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妻と結婚するまでの話
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914 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/30(金) 13:21:50 ID:/cXBb/az0
すると意外な言葉が返ってきた。

大橋「美由紀は付き合ってたと思ってたんだ?俺はそんなつもりはなかったよ。誤解させてごめんな!」

唖然とする美由紀。言葉が出なかった。

外へ駆け出す美由紀。

歩きながらくやしくて涙が出てきた。どこへ向かうのか。気がついたら俺のマンションの下にいた。



915 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/11/30(金) 13:28:17 ID:/cXBb/az0
恐るべし大橋。普段はスマートでやさしいジェントルマンなのに ここって時には冷たい言葉を言い放つことができる男。

俺は智美のこととタブらせ、怒りの気持ちもあったが、少しだけ羨ましいとも思った。

ふと顔を上げると美由紀さんはこっちをじっと見ていた。

少し潤んだ目。長いまつ毛。そして膨らんだ胸元。

俺は引き込まれそうだった。



969 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 06:33:37 ID:LYwD+4kW0
美由紀さんが俺の目を見つめる。

整った顔立ち。長い睫毛。少し膨らんだ胸元。

吸い込まれそうになる俺。

沈黙が流れる。

そんなに長い時間ではなかったと思うが俺にとっては長く感じた。

美由紀さんが もたれかかるように頭を俺の肩にくつける。

俺は思わず反射的に抱きしめたくなる。




970 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 06:45:23 ID:LYwD+4kW0
俺はそんな気持ちを押し込んで声を掛けた。

「プリンあるけど食うか?」

顔を上げる美由紀さん。ちょっとだけ笑った。

美由紀「食べたい!」

俺「いいよ!取ってくるね」

立ち上がって台所へ行ってスーパーで買ってきた3個入りのカスタードプリンを持ってくる。

俺「1個でいいか?なんなら全部食っていいぞ」

美由紀「1個でいいよ!あたしを太らせるつもり!」

二人で笑った。



971 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 06:52:26 ID:LYwD+4kW0
美由紀(プリンを食べ終わる)

「そろそろ帰るね。突然押しかけてごめん。でも少しだけ気持ちが落ち着いた。ありがとう」

俺「なんも力になれんけど、自分のことは自分で整理つけるしかないからな」

美由紀「わかった」

俺「遅いから家まで車で送ってったるから」

いつの間にか夜中の1時をまわっていた。

美由紀「ありがとう」



973 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 07:00:13 ID:LYwD+4kW0
二人マンションを出て、駐車場へ。

美由紀さんの家までドライブ。

車の中では、全然別の話をした。たぶん音楽やテレビ番組の話だったと思う。

程なくして美由紀さんの家に着いた。

俺「じゃあな。元気出せよ!」

美由紀「・・・・・」


返事が無いので、美由紀さんの方を見る。

美由紀さんの顔が近づく。

「ありがとう」

美由紀さんはそう言って俺の頬にキスをすると「バイバイ!」と言ってドアを開け、駆け去っていった。



976 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 07:07:40 ID:LYwD+4kW0
車中に一人。ちょっとだけぼーっとしていた。

キスされた頬を軽く触ってみた。なんとなく暖かい気持ちになった。

美由紀さんに何もしなかったことを少しだけ後悔している自分がいたが、これで良かったと自分に言い聞かせた。

帰りのドライブの途中で何故かふっと彩のことを思い出した。別れてからもう1年が経とうとしていた。



978 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 07:18:47 ID:LYwD+4kW0
それから数日後。


平山(後輩)と夕飯を食っていた。

平山「〇〇さん(俺)の噂を耳にしたのですが」

俺「俺の?なんだよ?」

平山「美由紀さんと付き合っているんですか?」

俺に動揺が走る。

俺「なっなんでそうなってるんだ?」

平山「俺もびっくりですよ。美由紀さんは大橋さんと付き合っていると思ってましたし、〇〇さんは智美さんが好きかと思ってましたから」

『お前、鋭いな!』心の中でつぶやく。

俺「俺と美由紀さん?そんなんある訳ねーやろ」

この前の頬へのキッスが頭を過ぎる。



980 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 07:23:39 ID:LYwD+4kW0
平山の追求は続く。

平山「この間、夜中に〇〇さんのマンションから美由紀さんと〇〇さんが手を繋いで出てくるところを見かけた人がいるらしいですよ」

『しまった!あのときを目撃されてしまったか!でも手なんか繋いでねーぞ!』

心の中でつぶやく俺。




981 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 07:33:25 ID:LYwD+4kW0
俺は悩んだ。

弁明すべきか。ほっておくべきか。

弁明するには、美由紀さんと大橋さんとのことを話さなくてはならなくなる。そうすると美由紀さんが傷つく。

話すべきではない!そう決意した。

俺「そんなことある訳ない!俺は美由紀さんのことは何も思ってないよ!」

平山「そうですよね。俺も話し聞いたとき何かの間違えと思ってました」

そうは言ったもののちょっとだけ不安を感じている俺がいた。



983 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/02(日) 07:38:27 ID:LYwD+4kW0
平山「ところで、〇〇さんは智美さんのことはどう思っているんですか?」

突然の攻撃に動揺が走る。

俺「べつに何とも思ってね-よ!」

平山「そうですか。安心しました」

それ以上は美由紀さんのことも智美のことにも触れなかった。

平山と別れた後、俺の心にもやもやが残っていた。


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19 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/03(月) 07:03:11 ID:gPuQGKow0
数日後、久しぶりに智美と飯食いに行った。

気のせいか、二人の会話がなんとなく ぎこちない気がした。もしかして、智美は美由紀とのうわさを聞いて知っているのか。

そして気にしているのか。そう感じた。

でも俺から話すことでも無いとも思ったし、俺から話すと言い訳じみた弁明に聞こえるのではないかと思い、何も切り出さなかった。



21 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/03(月) 07:17:57 ID:gPuQGKow0
俺は極力、普通に接することを心がけた。だが、やはり智美はいつもと違っていた。

俺「そろそろ俺んちに行こうか」

俺は いつものように愛し合うべく俺のマンションへ智美を誘った。

智美「・・・・・」

俺「どうした?」

少し不安げな俺。

智美「今日は行かなくてもいい?」

俺「なんで?」さらに不安になる。

智美「どうしても」



22 :692 ◆r5m21u0gDo :2007/12/03(月) 07:18:31 ID:gPuQGKow0
不安も大きかったが、一方、今日は智美が抱けると悶々としていた気持ちもあり、それができないイライラもあった。

俺(ちょっと切れ気味に)「それじゃあ、わかんね-よ!」

智美、席を立って「自分の胸に聞いて!」と言って、入口の方へ歩き出す。

俺「ちょっと待てよ!」

俺は慌てて会計を済ますと智美の後を追いかけた。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 


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