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私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう3
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275 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/17(日) 17:20:04.31 ID:6j7GEXWeO
私はその後インターネットであの店の評判を閲覧した。首絞め女性のことが書いてあった。
穏便ではない評判だ。やばい。危ない。病んでいる。怖いなどなど。
彼女はブログをやっていた。
その記述も道端に猫が死んでいたので写真に取っただの、台所で飛んでいたハエをつぶしてびんに集めて、もうすぐ二つ目と報告しているだの。
写真掲載はない。私は予約した時、ブログは見ていなかった。
もう彼女はあの店にはいない。
ブログトップページに、もう疲れちゃったとコメントがあった。
インターネットではいきなりの失踪で、店側も消息がつかめないという。
このたび私の体験を書き記すにあたって、彼女の表情を思い出した。
今思うと、なんとなく終始目だけが、生きている人間のそれとは違って見えていた気がする。
――彼女は、何を思って、裸になったのだろうか。
――そして今、どこにいるのだろうか。土の中にいないことを私は願う。
277 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/17(日) 18:26:28.09 ID:6j7GEXWeO
以上で私を抱いた風俗の話は終わりだ。
次は風俗嬢は出てこない。
ただオナニーをするだけだ。
278 :名も無き被検体774号+:2012/06/17(日) 18:41:19.87 ID:e02IOPmNO
面白い
こんなリアルな風俗レポートは初めて見ました
風俗通いバンザイ\(^O^)/
私はその後インターネットであの店の評判を閲覧した。首絞め女性のことが書いてあった。
穏便ではない評判だ。やばい。危ない。病んでいる。怖いなどなど。
彼女はブログをやっていた。
その記述も道端に猫が死んでいたので写真に取っただの、台所で飛んでいたハエをつぶしてびんに集めて、もうすぐ二つ目と報告しているだの。
写真掲載はない。私は予約した時、ブログは見ていなかった。
もう彼女はあの店にはいない。
ブログトップページに、もう疲れちゃったとコメントがあった。
インターネットではいきなりの失踪で、店側も消息がつかめないという。
このたび私の体験を書き記すにあたって、彼女の表情を思い出した。
今思うと、なんとなく終始目だけが、生きている人間のそれとは違って見えていた気がする。
――彼女は、何を思って、裸になったのだろうか。
――そして今、どこにいるのだろうか。土の中にいないことを私は願う。
277 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/17(日) 18:26:28.09 ID:6j7GEXWeO
以上で私を抱いた風俗の話は終わりだ。
次は風俗嬢は出てこない。
ただオナニーをするだけだ。
278 :名も無き被検体774号+:2012/06/17(日) 18:41:19.87 ID:e02IOPmNO
面白い
こんなリアルな風俗レポートは初めて見ました
風俗通いバンザイ\(^O^)/
281 :名も無き被検体774号+:2012/06/17(日) 23:11:54.81 ID:njZRiuRz0
>そうなのか
ワロタwww
282 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/17(日) 23:15:28.78 ID:6j7GEXWeO
皆様、少し考えたいことがある。今しばらくお待ちください。
285 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:42:29.33 ID:JSD9Ai8IO
皆様お待たせいたしました。
一週間にわたり私の風俗体験を述べてきた。
最後はオナニーだ。
私は何度か、風俗へ行くきっかけについてある女性の存在を上げてきた。二十歳の時だ。私はある女性に出会い、恋い焦がれ、そして長いお別れを告げた。
これから書き記す「業が深いオナニー」はその女性をおかずにした時の話だ。
286 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:43:33.11 ID:JSD9Ai8IO
生来好きな女性では私はオナニーができないようだ。
一時期惚れ込んだアイドルでも抜けなかった。
性欲の対象と恋愛の対象は異なるようだ。肉豚で紹介した友里でもそうだった、そう、かつては。
「業が深いオナニー」をした二十歳の冬に、おそらく原因があるのだろうか。
オナニーの前に、長めの自分語りに付き合って頂きたい。
申し訳ない。このことを書かないと、オナニーができないのだ。
287 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:45:16.99 ID:JSD9Ai8IO
その女性は骸骨みたいな顔だった。えらが出ていてあごの骨がよく見えた。
細身でぺんちゃんこおっぱいだった。ギャルっぽい感じがあったが、地道に物事に打ち込める、社交的で眼の大きな女性だった。
酒でつぶれた声だった。近年生まれた呼称を用いればリア充だった。
また骸骨はスポーツ少女。競技の名前を記すことはできないが、熱心に打ち込んでいた。
私は今よりも外見で人を判断する男だった。骸骨がスポーツのことを話した時も、意外だった。
「嘘じゃないよ」
と彼女はのんびりした口調で訴える。男性向けの口調だ。
野郎の目がない場所だったら全く違う口調なのだろう。
288 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:46:43.87 ID:JSD9Ai8IO
私に非があった。
女性と慣れていない私は、リアクションがうまく取れず、「へえー」と興味がない風に、もしくは信じていなさそうな振る舞いしかできなかった。
骸骨は かばんから競技用の紺色の靴下を取り出し、私に投げてきた。
受け取った瞬間、あっためた納豆の香りが鼻の奥を蹴り上げた。
汗で冷えたのだろう、靴下の温度は低い。
「嘘じゃないでしょ」と骸骨は私に詰め寄った。私は信じた。直情的な性格だった。
勇気を出してからかうと、「なんて言った」と私の眉間に拳を送り込む真似をした。
一度だけヒットした。私のメガネが曲がった。この曲がったメガネは、ある意味、二人の共同作業で作り上げた代物だろう。
私は風俗へ行くまで、女性の体に触れたことがなかったと以前記した。
この骸骨パンチはどうだろう。カウントするか否かは皆様に判断を委ねたい。
289 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:48:16.74 ID:JSD9Ai8IO
骸骨は私にも優しかった。私は今まで異性から親切にされたことがなかった。
強いて挙げれば、高校時代早退を繰り返していた私に、クラスの女子生徒が、「また帰るの」と問いかけてきたくらいだ。
骸骨はよく私に話しかけてきた。たわいもない雑談やいじりを私にしてきた。すれ違えば挨拶してきた。
「オイ―ス」
「あ、どうも」
と私は会釈した。
彼女とすれ違うのが嬉しかった。
私は異性と関わったことがほとんどなかった。それよりも人と関わったことがあまりなかった。
290 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:50:40.96 ID:JSD9Ai8IO
前に小中高時代について書いた。私は人間不信だった。
人間嫌いだった。
なるたけ多くの人と関わるのを避けていた。己のせいなのだが、受け入れていなかった。
高校時代、不良に絡まれて怪我をした日を境に、それはひどくなっていた。
ずっとあの日で立ち止まっている気がした。誰も助けてはくれなかった。
あんな怖い不良が相手なら当然だった。それが私は受け入れることができなかった。
私は弱い。他人を許せない、弱い人間だ。
−−そうか、私は困っている時に誰も助けてくれない人間なのか。そう誇大な被害妄想を持っていた。
土日はたいてい部屋にこもって2chやハードボイルドや冒険ものの映画や小説、ドラマを見ていた。
高校を出てからは趣味のあう友人が増えたが、まだ社会復帰には乏しいものがあった。
アルバイトもしていたが、業績不振で人員削減されそうだった。
打開する努力もしていなかった。高校時代、学業にしても好きな科目しかやらなかった。
山口県光市で男子高校生が自分の教室に爆弾を投げ込んだ事件があった。母はそれを見て、「あんたもいつかこうなるんだね」と予言した。
291 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:53:13.94 ID:JSD9Ai8IO
私は甘えていた。
環境を理由に甘えていた。愚かでは表現しきれない若造だった。
どの道、ろくな人生が待っていないのだろう。
刑務所へ行くようなことをするに違いない。お前のような奴が危ない。何人に言われただろう。
目を通して脳で処理される世界は、薄暗かった。昼間なのにだ。雲ひとつないのにだ。
穴の中でいつまでもしゃがみこんで空を眺めていた。外の世界はいつも晴れていた。手を伸ばせば、立ち上がれば、外に出られた。私はそれをしなかった。
自分よりもっと辛い人がいる。お前より大変な人がいる。
何度自分に言っただろう。何度人に言われただろう。
それでも私は何も変わらなかった。
そんな私が、骸骨を好きになった。なってしまった。
292 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 01:54:43.77 ID:JSD9Ai8IO
授業が一緒だったので、連絡網ということで骸骨の連絡先を手に入れた。
携帯電話に異性のアドレスを入れたのはこの時が初めてだ。母親や親せきのアドレスがあったが、今まで使用したことがない。
業務連絡という形で骸骨に送信した。電話をした。
「骸骨さん。今お時間よろしいですか」
「んあ?」
「○○先生から伝言です。今日の午後五時に研究室に来てほしいとのことです」
「ふぉーい」
「失礼します」
「ふぁーい」
こんなやり取りをするたびに私はときめいた。
年賀はがきの代わりのメールは夜中の一時に送信した。返信は翌日の夕方六時。一斉送信で帰ってきた。
そんなやり取りをするたびに私はときめいた。
――この話を見ている女性の皆様に申し上げたい。
異性慣れしていない男には細心の注意を持って関わって欲しい。
童貞は戦時中の日本兵並みに大変危険な生き物なのだ。必要以上に表現すれば、童貞は細菌兵器を研究していた731部隊よりも危険な生き物なのだ。
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