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片想いしてたら学校辞めることになった
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40 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:35:34.95 ID:fL/K5C7Z0
その日の夜は絶望的な暗い気分で眠りについた
「もう悩まなくてすむじゃん、勉強に集中できる」とか無理矢理自分に言い聞かせたりしてた
42 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:41:50.53 ID:fL/K5C7Z0
次の日の朝 教室に入ったらSは机の上にカバンを置いて その影に隠れてる感じだった
自分と顔合わせ辛かったんだろうな…
ほんの少しだけムカついた気分だった
気分が萎えそうだったけど、「おはよう」って いつもより快活そうに挨拶してみた
気まずくなって変な感じになるのが嫌だったから
少し控えめな笑顔で「おはようございます」
いつも向こうは敬語だったね…
43 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:47:56.27 ID:fL/K5C7Z0
その日は その頃仲良くなった一つ年上の同級生(男)が部屋飲みに誘ってくれた
偶然なんだけどタイミング的にとってもありがたかったね
45 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:52:02.23 ID:fL/K5C7Z0
飲みでもSの事は相談できなかった
相手も恋愛で悩んでて色々話を聞いた
向こうも好きになった子が彼氏持ちだって分かって落ち込んでる所だった
自分も…って相談してみれば良かったかな…
その友人は一緒に遊びに行ったりメールのやり取りしていたのに最近彼氏いることが分かったって
女ってずるいよな…
46 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:56:22.18 ID:fL/K5C7Z0
でも その友人はその後の夏休みにアタックして彼女にしてたな
自分とは違って積極的な男だったから
羨ましかったし、自分の不甲斐なさにさらに落ち込んだ
その日の夜は絶望的な暗い気分で眠りについた
「もう悩まなくてすむじゃん、勉強に集中できる」とか無理矢理自分に言い聞かせたりしてた
42 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:41:50.53 ID:fL/K5C7Z0
次の日の朝 教室に入ったらSは机の上にカバンを置いて その影に隠れてる感じだった
自分と顔合わせ辛かったんだろうな…
ほんの少しだけムカついた気分だった
気分が萎えそうだったけど、「おはよう」って いつもより快活そうに挨拶してみた
気まずくなって変な感じになるのが嫌だったから
少し控えめな笑顔で「おはようございます」
いつも向こうは敬語だったね…
43 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:47:56.27 ID:fL/K5C7Z0
その日は その頃仲良くなった一つ年上の同級生(男)が部屋飲みに誘ってくれた
偶然なんだけどタイミング的にとってもありがたかったね
45 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:52:02.23 ID:fL/K5C7Z0
飲みでもSの事は相談できなかった
相手も恋愛で悩んでて色々話を聞いた
向こうも好きになった子が彼氏持ちだって分かって落ち込んでる所だった
自分も…って相談してみれば良かったかな…
その友人は一緒に遊びに行ったりメールのやり取りしていたのに最近彼氏いることが分かったって
女ってずるいよな…
46 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:56:22.18 ID:fL/K5C7Z0
でも その友人はその後の夏休みにアタックして彼女にしてたな
自分とは違って積極的な男だったから
羨ましかったし、自分の不甲斐なさにさらに落ち込んだ
47 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:59:27.02 ID:HfVpA/KE0
ふむふむ
44 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:48:10.60 ID:LvyJOIdM0
みてる
48 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 02:59:52.23 ID:fL/K5C7Z0
>>41
>>44
ありがとう
Sとは その後も一緒に帰っていた
時々自分のアパートに寄りたいような言動をみせるようになった
49 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:07:16.69 ID:fL/K5C7Z0
「どんな部屋に住んでるんですか?」とか
「明日の小テスト不安…」 とか言われて
(一緒に勉強しよう、って誘えばいいのか??)悩んだりした
S「○○城(近くの観光名所)に行ってみたい」
なんて言われて
俺「今度一緒に行こうか?」
S「はい♪誘ってください」
てなやり取りもあったけど
(彼氏いるんだよなぁ)って思うと気分が萎えてしまった
50 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:08:33.16 ID:fL/K5C7Z0
本当にどうしようもないな、自分
他人が聞いたらきっとイライラすると思う
52 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:12:21.26 ID:fL/K5C7Z0
Sの女友達から「地元に彼女とかいるの?」て聞かれたり
「S、彼氏と上手くいってないみたい」
なんてことを言われたり
本人から彼氏の愚痴を聞かされることもあった
51 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:10:07.21 ID:rA8AD0Dt0
彼氏いるどころか同棲だもんね
そりゃショックでかいわぁ
53 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:20:00.81 ID:fL/K5C7Z0
>>51
そうなんだよ…
S本人や周りの雰囲気は、俺にSへ告白しろみたいな感じに思えた
前述の同級生の男(友人Hとします)からは「彼氏持ちでも”好き”って言えば相手は意識するから何とかなるもんだ」とか
「Sは美人だから、もし彼氏と別れたらすぐ男できるぞ」とか
直接的には一切言わないけど、やっぱり行動を促していたんだと思う
55 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:24:11.80 ID:rA8AD0Dt0
>>53
そうね。
行動して男はなんぼ。
そういう定めに男は生きてるのよ。
それに気づくか気づかないかで男の人生変わるもの。
大変よね。
58 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:36:08.05 ID:fL/K5C7Z0
>>55
自分にはそうは思えないんだけど幸せになるにはそうするべきなんだってのは分かる
なんとか変わろうともがいているんだけど 考えと行動が結びつかない自分の脳みそが恨めしい
54 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:23:33.15 ID:fL/K5C7Z0
でも自分に自信がなかったし告白して上手く付き合えるなんて思えなかった
そもそもSを好きだっていう自覚が自分にはなかった
でもいつの間にかSを目で追っていたり、Sが他の男と話しているとそれが凄く嫌だったりした
56 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:26:39.15 ID:fL/K5C7Z0
好きだって気持ちを自分で押さえつけていたんだと思う
彼氏がいるんだから好きになっちゃ駄目だ、苦しむだけだ、って
相変わらず一緒に帰っていたけど、もう可愛いとか美人とかは思えなくなっていた
57 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:32:47.57 ID:fL/K5C7Z0
でも一人になるとSのことばかり考えてしまう
考えても結論が出るわけでもないのに
一度 帰り道の途中で無言のSが(部屋に誘って欲しい)って思ってるのを感じた事がある。
理由も無いけど何故かそう感じた
気のせいかも知れんけど
でも あのとき勇気出していたら その後の自分は変わったかもしれない
59 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:47:24.91 ID:fL/K5C7Z0
結局、メルアドも番号も聞けないまま二学年目も終わろうとしてた
昔 会社の同期にメールでしたデートの約束すっぽかされて女とメールするの怖くなってた
学年最後の日、一人で席に座っているSを見て食事か何かに誘うべきなんじゃないかって何故か思えて悩んでいた
悩んでいるうちに友人に話しかけられて、しばらくするとSの姿は無かった
まだ校内いるかと思って うろついてみたけど見当たらなかった
仕方ないので その日はそのまま帰った
何かすごく空しい気分だったのを覚えてる
いま思うと あの日が一種の運命分岐点だったかな
61 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:53:21.88 ID:fL/K5C7Z0
二年から三年にかけての春休み中3.11の地震が起こった
実はSの住まいは福島県内にあって、隣県の学校へ電車で通ってた
原発からは30km以上離れていて、停電中だけど無事だって事を友人経由のメールで知った
おそらくは彼氏の仕事の都合で、避難するつもりは無いようだった
62 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:56:32.16 ID:fL/K5C7Z0
当時どんな気持ちだったのか、上手く思い出せない
ただ、単なる級友の一人にすぎない自分には何もできないっていうのが すごく悲しく、情けなかった
63 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:59:22.58 ID:fL/K5C7Z0
多分 あの頃から自分の心は軋み始めていた
震災の影響で例年より少し遅い4月の中ごろ、Sとは再会した
64 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:03:47.59 ID:fL/K5C7Z0
自分と目が合った瞬間、ぱっと明るくなったSの表情がまだ忘れられない
その顔を見て自分は何か理由のない恐れを感じた
怖くなって俯いた
Sの周りに彼女の身を案じる級友達が集まっていった
しばらくそれを眺めて、自分はその場を離れた
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