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淡々と今までの人生振り返るから良かったら聞いてくれ
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100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:34:45.02 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
が、先に口を開いたのは彼女だった
ありがとう、と
元気になったよ、と
俺は嬉しくなった
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:38:36.48 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
彼女は続けて
それじゃ今日は帰るね、寒いしね、と
俺はそうだな、寒いから帰るかと思った
俺たちはそこで別れた
彼女はその日の夜、首を吊って死んだ
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:39:18.09 ID:yHWnA05L0
おぅ………
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:39:40.62 ID:l6nOtr+OP
もう5時前か
17歳
高校二年
が、先に口を開いたのは彼女だった
ありがとう、と
元気になったよ、と
俺は嬉しくなった
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:38:36.48 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
彼女は続けて
それじゃ今日は帰るね、寒いしね、と
俺はそうだな、寒いから帰るかと思った
俺たちはそこで別れた
彼女はその日の夜、首を吊って死んだ
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:39:18.09 ID:yHWnA05L0
おぅ………
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:39:40.62 ID:l6nOtr+OP
もう5時前か
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:40:16.68 ID:BlL3Vg5W0
これは・・・
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:40:22.74 ID:DsumeNbg0
きつすぎるだろ
きつすぎる
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:40:58.18 ID:DsumeNbg0
えちょっと待ってこれきつすぎだろうわああ
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:42:02.79 ID:yHWnA05L0
おわりなの?
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:42:41.86 ID:DsumeNbg0
どういった経緯で首をつったって知ったんだ?
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:44:09.90 ID:O+HuZkZt0
まじかよ...
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:46:57.85 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
彼女が死んだと分かったのは電話が来たからだ
何回目かに会った時、停電やパソコンが壊れた時の為に交換した電話番号
翌日の夕方、彼女の父親から電話がかかってきた
娘が自殺したと
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:51:05.63 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
悪戯だと思った
でも同時に現実だと思った
彼女の首を思い出した
青青とした跡
電話の向こうで、彼女の父親が予想外にも言ってきた
落ち着いたらまた電話する、大丈夫か
俺はただ、はい、としか言えなかった
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:55:23.86 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
電話が切れた瞬間、俺は心臓が飛び出るんじゃないかってくらいの勢いで吐いた
その後で肺が破裂するんじゃないかってくらいの勢いで叫んだ
座ってた椅子を窓ガラスをぶち破り外にほおり投げた
家族が掛けつける音を聞いて、スリッパのまま窓から逃げた
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 04:58:12.65 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
涙があふれて来た
何も考えられなかった
外はシンシンと雪が降っていた
気づけばスリッパは片方失って裸足だった
もう、俺も死のうと思った
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:00:42.80 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
首を吊ろう、そう思った
彼女と同じ、そう思った
でもロープがなかった
ロープは俺の部屋にある
帰ろう
俺は帰った
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:09:56.35 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
家に帰ると婆ちゃん以外の家族から殴られながら責められた
俺が何も言わないでいると、婆ちゃんが俺に近づいてきた
婆ちゃんにも何も言うつもりはなかった
でも婆ちゃんは、何も言わず俺を抱き寄せて、子守唄を歌った
俺は赤ん坊のように泣いてしまった
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:13:15.09 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
気づいたら寝ていた
起きたのは俺のベッドの上で、窓にはダンボールが貼ってあった
俺は二度寝する事にした
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:17:17.71 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
次の日から、俺は高校に通うのを止めた
毎日6時に起き、電話の前に座り続け、夜の12時に寝た
初日は辛かった
だけど3日もすれば慣れてしまった
この生活が21日続いた
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:20:40.12 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
22日目、正午ぴったりに電話が鳴った
俺は即座にとり、オレです、○○(ハンドルネーム)ですと言う
電話の主は彼女の父親だった
明日の昼、例の公園で会う約束をした
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/26(水) 05:23:10.23 ID:l6nOtr+OP
17歳
高校二年
公園に俺は朝の7時からいた
始発で来た
彼女と過ごしたこの場所に彼女を苦しめた奴が来る
俺は彼女の父親を殺す
>>次のページへ続く
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