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風俗嬢だった過去を持つ彼女が語った衝撃的な体験談
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237 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:02:23.36 ID:5jnMM0EY0
「マドカ落ち着いて。今は苦痛だったとか、心を閉ざしたって話じゃないよね?」
「え?なんの話ししてたんだっけ?」
「気持ちよくイカせられた話」
「あ、そか。そうだった。そういう話をしてたんだったね。取り乱しました…」
俺は勝負に負けた。
またマドカは気持ちよく イカせられちゃったことに関して否定しなかった…。
打ちのめされつつも、ノってきた。
「大丈夫か?」
「私は大丈夫、ヒロシは?」
「マドカがまだ話せるなら、俺は聞きたいけど」
「だいじょうぶ。いいよ、質問は?」
俺はちょっと目先を変えて、プレイ以外のことに焦点を当てた。
本当に知りたい話を聞く前に、どうしても知っておきたいことがある。
238 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:06:24.30 ID:9Kkdt6aC0
「『お気に』って言葉あるじゃん、俺も少しだけ風俗の掲示板とか見てみたんだけど」
「あーそういう言葉あるねぇ。お気に入りのデリ嬢って意味でしょう?ん?掲示板って?」
俺はマドカがデリ嬢だった頃の情報をアレコレ調べてしまったということは伏せていたので、この時点では それはテキトーに誤魔化した。ちょっとドギマギした。
後日、きちんと話したら、マドカも自分のスレッドを閲覧したことがあったらしいけど。
「女の子に対して使われる言葉だったみたいだったけど」
「うん」
「俺が聞きたいのは、マドカがNG登録をしないままに」
「うんうん」
「リピートされてもいいかなって思った客たちは、マドカにとって」
「あー」
「お気に入りのお客さんたちだったってことなの?」
「それは違うかな」
「マドカ落ち着いて。今は苦痛だったとか、心を閉ざしたって話じゃないよね?」
「え?なんの話ししてたんだっけ?」
「気持ちよくイカせられた話」
「あ、そか。そうだった。そういう話をしてたんだったね。取り乱しました…」
俺は勝負に負けた。
またマドカは気持ちよく イカせられちゃったことに関して否定しなかった…。
打ちのめされつつも、ノってきた。
「大丈夫か?」
「私は大丈夫、ヒロシは?」
「マドカがまだ話せるなら、俺は聞きたいけど」
「だいじょうぶ。いいよ、質問は?」
俺はちょっと目先を変えて、プレイ以外のことに焦点を当てた。
本当に知りたい話を聞く前に、どうしても知っておきたいことがある。
238 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:06:24.30 ID:9Kkdt6aC0
「『お気に』って言葉あるじゃん、俺も少しだけ風俗の掲示板とか見てみたんだけど」
「あーそういう言葉あるねぇ。お気に入りのデリ嬢って意味でしょう?ん?掲示板って?」
俺はマドカがデリ嬢だった頃の情報をアレコレ調べてしまったということは伏せていたので、この時点では それはテキトーに誤魔化した。ちょっとドギマギした。
後日、きちんと話したら、マドカも自分のスレッドを閲覧したことがあったらしいけど。
「女の子に対して使われる言葉だったみたいだったけど」
「うん」
「俺が聞きたいのは、マドカがNG登録をしないままに」
「うんうん」
「リピートされてもいいかなって思った客たちは、マドカにとって」
「あー」
「お気に入りのお客さんたちだったってことなの?」
「それは違うかな」
239 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:19:54.94 ID:5jnMM0EY0
要するに、これは嫉妬丸出しの質問だった。
俺は、心にも金にも余裕があるっていう客たちに、心から嫉妬してた。
客としてではなく、人間としても、羨望の眼差しで見てしまっていたのかもしれないのだ。とにかくなんか気に食わんなかった。
マドカは、何回も求めてくる客の方が仕事と割り切れば扱いやすいって言ってた。
それなのに、NGにしちゃう場合も多かったと俺に教えている。
その一方で、ロングコースの客からは、何回もリピートされたりして、仲良くイイ関係を築いていたかのような、そんな印象を俺に与えていたんだ。
242 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:23:49.90 ID:5jnMM0EY0
「ソイツらってさ、自分でマドカを選んできてるように見えて」
「うん」
「実は、マドカにも選ばれてるよね?」
「え?それどういう意味?」
「だってNGにされないで、生き残るわけでしょ?」
「そうか」
「ノートで管理してた中で、マドカがこの人はOKって選別したわけじゃん」
「まぁね」
俺の嫉妬を察したであろうマドカは、また先生みたいな感じになって優しい口調になる。
「あのね、遊び方がスマートってのは、決して褒め言葉ではないんだぞ?」
「え?そうなの?」
遊び方がスマートじゃないほうの客、つまりは短時間コースで何回でもイキたがるような客は、忙しいし、疲れるし、もちろん仕事の量は多くなる。
でも、それでも、マドカにとっては精神的に それほどキツくはなくなっていくらしい。
それは、事務的に淡々とプレイをこなすほうが、心を閉ざすには都合が良いという意味。
そして、気持ちよかった、っていう ただその1点のみでリピートされるのであれば、次回も同じことを繰り返せばいいだけなので、そう言う意味でも扱いやすいと。
243 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:27:50.46 ID:5jnMM0EY0
それに対して、心と金に余裕がある客の場合はロングの割に仕事の量は少なくて済む。
呼ばれて安心安全ってのは、疲れないからラク、休憩時間が長いからラク、という意味合いが強かったらしい。
ただし、精神的にはどうかというと。
頼んだコースが長いのに、プレイ時間が短い客が相手だと、それはそれで緊張感を伴うらしく、何もしないでただ話している時間が精神的に疲労する時間でもあったという。
それは、デリ嬢としてのマドカではなく、マドカをひとりの人間として評価されたり、試されているように思える時間で、とても怖かったと彼女は真剣に言っていた。
「どっちもどっちだよね。お金を稼ぐため、私にはどっちも必要だったし」
「そっかぁ」
でも最終的に、金払いが良い客の方が生き残るのは間違いない。
でもそれは、マドカが選んだ、というよりも、自然淘汰に近い形だったのだろう。
244 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:29:52.19 ID:5jnMM0EY0
「というわけで、心にもお金にも余裕があるお客さんが」
「うん」
「私のお気に入りだったなんて、そんなことはないわけです」
「はい」
「ヒロシが嫉妬しちゃうような観点で選んでいたわけではありませーん」
そういう言葉を待っていた。
マドカは俺の嫉妬を見抜いた上で、俺を一番納得安心させる言葉を使ってくれた。
金にも心にも余裕があるっていうソイツらに、俺は嫉妬とともに劣等感を抱いていたのかもしれない。
人生でもウマいこと成功しているかのような、そういう勝手な想像で、ワザワザ敵を大きくしてしまってた。。
ソイツらにマドカの心も体も奪われてしまったって、ガキみたいに拗ねてる俺がいたんだ。
つまり、「女の扱いが上手い」とマドカに言わしめたソイツらに、口説き落とされるような形でマドカは体を許してしまったんじゃないかって、俺はそういう観点で心配してた。
でもどうやらそれは違ってた。
これでようやく本当に知りたいことに踏み込める。
245 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:45:22.72 ID:5jnMM0EY0
「でも、痛くしたり乱暴にしたりしない人たちっていう意味では」
「うん」
「余裕を持って遊びに来てくれるお客さんが好きでした」
「そうか」
「好きっていう言葉を使うとおかしいけど」
「うんまぁね」
おかしいと思うならそんな表現使わないでよ、って悲しくなる。
と、同時に、もうひとつ気になった表現があったことを思い出す。
「ちょっとホッとしちゃう相手(>>219)って?どっちのお客さん?」
「それはおじいちゃんでしょwww」
「おじいちゃんだったのかよwww」
もう出番はないと思ってたおじいちゃんの思わぬ再登場で、またちょっとだけ和んだ。
悩みの種が解決した俺は、いよいよノリにノってきた。寝取られM属性の本領発揮である。
246 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 01:08:48.23 ID:5jnMM0EY0
「俺なりに整理したい」
「うん」
「思い出すのが辛いようなことをもう1度確認するけど大丈夫か?」
って聞いたら、マドカは黙って頷いた。そのあとに俺の手を握った。
「ヒロシがイヤじゃないなら、私もイヤじゃないから」
そう言って彼女は俺の手を口元に持っていって、親指の根元あたりに噛み付いた。
数秒間、そんなワケのわからない行動をしたあと、マドカはハッて我に返ってた。
俺にもよくわからなかったけど、それが愛情表現であることは伝わってきた。
俺は心を鬼にし、再びマドカの過去へと、思いを巡らせるのだった。
247 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 01:14:27.47 ID:5jnMM0EY0
「誰が相手でも苦痛は苦痛だった?」
「うん」
「ハッキリとはわからないけど、濡れたかも?」
「かも…」
「頭では拒絶してるのに、相手によっては、本当にイクこともあったと?」
「はい」
「イクーなんて言ったりしたことは?」
「そんなこと言うもんか」
「じゃ、どんな感じでイったの?」
「コッソリとイきました…静かに…」
顔を赤らめてそう言ったマドカは、メチャクチャ可愛くて今すぐにでも抱きしめたかった。
でも、今はマドカ本人のその口から、マドカの言葉で、その時何があったのかを語らせたかった。
さっきまでヒートアップしてたマドカもだいぶ落ち着いてきたので、そうしても大丈夫そうだなって思った。
それに俺が質問を続けると尋問みたいな雰囲気になって嫌だったので、トークの主導権をマドカに譲った。
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