童貞と共に人として大切な何かを亡くした話7(マネージャー編)
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426 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:20:46.74 ID:prB/dxTZ0
その日は東海地方のとある街で結衣一人で営業。
やはり結衣は無理をして仕事に行った。
途中電話で様子を確認すると、かなり辛そうな結衣。
このまま一人で東京まで帰らせるのは難しいと判断し 俺は車で結衣を迎えに行った。
結衣「え?迎えに来てくれたの?」
俺「体調悪そうだったしな」
結衣「一人で帰れたのに…」
俺「じゃあ一人で帰る?」
結衣「嫌、一緒に帰る」
結衣を乗せて高速を走っているとやはり結衣はかなり辛そうだ。
いつになく無口な結衣。
俺「大丈夫か?」
結衣「ちょっと辛い…」
俺「無理するから」
結衣「仕事は休みたくない」
そうこうして居ると、結衣の体調はどんどん悪くなる。
遂には過呼吸も始まった。
流石に不味いと思って そのまま病院へ結衣を連れて行く。
病院では、その場で一通りの検査を行う。
検査の結果は特に問題は無い。
医師の話によれば、どうやら精神的なものらしい。
とりあえず点滴をして一晩泊まる事に。
427 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:21:50.61 ID:prB/dxTZ0
結衣「迷惑かけてゴメンなさい」
俺「気にすんな。それより無理すんなよ」
結衣「無理なんてしてない」
結衣は いつも強がる。
俺「俺居たら眠れないだろ?外に出てようか?」
結衣「ううん。居て」
結衣の手を握る俺。
結衣も少しだけ握り返してくる。
二人とも、それ以上は何も言わずに黙って朝を迎えた。
朝になり結衣を自宅まで送り届ける。
俺「後でちゃんともう一度病院行くんだぞ」
結衣「分かってるよ」
俺「何なら俺が連れて行こうか?」
結衣「大丈夫。お母さんに連れてってもらう」
俺「絶対だぞ」
結衣「しつこい!」
俺「こりゃ失敬」
結衣「でも…昨日は有難うね。嬉しかった」
俺「おう!気にすんな。ゆっくり休めよ」
結衣「うん」
結衣が家の中に入るのを確認して、俺は家へと帰った。
その日は東海地方のとある街で結衣一人で営業。
やはり結衣は無理をして仕事に行った。
途中電話で様子を確認すると、かなり辛そうな結衣。
このまま一人で東京まで帰らせるのは難しいと判断し 俺は車で結衣を迎えに行った。
結衣「え?迎えに来てくれたの?」
俺「体調悪そうだったしな」
結衣「一人で帰れたのに…」
俺「じゃあ一人で帰る?」
結衣「嫌、一緒に帰る」
結衣を乗せて高速を走っているとやはり結衣はかなり辛そうだ。
いつになく無口な結衣。
俺「大丈夫か?」
結衣「ちょっと辛い…」
俺「無理するから」
結衣「仕事は休みたくない」
そうこうして居ると、結衣の体調はどんどん悪くなる。
遂には過呼吸も始まった。
流石に不味いと思って そのまま病院へ結衣を連れて行く。
病院では、その場で一通りの検査を行う。
検査の結果は特に問題は無い。
医師の話によれば、どうやら精神的なものらしい。
とりあえず点滴をして一晩泊まる事に。
427 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:21:50.61 ID:prB/dxTZ0
結衣「迷惑かけてゴメンなさい」
俺「気にすんな。それより無理すんなよ」
結衣「無理なんてしてない」
結衣は いつも強がる。
俺「俺居たら眠れないだろ?外に出てようか?」
結衣「ううん。居て」
結衣の手を握る俺。
結衣も少しだけ握り返してくる。
二人とも、それ以上は何も言わずに黙って朝を迎えた。
朝になり結衣を自宅まで送り届ける。
俺「後でちゃんともう一度病院行くんだぞ」
結衣「分かってるよ」
俺「何なら俺が連れて行こうか?」
結衣「大丈夫。お母さんに連れてってもらう」
俺「絶対だぞ」
結衣「しつこい!」
俺「こりゃ失敬」
結衣「でも…昨日は有難うね。嬉しかった」
俺「おう!気にすんな。ゆっくり休めよ」
結衣「うん」
結衣が家の中に入るのを確認して、俺は家へと帰った。
428 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:22:50.03 ID:prB/dxTZ0
その日から結衣が精神的に安定しない日が増える。
突然 結衣から電話が有ったと思えば、結衣が泣いていて何を言ってるのか分からない事があったり
目眩や貧血の頻度も日に日に増えていく。
そして、常に一緒に居たがるようになる。
大事な話があると呼び出されて行ってみるが何を話す訳でもない。
それで結衣の心が落ち着くなら、それで良いと思った。
ただ結衣の体調がおかしいのや、精神が不安定になるのは俺と二人きりの時か電話の時だけだった。
だから俺の中の結衣と、皆の中の結衣のイメージがどんどんかけ離れていく。
いつも元気で明るい結衣。そんな皆のイメージだが、俺と居る時は常に弱っている。
皆と俺の中の結衣のイメージがかけ離れればかけ離れる程 結衣を守らなきゃならないと強く思った。
429 :名も無き被検体774号+:2011/05/30(月) 00:24:10.24 ID:n8bfR3to0
しかし、EDは時系列でのまとめ方がホントに上手くて感心するわ。
ディレクターより放送作家とかのが向いてそうだ。
432 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:28:35.88 ID:prB/dxTZ0
>>429
語彙が少ないからダメだな…
ナレーション書くの下手過ぎてどうにもならん…
430 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:24:18.71 ID:prB/dxTZ0
夏のある日、大垣がロケハンを兼ねて旅行に行こうと言い出した。
撮影で使えそうな場所を探しに行くのだ。
行き先は伊豆の近く、レーベルの保養所があるらしい。
とりあえず、都合のあう人達で行く事になった。
参加者は俺、大垣、結衣、レーベルP2人。
撮影に使えそうな人けの少ないビーチや洞窟、廃校舎を見て回る。
何箇所か雰囲気の良いポイントは見つかった。
国内ロケに使おうと話をした。
夜はレーベルの保養所。
まあ保養所と言っても小さな別荘。
夕飯は結衣が作った。
皆で夕飯を食べながら、酒を飲んでいるとTVでは夜のニュースをやっていた。
ニュースの内容は連続婦女暴行犯の判決の話題だった。
俺はその瞬間チャンネルを変えた。
結衣「死刑にすれば良いのに…」
小さく呟いた。
やっぱり俺は結衣の頭を撫でる事しか出来なかった。
431 :ED ◆WayzE/RKE2 :2011/05/30(月) 00:26:42.31 ID:prB/dxTZ0
この後、結衣は体調が悪くなり、また過呼吸が始まった。
目眩もキツく辛そうだ。
大垣「結衣、大丈夫か?」
結衣「うん」
大垣「結衣、東京帰るか?」
結衣「うん」
大垣「ED君お願いして良い?」
俺「分かった」
結衣を連れて東京へと戻る車の中…
俺「大丈夫か?」
結衣「うん…」
結衣は暗いのが怖いと少しだけ怯えている。
結衣「フラッシュバックするんだ…」
俺「そうか…」
結衣「思い出したくも無いのに感触もハッキリ覚えてるんだ…」
俺「いつか忘れられると良いな…」
結衣はその後も、色んな辛い思い出を俺に語った…
過去のイジメや昔の彼氏の事。
他にも結衣の数々の酷いトラウマ。
まあ、その彼氏に関しては現在進行形でストーカーっぽくなってて 以前から相談は受けていた。
ただ、この時の話しは俺の知らない話しだった。
結衣の中の無数の傷口。
どれも20歳そこそこの女の子には辛い思い出だ。
なんで結衣がこんなにボロボロになるまで苦しめられなきゃならないんだろう?
いつまで結衣は過去に囚われ続けなければならないんだろう?
どうしてやる事も出来ない自分に失望する事しか出来なかった。
>>次のページへ続く
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