5年付き合った彼女と別れた時に知った衝撃の事実
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55 :名無しさん :2012/12/18(火)02:26:15 ID:N84aBGZRx
しょうこはと言えば、大学を卒業したものの学生時代から続けているアルバイトを惰性で続け、立派なフリーターとなっていた。
俺は将来を意識し始めてから しょうこのフリーターというぬるま湯生活に少しずつ苛立つようになった。
56 :名無しさん :2012/12/18(火)02:26:36 ID:N84aBGZRx
「そのままバイトでやっていけると思う?」
「実家から離れて一人暮らしして、自立してみたらどう」
俺は そういう小言をぽつぽつと言うようになり、またしょうこ自身も このままではまずいとは思っていたらしい。
そのことでケンカになり、「やりたいこと探すとか、仕事探すとかしたら!?俺は先々そんな寄生されるのは嫌だよ!?」と言ってしまった。
57 :名無しさん :2012/12/18(火)02:26:59 ID:N84aBGZRx
俺は「じゃあ もうはっきりしよう。一人暮らしするか、仕事見つけるか。どっちか自分で決めて。
フリーターで だらだらこのまま なんてダメだよ できないなら俺が一緒にいるといつも甘やかしちゃって あなたのためにならないから別れよう。決まったら連絡して。」
58 :名無しさん :2012/12/18(火)02:27:20 ID:N84aBGZRx
そう言って俺は しょうこに発破をかけた。
つもりだった。
59 :名無しさん :2012/12/18(火)02:27:43 ID:N84aBGZRx
2週間後、しょうこから連絡があった。
「ごめんね。別れよう。私いまは どうしてもがんばれない。」
しょうこはと言えば、大学を卒業したものの学生時代から続けているアルバイトを惰性で続け、立派なフリーターとなっていた。
俺は将来を意識し始めてから しょうこのフリーターというぬるま湯生活に少しずつ苛立つようになった。
56 :名無しさん :2012/12/18(火)02:26:36 ID:N84aBGZRx
「そのままバイトでやっていけると思う?」
「実家から離れて一人暮らしして、自立してみたらどう」
俺は そういう小言をぽつぽつと言うようになり、またしょうこ自身も このままではまずいとは思っていたらしい。
そのことでケンカになり、「やりたいこと探すとか、仕事探すとかしたら!?俺は先々そんな寄生されるのは嫌だよ!?」と言ってしまった。
57 :名無しさん :2012/12/18(火)02:26:59 ID:N84aBGZRx
俺は「じゃあ もうはっきりしよう。一人暮らしするか、仕事見つけるか。どっちか自分で決めて。
フリーターで だらだらこのまま なんてダメだよ できないなら俺が一緒にいるといつも甘やかしちゃって あなたのためにならないから別れよう。決まったら連絡して。」
58 :名無しさん :2012/12/18(火)02:27:20 ID:N84aBGZRx
そう言って俺は しょうこに発破をかけた。
つもりだった。
59 :名無しさん :2012/12/18(火)02:27:43 ID:N84aBGZRx
2週間後、しょうこから連絡があった。
「ごめんね。別れよう。私いまは どうしてもがんばれない。」
60 :名無しさん :2012/12/18(火)02:28:02 ID:N84aBGZRx
納得がいかなかった俺は しょうこに会いに行った。
するとしょうこは、
「いまは何もやる気が起きない。何かしなきゃいけないのは わかってるけど踏み出せない。」
これの一点張りだった。
61 :名無しさん :2012/12/18(火)02:28:24 ID:N84aBGZRx
何度聞いても似たような返答しか返ってはこなかった。
俺は このとき胸の奥の奥で何かに気付いた。
ただそれは、しまっておいた。
62 :名無しさん :2012/12/18(火)02:28:43 ID:N84aBGZRx
そして
「じゃあ、一人暮らしして身の回りのことできるようになってほしい。俺が働いたら、その時は結婚してほしい。」
今度は真っすぐ言うことができた。
63 :名無しさん :2012/12/18(火)02:29:08 ID:N84aBGZRx
しょうこは一瞬とても輝いた表情をしてから、
「今は はっきりお願いします…って言えない。ごめんね。」
と俯いて小さく言った。
出会ってから丸5年が経っていた。
64 :名無しさん :2012/12/18(火)02:29:22 ID:N84aBGZRx
「最近Hしてないね。久しぶりにする?」としょうこは おどけて言ったけれど、いや、しないよ、と俺は小さく首を振りながら断った。
俺としょうこはその日、お別れをした。
65 :名無しさん :2012/12/18(火)02:29:40 ID:N84aBGZRx
それから1カ月して、俺には新しく彼女ができた。
小学校の同級生で、初恋の人だ。
佳子様に似ているので仮名佳子と呼ぶ。
期間をあまり空けないまま他の人と付き合うのは憚られたけれど、一人ではとてもいられなかった。
それだけではなく、佳子のことは人間的にも女性的にも非常に尊敬し、しょうことは正反対のストイックなその性格にとても魅力を感じた。
66 :名無しさん :2012/12/18(火)02:29:58 ID:N84aBGZRx
佳子は同級生だけれど現役で卒業し建設会社に就職、毎日多忙な毎日だった。
しょうこは かまってちゃんだったけれど 佳子は「疲れた」や「忙しい」は言い訳だし、それを連呼するような人は嫌いというほどの働きマンで、俺はむしろ心配になり少し休んでほしいと思うくらいだった。
67 :名無しさん :2012/12/18(火)02:30:19 ID:N84aBGZRx
俺は そんな佳子と付き合い始めた。
無論しょうこのことは引きずってはいない。
将来の話をして駄目だと言われたのだから、未練はない。
ただ、亡くなったしょうこの祖父のマフラーをいただいていたりしていたので、これは返すべきだと思うものを まとめてしょうこに渡しに行った。
68 :名無しさん :2012/12/18(火)02:30:44 ID:N84aBGZRx
佳子にはちゃんと理由を説明し 了承を得て、一月半ぶりに会った
しょうこは特に変わった様子もなく、飄々と「元気?」と言った。
返すものを渡した後、じゃあと帰ろうとすると「私も少し話があるの。ここじゃ何だから歩きながら話さない?」と二人でしょうこの家の近所を歩くことにした。
69 :名無しさん :2012/12/18(火)02:31:06 ID:N84aBGZRx
「彼女できた?」
「できたよ。しっかりしたひと」
「マジで!?なんか想像つかないなぁ。他の人と付き合ってるとか。」
「いつまでも引きずってられないよ」
70 :名無しさん :2012/12/18(火)02:31:28 ID:N84aBGZRx
実際できることは全てした。
全力でぶつかり、ちゃんと飲みこんで前に進もうと決めた。だから もう未練はない。
71 :名無しさん :2012/12/18(火)02:31:59 ID:N84aBGZRx
「それで話ってなに?」
「私ね…浮気してたの。」
「あっ…あぁーやっぱりそうか!そうじゃなきゃ納得いかないもんね。」
72 :名無しさん :2012/12/18(火)02:32:29 ID:N84aBGZRx
俺は気付いていた。
見ないようにもしていた。
今までしょうこは浮気をするたびに自分から言ってきたから、言ってくるまでは勘ぐらない、と思っていた。
これは、逃げだ。俺の胸にはちゃんとチクチクしたものがあったのに。
73 :名無しさん :2012/12/18(火)02:32:45 ID:N84aBGZRx
「…そうだよね。俺君勘するどいもんね。」
「でもいつから?今更だし全部教えてほしい」
俺がそう言うと、しょうこは短く黙った。
74 :名無しさん :2012/12/18(火)02:33:03 ID:N84aBGZRx
「……あのね、一人じゃないんだ。」
「えっ…」
「俺君と付き合ってる間に…たくさんの人と…浮気してた。」
「え…え…どういうこと…?よくわかんないんだけど…」
75 :名無しさん :2012/12/18(火)02:33:30 ID:N84aBGZRx
何を言ってるのか理解できなかった。
しょうこは15股していたと告げた。
あのときの、4年半前に感じたよりも強くて今度は少しザラついた衝撃に襲われた。
76 :名無しさん :2012/12/18(火)02:33:44 ID:N84aBGZRx
しょうこは話し出した。いつものように、俺に許してもらえることを理解した口調で。
はじめは商店街のお祭りで会った中学の先輩たちと。
母親の通う飲み屋の常連のおやじと。
妻子連れの男との不倫。
その男の連れと3P。
飲み屋でナンパされ そのままセックス。
通っていた美容室の美容師と。
俺を含めた飲み会の帰り道に会った若い男と。
そして、従兄とも寝ていた。
1回きりのも、付き合っていた男も。
一緒に部屋を探したやつも。
>>次のページへ続く
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