あの日から、亜美とは一緒に帰らなくなった。
どんな顔で話せば良いのかわからなくてわざと時間をズラして帰宅した。
あっちも気まずくて、同じように避けているようだった。
部活ではどうしても顔を合わせるけど、特に会話はしないようになった。
元から帰り道以外ではあまり話すこともなかったから、ほぼ口をきかなくなった。
中島は、先輩が亜美をだっこしながらハメているのを見たことがあると言っていた。
いわゆる対面座位の格好で、亜美が甘えるように先輩の首にしがみつき、それを先輩が舌から突き上げるように亜美を犯していたらしい。
あと後輩を集めての、タカシ先輩のエロトーク兼自慢話で亜美の話を聞くのは辛かった。
「初めてヤッた時は処女だった」
「抱き合ってするのが好き」
「二人きりの時はけっこう甘えてくる」
「ちょっとMっ気がある」
「ああ見えて男に尽くすタイプ」
とか聞いてて苦しくなった。
亜美の赤裸々な女の顔が、部員全員に知れ渡るのは、辛いものがあった。
普段亜美と見かけると、どうしてもタカシ先輩の話を思い出して、色々想像してしまうし、露骨に「あんなすまして可愛い顔してるけど、タカシ先輩にパコパコされてあんあんよがってるんだぜ」「俺もヤリてー」とか言っている部員もいた。
一番辛かったのは、「亜美は頭撫でられるのも、撫でるのも好き」って話を聞いた時だった。
結局亜美とは、まともに会話することはなく、卒業して別れた。
俺の苦い、思春期の思い出。
終わり
>>237-247
こんなの中学で体験したらきついな
>>237
鬱だけど興奮した
女子中学生は、やたら怖い先輩とか好きになるからなあ
>>237
読んでたら昔のこと思い出して気持ち悪くなってきた
結局疎遠になってしまったってのが悲しい