妻と結婚するまでの話
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471 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/18(日) 07:08:55 ID:DTBJh5fG0
搭乗口前。
彩「じゃあ、行くね」
彩は笑顔だった。
俺「ああ」
俺も精一杯の笑顔をつくった。
心は女々しい自分で一杯だった。
俺にとって一度目の別れより、重かった気がする。
『もう一生会うことは無いかもしれない』そう思うと心が裂けそうだった。
472 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/18(日) 07:13:16 ID:DTBJh5fG0
搭乗口へ消えていく彩。
俺は黙って見送った。
最後に振り返った彩。泣いていた。
駐車場へ向かう俺は涙でぐちゃぐちゃだった。思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。
全てはいい思い出ばかりで、辛かったことは1つも浮かばなかった。
474 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/18(日) 07:27:15 ID:DTBJh5fG0
家に帰ってからもボーっとしていた。
これでよかったんだと何度も自分に言い聞かせた。別れようと自分でも決心したことだった。
それでも事実を受け入れることのできない自分がいた。
結果は同じでも自分の描いたストーリーとは全く異なっていた。彩の気持ち。それが自分の中から欠落していたから。俺の中ではふられたという思いだけが強く残っていた。
477 :えっちな18禁さん:2007/11/18(日) 08:49:43 ID:jQqE6qfA0
①①①①
もてる人達の恋愛もそれはそれで大変ですね。
おいらブサメンだからいきなり抱きついてキスとか犯罪ケテーイヽ( ・∀・)ノなので告白して付き合うってなってからでないと手も繋げないチキンハートです。
搭乗口前。
彩「じゃあ、行くね」
彩は笑顔だった。
俺「ああ」
俺も精一杯の笑顔をつくった。
心は女々しい自分で一杯だった。
俺にとって一度目の別れより、重かった気がする。
『もう一生会うことは無いかもしれない』そう思うと心が裂けそうだった。
472 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/18(日) 07:13:16 ID:DTBJh5fG0
搭乗口へ消えていく彩。
俺は黙って見送った。
最後に振り返った彩。泣いていた。
駐車場へ向かう俺は涙でぐちゃぐちゃだった。思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。
全てはいい思い出ばかりで、辛かったことは1つも浮かばなかった。
474 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/18(日) 07:27:15 ID:DTBJh5fG0
家に帰ってからもボーっとしていた。
これでよかったんだと何度も自分に言い聞かせた。別れようと自分でも決心したことだった。
それでも事実を受け入れることのできない自分がいた。
結果は同じでも自分の描いたストーリーとは全く異なっていた。彩の気持ち。それが自分の中から欠落していたから。俺の中ではふられたという思いだけが強く残っていた。
477 :えっちな18禁さん:2007/11/18(日) 08:49:43 ID:jQqE6qfA0
①①①①
もてる人達の恋愛もそれはそれで大変ですね。
おいらブサメンだからいきなり抱きついてキスとか犯罪ケテーイヽ( ・∀・)ノなので告白して付き合うってなってからでないと手も繋げないチキンハートです。
508 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 06:47:21 ID:1fOIXPdC0
>>477
彩はともかく、私は決してモテルほうではありません。
私も関係を一歩前に進めるために ものすごい勇気とエネルギーをつかいますよ。
496 :えっちな18禁さん:2007/11/18(日) 20:20:20 ID:pcFR3h0GO
偽692はどうでもいいけど、もっとリアリティーを持って想像したいから692や彩さんがどういう会社で働いてたとか知りたいです。
会社名は無理でも都銀だとか建設の中堅位の程度で。また、当時住んでた場所が東京とか横浜など。
何にせよ、これから転勤先の先輩との別れまで、彩さんとの再会・結婚など期待しちゃいます。
508 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 06:47:21 ID:1fOIXPdC0
>>496
あまり具体的にするとわかる人にはわかってしまうので・・・・・
ちなみに私は金融機関、彩は家電メーカーの本社勤務です。
これくらいは大丈夫かと。
509 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 06:56:22 ID:1fOIXPdC0
彩が東京に帰ったあと、ぽっかりと心に穴があいたまま、数日を過ごした。
こんな気持ちで智美さんに会うと自分なりに失礼だと思い、智美さんと会うことを避けた。
そうこうしているうちに嫌な噂を耳にした。
それは、同期の石川が智美さんに告白したという噂だ。俺は焦った。
彩ばかりでなく智美さんまで失ってしまうのではないかと。
510 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 07:00:29 ID:1fOIXPdC0
まだ、智美さんとは付き合っているわけでも、深い関係になっているわけでもないので、失う以前の問題なのだが。
俺はことの真意を探るため、智美さんではなく、石川を飲みに誘った。
二人で飲みに行くのは久しぶりだったので、暫くはくだらないことを話していた。
すると石川の方から智美さんの話題を出してきた。
512 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 07:06:48 ID:1fOIXPdC0
石川「実はよ〇〇(俺)。俺、智美ちゃんに話したんだ」
俺「えっ、なんて?」
石川「俺と付き合ってって告白した」
俺(冷静を装いながら)「そうか。でどうだったんだ」
石川「実は未だ返事もらってないんだ」
俺は ほっとすると同時に『なんで断らないんだ』という不安も過ぎった。
513 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 07:17:54 ID:1fOIXPdC0
俺「お前、智美さんのこと本当に好きなのかよ?」
石川「本当に好きかどうかなんて、付き合って見なけりゃわかんねーよ」
俺(ちょっと冗談ぽく)「お前、智美さんの身体だけが目的じゃないだろうな」
石川「俺と智美ちゃん同じフロア-じゃん。実は毎日会うたびにあのときの智美ちゃんすげ-裸を想像しちゃって、狂いそうなんだ」
俺「だから告白したのかよ」
石川「あの身体を抱けたら、禁煙してもいいよ」
(石川はヘビースモーカーである)
俺「死んでもいいくらい言えよ!結局身体かよ」
石川「それもある」(笑)
514 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/19(月) 07:24:03 ID:1fOIXPdC0
石川と話しながら、未だ見ぬ智美さんの裸体を想像した。
ブラに包まれた深い谷間のある胸。ここまでは知っている。少し垂れた胸。大きめの乳輪。薄い股間の茂み。
石川と大橋さんは知っている。少し嫉妬した。
早く智美さんと会って、話をしなければ。心の中でそう誓った。
524 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/20(火) 06:31:21 ID:9DoePhbD0
数日後、俺は智美さんを食事に誘った。
二人で会うのは本当に久しぶりだった。
いろいろな話をした。話をしながら、智美さんの愛くるしい笑顔に惹かれていく自分がいた。
この人と付き合いたいと思った。
石川のことを切り出そうと思ったが、なかなか切り出せない。切り出せないまま、時間だけがあっという間に過ぎていった。
526 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/20(火) 06:36:43 ID:9DoePhbD0
俺「クリスマスイブはなんか予定入っている?」
勇気を振り絞って聞いてみた。
智美「なにもないよ」
俺「俺と過ごさない?」
智美「・・・・・」
沈黙する智美さんに急に不安になる俺。
俺「俺じゃダメかな」
智美「ダメじゃないけど、それって付き合ってってこと?」
俺「あたりまえじゃん!」
527 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/20(火) 06:46:49 ID:9DoePhbD0
智美「〇〇君、彼女はどうしたの?」
俺「この間、きちんとケジメつけてきた」
智美「ほんとに?私のために?」
俺「自分のために。俺、智美さんのことが好きだから!」
智美「ありがとう。でも少しだけ返事待ってくれる?」
俺「いいよ。いいよ。大事なことだからね」
正直すぐに返事がもらえると期待していただけにショックだった。石川と比較されているのか。そうとも思った。
539 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/21(水) 05:25:19 ID:mtaxogmX0
数日後、昼飯を一人で食べている石川と偶然会った。
俺は石川の前に座り、同じランチを注文した。暫くして、食べ終わった石川が話し出した。
石川「俺、昨日智美ちゃんと飲みにいったんだ」
俺「えっ」少し動揺する。
石川「結局、断られちゃったよ」
俺「そうか、智美さん、なんて言ってた?」
少し安心する。
石川「今、付き合ってないけど好きな人がいるって」
俺「誰か聞いたか?」
石川「俺の知らない人らしい。大学時代の先輩とか言ってた」
俺「あっそう」
興味のないフリをした。
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