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「機械と少年」
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298 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/24(日) 01:10:04.00 ID:0GMD48O3P
話によると基地内での協力者は ほぼこの男が手配したらしい

随分と人望のある男だ

ただ、その上層部は なぜか基地には居なかった

上層部は そこから少し離れた本国に居た

α「どうやら基地は奴らの手に落ちたようですぞ?」

γ「おや?あまりショックを受けていませんね?」

α「なに、基地の一つや二つ・・・それと引き換えに反乱組織を一掃出来るのですからね」

β「さて・・・そろそろ見せて頂けませんか?αさんのご自慢のオモチャを」

α「見たいですか?」

δ「勿体ぶらずに見せて頂きたい」


ここに居る四人はハイドラに属している人類軍の重役達

ハイドラとは機械軍の思想に賛同した人類

言わば機械軍に味方する人間である

α「では・・・あれを出してくれ」

研究員『了解しました』

基地から少し離れたところにある湖が重役達の目の前のモニタに移される



299 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/24(日) 01:19:31.75 ID:0GMD48O3P
湖の水面が割れ水が排水されていく

そして干上がった湖の底に現れたのは巨大な鉄の扉

それがゆっくり、重そうに開く

そこは人類軍の・・・ハイドラの秘密工廠

最近までハーキュリーが帰還していた場所でもある

しかし今はハーキュリーよりも巨大で凶悪な物が扉から出てきた

γ「これは・・・メルダー?」

β「いや、メルダーの3倍は大きい?」

α「これはメルダーをより凶暴に発展開発した世界最強の機械兵・・・!」

α「名はラーゼン・メルダー!」

ラーゼンは目に光を灯し真っ直ぐに本部基地を睨む

δ「これは・・・ADAMからの?」

α「左様・・・ADAMからの贈り物です」

ラーゼン・メルダーが遂に立ち上がった

その姿は完全な人型

巨大な脚で地面に立っている

ボディもそれを動かすシステムも到底人類には真似できない領域だ



302 :名も無き被検体774号+:2013/11/24(日) 15:56:20.93 ID:vZwAOyQ40
wktk

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306 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/25(月) 00:41:35.40 ID:1LgI5eQWP
本部基地

実村『制圧完了です。作戦しゅうr・・・』

勇「ん?通信が途切れた・・・?」

実村『緊急事態!目標エリアに熱源接近っ!』

ゴート「生き残りか?」

実村『メルダー・・・?』

しばらく沈黙

実村『機種は既存のメルダータイプ!しかし・・・』

ゴート「しかしなんだ!?」

実村『かなりの大型です!』

それと同時に遠くで地響きが聞こえ始める

ミーラ「・・・距離は5700!」

ヴァルゴ『こちらエアーホルンチーム!今輸送機の中だ!』

ゴート「どうした!?」

ヴァルゴ『敵機を視認した・・・!数は1!でもすげぇ大きさだ!』

勇「メルダーなら紛れもなく機械軍だ!今すぐ迎撃に!」

ヴァルゴ『迎撃とかそんな規模じゃねぇ!!メルダーの3倍はあるぞ!』



307 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/25(月) 00:50:00.36 ID:1LgI5eQWP
副司令『っ・・・しかしここで引くわけにはいかない!後ろには本国が!』

風吹『そうだ!例え基地が機械軍と繋がっていようと都市は紛れもない人類軍のものだ!』

そんな俺たちよりも早く行動を始める者たちがいた

「ソルダート隊!行けるな!?全機発信!!」

「チームニードル!発信準備完了!」

「チームメフィスト!同じく!」

この基地の兵士達だ

「あんたらが俺たちの基地を攻めた理由は分かった。・・・頼む、今度は俺たちを手伝ってくれ!」

「俺らは人類を守るために戦ってきた。あんたらもそうだろ!?」

ゴート「・・・勿論だ」

実村『全機!次の目標を接近中のメルダーに指定!目標の破壊が目的です!』

ヴァルゴ『よぉし!野郎ども!今度は出番がありそうだぜ!』

ヴァルゴの部隊が輸送機から放り出され迎撃に向かう

ミーラ「私らも行くよ!」

ゴート「ああ」

ウェルス「俺もうクタクタ・・・」

ガイウス「文句言うな」



308 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/25(月) 00:59:54.08 ID:1LgI5eQWP
勇「・・・俺は装備の換装を!」

クロム『Cユニットね?リートもスタンバイOKよ!』

リート『新しいEJでパワー満タンです!』

この展開は実は予想していた

確かに大型メルダーが来るのは予想外だったが何かしらの反撃はあると思っていた

そのためのヴァルゴたちエアーホルン部隊でもある

素早く降下してきたクロムの輸送機にヴィントを突っ込ませ今のユニットを分離する

リート「頑張りましょうね!」

勇「敵はかなり大きい。正直撃てば当たると思うのだが・・・」

リート「むぅ・・・それじゃぁ私はいらない子ってことですか?」

勇「いや、一緒に居るだけでも少しは役に立つかもしれん」

リート「そ、それって・・・」

整備A「行けます!」

勇「よし、発進する!」

少し重く、遅くなったヴィントでブラウの隊列に加わる

ミーラ「確かに、あれ相手じゃ速さなんていらないかもね」

既にメルダーはここからでも見えていた



309 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/11/25(月) 01:05:18.20 ID:1LgI5eQWP
白銀の装甲に包まれた巨大な人型

しかし人間より足ががっしりしていて巨大な尻尾のようなものもある

ウェルス「尻尾・・・?何のために?」

ゴート「少なくとも飾りじゃねぇな」

勇「リート!とりあえず頭部に集中砲火だ!」

リート「はい!」

リートがヴィントとリンクし照準を合わせる

トリガーを引きミサイルが真っ直ぐにメルダーの頭部に向かう

しかしメルダーは寸前でカメラを守り装甲の厚い両腕で頭部を守る

意外と反応が早かった

巨大だからといって のろまでは無いようだ

そして この砲撃が開戦の合図となった



310 :名も無き被検体774号+:2013/11/25(月) 01:29:32.86 ID:CvMexNQ20
wktk

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