幼馴染で婚約者の秘密を知ってしまった
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490 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:35 ID:R/ipI13x
おまいは悪くない、悪くないんだよ・゚・(ノД`)・゚・。
491 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:36 ID:zqCkWdRc
やばいぜ。ちょーせつねー
492 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:38 ID:7VLLOLec
『元気だった?』
『まあまあ』
『ふーん・・・』
何か、どうでもいい会話でした。あまり覚えてません。
お互い言葉が見つからなくて、特に彼女は多分 俺との言葉を繋ぐのに必死だったのかも。
俺はもう、好きとか嫌いとかじゃなくて、って好きでした、やっぱり。どうしようもなく。
長過ぎたんですね、一緒にいる時間が。
俺が家出した、失踪したこの一年の何倍も長く居たんだと言う事。
ただ、俺には気がかりな事、と言うか人が。
「お父さんは?」
「会社だよ」
ちょっと安心しました。
居所がバレたらきっと俺 殺されます。と言うか殺されてましたね。
武闘派じゃないけど やっぱり「彼女のお父さん」ってのは怖いです…。
おまいは悪くない、悪くないんだよ・゚・(ノД`)・゚・。
491 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:36 ID:zqCkWdRc
やばいぜ。ちょーせつねー
492 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:38 ID:7VLLOLec
『元気だった?』
『まあまあ』
『ふーん・・・』
何か、どうでもいい会話でした。あまり覚えてません。
お互い言葉が見つからなくて、特に彼女は多分 俺との言葉を繋ぐのに必死だったのかも。
俺はもう、好きとか嫌いとかじゃなくて、って好きでした、やっぱり。どうしようもなく。
長過ぎたんですね、一緒にいる時間が。
俺が家出した、失踪したこの一年の何倍も長く居たんだと言う事。
ただ、俺には気がかりな事、と言うか人が。
「お父さんは?」
「会社だよ」
ちょっと安心しました。
居所がバレたらきっと俺 殺されます。と言うか殺されてましたね。
武闘派じゃないけど やっぱり「彼女のお父さん」ってのは怖いです…。
495 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:46 ID:7VLLOLec
「何で分かったの?」
「調べてもらったから…」
探偵さん、もう少し俺をホッといてほしかった。
でも、不思議と彼女に対して、怒りとか そう言う負の感情は湧かなかった。
俺、この子と昔付き合ってたんだな…そんな感じ。
彼女もごく自然に あの頃と同じ感じで話し掛けてくれる。
それが嬉しかった。
「ゴメン、そろそろ戻るよ」
「うん、待ってる」
496 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:46 ID:7VLLOLec
そんな会話だったと思う。
戻ると…女の職場ってのは怖いですね、ホント。
介護職員は8割女性なんですけど、このお姉様方が何と言うか…お前等全員毎週欠かさず女性セブン買ってるだろ!みたいな濃い方々で。
『ねえ彼女?彼女?』
『へー彼女いたんだァー』
『結構可愛いよねー』
…うるせぇよババァ共、口に糞詰めッぞ。と心にもない事をそっと心の中に仕舞いましたとさ
スマソ、上げてしまった…
498 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:53 ID:qm1XBpEN
最後まで一気に聴きたくなる話ですね…
499 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:57 ID:AknjhTQK
寝れねえよ全く
500 :えっちな21禁さん:04/04/22 01:58 ID:F/kO3RMx
。・゚・(ノд`)・゚・。
502 :えっちな21禁さん:04/04/22 02:00 ID:7VLLOLec
その日は日勤で、午後4時で上がれました。
でも その間、3時間ぐらい待たせちゃって。
仕事が手につかないですよ。気兼ねして。
老人ホームは山の中、と言うかド田舎です。
そんな場所へ彼女はバスとタクシーで来てくれた。アクアラインを越えて来てくれた。
最初は戸惑ったけど普通に話せました。自分でも驚くぐらい。
来てくれたのは嬉しいけど、寮には止められないから結局日帰りです。
送ってくよ…って事でタクシー呼んでアクアラインのバス亭まで乗せてもらって…
503 :えっちな21禁さん:04/04/22 02:01 ID:Sz2s9bd+
Hの行為中の描写メインより、こういった心理的描写とか その後のやりとりとかのほうがドキドキする。
504 :えっちな21禁さん:04/04/22 02:01 ID:7VLLOLec
金谷だったか金田だったか あのバスターミナル、何も無いんだよねホント。
その周辺を暗くなるまでブラブラしながら色々と話しをした。当り障りの無い話だったけどね。
あんなに悩んで別れたつもりだったのに いい雰囲気になってたと思う。
別れ…って言っても俺が勝手に消えただけだったのかも知れないけど。
最後にバスに乗り込む直前、
『また来るね』
『いや、俺、そろそろ帰るかも』
『ホント?』
…そんな会話を交わして。
バスが見えなくなるまで見送りました。
その後、急に泣けてきて。
もう、このまま苑辞めて帰ろうかな、なんて。
あのバス 走ったら追いついて乗せてくれるかな、とか。
彼女と一緒に帰りたくなった。
今まで抑えていたホームシックが一気に来たんだと思う。
509 :えっちな21禁さん:04/04/22 02:11 ID:7VLLOLec
結局、それからしばらくして俺は帰りました。
理事長先生にもお礼を言って、何故か励まされたけど。
ちょっとした更正施設と言うか、貴重な一年だったと思う。
俺が言うのも何だけど、自分自身をかなり磨けた気がする。
今まで何でも中途半端で、上手く言えないけど ダメだなーって感じだったけど。
愛の貧乏脱出大作戦…あんな感じの一年でした。
そんなに為になったかは分からないけど。
家に帰ると おかえりー…普通の応対でした。
親子の感動の再会、なんてものはなく。
『車は?』
『あー』
『あー、じゃなくてよ』
『ゴメン…』
俺の車は1月の大雪の日、田舎の風俗店の前でスリップして駐車していたワゴン車にドーン。
…逃げました。で、廃車に。
幸い、俺の車は追突した後も走ってくれて。かなりヤバかった。
こんな所で懺悔するなって感じだけど、必死で山道を逃げました。ワゴン車は…前がグチャっと。
俺は今でも信じてます、あれは、あのワゴンは元々ガードレールに追突して止まっていたんだと。
その後、俺がオカマ掘っちゃったんだと。そう信じてます。
俺は無罪…。
516 :えっちな21禁さん:04/04/22 02:27 ID:411FZ05H
彼女の両親には土下座しました。
演技じゃなくて、本当に心から土下座しました。
父親は俺を完全無視。
母親は何となく呆れている感じでした。
もう結婚なんて言葉は綺麗に無くなってました。
彼女とは、別れました。
ちなみに、俺は西村の事を聞かなかったし彼女も言わなかった。
この指輪持っていてもいい?と聞かれて、うん…と答えました。
よせばいいのに俺は意地悪な質問をしてしまって。
その時は無意識に聞いちゃったんたけど。
ティファニーは?って。
『捨てたよ』
『…似合ってたのに』
彼女は俺が、別れる、ゴメン…と言った時も、泣かなかった。
俺も泣かなかった。
彼女は寂しそうに微笑んでいたけどね。
いや、寂しそうかどうかは俺には分からないけど。
寂しがってくれるといいな…なんて。
勿論、嬉しそうではなくて。強がってる感じでもなくて。
多分、諦めなんだと思う。あの微笑。しょうがないなーって。
結局 最後まで可愛いなァ…と思ってた俺は負けです。
あの時、作り笑いでもしてくれたら、ちゃんと嫌いになれたかも知れない。
>>次のページへ続く
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