その後、特に俺には何も連絡がなくいつの間にかこの話は終わった。
あんなにプリプリ怒ってたケイもその後見ることはなく、ちょっと拍子抜けした。
千夏もケイと別れる事ができたらしく、この時千夏は実家に帰っていたようだった。
俺「何してんの?」
千夏「来ちゃった//」
来ちゃったじゃねーよ。
終電もない時間だし部屋に上げた。
千夏も飲みの帰りだったようで寂しくなって来てしまったらしい。
この時には以前あった千夏への好意?もケイの件で萎えていた。
俺はとりあえず風呂に入り一足先に寝た。
千夏は風呂に入りに行った。
千夏は風呂に入りに行った。
俺はすぐに寝てしまった。
飲んだこともあり寝てから1、2時間で喉が乾いて起きた。
俺の隣には下着姿の千夏。
思い返してみれば布団を用意してやらなかったし、着替えも用意していなかった。
まあしょうがねえかと思って水を飲んで毛布を出してソファーに寝た。
すると千夏のすすり泣く声が聞こえた。
俺「どうした?」
千夏「1はそんなに千夏の事嫌い?」
俺「いや、嫌いとかじゃなくてこういうのはまずいでしょ?」
千夏「・・・一緒に寝たい」
俺「・・・・・・はい」
俺は意志が弱い
俺は千夏のいるベッドに入った。
そこで千夏に唇やらなんやらを求められ、そのままセクロスしてしまった。
俺は激しく後悔した。会社の子に手を出したことを。
しかし、俺も男。このままこの子の思いを蔑ろにできない。と変な義務感を持ってしまいこの日に付き合うことに。
それからは会社のみんなに隠れて付き合い、千夏はもっぱら俺の部屋で過ごしていた。
そんなこんなでもだんだんと千夏の事を好きになっていた。
料理は作ってくれるし、掃除もしてくれる。セクロスもうまいし。
しかし、気になる点があった。
たまになんの前触れもなく突然大声で泣き出すのだ。
だんだんと声が大きくなるのではなくほんとに突然でかい声で。
会社にいる時には泣いた事がないが、会社以外ならどこでも泣く。
コンビニでも、歩きながらでも。
理由を聞くと俺がどこかに行ってしまいそうで怖くなるとの事。
この時、俺はメンヘラって言葉を知らなかったが、この子頭おかしいんだなーぐらいに思っていた。
まあ、こんな子もいるだろぐらいな軽い気持ちで。