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戦い
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心身ともに疲労困憊していましたが、休みになった事を告げずに赴任先を発ち、家に着いたのは夜9時を過ぎていました。
息子は、既に1人暮らしをしていて、妻が1人で待っているはずの家は留守だったで、合鍵で開けて入ると、疲れから食事も摂らずに眠ってしまいました。
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3月30日(日)
目が覚めたのは午前6時でした。
しかし、妻はまだ帰っておらず、コーヒーを煎れて、トーストと目玉焼きを食べていると、暫らくして帰って来た妻は私が居る事に驚き、何も言わない私に必死で言い訳を始めました。
「友達に、相談に乗って欲しい事が有るから 家に来て欲しいと頼まれて、話が長くなってしまったので、帰っても誰もいないのなら 泊まっていってと言われたので 泊めてもらったの。
帰れるのなら連絡してくれれば 早く帰って来たのに。ごめんなさい。」
そう言い終ると返事もしない私を残して、慌ててシャワーを浴びに行きました。
気付かれないようにバスルームに行き、いきなりドアを開けると、物音に気付いた妻は両手で前を隠した格好で、背を向けてしゃがみ込んでいて、真っ赤なパンティーだけがシャワーに打たれています。
「あなた。急に何なの?恥ずかしいから出て行って。」
「下着を洗っていたのか?また少し漏らしたのか?それにしても見た事も無い派手なパンティーだな。」
妻は無言で俯いていました。
キッチンに戻って冷めたコーヒーを温め直して飲んでいると、戻ってきた妻は、また一生懸命言い訳を始めました。
「本当は、気分転換になるから 時々色々な派手な下着を穿いていたのだけど、こんなのを着けている事を知られると、いくら夫婦でも恥ずかしいから隠してあったの。
それで、あなたに見つからない内に洗濯して隠そうと思って。この前は嘘をついてごめんね。」
妻の浮気を確信しましたが 嫉妬心は復讐心に変わり、意外と冷静な事が自分でも不思議でした。
復讐しようにも、相手が分からず証拠も無いのでは誤魔化されるだけです。
「もう分かった。美鈴を信じるよ。それより2人だけだから今からどうだ?」
その気にはなれないのに、妻の反応を見るために言うと。
「ごめんね。こんな昼間は嫌なの。誰かお客さんが来るかも知れないし、落ち着かなくて。」
想像どおりの答えでした。
「来週は私が行くからその時ね。」
この前までは、もう行きたくないと怒っていたのに、やはり後ろめたいのか、優しい口調の妻に戻っていました。
--------------------
4月5日(土)
今週は、こちらに来るはずの妻が、昼を過ぎても来ません。
昼過ぎに電話が有り。
「あなた、ごめんなさい。行こうと思って準備していたけど、急に気分が悪くなってしまって。更年期障害かな?早い人は もう私の歳でも有るって聞くし。」
「そうか・・・・。それより、もう子供もいないのだし、美鈴もこちらで暮らさないか?離れて暮らさなくてもいいだろ?」
妻が仕事を辞めれば、今は子供達にお金が掛かるので、経済的に苦しくなるのは分かっていましたが、なぜか無性に寂しくなった私がそう言うと。
「ごめんね。それは出来ないわ。今の仕事が好きだし、今辞めると会社に迷惑も掛けてしまう。お願い、続けさせて。もう少しで、あなたも戻って来られるでしょ?」
その夜は7時に電話しましたが、妻は出ません。
その後、何回も電話しましたが、結局 妻は出ず、携帯も電源を切られていて繋がりません。
どうやって証拠を掴むか考えながらベッドに横になりましたが、浮かんでくるのは、妻の白い裸体が他の男によって貫かれている姿です。
妻が男に跨り、腰を振っている姿です。
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4月6日(日)
悔しさで、とうとう眠れず、朝まで何回も電話し続けましたが、妻が電話に出たのは、もう朝の8時を過ぎていました。
「何処かに行っていたのか?夕べ9時頃に電話したが出なかったな。携帯も切られていたし。」
7時から朝まで、何回も電話した事を隠して聞くと。
「・・・・・・・ごめんなさい。あなただったの?
ちょうどトイレに入っていて、電話が鳴っているので急いで出たけれど間に合わなくて。
携帯が切れている?充電不足で電池が切れているのかな?
見てみます。・・・・・・それより何か急用でも有ったのですか?」
「いや。急に美鈴の声が聞きたくなって・・・・・。」
「いい歳をして何を言っているの?変な人。」
あの誠実だった妻が、簡単に嘘を言える女になってしまった事へも、強い怒りを覚えました。
--------------------
4月12日(土)
昼過ぎの新幹線で帰ってきました。
夕食は、久し振りに2人で外食して、帰りに車を止めて、キスをしようとしましたが。
「ちょっと。こんな所でやめてよ。人に見られたらどうするの?私達そんなに若くないのに。」
家に帰って風呂に入り、妻を誘うと。
「あなた。本当にごめんなさい。あれが来ちゃったの。」
「いつもは22日前後のはずだろ。本当なのか?」
その気にはなれないのに、妻の反応を見るために言うと。
「ごめんね。こんな昼間は嫌なの。誰かお客さんが来るかも知れないし、落ち着かなくて。」
想像どおりの答えでした。
「来週は私が行くからその時ね。」
この前までは、もう行きたくないと怒っていたのに、やはり後ろめたいのか、優しい口調の妻に戻っていました。
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4月5日(土)
今週は、こちらに来るはずの妻が、昼を過ぎても来ません。
昼過ぎに電話が有り。
「あなた、ごめんなさい。行こうと思って準備していたけど、急に気分が悪くなってしまって。更年期障害かな?早い人は もう私の歳でも有るって聞くし。」
「そうか・・・・。それより、もう子供もいないのだし、美鈴もこちらで暮らさないか?離れて暮らさなくてもいいだろ?」
妻が仕事を辞めれば、今は子供達にお金が掛かるので、経済的に苦しくなるのは分かっていましたが、なぜか無性に寂しくなった私がそう言うと。
「ごめんね。それは出来ないわ。今の仕事が好きだし、今辞めると会社に迷惑も掛けてしまう。お願い、続けさせて。もう少しで、あなたも戻って来られるでしょ?」
その夜は7時に電話しましたが、妻は出ません。
その後、何回も電話しましたが、結局 妻は出ず、携帯も電源を切られていて繋がりません。
どうやって証拠を掴むか考えながらベッドに横になりましたが、浮かんでくるのは、妻の白い裸体が他の男によって貫かれている姿です。
妻が男に跨り、腰を振っている姿です。
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4月6日(日)
悔しさで、とうとう眠れず、朝まで何回も電話し続けましたが、妻が電話に出たのは、もう朝の8時を過ぎていました。
「何処かに行っていたのか?夕べ9時頃に電話したが出なかったな。携帯も切られていたし。」
7時から朝まで、何回も電話した事を隠して聞くと。
「・・・・・・・ごめんなさい。あなただったの?
ちょうどトイレに入っていて、電話が鳴っているので急いで出たけれど間に合わなくて。
携帯が切れている?充電不足で電池が切れているのかな?
見てみます。・・・・・・それより何か急用でも有ったのですか?」
「いや。急に美鈴の声が聞きたくなって・・・・・。」
「いい歳をして何を言っているの?変な人。」
あの誠実だった妻が、簡単に嘘を言える女になってしまった事へも、強い怒りを覚えました。
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4月12日(土)
昼過ぎの新幹線で帰ってきました。
夕食は、久し振りに2人で外食して、帰りに車を止めて、キスをしようとしましたが。
「ちょっと。こんな所でやめてよ。人に見られたらどうするの?私達そんなに若くないのに。」
家に帰って風呂に入り、妻を誘うと。
「あなた。本当にごめんなさい。あれが来ちゃったの。」
「いつもは22日前後のはずだろ。本当なのか?」
「ええ。やっぱり更年期かな?不規則になるって聞くし。本当にごめんね。」
私は、キスだけでもと思い、強引に妻に抱き付いてキスをしようとすると、妻は私の顔を両手で押して、キスを拒みました。
「ごめんね。その気になってしまうから。今度ね。」
「もういい。もう寝る。」
何故か妻は涙を流していました。
妻は、浮気相手を愛してしまい、私とはキスさえも嫌なのだろうかと思うと、嫉妬、悔しさ、怒りで体が震えました。
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4月13日(日)
今日は、朝から同僚に会うと嘘を言い、電話帳で調べた興信所に行きました。
1件目は、どうも胡散臭そうだったので説明だけ聞いて保留にし、
2件目に行くと、最初に行った所より感じが良く料金も少し安いのですが、それでも 結構な金額です。
今週の月曜から日曜まで頼むつもりでしたが、余りに高額で、妻に内緒では どうにもなりません。
男と会う日が特定出来れば 小額で済むと言われ、結局、次の金曜日と土曜日の2日間だけお願いしました。
勿論、日曜日までずれ込めば 延長してもらいます。
「さっき携帯に電話が掛かって、何か仕事上のトラブルが有ったようなので、来週は帰れない。
美鈴に来て欲しいが、違う支社に出向く事になるだろうから 来ても会えないと思う。
新幹線代も勿体無いから 来週は来なくていいぞ。
電話を掛ける事も出来ないかも知れないから、何か有ったら 携帯に電話してくれ。」
そう言い残して、赴任先に帰りました。
これで妻は自由に行動出来るはずです。
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4月19日(土)
夜7時に、妻が男とラブホテルに入ったと、興信所から携帯に電話が有りました。
やっと証拠を掴める喜びと、本当に妻が浮気していたとゆう失望感が入り乱れ、急いで新幹線に飛び乗って 家に帰りましたが、当然、家は真っ暗で誰もいません。
すぐにでもラブホテルに行って怒鳴り込みたい心境でしたが、十分な証拠が取れないといけないので、我慢するように興信所から言われていて 動けません。
今頃、妻は・・・・・・・と思うと悔しさで、眠れぬ夜を過ごしました。
--------------------
4月20日(日)
妻は朝の8時に帰ってきました。
「えっ・・・・・・。あなた・・・・・・・どうしたの?お仕事は?」
「ああ。昨日で片付いた。それよりまた朝帰りか?一晩楽しんできたのか?俺の知らない男に跨って、一晩中腰を振っていたのか?」
「あなた。何を言っているの?違います。そんな事はしていません。」
「分かった。分かった。もういい。こんな淫乱な母親だったと知ったら、子供達も どう思うだろうな?可哀想に。
お前達は絶対に許さんからな。徹底的にやってやる。一生怨んで、きっと後悔させてやる。」
「あなた。何を言っているの?勝手に勘違いをして、子供達に変な事を言わないでくださいね。私はただ友達の家に・・・・・・・。いったいどうしたのです。」
「ほう。お前の友達はラブホテルを経営しているのか?」
その時、携帯が鳴りました。
「はい。すぐにお伺いします。」
>>次のページへ続く
私は、キスだけでもと思い、強引に妻に抱き付いてキスをしようとすると、妻は私の顔を両手で押して、キスを拒みました。
「ごめんね。その気になってしまうから。今度ね。」
「もういい。もう寝る。」
何故か妻は涙を流していました。
妻は、浮気相手を愛してしまい、私とはキスさえも嫌なのだろうかと思うと、嫉妬、悔しさ、怒りで体が震えました。
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4月13日(日)
今日は、朝から同僚に会うと嘘を言い、電話帳で調べた興信所に行きました。
1件目は、どうも胡散臭そうだったので説明だけ聞いて保留にし、
2件目に行くと、最初に行った所より感じが良く料金も少し安いのですが、それでも 結構な金額です。
今週の月曜から日曜まで頼むつもりでしたが、余りに高額で、妻に内緒では どうにもなりません。
男と会う日が特定出来れば 小額で済むと言われ、結局、次の金曜日と土曜日の2日間だけお願いしました。
勿論、日曜日までずれ込めば 延長してもらいます。
「さっき携帯に電話が掛かって、何か仕事上のトラブルが有ったようなので、来週は帰れない。
美鈴に来て欲しいが、違う支社に出向く事になるだろうから 来ても会えないと思う。
新幹線代も勿体無いから 来週は来なくていいぞ。
電話を掛ける事も出来ないかも知れないから、何か有ったら 携帯に電話してくれ。」
そう言い残して、赴任先に帰りました。
これで妻は自由に行動出来るはずです。
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4月19日(土)
夜7時に、妻が男とラブホテルに入ったと、興信所から携帯に電話が有りました。
やっと証拠を掴める喜びと、本当に妻が浮気していたとゆう失望感が入り乱れ、急いで新幹線に飛び乗って 家に帰りましたが、当然、家は真っ暗で誰もいません。
すぐにでもラブホテルに行って怒鳴り込みたい心境でしたが、十分な証拠が取れないといけないので、我慢するように興信所から言われていて 動けません。
今頃、妻は・・・・・・・と思うと悔しさで、眠れぬ夜を過ごしました。
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4月20日(日)
妻は朝の8時に帰ってきました。
「えっ・・・・・・。あなた・・・・・・・どうしたの?お仕事は?」
「ああ。昨日で片付いた。それよりまた朝帰りか?一晩楽しんできたのか?俺の知らない男に跨って、一晩中腰を振っていたのか?」
「あなた。何を言っているの?違います。そんな事はしていません。」
「分かった。分かった。もういい。こんな淫乱な母親だったと知ったら、子供達も どう思うだろうな?可哀想に。
お前達は絶対に許さんからな。徹底的にやってやる。一生怨んで、きっと後悔させてやる。」
「あなた。何を言っているの?勝手に勘違いをして、子供達に変な事を言わないでくださいね。私はただ友達の家に・・・・・・・。いったいどうしたのです。」
「ほう。お前の友達はラブホテルを経営しているのか?」
その時、携帯が鳴りました。
「はい。すぐにお伺いします。」
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