俺
「まさかD子がお前だとは思わなかった」
D子
「私もビックリしたよ…色々とね。地元で道すぐ解ったし まさかとは思ったんだけど…」
俺もD子もよくある名字と名前。声だけじゃお互い解らなかった。
俺
「さて、どうするかね」
縮こまるB美とC太。
D子
「私は別れる」
C太
「ちょっとまってくれよ!なにもないって!」
D子
「A男君、本当?」
俺
「C太君、本当?フラッシュ、覚えてる?」
C太
「ち、ちが…あれは…」
俺
「シラ切る気か。D子、これみて」
C太
「止めろ!」
俺を止めようと身を乗り出したC太がD子のビンタを食らった。デジカメみるD子。
D子
「…これ、言い逃れ出来ないね」
俺
「だろ?使うなら持っていってもいいんだが」
D子
「いらない」
C太が呆然とする。D子はC太を睨みつける。
俺
「さてB美。さっきから だだこねていたが俺も別れる。ご両親にも一度挨拶をし、全てなかったことにしてもらう」
B美
「嫌!ただの遊びなの!許して!」
呆然としてたC太も
C太
「そうだ!遊びだ!なんでもないんだよ!」
俺とD子
「いい加減にしろ!」
ハモってしまい、一瞬時が止まる。
D子
「C太!いまの話聞いてわかんないの?
A男君とB美さん、多分婚約してたんだよ?それを遊びだって?
こんな状況で何言ってんの?何でもない遊びって何?
そんな訳わからない嘘つく人信じられる訳ないでしょ!
……A男君、本当にごめんなさい…」
D子が泣き出す。発言先越された…つか、婚約と言っても まだ口約束程度だ。