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567 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:03:56 ID:bpqNzPbMI
私もドギマギしながら

「ぜ、ぜんぜんいいよ」

と答えました。

568 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:04:13 ID:bpqNzPbMI
ゆみの最寄り駅につくまで、私はずっと帰りたくないと思い続けました。

569 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:05:29 ID:bpqNzPbMI
私の想いとは裏腹に電車はゆみの最寄り駅に着きました。

「じゃまたね」といいながらドアの向こう側に消えていくゆみを電車の中で見送る私は何故かとても情けなかったです。

570 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:05:54 ID:bpqNzPbMI
家に着いたあとゆみからメールがありました。

「大学合格ほんとにおめでとう。

就職できたら、またディズニーいこうね（笑）」

571 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:06:15 ID:bpqNzPbMI
どういう意味でいってるのか。

はたして冗談なのか、それとも…。

572 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:06:34 ID:bpqNzPbMI
とりあえず早く就職したいと思ったのは、後にも先にもこの時だけでした。

573 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:07:00 ID:bpqNzPbMI
ディズニーに行った数日後。

私は入学式にいきました。

私よりも二つも下の同級生たちが、キャピキャピしているのについていけず、おじさんは辛かったです。

574 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:07:32 ID:bpqNzPbMI
しかし友達は作らなければなりません。

そして私は思いつきました。

大学生＝サークル

ということを。

575 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:07:49 ID:bpqNzPbMI
せっかくジョギングをしているので、陸上の同好会に入ろうかと思いました。

576 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:08:10 ID:bpqNzPbMI
見学と体験会にいきました。

皆さん陸上経験者ばかりでした。

私はついていけませんでした。

577 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:08:35 ID:bpqNzPbMI
ジョギングをはじめて、調子にのっていた私は世の中はそんなに甘くないということを思い知らされました。

578 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:09:01 ID:bpqNzPbMI
陸上は無理でもなにかサークルに入りたい。

そう思った私はたくさんのサークルの見学にいきました。

その中で友達もたくさんできました。

579 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:09:31 ID:bpqNzPbMI
話はそれますが、大学生になりたての頃はとにかくサークルの見学にいくといいと思います。

私はそれによって、トイレでご飯を食べることをどうにか免れました。

きっとカレーなんかを食べた日には最悪の気分になることでしょう。

580 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:09:50 ID:bpqNzPbMI
話を戻します。

サークル巡りをしているなかで、良さそうなサークルを見つけました。

それはワンダーフォーゲルでした。

581 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:11:09 ID:bpqNzPbMI
ワンダーフォーゲルとは山登りや沢下り、自転車など多岐にわたる活動をするものでした。

582 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:11:26 ID:bpqNzPbMI
これであればジョギングも役に立つのではないかとそう思いました。

584 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:12:06 ID:bpqNzPbMI
体験会にいってみたところ、思っていたよりもハードで活動はしっかりとしたものでした。

若干の危険と隣り合わせで、辛いときもありましたが、おわったときの達成感が素晴らしく、私はここに入ることに決めました。

585 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:12:28 ID:bpqNzPbMI
せっかくここまで説明しましたが、ワンダーフォーゲルの活動はこのスレとあんまり関係ないので省きますね（笑）

586 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:13:02 ID:bpqNzPbMI
そして大学の友達に誘われて、予備校の講師のバイトもやり、たくさんの経験を積みました。

587 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:13:20 ID:bpqNzPbMI
とにかくサークルも入って、バイトもして、順風満帆の大学生活を送ることができました。

588 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:13:44 ID:bpqNzPbMI
初めの私のスペックに比べて、この時の私はだいぶ成長したと思います。

589 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:14:04 ID:bpqNzPbMI
ちなみにこれが初めのスペックです（笑）

浪人生（2浪目突入）

彼女いない歴＝年齢

もちろん童貞

オナ猿

臭い

ダサい

キモい

若干デブ

オナホマスター

590 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:14:32 ID:bpqNzPbMI
そしてこの頃の私のスペックです。

大学生

予備校講師

彼女いない歴＝年齢

童貞

趣味はジョギング、ワンダーフォーゲル

ジョギング後はちょっと臭い

友達たくさん

591 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:14:50 ID:bpqNzPbMI
若干変わってないところもありますが許してください。

592 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:15:12 ID:bpqNzPbMI
そして大学2年の夏。

いつものようにジョギングをしていると、ゆみが話しかけてきました。

593 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:15:28 ID:bpqNzPbMI
「あたし就職先きまったんだ！」

ゆみはおれの年下の短大生でした。

594 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:15:50 ID:bpqNzPbMI
私は言いました。

「おめでとう！！！ご飯たべにいこう！お祝いしてあげるよ！」

595 ：名無しさん＠おーぷん：2014/06/12(木)21:16:07 ID:bpqNzPbMI
ゆみは少し笑って「いいよ」と言いました。

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カテゴリー:男女・恋愛 | タグ:すっきりした話, 面白, 青春,

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