないようにね」と彼女は終わらせにかかっていた。

次なんて来る気がしなかった。

唯一の救いは、彼女がゲームを俺とやらないわけではないということだった。





>>次のページへ続く



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