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「機械と少年」
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263 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/21(木) 00:43:27.98 ID:9RL8lROSP
アーディナルシティ
ここは通称本国と呼ばれる人類の最重要都市だ
そこから数キロ離れたところに人類軍の本部があった
「どうだ?上手く行きそうか?」
「どうでしょう・・・。
何せこの規模は今だ機械軍すら手を出していない領域ですからね」
話しているのは白衣姿の男達
その前には銀色の巨人が横たわっている
「完全な人型か・・・」
「美しいですよね。惚れ惚れします」
その巨人は未だ目覚めない
まだシステムが出来上がっていないのだ
「しかしこんな化け物の基礎理論を送りつけてきたのは
どこのどいつなんでしょうね?」
「化け物?ははっ・・・これは神だよ。」
「神・・・ですか?」
「そうだ・・・まだ名前が無かったな」
「人類の生み出した神ですからね」
「うん・・・なにかカッコいい名前が欲しいな・・・」
彼らは自分達がなにを作らされているのかも知らずに
無邪気にはしゃいでいた
これがADAMの意思とも知らずに
--------------------------------------------------------
276 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/23(土) 00:53:03.89 ID:tJWj1RziP
連合チーム合流点
勇「俺たちが1番乗りらしいな」
リート「ですねぇ〜」
辺りはまさに荒野!と言った感じで俺たちはその真ん中に立っていた
ミーラ「こんな見晴らしのいい場所を合流点に選ぶなんて・・・」
クロム「だからこそ敵の意表を突けるんじゃない」
勇「なぜだ・・・?ってく、クロム!?」
クロム「よっ!」
いつの間にこんなところに?
ゴート「さっきから違和感があると思ったら・・・」
ガイウス「ええ、あそこになにかあります」
ガイウスが指差す先には・・・
何もない
ウェルス「なんもねぇぞ?」
ガイウス「大気が揺らいでいる」
そう言ってガイウスは近くの石ころを投げた
カンッ!
石は何もない空中で何かに当たって落ちる
勇「え!?」
リート「今なにが?」
アーディナルシティ
ここは通称本国と呼ばれる人類の最重要都市だ
そこから数キロ離れたところに人類軍の本部があった
「どうだ?上手く行きそうか?」
「どうでしょう・・・。
何せこの規模は今だ機械軍すら手を出していない領域ですからね」
話しているのは白衣姿の男達
その前には銀色の巨人が横たわっている
「完全な人型か・・・」
「美しいですよね。惚れ惚れします」
その巨人は未だ目覚めない
まだシステムが出来上がっていないのだ
「しかしこんな化け物の基礎理論を送りつけてきたのは
どこのどいつなんでしょうね?」
「化け物?ははっ・・・これは神だよ。」
「神・・・ですか?」
「そうだ・・・まだ名前が無かったな」
「人類の生み出した神ですからね」
「うん・・・なにかカッコいい名前が欲しいな・・・」
彼らは自分達がなにを作らされているのかも知らずに
無邪気にはしゃいでいた
これがADAMの意思とも知らずに
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276 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/23(土) 00:53:03.89 ID:tJWj1RziP
連合チーム合流点
勇「俺たちが1番乗りらしいな」
リート「ですねぇ〜」
辺りはまさに荒野!と言った感じで俺たちはその真ん中に立っていた
ミーラ「こんな見晴らしのいい場所を合流点に選ぶなんて・・・」
クロム「だからこそ敵の意表を突けるんじゃない」
勇「なぜだ・・・?ってく、クロム!?」
クロム「よっ!」
いつの間にこんなところに?
ゴート「さっきから違和感があると思ったら・・・」
ガイウス「ええ、あそこになにかあります」
ガイウスが指差す先には・・・
何もない
ウェルス「なんもねぇぞ?」
ガイウス「大気が揺らいでいる」
そう言ってガイウスは近くの石ころを投げた
カンッ!
石は何もない空中で何かに当たって落ちる
勇「え!?」
リート「今なにが?」
277 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/23(土) 01:06:08.11 ID:tJWj1RziP
クロム「光学迷彩よ。今は解除出来ないけどここに大型の輸送機があるの」
ウェルス「マジかよ・・・」
何もない空間を触ろうとしたウェルスのては途中で消えて見えなくなる
ウェルス「すげぇ!」
クロム「とりあえず中に入ったら?
ああ、ヴィントは全機ウチのスタッフに任せて」
ゴート「何をするんだ?」
クロム「すっごいの持ってきたから、まぁあとは見てからのお楽しみ」
何もない空間の一部が揺らぎ輸送機のハッチの部分が現れる
ウェルス「すっげぇ金かかってねぇか?」
クロム「この作戦の総指揮は一応ウチの指令だからね」
勇「ホルン司令もやる気十分ってことか」
輸送機のなかは随分広かった
クロム「他のチームもすぐそこまで来てるわ。全チーム到着まで1時間ってとこね」
勇「それまでヴィントの調整を頼みたいのだが・・・」
クロム「それならもうウチのスタッフが始めてる。あんたらは特攻すればいいだけよ」
ウェルス「特攻・・・」
278 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/23(土) 01:15:42.77 ID:tJWj1RziP
役1時間が経った
俺の知った顔も多かったがそれ以上に知らない顔もあった
「よぉ!久しぶりだな!」
ウェルス「おお、おめぇらだったのか」
「俺らじゃ不満か?」
ウェルス「また後ろから爆発音が聞こえそうでこえぇもんな」
それぞれが出向いて協力を仰いだメンバーだけに
チームブラウがその中でも中心になっていた
ルノート「久しぶり!」
勇「ルノート!」
こいつにはツイッターン基地で随分世話になった
ルノート「なんかついに出番って聞いて飛んできたぜ!」
勇「ああ、お前がいると心強い」
風吹「久しぶりだなぁ。妹よ」
実村「なんで兄さんが来るんですか?」
風吹「一応ツイッターンの総隊長だからな」
実村「あぁ・・・兄さんのせいで作戦成功率が半減しました・・・」
風吹「なんだと!?それは一大事!!」
賑やかだなぁ・・・
279 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/23(土) 01:23:23.33 ID:tJWj1RziP
シティ「ウチの基地はほぼ壊滅だからあんまメンバー集まらなかったけど・・・」
ガイウス「いや、お前がいてくれるだけで十分心強い」
シティ「あんた・・・」
抱き合う二人
リート「・・・///」
勇「まじまじ見るな」グイッ
リート「み、見てませんっ!」
クロム「あ〜・・・わかった。
適当に勇辺りを・・・ん?
わかったそう伝える」
通信機に向かっていたクロムが俺を手招きで呼び寄せる
勇「どうした?」
クロム「さっき言った とっておきが準備し終わったらしいわ。
一応あんたのチーム全員で行って見てきて」
勇「了解だ」
なんだかワクワクする
クロム「あとリートも連れてこいってさ」
勇「リートも?・・・わかった」
リート含むチームブラウが外に出て指示されたポイントに立つ
再び大気が揺らいで別のコンテナが現れる
280 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/23(土) 01:29:59.07 ID:tJWj1RziP
中には俺たちのヴィント・・・厳密には
俺以外のチームブラウのヴィントに
大型のブースターが装備されていた
ミーラ「これは・・・?」
整備A「強襲用ブースターっす」
いつかのエアーホルンにいた整備兵だ
整備B「リートたんお久〜!」
リート「どうも!」
ゴート「おいおい、聞いてないぜこりゃ」
整備C「はい、言ってないっすから!」
ガイウス「どうやら今回は本当に特攻が俺らの仕事かもな」
ウェルス「うぇぇ・・・俺結婚すらしてないのにぃ・・・」
勇「俺のはそのままなのか?」
整備A「そもそもお前のヴィントに遅れない為の追加ユニットだからな」
ゴート「つまり・・・これなら勇のヴィント並みの加速が可能だと?」
整備B「その通り」
なんということでしょう
機械の匠の手によって
新型ヴィント級に加速が可能になったヴィント
これでチーム全員で電光石火の突撃が可能となりました
勇「これはすげぇ・・・」
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