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中学時代の仲間でかけがえのない人が出来た話
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626 :846:2005/03/22(火) 02:31:57 ID:M/HIsqcX
>>471からの続き
朝起きると、曇っていた。
仕事は お盆休みにしていたので今日は誰も来ない。
最低限の仕事だけを一人でして、休むことにした。
朝飯前の仕事を終わらて、家で寝た。
今更なんでだ・・・。
一人、考え事を始めた。
高志とは仲良くやっていたようだし、二人で買い物して食事もしようとしていた。
それなのに、なぜ今更俺にあんな事を・・・。
泣きたかった。
泣いても意味が無い、ただ腫れた目を姉に見せるだけだ。そう思い、必死に涙を飲み込んだ。
そして、また机に突っ伏したまま寝た。
雷の音で起きた。外は雨が降っていて、憂鬱な気持を更に憂鬱にさせた。
下に降りると、姉が仕事から帰ってきたらしく一人仏壇の掃除をしていた。手伝おうと思ったがやめた。
一人、イスに座ってアイスを食べてた。冷たくて美味しかった。
今日は、風呂掃除をすることになっていたので急いで風呂を掃除に取りかかった。
携帯電話が鳴った。
手に付いた泡をすすいで、急ぎ携帯電話を取った。
「私だけど・・・」
直美ちゃんだった。
「ごめん忙しい」そう言って、電話を切ろうとした。
「話したいから、直接会えない?」
暗い声で直美ちゃんはつぶやく。
「忙しいから、無理。悪いな」
かなり、機嫌悪そうに喋っていたと思う。
「どうしても会って話出来ないかな・・・。お願い・・・」
泣き出していたようだった、鼻をすすってる音が聞こえる。
好きな女の子に泣かれると、たまらなく可愛そうになり、会って話をすることにした。
「風呂掃除、やっとくから行ったら?」
姉が、風呂のそばにいて びっくりした。
話を全て聞かれたんじゃないだろうか?そう、思ったが急いで家を出た。
つづく
627 :846:2005/03/22(火) 02:36:15 ID:M/HIsqcX
こんばんわ。明日は仕事休みなので、こんな遅くに書いてしまいました。
連休中は仕事半分、休養半分でした。
休養と言っても、近くの温泉に行ったり、家でゴロゴロしてるだけでした。
間空けて申し訳ないです。長くて、飽きてしまった人もいるんじゃないでしょうか・・・。
今日は、少しだけ書いて見ました。
ちょっと、日記帳が見つからないので この先は、まだ書けません。たぶん、探せば見つかると思うので明日、探してみます。
おやすみなさい。
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>>471からの続き
朝起きると、曇っていた。
仕事は お盆休みにしていたので今日は誰も来ない。
最低限の仕事だけを一人でして、休むことにした。
朝飯前の仕事を終わらて、家で寝た。
今更なんでだ・・・。
一人、考え事を始めた。
高志とは仲良くやっていたようだし、二人で買い物して食事もしようとしていた。
それなのに、なぜ今更俺にあんな事を・・・。
泣きたかった。
泣いても意味が無い、ただ腫れた目を姉に見せるだけだ。そう思い、必死に涙を飲み込んだ。
そして、また机に突っ伏したまま寝た。
雷の音で起きた。外は雨が降っていて、憂鬱な気持を更に憂鬱にさせた。
下に降りると、姉が仕事から帰ってきたらしく一人仏壇の掃除をしていた。手伝おうと思ったがやめた。
一人、イスに座ってアイスを食べてた。冷たくて美味しかった。
今日は、風呂掃除をすることになっていたので急いで風呂を掃除に取りかかった。
携帯電話が鳴った。
手に付いた泡をすすいで、急ぎ携帯電話を取った。
「私だけど・・・」
直美ちゃんだった。
「ごめん忙しい」そう言って、電話を切ろうとした。
「話したいから、直接会えない?」
暗い声で直美ちゃんはつぶやく。
「忙しいから、無理。悪いな」
かなり、機嫌悪そうに喋っていたと思う。
「どうしても会って話出来ないかな・・・。お願い・・・」
泣き出していたようだった、鼻をすすってる音が聞こえる。
好きな女の子に泣かれると、たまらなく可愛そうになり、会って話をすることにした。
「風呂掃除、やっとくから行ったら?」
姉が、風呂のそばにいて びっくりした。
話を全て聞かれたんじゃないだろうか?そう、思ったが急いで家を出た。
つづく
627 :846:2005/03/22(火) 02:36:15 ID:M/HIsqcX
こんばんわ。明日は仕事休みなので、こんな遅くに書いてしまいました。
連休中は仕事半分、休養半分でした。
休養と言っても、近くの温泉に行ったり、家でゴロゴロしてるだけでした。
間空けて申し訳ないです。長くて、飽きてしまった人もいるんじゃないでしょうか・・・。
今日は、少しだけ書いて見ました。
ちょっと、日記帳が見つからないので この先は、まだ書けません。たぶん、探せば見つかると思うので明日、探してみます。
おやすみなさい。
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714 :846:2005/03/23(水) 02:38:27 ID:e+iWkc3M
>>626からの続きです。
雨が降っていたので、車で直美ちゃんのアパートに向かった。
篠つく雨で、前が殆ど見えなかった。それでいて、ぼんやり運転していたから、赤信号を そのまま直進するところだった。
アパートの前の駐車場に車を停めた。フーっと息を吐いて、アパートまで走っていった。
呼び鈴を押すとドアが開き、直美ちゃんが出てきた。
「わざわざ呼び出してごめん・・・」
うなだれて俺に謝った。
謝られても、どう返事をすればいいのか分からず、とにかく頷いた。
とにかく座って、と言うので座った。
部屋は何か芳香剤のような香りがしていた。出窓には、俺が作ったサボテンや多肉植物が綺麗に並べてあった。
直美ちゃんは、台所でお茶を入れてくれてるようだった。
天助を見上げると、蓄光塗料が塗られた星形がたくさん張ってあった。
女の子だなぁ、そう考えていると、直美ちゃんがお茶とお菓子を持ってやってきた。
「雨、寒かったでしょ?温かいお茶飲んで」と、差し出してくれた。
「ありがとう・・・」ぼそっと、答えて湯呑みを持って、一気に飲んだ。
「話しって何?」
どんな話かは分かっていたが、取りあえず間を持たせるために、聞いてみた。
「話って・・・。昨日の事なんだけど、考えてくれた?」
やはりそうだった。楽しい話を期待してやってきたわけでは無かったけど、何だがすごく残念だった。
「かなり酔ってたから、冗談だと思ってたんだけど・・・」
そう言うと、直美ちゃんは目に涙を溜めた。
「冗談なわけないでしょ・・・。私、本気なんだよ、わかる?」
とうとう、涙を流した。
どうすればいいのか分からず、ただ湯呑みを見つめた。勿論、茶柱など立っていない。
ふ、と顔あげると目と鼻の先に直美ちゃんがいてびっくりした。
つづく
715 :846:2005/03/23(水) 02:43:44 ID:e+iWkc3M
「私、やっぱり好き」
そう言って、直美ちゃんは俺の唇に自分の唇を寄せた。
暖かい感触が唇に伝わった。
俺は、直美ちゃんを突き放した。
直美ちゃんは、ぽろぽろ涙を流しながらびっくりしていた。
直美ちゃんはまた、俺の目の前に来て思いっきり頬を引っぱたいた。
部屋の中にパシーン、という乾いた音が響いた。
「女の子が、好きな人に告白するのってどれくらい勇気が、必要だと思う!?」(この言葉は絶対に忘れられない)
そう言って睨まれた。
「どうして、そう好きな人が簡単に変わるんだよ!高志とつき合って間もないだろ!?」
俺が声を張り上げると、直美ちゃんは少しびっくりしたようだった。
それから、沈黙が数分続いた。頬がじんじんしている、熱くなっていた。
「どうしてもだめなの?」
直美ちゃんが沈黙を先に破った。
「俺だって直美のことは好きだけど、高志の事好きになってやれよ。そんなに簡単に、捨てたら あいつは俺以上に傷つくよ・・・。好きになってやってよ」
俺は、そう言って立った。
直美ちゃんは、呼び止めることなく黙って座っていた。
「わざわざ呼び出したりしてごめん。でも、諦めたわけじゃないから。本当に、大好きだよ」
俺は振り向かずに部屋を出た。
つづく
716 :846:2005/03/23(水) 02:47:08 ID:e+iWkc3M
日記を探していたら、中学生の時に美術の時間で書いた絵を発見しました。
題名が「理想のバイク」ww ヤケに流線型で、後部に燃料タンクを搭載したトレーラーを装備していました。
しかも、テレビが付いていて糸人間が踊っていましたw
解説には「シートの下が冷蔵になっていて、いつでも冷たいのみものが飲める」と・・・。
今乗っているバイクとは かなりかけ離れていましたが、なんだか乗ってみたくなりました。
おやすみなさい。
738 :846:2005/03/23(水) 23:45:43 ID:R2afza4s
>>715からのつづき
どうすればいいのか分からなかった。いきなりあんな行動を取られて、訳が分からなかった。
携帯電話が鳴った。ドキッとして、恐る恐る画面を見ると、姉からだった。
単にお使いを頼まれただけだった。
直美ちゃんや、高志からだったら、どうしようかとドキドキしていた。
スーパーに入り、頼まれた物をカゴに入れていく。惣菜のコーナーに行くと、花火大会の後のことを思い出した。
あの時二人は、仲良く手を繋いで買い物をしていた。
高志の嬉しそうでいて、ちょっと恥ずかしそうな顔が思い浮かんだ。直美ちゃんも、笑顔だった。
正直あの時に、見たことの無い直美ちゃんの笑顔を見て、少しだけ寂しかった。
あの笑顔は、好きな人だけに見せる笑顔なんだろうな、彼らと笑顔で話しながら そう思っていた。
はぁっ、と小さく溜め息を吐いて買い物を続けた。
家に帰ると、姉が晩ご飯の支度をしていた。それを無視して、部屋に入る。
最近、仕事以外は、部屋にこもることが多くなっていた。姉とも会話が少しずつ減っていた。
こんなに精神が混乱したのは初めてだった。
仕事で、精神的に辛いことはあったが、友人関係でこんなに悩んだことは無かった。だから、心労も仕事の時よりも倍だった。
とにかく寝れば、その間だけは忘れられるから寝ることにした。
起きれば全てが、解決していることをにわかに祈った。
目を覚ますと夜中の1時だった。明かりが消えていて、タオルケットが掛けられていた。
暗闇で、チカチカと緑色のランプが光っていた。携帯電話だった。
画面を覗くと、直美ちゃんから電話がかかってきていた。何度も電話したらしく、着信履歴が「直美」の文字で、埋め尽くされていた。
つづく
>>次のページへ続く
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