2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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ずっと心にひっかかってた話を聞いてくれ
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89 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 22:43:43.49 ID:uIBWkRVB0
あたい、急にスレた女になっててわろたw




88 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 22:43:24.54 ID:5i2GZwZn0
そしてお言葉に甘え2人でゆりかサンのアパートに向かう。

あの時の俺はそれまでの人生で一番とも言っても大袈裟じゃないくらいドキドキワクテカしてたと思うw

そして10分程歩いて到着。




90 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 22:46:56.25 ID:5i2GZwZn0
ゆりかサンの部屋は全く余計な物がなかった。

最初は仕事の為に他県から来てほとんど仕事中心の生活だから余計な物がないのかと思ったんだけど違ったんだ。

季節はもうすでに冬になっていた

その後俺は17歳にして初めていろんな意味でのショックを受ける事になる。




91 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 22:49:14.59 ID:5i2GZwZn0
それからまた飲みながらいろんな話をした。



そして突然ゆりかサンが泣き出した。



92 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 22:58:17.65 ID:5i2GZwZn0
彼女は俺の住む県に来る前は20歳で短大を卒業後地元を離れ他県の店舗で働きながら一人の男と同棲していたらしい。

ただその男が相当ひどい人間だったらしくギャンブル狂いのDV男だったらしい。

そして俺も働く商業ビルにテナントが新規出店される話が出ると自ら転勤願いを出して半ば逃げるように俺の住む県に引っ越して来たらしい。

だから部屋に何もないのか...




93 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:02:27.41 ID:5i2GZwZn0
そしてしょうがない事だとは思うけど仕事が忙しく店以外で友達も出来なくて結構孤独だったみたいだ…

俺に喫煙室で声を掛けたのは俺が老若男女問わずいつもいろんな人と笑いながら話をしていたかららしい。

当時の俺みたいに何も考えてない子供からするとそんな男の存在はドラマやマンガの中だけだと思ってたからなんか凄いショックだった。






95 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:06:46.34 ID:5i2GZwZn0
なんかどうしたらいいかも分からず涙を流すゆりかサンの手を握るくらいしか出来てなかったと思う。

その日はそのままゆりかサンの部屋に泊めてもらったんだけど、無論何かをする訳でもなくお互い背中を向けて手をつないだまま眠りについた。

あの時ゆりかサンが言った「1くんありがとう」が今でも強く頭に残っている。




96 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:09:56.40 ID:5i2GZwZn0
先述した通り翌日は2人とも休みだったので昼前に起床(寝たのがもう朝方だったので)

そしてゆりかサンに車で俺の地元まで送ってもらう事になった。

何か理由があった訳ではないけどお互い夜中話した事には一切触れなかった。




97 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:13:41.94 ID:5i2GZwZn0
で、俺の家まで車で送ってもらったんだけど なんかそのまま帰って欲しくなかったから遠慮するゆりかサンに半ば無理矢理家に入ってもらうことにした。

ゆりかサンを引き止めたのには二つ訳がある…


一つは単純にまだ一緒にいたかったからだ。



98 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:21:03.50 ID:5i2GZwZn0
もう一つは今帰ってまた寂しい休日を過ごして欲しくなかったから。

今の俺が当時の俺に会ったらガキが生意気言ってんじゃねーよ!って言いたくなるような話だけど、俺と一緒に居る事でゆりかサンが元気になれるならそれが一番いいと思った。



99 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:26:01.18 ID:5i2GZwZn0
それからは昨日のお礼に料理を作ってあげてそれから俺の地元を見たいって言うんで歩いて地元をフラフラした。

当時はバイクに乗っててまともに歩くなんてすっげえ久しぶりだったけどゆっくり歩くのもたまには悪くないなって思った。

しかし、その時…俺の人生を左右したかもしれないメールが届いた。




101 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:34:35.11 ID:6p9jNZIg0
んで?んで?




102 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:37:56.17 ID:5i2GZwZn0
明日香からだった。

実はゆりかサンも明日香と俺の事は気になってたらしくて

付き合わないの?とかお似合いなんだから付き合っちゃいなよ〜って前から言われてたんだ。

メールの内容は…

「前に好きって言ってから なんかあんまり話さなくなっちゃたよね?会いたいよ…ウチ1が本当に好き!付き合ってください」

みたいな内容だったと思う。




103 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:49:02.30 ID:5i2GZwZn0
俺はそのメールを見た時なんか胸がズキッと痛んだ…

俺の異変に気づいたのかゆりかサンにどうしたの?って言われて俺はよせばいいのに相談したんだ。




104 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:53:22.88 ID:5i2GZwZn0
ゆりかサンは少し考えたみたいだったけど2人は本当にお似合いだから付き合うべきだよ!!応援するよ!って言ってくれた。

また胸がズキっと痛んだ…

だけどその時の俺はあーやっぱりゆりかサンにとって俺はただの弟みたいな存在なんだな〜って思った。

正直なんか泣きそうだった。




105 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 23:58:06.15 ID:5i2GZwZn0
明日香には今度直接話そう!とだけ返信した。

そして俺とゆりかサンにも気まずい空気が流れてなんとなく帰路についた

その日の夜ゆりかサンからお礼のメールが来たんだけど俺は素直になれなくて「俺みたいな年下の相手してくれてありがとう!俺もゆりかサンが幸せになれるように応援するわ!」って送ってしまったんだ

その日ゆりかサンから返事が来る事はなかった。



106 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:04:14.02 ID:0RCJnrys0
そして次の日俺は明日香と付き合う事になった。

忘れもしない17歳の冬の出来事だ。


そしてそのまま2ヶ月程が過ぎて季節は春になっていた。

最初は正直ゆりかサンの事を引きずったまま 明日香と付き合ってたんだけどその頃には心から明日香を好きになっていて、幸せな毎日を過ごしていた。

そんなある日の事…

久しぶりにゆりかサンに喫煙室で会った。




107 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:06:49.56 ID:5i2GZwZn0
あの日以来まともに顔を会わせるのは初めてだ…

なんとなく沈黙が続いたけどゆりかサンが口を開いた。

「あたし…仕事やめて地元に戻る事にしたんだ」



108 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:10:58.14 ID:0RCJnrys0
えっ?俺は動揺を隠せなかった…

けれど今はもう明日香と付き合ってる訳で…俺はそっか…戻っても頑張ってね!としか言えなかった。



109 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:13:03.47 ID:0RCJnrys0
ゆりかサンはいつもの笑顔で

「ありがとう!1も明日香ちゃんと仲良くね!」とだけ言い喫煙室から出て行った。

以降二度とゆりかサンに会って話す事はなかった。




110 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:17:36.59 ID:0RCJnrys0
すいません!ちょっと15分程休憩します!

ここまでで質問等があればどうぞ。





111 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:29:03.80 ID:kBVIQSZk0
おつかれ

とりあえず続き聞きたい




113 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:40:00.63 ID:0RCJnrys0
ただいま!

では続きを書いていきます!




114 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:45:26.24 ID:0RCJnrys0
それから2週間程した後ゆりかサンは地元に帰って行った。

今だから言えるが俺はゆりかサンが大好きだった。しっかりしているように見えるけど子供っぽい部分はとことん子供で…

これは後で聞いた話だけど例のゆりかサンの元カレは まだしつこく付きまとおうとしてたらしく、こっちでの住まいがバレるのも時間の問題だったようだ…

まあ会社が変わった訳ではなかったし ゆりかさんが元々いたのも隣県だからしょうがないが...



115 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 00:51:39.65 ID:0RCJnrys0
俺はその話をゆりかサンの店のバイトの子に聞いてから すぐに電話を掛けた。

何故俺に言ってくれなかったんだ…俺なんかが力になれたかは分からないが少なくてもこっちの地元では元カレに手出しさせなかったのに…

ゆりかサンはいつもこの仕事と店が大好きだって言ってた。初めて店長を任されてオープニングメンバーをまとめて頑張ってたんだ。

けどその仕事も辞めて地元に帰るっていう選択をさせてしまった原因の一つは俺だ…

俺があの時素直になっていれば違った結末だったかもしれない。



116 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 01:00:28.40 ID:0RCJnrys0
ゆりかサンは言った。

「あたしも1の事好きだったよ…年下で凄い生意気だけど優しくて心の支えになってくれた。

1が作ってくれた料理や1の地元を一緒に歩いた事あたしは忘れないよ!

本当にありがとう。

だけど1には明日香ちゃんがいるんだからもうあたしの事は心配しないで!さよなら」


俺は本当数年振りに泣いたと思う。

俺は結局ゆりかサンを守ってあげられなかった。ただの自惚れ、勘違いって言ってしまえばそれまでかもしれない。

だけどゆりかサンはずっと俺に助けのサインを出していたんだ



117 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 01:09:36.79 ID:0RCJnrys0
俺はそれから結局半年ちょっと明日香と付き合って別れた。

ゆりかサンとの最後の電話の後まったくゆりかサンの事を思い出さなかったかと言われると嘘になる。


だけど俺は付き合ってる間は明日香が本当に好きだったし、ゆりかサンだって地元に戻って一から 頑張ってるんだ…俺も今目の前にいる彼女を大切にしようって思った。

それに建前じゃなくて本音でぶつかる大事さを教えてくれたのも気の強い明日香だ。

明日香が居なかったら俺は今でも女に気を使う事しか出来なくて誰と付き合ってもすぐに疲れてしまって長く続かない男だったかもしれない。

まあ最後は結局大げんかの末に修復出来ずに別れたんだけど...



118 :名も無き被検体774号+:2013/03/17(日) 01:14:23.83 ID:0RCJnrys0
その後しばらくして明日香もバイトを辞めた。

気づけば就職して1年半が経っていた。

そして俺は18歳になっていた。


今思い出しても凄く中身が濃くて充実した1年半で、人間として成長出来た期間だったと思う。

それから時は流れ…現在23歳。

そろそろ24歳になろうとしている俺がいる。






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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 

 
 
 
 

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