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童貞と共に人として大切な何かを亡くした話1
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59 :1:2011/05/17(火) 23:13:41.49 ID:+iI4TWAM0
一番最初のメモは無視して…
61 :1:2011/05/17(火) 23:15:50.28 ID:+iI4TWAM0
俺が落ち込んでると、電話が鳴った。
電話の主はフローレンだった。俺は精一杯元気な振りをするしかなかったが、それでも後ろめたさで何度も電話を切りたくなった。
フローレンは、とりとめの無い話をずっと話し続けていた。
いつもよりフローレンが饒舌に感じた。
するとフローレンは突然 友達の話を始めてきた。
フローレン「A子って覚えてる?」
A子はフローレンの幼馴染で、中学卒業と同時に県外へ引越してしまった娘だ。
夏休みに地元に戻ってきた時、フローレンから紹介され、何度か一緒に遊んだ事がある。
俺「覚えてるよ」
フローレン「実はねA子最近好きな人出来たんだって」
俺「へぇ、良かったじゃん」
フローレン「でもね…」
俺「どうしたの?」
フローレン「好きな人と結構仲良くて、一緒に遊びに行ったりとかたまにするらしいんだけど…」
俺「うん」
フローレンが言葉を選びながら話してるのがなんとなく分かった。
62 :1:2011/05/17(火) 23:18:16.62 ID:+iI4TWAM0
フローレン「でね、この前一緒に遊びに行った時、向こうからキスされたんだって…」
俺「へえ」
フローレン「男の人って好きでもない人とキス出来るのかな?ってA子が悩んでて…」
俺の脳みそは完全に思考停止。
この時、俺がなんて答えたか全然覚えてない。
罪悪感と、フローレンに昨日の事がバレたんじゃないかって事で、マトモに話せなかった。
俺は適当に取り繕ってみたが、もう限界で電話を切った…
一番最初のメモは無視して…
61 :1:2011/05/17(火) 23:15:50.28 ID:+iI4TWAM0
俺が落ち込んでると、電話が鳴った。
電話の主はフローレンだった。俺は精一杯元気な振りをするしかなかったが、それでも後ろめたさで何度も電話を切りたくなった。
フローレンは、とりとめの無い話をずっと話し続けていた。
いつもよりフローレンが饒舌に感じた。
するとフローレンは突然 友達の話を始めてきた。
フローレン「A子って覚えてる?」
A子はフローレンの幼馴染で、中学卒業と同時に県外へ引越してしまった娘だ。
夏休みに地元に戻ってきた時、フローレンから紹介され、何度か一緒に遊んだ事がある。
俺「覚えてるよ」
フローレン「実はねA子最近好きな人出来たんだって」
俺「へぇ、良かったじゃん」
フローレン「でもね…」
俺「どうしたの?」
フローレン「好きな人と結構仲良くて、一緒に遊びに行ったりとかたまにするらしいんだけど…」
俺「うん」
フローレンが言葉を選びながら話してるのがなんとなく分かった。
62 :1:2011/05/17(火) 23:18:16.62 ID:+iI4TWAM0
フローレン「でね、この前一緒に遊びに行った時、向こうからキスされたんだって…」
俺「へえ」
フローレン「男の人って好きでもない人とキス出来るのかな?ってA子が悩んでて…」
俺の脳みそは完全に思考停止。
この時、俺がなんて答えたか全然覚えてない。
罪悪感と、フローレンに昨日の事がバレたんじゃないかって事で、マトモに話せなかった。
俺は適当に取り繕ってみたが、もう限界で電話を切った…
64 :1:2011/05/17(火) 23:21:22.39 ID:+iI4TWAM0
次の日もまたフローレンから電話が有った。
フローレンは昨日と同じように、とりとめの無い話を繰り返す。
いつもなら楽しい時間だったフローレンとの会話も、この時の俺にはまさに苦行だった。
そしてフローレンは、またA子の話しをしてきた。
胸が張り裂けるってこういう事なんだろうなって思った。
俺「フローレンなんか知ってる?」
我慢出来なくなって、咄嗟にそんな事を口にした。
すると、フローレンは突然泣き出した。
フローレン「ゴメンね…ゴメンね…」
フローレンは何度も小さな声で謝った。
フローレン「実はピザから俺君との話聞いちゃったんだ…ゴメンね…」
まあ、そりゃそうだろうなとは思ってた。
俺「フローレンが謝る必要無いよ。悪いのは俺だし…」
フローレンが泣いているのに、俺は何も声を掛けられなかった。
掛けちゃいけないと思った。
フローレンが電話口で泣き続ける声を黙って聴く事しか出来なかった…
65 :1:2011/05/17(火) 23:24:19.79 ID:+iI4TWAM0
その後は毎日罪悪感と後悔で笑えなくなった。
そしてインポになった…
66 :1:2011/05/17(火) 23:26:03.94 ID:+iI4TWAM0
数週間後、ピザから電話が有った。
ピザ「生理来たよ。良かったね」
俺「うん…」
本当に安心した。高校に合格した時より安心した。
ピザ「子供出来ちゃってたらどうするつもりだった?」
俺「考える余裕は無かったよ…」
ピザ「あたしは産みたかったなぁ…なんてねw」
正直、無神経に笑うピザにイラっとした。
67 :1:2011/05/17(火) 23:27:55.89 ID:+iI4TWAM0
ピザは、そんな俺の気持ちなんかお構いなしに話しを続けた
ピザ「それでね、恥ずかしいんだけどお願いあるんだ。良いかな?」
俺「何?」
ピザ「この前はその…外だったし、ちゃんと出来なかったし、俺君の事もちゃんと満足させてあげられなかったし…」
俺「…」
ピザ「それでね、今度はベッドでちゃんとして欲しいんだけど…」
俺「……」
言葉が出なかった。でも無理矢理言葉を紡いだ。
俺「ごめん。勘弁して…これ以上苦しめないで…」
俺「本当にごめん」
ピザ「そうだよね、ゴメンね、あたし無茶な事いっちゃったね」
俺「うん…じゃあね」
そう言ってそのまま電話を切った。
68 :1:2011/05/17(火) 23:30:06.98 ID:+iI4TWAM0
その後、ピザと会う事は無かった。
フローレンとは たまに会う事はあったけど、申し訳ない気がして会う回数も減っていった。
俺はインポになったのも有るが何より嫌悪感で一年位はエロ本すら見られなくなった。
フローレンとも会わなくなった頃、凄い可愛い後輩と仲良くなったり バイト先でお客さんに告られたり、先輩に合コンに連れまわされたりと色々とフラグは立ったがフラグは見事に全部折れた。
だってインポですしおすし…
そんなこんなで、その後の高校生活は大した色恋沙汰も無いまま終わってしまった。
69 :1:2011/05/17(火) 23:31:59.75 ID:+iI4TWAM0
とまあ、お粗末なお話でした
付き合ってくれて有難う
もし質問とか苦情あるなら受け付けます
71 :名も無き被検体774号+:2011/05/17(火) 23:33:55.59 ID:nsVhXYOO0
フローレンと長友は付き合ったの??
72 :1:2011/05/17(火) 23:34:28.91 ID:+iI4TWAM0
そだ、一応こぼれ話
長友とフローレンのその後と
需要無いと思うけど岡崎のその後
高校を卒業した後、
長友とフローレンは春休みの間、3日間だけ付き合ったらしい。
何だよそれって思った。
ついでに言うと、長友は高校を卒業してすぐソープランドに行って童貞を捨てた。
魔法使いの弟子から、素人童貞へとジョブチェンジを成し遂げた。
そして岡崎はナンパ王になるべく卒業後ダイエットを始めた。
痩せても決してイケメンにはなれなかったが女の子とも目を見て話せるようになってた。
もともと男同士なら、岡崎は凄いトークセンスが有ったから女の子と慣れちゃえば話題に困る事は無かった。
免許を取ってからは中古のアメ車を買い、学校の友達と一緒にナンパをするようになった。
田舎街で左ハンドルは最強のステータス。
ピザキモオタだった岡崎でもナンパに成功するようになって女にハマり ナンパ王になった。
高校時代は、まさか岡崎と一緒にナンパする時が来るようになるとは思わんかった。
その後は、俺が地元に帰ったり岡崎が東京に出てくる度にナンパを繰り返した。
因みに岡崎は、セックス中 興奮して来ると何故か女の子に関節技を決める性癖があり、それが原因で何度も女に振られている。
変態は どんなに変わろうとも変態なんだと学んだ
>>次のページへ続く
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