数年前、自殺しようとしてた俺が未だに生きてる話
(24ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
561 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 04:44:44.29 ID:lfHPtk8i.net
それから、俺は覚えてしまうほどレイの言葉を読み返した。
とうとう睡魔に勝てなくなり、机に突っ伏しても、頭の中ではレイの声が淡々と流れていた。
自信を持って。
当たり前のことをして。
〈答え〉を見つけて。
それは冷淡だけど、優しい子守歌みたいな声だった。
565 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 09:59:54.10 ID:lfHPtk8i.net
本当ならレイの夢を見たかった。
けど、俺は夢を見ずに眠った。
どうやら途中で机から移動したらしいが、それも覚えていない。
目が覚めると、俺はベッドの上にいた。
567 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:03:45.56 ID:lfHPtk8i.net
長く眠りすぎたせいか、一瞬、記憶が混乱して俺はぼんやりと思った。
俺は誰だっけ。
何をしていたんだっけ。
どうして ここにいるんだっけ。
けど、それはすぐに思い出せた。
思い出すと、ほんの少しの期待を込めて、パソコンの画面を見た。
〈さよなら〉
レイの言葉はやっぱり そこで止まっていた。
568 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:09:59.40 ID:lfHPtk8i.net
レイはもう俺の前に現れることはない。
俺はなぜかわかっていた。
辛いだろうか。
自分に聞いた。
そんなの辛いに決まってる。
自分で答えた。
やっぱ辛いよな。
自分でつぶやいた。
でも、それって当たり前だろ。
そう思った。
だって、レイは俺を助けてくれた、大事な人だ。
その人がいなくなったんだ。
そんなの、辛いのが当たり前だ。
569 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:15:59.22 ID:lfHPtk8i.net
そうだ、辛いのが当たり前なんだ。
俺は顔を伏せて、少し泣いた。
それから、レイの〈証拠〉を取り出して、それを見てもう少しだけ泣いた。
心臓が直接傷つけられたように胸が痛かった。
もう二度と立ち直れないような、そんな気がしたが、それはいまだけだって知っていた。
俺はきっと再び立ち上がって、・・・・・・どうするだろう。
〈答え〉を探すことができるだろうか。
そうできるなら、それが一番いい。
それから、俺は覚えてしまうほどレイの言葉を読み返した。
とうとう睡魔に勝てなくなり、机に突っ伏しても、頭の中ではレイの声が淡々と流れていた。
自信を持って。
当たり前のことをして。
〈答え〉を見つけて。
それは冷淡だけど、優しい子守歌みたいな声だった。
565 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 09:59:54.10 ID:lfHPtk8i.net
本当ならレイの夢を見たかった。
けど、俺は夢を見ずに眠った。
どうやら途中で机から移動したらしいが、それも覚えていない。
目が覚めると、俺はベッドの上にいた。
567 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:03:45.56 ID:lfHPtk8i.net
長く眠りすぎたせいか、一瞬、記憶が混乱して俺はぼんやりと思った。
俺は誰だっけ。
何をしていたんだっけ。
どうして ここにいるんだっけ。
けど、それはすぐに思い出せた。
思い出すと、ほんの少しの期待を込めて、パソコンの画面を見た。
〈さよなら〉
レイの言葉はやっぱり そこで止まっていた。
568 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:09:59.40 ID:lfHPtk8i.net
レイはもう俺の前に現れることはない。
俺はなぜかわかっていた。
辛いだろうか。
自分に聞いた。
そんなの辛いに決まってる。
自分で答えた。
やっぱ辛いよな。
自分でつぶやいた。
でも、それって当たり前だろ。
そう思った。
だって、レイは俺を助けてくれた、大事な人だ。
その人がいなくなったんだ。
そんなの、辛いのが当たり前だ。
569 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:15:59.22 ID:lfHPtk8i.net
そうだ、辛いのが当たり前なんだ。
俺は顔を伏せて、少し泣いた。
それから、レイの〈証拠〉を取り出して、それを見てもう少しだけ泣いた。
心臓が直接傷つけられたように胸が痛かった。
もう二度と立ち直れないような、そんな気がしたが、それはいまだけだって知っていた。
俺はきっと再び立ち上がって、・・・・・・どうするだろう。
〈答え〉を探すことができるだろうか。
そうできるなら、それが一番いい。
570 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:21:58.55 ID:lfHPtk8i.net
俺は、それからしばらくは、以前と同じ、引きこもりの生活を続けた。
レイが戻ってくるかも、希望を抱いて、画面を見つめる生活が続いた。
せっかく始めた筋トレも、やめてしまったから、体力は みるみる落ちた。
それでも、何もする気にはなれなかった。
けど、いつまで経ってもレイが戻ってくることはなかった。
俺がやっと立ち上がったのは、それから数ヶ月後、中学三年の秋のことだった。
571 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:34:22.79 ID:lfHPtk8i.net
それはもちろん、中学卒業後の進路はどうするか。
最初の難問が俺に降りかかったからなんだが・・・・・・。
さて、それから俺がどうしたのか。
ここからは いまの俺の話になる。
そして、どうして俺がこんな話を書き込んでいるのか、その理由だ。
572 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:47:32.74 ID:lfHPtk8i.net
まず、俺はいま何をしているか。
俺が少し変な時間に書き込むから、気づいている人はいると思うけど、俺はいま、海外で暮らしている。
そこで、ある目標に向かって努力を続けている。
三年間。
それが俺がこの目標にかけている年数で、客観的な数字だ。
俺はレイの残してくれた言葉を信じ、〈答え〉を見つけることができたんだ。
574 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 10:54:39.63 ID:lfHPtk8i.net
それなら、俺の〈答え〉ってのは何だったのか。
・・・・・それは別にカッコイイ〈答え〉!!ってほどのもんじゃないから、こうやって人に言うのは恥ずかしいような気もするんだけど、ちゃんと言おうと思う。
俺はどう在りたいのか。
人生をどう生きていきたいのか。
それは、、、
「できるだけ楽で、穏やかな状態で生きたい」。
え、そんなのが〈答え〉?って思われるかもしれない。
もうちょっと、熟語かなんかでまとめろよ!って言われるかもしれない。
けど、いいんだ。それは俺の〈答え〉だから。
575 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:00:47.71 ID:lfHPtk8i.net
中学三年の秋、俺は進路を迫られて、実は無職を選んだ。
つまり、高校へも行かないで、就職もしないで、ただの16才でいることを。
学校からは散々電話が来たし、親も遠回しに「どうするの?」的なことを言ってきたけど、俺は そうすることしかできなかった。
高校へ行くのは怖かったし、就職なんてもっと怖かった。
最低だな、自分と思った。
576 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:04:59.69 ID:lfHPtk8i.net
けど、俺にはもう一つ嫌なことがあった。
それは、そのまま引きこもりでいることだ。
部屋の中で最悪なことをぐるぐる考えて、自分でもどうしたら良いかわからなくなるあの状態に戻るのだけは嫌だった。
あれも嫌だ、これも嫌だ。
俺は頭を抱えた。
で、そのとき思った。
じゃ、俺は何をしたいんだ?
578 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:08:42.31 ID:lfHPtk8i.net
俺は何をしたいか?
それがどんな夢物語でもいいなら、、、、、
好きな漫画を好きなだけ読みたい。
可愛い彼女が欲しい。
どこか遠いところに行ってみたい。
でも、人に会うのは好きじゃないから、誰もいないところがいい。
579 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:16:25.62 ID:lfHPtk8i.net
特に最後のところは重要だった。
でも、そんなことできないだろ、すぐにそう思った。
けど、できたらいいな、と思った。
〈考えるより、行動〉
反射的にレイの言葉が思い出された。
俺はパソコンに「人間のいないところ」と打ち込んだ。
「人間のいないところは、人間が住めない場所です」
ごくごく当たり前の答えが結果に出た。
580 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:18:21.23 ID:lfHPtk8i.net
そりゃそうだよな、落胆しながら俺は思った。
人間は人間なしじゃ生きていけない。
精神的な意味じゃなくて、物資的な意味でも。
まあ、そういう意味じゃ、山でサバイバル生活ってのはあるな。
そう考えたが、俺がしたいのはサバイバルじゃなかった。
581 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:26:18.59 ID:lfHPtk8i.net
ある程度、都市的な生活ができて、かつ あんまり人に会わなくて良くて・・・・・・
夢を広げていた俺は、ふと気がついた。
お金の問題だ。
ここじゃあない どっかに行きたい・・・・・・ということは、親から独立するってことだ。
それには収入が、仕事が必要だ。
これも当たり前だったな、俺は唸った。
582 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:33:23.28 ID:lfHPtk8i.net
当たり前に考えると、不思議と当たり前のことに行き着く。
俺はそんな当たり前のことを今さらながらに気づいた。
そして、もっと当たり前なことに、そうやって順を追って考えれば、レイの言っていた〈答え〉を見つけるのは、案外簡単だった。
俺は記録をつけ、試行錯誤を繰り返し、必要なら外出して、〈答え〉を探した。
583 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:37:30.19 ID:lfHPtk8i.net
〈答え〉を探す。
そんなことは初めてだっていうのに、なぜだか俺は簡単に事を進めることができた。
自分の行動に、既視感さえ感じた。
・・・・・そうして、さらにさらに当たり前なことに気がついた。
これは、Aを殺す手順と同じなんだ。
俺は誰かを殺そうとしているわけじゃないけど、計画を立てて、準備して、実行する、その目標に向かう手順は、何も殺人じゃなくても同じなんだ。
584 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:47:50.75 ID:lfHPtk8i.net
殺害計画が、俺の力になっている。
何だか変な感覚に、俺は少し混乱した。
それから、レイはわかってたのかなとも思った。
どんな計画であれ、それが俺の「努力」という経験になることを、本当の〈答え〉を見つけたときに、それはきっと役に立つということを。
585 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 11:51:36.25 ID:lfHPtk8i.net
けど、そうわかったとしても、俺がやるべきことは同じだった。
つまり、行動すること。
記録のできる努力を重ねること。
それから・・・・・・これは一番難しいことだったが、〈イガ栗を拾わないこと〉。
587 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 12:00:26.97 ID:lfHPtk8i.net
まあ、これだけは はっきり言って
ほんっっとおおおおおに苦労した。
ってか、いまもこれだけは苦手だ。
当時の外出することや、他人に会うこと、そういうことまで全部ひっくるめた「大変さ度」を100%とすると、〈イガ栗拾い〉の割合が その90%を占めるんじゃないかってくらい。
だって、相変わらず親は遠回しだったし、ネットとか見ても、絶対書いてあるじゃん?
「ニートが」とか「引きこもりが」とか、「自分探しwww」とか。
〈その声を無視すること〉
レイはそう言ったけど、ほんっと豆腐メンタルな俺には きつかった。
だって、言われたら そうかなって思っちゃうだろ・・・・・・ブロークンハートだろ・・・・
588 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 12:06:09.20 ID:lfHPtk8i.net
けど、〈イガ栗〉には別の効能もあった。
それは なにかというと、イガ栗を拾うより、〈現実〉に外出して、他人に会うことのほうが全然楽だって感じ始めたことだ。
だって、ネットとか俺の頭の世界では、すぐに みんな「死ね!」とか言ってくるけど、現実じゃ、そんなやついないだろ?
いたら、まじで無視できるヤバいやつだし。
他人と会って話すことが楽。
これは偉大な発見だった。
589 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 12:12:13.73 ID:lfHPtk8i.net
あれこれ考えるより、意外と現実の方が優しいこともある。
勢いづいた俺は なぜかバイトを始めた!
・・・・・・けど、一瞬で撃沈した。
敗因は、焼き肉屋に行ったこともないのに焼き肉屋のバイトを始めたことだと言っておく。
・・・・・・というのは、冗談としても(いやほんとだけど)、俺はバイト仲間ってのに なじめなかったんだ。
別に、いじめられたとかじゃなく、いい人たちだったんだけど、なんか、その仲間感というか、グループ感が好きじゃなかったんだ。
590 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 12:15:28.77 ID:lfHPtk8i.net
他人と話すのは、必要なことなら大丈夫。
けど、仲間っぽくなるのは、かなり苦手。
そうか。
俺は俺のことが少しずつ わかってきたような気がした。
同時に、なんで俺に友達と呼べる人がいなかったのか、わかった気がした。
そもそも、俺は別に友達を求めてないんだ。
・・・・・彼女は むっちゃ欲しかったけど。
591 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/18(金) 12:22:10.06 ID:lfHPtk8i.net
でも、彼女と友達は全然違う。そうだろ?
焼き肉屋バイトをやめた俺は、どこなら仲間感なく働けるか、考えた。
実際に、オフィス街を歩いたり、店を覗いたりして、誰がどんな風に働いているのか、観察した。
けど、夜、立ち飲み屋で上司?に一気させられてる若いサラリーマンを見て、あーもー絶対俺には無理だ、と思った。
じゃあ、どうしたいのか?
また考えた。
仕事が終わったら、俺はどうしたいか?
・・・・・・家族がいたら、家族の元に帰りたいし、一人でも、自由な時間を過ごしたい。
だって、仕事は終わったんだから。
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ
