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ケータイの中だけの恋愛
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496 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:51:03 ID:OFhoyUP8
ききききた━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

希望の光が…!


504 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:52:47 ID:mT2Ltvpr
>>492
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━(  ゚)ノ━(  )━(・` )━(ω・`)━(´・ω・`) ━━??


505 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:52:55 ID:bM2cWS4V
キタァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)アァ( ゚)ァア( )ァァ(` )アア(Д` )ァア(*´Д`)アァン


506 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:53:09 ID:+VZbmX0I
おぉ・・・!!!!!期待させる展開北ー



517 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 13:05:54 ID:ZqihJCh5
そうだと告げると その女の子は店の隅に俺を連れて行き、自分は5時であがりだから それまで待てるかと言ってきた。

当然 俺は待つといい、5時過ぎに駅前のファミレスで待ち合わせをして店を出た。


やっと少しだけ手がかりらしきものが掴めた。

嬉しくて じっとしていられないのだが、待ち合わせの時間まで まだ4時間近くある。

外での時間の潰し方を知らない俺は仕方なくまたマンガ喫茶へと入り時間をつぶすのであった。俺って本当につまらない男。

昨日とはまた違った意味で、マンガもネットも頭に入らなかった。


店員の子は美紀と俺の間で使われていた俺の偽名を知っていた。あの子は事情を知っている。

説明次第では彼女との連絡を付けてくれるかも知れない。期待感で頭はいっぱい。

不毛な会話のシミュレーションをひたすら続け、待ち合わせの時間をひたすら待ち続けた。

今にして思えば、マンガもネットもやってないんだから、普通の喫茶店でよかった気がするね。もったいない。


ようやく待ち合わせの時間が近づき、ファミレスへと向かった。それでも早く着きすぎて20分くらい店の前で待つ羽目になったけど。

店員の子が ようやくやってきて、待たせてごめんと言い、俺たちはファミレスの店内へ入った。

店員の子は名前を川嶋さんと言った。彼女は専門学校生で、去年の春、美紀と同じ時期にあの店でアルバイトをし始めたのだという。



567 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 13:37:05 ID:+/L3r9QC
ドキドキ……( ・∀・)


604 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 13:56:00 ID:Nq7mTTBF
+   +
∧_∧  +  ワクワクテカテッカ
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +


637 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:04:08 ID:ZqihJCh5
まず俺は川嶋さんが どこまで俺のことを知っているのか聞いてみた。

川嶋さんは先週の日曜の件以外は、大体を把握しているようだった。

美紀がお金に困っていたこと。ポイントカード作成時に俺のアドレスを調べたこと。

俺と有料でメル友になったこと。1日のメールの往復回数が とんでもなく多かったことや、同じタイミングで映画を見た話。

ただ、先週の金曜日に俺が酔っ払った彼女を家に連れ帰り、彼女が その後このメールのやりとりを止めると言い出した話は知らないようだった。

それどころか まるで信じられないといった表情で「あんなに楽しそうにメールしてたのに、なんでそんなこと言い出したんだろう」と彼女は言った。

この一言で俺は かなり救われた気分になった。お金のために嫌々メールしてたのではなかったんだ。やっと そう確信することができた。


「彼女は楽しそうにメールをしてたの?」

さらに確認するように俺は聞いた。

川嶋さんが言うには、初めの方こそメールのやり取りが大変そうだったけれども、美紀にとって、俺とのメールは すぐに生活の一部になっていったそうだ。

俺が何かを相談したり悩んでいる時は、美紀はそれを本当に心配していたし、逆に俺の方が相談にのった時は、そのことに本当に感謝していたと。



647 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:17:10 ID:ZqihJCh5
「あの子と一緒にお昼とること多かったんだけど、あなたの話たくさん出てきたよ。」

それに俺は お昼休みも彼女にメールを出し続けていた。

お昼を食べながら楽しそうにメールを打つ美紀の姿を川嶋さんは ずっと見てきていたのだ。

仕事の最中も暇を見つけては俺にメールを打つ彼女を見て、アルバイト先では すっかり美紀は彼氏持ちとして扱われてたらしい。


ここまでの話を聞いて、俺は初対面の女の子の前で、恥ずかしながら泣いてしまった。店には他の客もいたっていうのにね。

だって嬉しかったんだ。メールを楽しみにしていたのは俺だけじゃなかったんだ。

彼女にとっても俺とのメールは生活の一部になっていて、俺の中にずっと彼女が居たように、彼女の心の中にも ずっと俺の存在があったんだって分かってさ。


ポロポロとひとしきり涙を流した後、俺は また川嶋さんに質問をした。

「それで何故 美紀はそんなにお金に困っていたの?」

川嶋さんはしばらく考え込んでいた。勝手に俺にそんな話をしていいのかどうか考えていたのだと思う。

しばらく考えた後、川嶋さんは事情を話し始めてくれた。

「美紀が両親とうまく行ってなかったのは知ってる?」

その話ならしっていた。3人兄弟の一番上で、下の弟と妹は出来がいいと言っていた。自分だけが出来が悪いと美紀はコンプレックスを持っているようだった。



651 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:30:52 ID:ZqihJCh5
家庭の事情は人それぞれ。

放任主義の家で育った俺には全くわからない話なのだが、美紀の両親は美紀が高校を卒業したあと、大学に進学するか地元で就職することを望んでいたらしい。

美紀は両親の言いなりになるのが嫌だったのか、自分の力で何かにチャレンジしたかったのかは分からないが、両親に反抗して東京で一人暮らしを始めた。

ただ、一人暮らしのフリーター生活では お金に困るだろうと、両親はわずかながら1年限り仕送りをしてくれることを約束してくれた。

ただ それとは引き換えに、1年経って生活の目途が立たないのであれば地元に帰れと言われていたそうだ。

目的もなしに上京したって、1年やそこらでフリーター生活に劇的な変化が訪れるはずもなく、1年後の今年の4月、両親からの仕送りはストップした。

しばらくの間は母親が内緒で仕送りをしてくれていたようだが、それもすぐに父親にバレてしまい、美紀は生活に困ることとなった。

結果 その足りない生活費を補っていたのが俺からのメール料金だったわけだ。


そして川嶋さんの口からは、俺にとっては最悪の話が飛び出した。

「ミカは今週実家に帰ったの。だから先週でアルバイトも止めたし、先週の金曜日はミカの送別会だったんだ。」



659 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 15:45:39 ID:ZqihJCh5
先週の彼女の泥酔の理由が これでようやくわかった。

そして彼女は俺とはメールの外では、関係を築けないことを知っていた。

あの日の暗い表情の理由が だんだんとわかるような気がしてきた。

でもだからと言って、なんで俺とのメールを止めなきゃいけないんだ?元々実際に会うことなしに築いてきた関係なんだ。今更 住んでる場所が離れたって関係ないじゃないか。

これが俺の正直な気持ちだった。何故俺との関係をこんな風に絶たなければならないのか、その理由をきちんと知りたい。

川嶋さんにそう告げると、彼女は美紀に連絡して、今日俺が店に来たことをミカ(美紀)に伝えると約束してくれた。

「ずっと横から見守ってきた立場としても、こんな終わり方じゃ気持ちが悪いしね」

その時 川嶋さんは、俺にとっての救いの神だった。


こうして この週の週末は終わり、またいつものように平日が始まり出し、会社と家を往復する単調な日々が始まった。

単調とは言っても仕事はその週とんでもなく忙しく、美紀のことを考える暇さえ なかなか与えない環境は、返って俺にとってありがたかった。



671 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 15:59:43 ID:50kGbQql
`∧_∧
( -∀-)
( ∪ ∪
と _)_)


672 :☆ ◆BroQXbefWo :2005/10/30(日) 16:00:41 ID:DBhii9VE
ワクワクテカテッカ


673 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 16:00:43 ID:ZqihJCh5
そして その週の金曜日、川嶋さんからメールが届いた。

「ミカからの手紙を預かってるんだけど どうする?」

本来、更に俺の家に郵送してもらうのが一番迷惑がかからないのだろうけど、その時の俺には そんな余裕はなく、その日の9時にバイト先のある駅で川嶋さんと待ち合わせをした。

仕事は たくさん残っていたけれど、周囲に謝り倒して無理やり会社を出た。


駅の改札には すでに川嶋さんが待っていて、青い便箋を俺に渡してくれた。

俺はその場で便箋を破いて手紙を読み出しそうな勢いだったが、「家でゆっくり読みなよ」との川嶋さんの言葉で少し冷静さを取り戻し、その勧めに従うことにした。

川嶋さんには何度も何度もお礼を言い、俺は家路を急いだ。期待と不安が頭のなかで交錯し続け、晩飯も買わずにアパートへと直行した。

部屋に入ると急いでハサミを探した。俺は手先が不器用な方なので、便箋を手で破くと しょっちゅう中身の手紙まで破いてしまうのだ。

それにしても どうしてハサミというやつは、こう必要な時に限って見つからないのだろう。

5分ほど散らかった部屋を家捜しし、俺は ようやく見つけたハサミで便箋をあけた。

久しぶりに受け取る彼女からのメッセージ。



687 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/30(日) 16:10:54 ID:YcBlfr3H
(・∀・)ワクワクテカテッカ


693 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 16:17:16 ID:+/L3r9QC
(屮゚Д゚)屮 カモーン


695 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 16:18:16 ID:ZqihJCh5
手紙の内容は概ね こんな内容だった。


まず、俺がバイト先を訪ねて驚いたこと。そして そんなに俺を狼狽させるほど唐突な別れを切り出してしまい、それについてのお詫び。

その次には川嶋さんから すでに聞いていた、実家に帰らなければならなくなった事情について書いてあった。

そしてたぶん、地元で就職することになるということ。


そしてようやく俺とのメールを止めることになった理由について書いてあった。

メールは元々、足りない生活費を補うために始めたこと。初めの内は、なんとか俺のことを楽しませようと努力していたこと、結果、自分は あまり楽しくなかったこと。

メールを続けていくうちに、彼女にとって、俺とのメールが生活の一部になりだしたこと。

そして段々と俺からのメールを待ち遠しく思うようになっていったこと。

相談にのってあげられて嬉しかったこと。話を聞いてもらって感謝したこと。時には仕事がきつそうな時に、俺のことを本気で心配したこと。

そんな彼女の側から見た気持ちの移り変わりが書いてあった。


しかし俺とのメールが彼女にとっても支えになるにつれて、お金をとっているという事実が彼女を苦しめた。

そして月に2万ではメールの通信料を差し引けば、生活費を補うのに十分ではなかった。

毎月貯金の残高は減っていき、自分の東京での生活は長くないことを彼女は自覚せざるを得なかった。



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 胸キュン, 青春,
 


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