2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg
 
 

おすすめ記事

 
 
 

おすすめ記事(短め)

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 

 

淡々と今までの人生振り返るから良かったら聞いてくれ
(3ページ目)  最初から読む >>

 

\ シェアする /


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:32:36.18 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

ある程度近付いて止まり、待つ

女の子は少しだけ眉間にシワを寄せながら乾いた少し枯れたような声でおどろいたわ、もっと大人だと思ってたのに、と言った


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:36:37.29 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

まったく俺のセリフだったが、即座に声の異質さの原因を発見して息を飲んだ

彼女の首元には青青とした跡があったのだ

固まってしまった

こんな小さな女の子が首吊り、死ぬ?


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:40:56.71 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

俺の変化に気づいたのか、彼女は俺に一歩近付き、俺の左手を握って寒いからあっちのベンチに行こうよ、と枯れた声で言ってきたが

俺は動く事ができなかったばかりか、泣いてしまった


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:45:19.43 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

自殺掲示板にいる大半は構ってちゃんだ

本当は自殺する気のない奴ばかり

だから俺はその甘っちょろい奴に死だけが君の救いなら自殺しかないよな、死だけが、などと言い放ってきた

死ぬ気がないんだから、死なないから、自殺は起こらないんだと思ってた

けど違った




66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:48:19.20 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

違ったんだ

なんてリアルな死が、目の前にいる

俺は涙が止まらなかった、膝をついて、ごめん、すまない、と呟き続けた

彼女は困っただろうな


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:52:51.93 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

泣きながら一頻り悔いた後、一読深呼吸して落ち着いた

顔を伏せたまま、すまない、もう一度言うと、あんたのせいじゃないよと頭の上から声が枯れた声が聞こえた

また泣きたくなったが我慢した


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 02:58:39.65 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

ベンチに移動してから、自己紹介をし合った

彼女は15歳との事だった、見えないが色んな影響で発育が遅れてるらしい

名前は お互い教えず、掲示板上のハンドルネームで行こうと決めた

彼女は終始、普通の女の子だった


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:02:19.10 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

その日は自己紹介のみで解散した

また近いうちに会おうと言おうとしたら、先に言われた

家に帰ってすぐに自殺掲示板を開いて彼女の書き込みを読んだ

俺が泣いた事はちゃんと書いてた


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:05:52.48 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

それから週に1度は会った

彼女は不登校なので、毎日暇らしいが距離的な問題があったので週に1度がやっとだった


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:11:28.99 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

7回目のその日は吹雪だった

待ち合わせ場所の公園には風除けの柵はあるものの完全には防げない

ベンチに座る俺たち2人にも吹雪は容赦なく吹き付け話どころじゃない

すると彼女はベンチから少し離れた公衆トイレに行こうよと俺の手を引いた


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:14:24.67 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

公衆トイレの前に来ると、彼女は障害者用のトイレの扉を開け、中に入って手まねきした

俺は、あぁここなら吹雪きに邪魔されず話ができるななんて呑気にカンガエテタ


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:17:51.68 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

俺は扉を閉め、風が止む

彼女は便座に座り、俺を見ている

さて今日は掲示板に出没する出会い厨の真の狙いについて話そうとした時

彼女はコートを脱いだ




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:21:45.98 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

脱いだコートを壁のフックに引っ掛けると

今度はスカートの腰に手をやり、一気に足元まで下ろした

俺は呆然と見ていた、扉の傍に立ったまま


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:24:01.35 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

彼女は黒いパンツを履いていた

今度はそのパンツの腰に手をあてていた

俺はキョドリながら、ちょちょ待って何やってんの?と小さく叫んだ


77 :恋のABC-Active,Blue,Combine ◆jGheo8BzMA :2014/02/26(水) 03:26:19.71 ID:/DBUDFuv0
なんか複雑だな


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:27:01.45 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

彼女はパンツに手を当てたまま、寒いからこっち来てと俺をみつめた

唾をのみ、彼女の顔を彼女のパンツにかけられた手を交互に見ながら近づいた


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:31:02.15 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年


近づいて分かった

彼女の足は青あざや小さな切り傷がたくさんあった

2度目の唾を飲み込むと同時に彼女が話し始めた

父親から虐待されてる事、学校の先生もグルだという事


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:36:48.59 ID:DsumeNbg0
>>79
続けて


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 03:37:58.86 ID:l6nOtr+OP
17歳

高校二年

最後に彼女は、そんな最低の父親でも唯一の家族だからね、と

俺にできる事は初めから何も無かったんだと悟った

彼女と話をしながら、彼女の何も知らなかったんだと

でも俺は、俺に何かできる事はあると聞いた

彼女は今、かなり寒いから抱きしめて欲しいと冗談っぽく笑ってみせた



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:泣ける話,
 


\ シェアする /


関連記事

 
































easterEgg記事特集ページ

 

新着記事

 

 
 
 

殿堂入りのおすすめ記事

 
 
続きを見る
 
 

こちらもどうぞ

 

 

おすすめ記事1

 

 
 

おすすめ記事2

 


 

おすすめ記事3

 


 

人気記事(7days)

 

 

新着記事