中学時代の仲間でかけがえのない人が出来た話
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899 :846:05/03/04 01:23:02 ID:n7xajYXK
午後からまた仕事をしていた。大概の仕事は終わらせたので、時間が余った。
何をするでもなく、外に置いてある森永ホモ牛乳のベンチに腰掛けて、脳内会議モードに浸った。
今頃、海で遊んでるんだろうか?今日は天気がいいし、暑いから気持ちいいだろうな、とか考えていた。アホっぽく思い、バイクの手入れをすることにした。
オイルを交換してる時電話が鳴った。
「仕事まだしてる?」
ミカちゃんからだった。
「今から来れる?」と聞かれ、大丈夫と答えた。
海まで40分弱、バイクを飛ばして出かけた。
みんな水着で泳いでいた。
「何だ海パン持ってこなかったのか?」と、言われハッとした。仕方なく、かき氷を食べながら海を見ていた。
直美ちゃんの水着姿・・・。普段ならやましい気持で見るのだが、そんな風には見れなかった。可愛いとか、綺麗とかそんな思いも無くただじっと見ているだけだった。
心地いい気持から、何故か自分に腹が立ち、無性に情けなくなった。
日が沈んできて、みんなで かき氷を突いていた。
「高志って、腹筋割れてるんだねぇ」とミカちゃん(だったと思う)が話し始めた。
「高校で重量挙げやってたよな」と、何とか俺も会話に入った。
「あんた部活何だっけ?」と、直美ちゃんに聞かれた。
「山岳部だったよ」と答えた。
また笑われるかと思ったが、今度は大丈夫だった。
その時点で直美ちゃんと目を合わせて話をすることが出来なくなっていた。それでも直美ちゃんと話しをしていたかったから、おかしいなぁと思った。
そして、帰りは一人だけ別の道を回り道して帰った。
適当に、整備したてだから、馴らして帰ると誤魔化した。
一緒に走っていると、余計な事を考えて事故を起こしそうだったから。
つづく
900 :846:05/03/04 01:32:05 ID:n7xajYXK
今日は ここまでです。読んでい頂いて有り難うございます。
実は、彼らは俺の機嫌を損ねたことを反省するために4人で集まって話し合いをしたそうです。
それと、お詫びに何かプレゼントをしようと言うことで新しいグローブをもらいました。
その時の事は、よく覚えてないので ここには書いていません。
確か、シュウマイを渡した次の次の日だった思います。
いつもボロボロのグローブをしていたので、グローブにしたそうです。
ろくに洗濯しないグローブだったので、また臭いネタかよ・・・。思ったりしたので その点は良く覚えてました。
こに書いてある文は、日記や覚え書きから引用しているものです。簡略化した会話もあるのであしからず。
それでは寝ます。おやすみなさい。
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午後からまた仕事をしていた。大概の仕事は終わらせたので、時間が余った。
何をするでもなく、外に置いてある森永ホモ牛乳のベンチに腰掛けて、脳内会議モードに浸った。
今頃、海で遊んでるんだろうか?今日は天気がいいし、暑いから気持ちいいだろうな、とか考えていた。アホっぽく思い、バイクの手入れをすることにした。
オイルを交換してる時電話が鳴った。
「仕事まだしてる?」
ミカちゃんからだった。
「今から来れる?」と聞かれ、大丈夫と答えた。
海まで40分弱、バイクを飛ばして出かけた。
みんな水着で泳いでいた。
「何だ海パン持ってこなかったのか?」と、言われハッとした。仕方なく、かき氷を食べながら海を見ていた。
直美ちゃんの水着姿・・・。普段ならやましい気持で見るのだが、そんな風には見れなかった。可愛いとか、綺麗とかそんな思いも無くただじっと見ているだけだった。
心地いい気持から、何故か自分に腹が立ち、無性に情けなくなった。
日が沈んできて、みんなで かき氷を突いていた。
「高志って、腹筋割れてるんだねぇ」とミカちゃん(だったと思う)が話し始めた。
「高校で重量挙げやってたよな」と、何とか俺も会話に入った。
「あんた部活何だっけ?」と、直美ちゃんに聞かれた。
「山岳部だったよ」と答えた。
また笑われるかと思ったが、今度は大丈夫だった。
その時点で直美ちゃんと目を合わせて話をすることが出来なくなっていた。それでも直美ちゃんと話しをしていたかったから、おかしいなぁと思った。
そして、帰りは一人だけ別の道を回り道して帰った。
適当に、整備したてだから、馴らして帰ると誤魔化した。
一緒に走っていると、余計な事を考えて事故を起こしそうだったから。
つづく
900 :846:05/03/04 01:32:05 ID:n7xajYXK
今日は ここまでです。読んでい頂いて有り難うございます。
実は、彼らは俺の機嫌を損ねたことを反省するために4人で集まって話し合いをしたそうです。
それと、お詫びに何かプレゼントをしようと言うことで新しいグローブをもらいました。
その時の事は、よく覚えてないので ここには書いていません。
確か、シュウマイを渡した次の次の日だった思います。
いつもボロボロのグローブをしていたので、グローブにしたそうです。
ろくに洗濯しないグローブだったので、また臭いネタかよ・・・。思ったりしたので その点は良く覚えてました。
こに書いてある文は、日記や覚え書きから引用しているものです。簡略化した会話もあるのであしからず。
それでは寝ます。おやすみなさい。
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943 :846:05/03/05 01:45:05 ID:GGxHjPyy
>>899から
家に帰って、バイクに着いた潮を洗い落とした。
洗っている間に何度ため息をしただろうか。
機嫌が悪いわけでもなく、落ち込んでいると言うわけでも無かった。ただ、本当にため息が漏れてくるだけ。
部屋に入り、何と無しに中学校の時の卒業アルバムを開いてみた。見慣れた面々が写っていた。勿論、自分も写っていた。
ページを見るたびに、直美ちゃんの姿を探す自分がいて恥ずかしかった。
ストーカーかよ・・・。と、思いアルバムを本棚に戻した。
ゴロリと横になっても、浮かんで来るのは彼女、本を読んでも出てくるのは彼女。とにかく、頭から離れなくなっていた。
まるで、病気にでもなったのかと思った。
明日は月曜日だから早く寝なければ、そう思い風呂に入り、布団に入った。眠れるわけもなく、天井を黙って見つめていた。
「直美ちゃんかぁ」と、声を出してみた。
当人が現れるはずもなく、声は扇風機の音にかき消された。
朝起きると、やはり彼女の顔が浮かんでしまう。寝ても覚めても、とはこのことだろう。
とにかく仕事をした。いつも通りに仕事をこなすと、夕方だった。
直美ちゃんに電話してみることにした。
「俺だけど、今は暇?」
少し緊張した声で話した。直美ちゃんに俺の声はどう伝わったのか気になった。
「暇だけど どうした?」
俺は、彼女をいつもの場所に誘おうとしていた。無理だろうな、と思っていた。
「ちょっと、いつもの場所に行ってみようかと思ってたんだけど、行かない?」
直美ちゃんは快く応じてくれた。
出かけるときの恒例行事が始まった。
まずは、風呂に入り体を丹念に洗う。タオルに石けんをこすって泡立てて、一心不乱に体を洗う。土臭さや泥臭さは無い。軽石で磨く、磨く磨く。髪をガリガリと洗う。ブラシで洗う。
そして歯を磨き風呂を出る。髪はセットしなくてもまとまるほど短く刈っているから、セットはしない。
そして、着替えて出かけた。
つづく
944 :846:05/03/05 01:48:34 ID:GGxHjPyy
しばらく待った。
カブトムシがいたので捕まえて遊んでいた。30分くらいは待ったが、バイクどころか車一台通らない。
心配になり電話使用としたがやめた。
うなだれて待っていると、聞いたエンジン音が聞こえてきた。かなり回っている。
直美ちゃんが来た。
ヘルメットを外すとき、髪がふわっと舞った。それを見て、ドキッとした。黒い髪に夕日が透けて見えた。写真にでも撮りたいくらい綺麗だった。
「ごめん!!待った!?待ったよね?」
小走りに俺の所にやってきた。
「待ったけど、これ見てたら時間忘れてたw」
カブトムシを見せると、笑われた。
「男ってカブトムシ好きだよねぇ、どうして?」と、聞かれた。
「あぁ・・。やっぱり強そうなところかな。なんか動きが遅くても かなりトルクありそうだよね?なんか戦車みたいだし。」
そう答えたら、また笑われた。
「あ!実はねぇ、これ作ってて送れました」と、直美ちゃんは紙の包みを差し出した。
「おにぎり握ってきたから食べよう」
こういうときは どう喋ればいいんだっけ?あたまの中でまた会議を開いた。会議はまとまっていなかったが喋った
「おお!ありがたい、まだ飯食べてなかった!」
直美ちゃんは、食べよう食べよう!とベンチに腰掛けた。
とても美味しかった、中身は梅干しだった。と、思う。
「今日は私だけ?」と聞かれドキリとした。
「あ、高志達も呼ぶ?」そう答えたが、直美ちゃんは「いいよいいよ、たまには少人数でやるのもいいでしょ!」明るくそう言った。
嬉しくて、何かお礼に言葉を出そうと考えた。
「おにぎり美味しいよ」
精一杯の褒め言葉だった。現に美味しかったから、この言葉しか出なかった。
「おにぎりなんて、誰が作ったって美味しいって」と、大きな口を開けて、彼女は笑った。
つづく
948 :846:05/03/05 02:01:32 ID:GGxHjPyy
せっかくのチャンスだし、ここで思いを告げて果てよう。そう思い、何度も言おうとしたが出来なかった。
ここまで来てどうして?と、思ったが理由はすぐに出てきた。
自分が弱いからだ・・・。
そう思いつつも、笑顔で話しを聞く自分がいて、辛かった。
「あ!VFR!」と言われ、ハッとした。
VFRが峠を下っていった。
「VFRも なかなか格好いいよね」
とっさの事だったので「白バイのVFRに乗ってみたいなぁ」としかしゃべれなかった。
「確かに白バイって格好いいよねぇ。でも、ヘルメット脱いでサングラス外したら おじさんだったという、前例があるよ」
二人で大笑いした。
「でも、○△(俺)だったら似合うかもね」
嬉しかった。好意を寄せている人から褒められると、こんなにも嬉しいのか。
段々といつもの調子が出てきてその日は楽しく過ごせた。
そして、新たに決意した。
次に会うときは、絶対に思いを伝えよう。ダメだろうと何だろうととにかく、それだけは伝えたかった。
帰り道、グリップを握る手に力がグッと入った。誰も通らない旧道を、ガンガン攻めて帰った。
が、転んだ。
また気を引き締めることが出来た。
つづく
961 :846:05/03/06 02:21:18 ID:pQZKIt7G
>>948から
そして、数日してまた土曜日がやってきた。
案の定 電話が鳴った。
珍しくミカちゃんからだった。
「あぁ・・・。今日は暇?」
勿論、暇だと答えた。
風呂に入り身だしなみを整えて、準備も万端だ。
「あのさぁ、ちょっとみんなに話したいことあるんだけど・・・」
ミカちゃんらしくない不安げな声だった。
とにかく、いつもの場所に向かった。長袖の裾からねっとりとした、夏の熱気が入り込んでくる。
不安げなミカちゃんの声も手伝い、おかしな汗が流れてくる。
いつもの場所に着くと、高志が一人で待っていた。
「ミカちゃんから電話もらった?」と、聞くと久志から電話が着たと言った。
「遅いな、ところで俺のバイクなんだけど、どこかちがくないか?」
何か嬉しそうな表情で、ドゥカティをさすった。ドゥカティを隈無く見たが、いつもと変わらない赤いバイクだった。
「気づいてくれよ!今日、洗ったんだよ」と、嬉しそうにドゥカティを抱きしめた。
「そうか、どうりでピカピカだと思ったよ!ウン、本当にピカピカだ」
半ば、バカにした様な口調で言ったら。高志は、こぉのやろーと言いながらゆっくりと近づいてきた。思いっきり脇を後ろから くすぐられた。
涙を流しながら笑っていると、異なるバイクのエンジン音が聞こえた。直美ちゃんとミカちゃん、久志だった。
ベンチに座って、ミカちゃんから話を聞いた。
「私さぁ、実はねぇ、久志とつき合うことになった」
うまく話が飲み込めず、もう一度聞いた。
「だからぁ、つき合うの久志と」
久志が顔を真っ赤にしながら、口をゆっくりと開いた。
「俺、ミカのことずっと好きだったから、思い切って言った」
直美ちゃんは、終始ニコニコと笑いながら、話を聞いていた。
「いやぁーー、参ったなぁ。まぁ、仲良くな!二人とも」
高志は、二人の方を叩きながら言っていた。
「とにかく、二人とも良かったな。二人ならうまくいくって」ただそれしか言えなかった。
自分の直美ちゃんに対する心境を考えると、俺も!と、強い気持になった。だが、今日勢いで直美ちゃんに伝えても浅はかなだけだと思い、その日はやめた。
自分の、直美ちゃんが好きという気持が最高潮に達して、我慢出来なくなったら 思いっきりそれをぶちまけようと思った。
つづく
962 :846:05/03/06 02:22:10 ID:pQZKIt7G
家に帰るって寝ようとしても、胸がどきどきしてなかなか寝付けなかった。
ウィスキーを少しだけ飲んで、寝酒をしたがかえって逆効果だった。
どんどん頭の中と、心の中に直美ちゃんが入り込んできた。
どうにもならず、机の角に思いっきり頭をぶつけた。2回か3回ぶつけた。
その後は よく覚えてないが、大きな音に気付いた姉が部屋にやってきて自分を見つけたそうだ。
額が割れて、そこから激しく出血していたらしい。すぐに、病院に連れて行かれた。
今、思えば本当に恥ずかしい話しだ。
つづく
963 :846:05/03/06 02:26:46 ID:pQZKIt7G
もっと書いておこうと思いましたが、疲れてもうダメです・・・。
額を切った所は3カ所で、そのうち1カ所は4針縫いました。
後は残らなかったものの、馬鹿な事をしたと今でも思います・・・。
姉、自暴自棄にならないで悩みがあったら相談しなさい!と泣かれて大変困ったのを覚えていますw
おやすみなさい。
--------------------
110 :846:05/03/07 23:45:32 ID:glKh1k16
前スレ>>962のつづき
お晩です。続き書かせて頂きます。
一週間くらいたった土曜日の午前に、直美ちゃんから電話が鳴った。今日は早いな、と思いつつ電話に出た。
「ねぇ、もし良かったら今から仕事場の方にいってもいい?」
何のことだ?と思い、もう一度聞き直した。
「サボテン探してホームセンターとか、花屋さん行ったんだけど まともなの無くて・・・」
勿論OKした。
すぐに、机のまわりに散らばっていた書類を、書類棚にたたき込んで床も掃いた、それとコーヒーも用意した。
しばらくして、バイクのエンジン音が聞こえてきた。直美ちゃんが来たようだ。
「暑かっただろ?中入ってよ」と、誘った。
「あっつー、もう顔ムレムレ!」
顔が真っ赤だった。とても健康的で可愛く見えた。
「早速だけど、サボテン見せて」と、言われサボテンと多肉植物の温室を案内した。
「うわーーっ、何?こんなにあるの!?」
何か気持ち悪い物を見たような顔で言った。
「おすすめはどれ?あ、これはなんかグロテスクな形がいいね」
かなり気に入ってくれたようだった。あまりにマニアックな商品が多いから引くかと思ったけど、そうでもなかった。
111 :846:05/03/07 23:48:06 ID:glKh1k16
逆に、マニアックな形の物を好んでいたようだった。
「ねぇ、これ全部で幾ら?」
え?と思った。お金をもらうとは考えていなかったから、ちょっととまどった。
「え〜、じゃぁ、そうだなぁ」
とか、適当に濁して500円にした。
「ちょっと安すぎない?気使ってるでしょ?」
と、言われたけど「生産者直販ですのでw」と笑って答えた。直美ちゃんへのせめてものプレプレゼントのつもりだった。
そして、昼までだらだらとおしゃべりして、彼女は帰っていった。
至福の一時だった。直美ちゃんと、あんなに近くで言葉を交わしたのは、この前ぶりだった。
とにかく嬉しくて嬉しくて、仕事を放ってバイクで出かけた。車が通らないのを確認して峠を攻めた。
その日はバイクが軽く感じて、とても楽しかった。
まるで子供のようにはしゃいだ。バイクに乗りながら、「俺最強!!」とか叫んだり、「あーーーっ!!」と大声で叫んだりした。
帰ると、そんな楽しかった事はすっかり忘れて、またブルーになった。
直美ちゃんがに思いを伝えたとしても、それが叶うものなのか?話もしてくれなくなったらどうしようか?そんなネガティブな思いだけが、どんどん重なっていった。
つづく
>>次のページへ続く
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