同じクラスのグラビアアイドルと初体験をした
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345 :45:03/06/15 12:18 ID:uFVbN4iH
M美の瞳が潤んでいる。
あれ?っと思って「どうしたの?」と尋ねると「抱き締めて、キスして」と声が震えている。
「ばぁか、さっきまで散々やったじゃん」と言いながらもとりあえず唇を軽く重ねた「M美のこと忘れないでね」
「あ?一日だけじゃん、大袈裟だよ。じゃ、月曜にな」と言うとM美の家を後にした。
日曜日は久しぶりにボンヤリ過ごした。
M美のいない時間はぽっかりと穴があいたような虚しさがある、
偶然、放課後の教室で出逢いあっという間に駆け抜けた数日間を思い出し、まるで『M美ワールド』に引きずり込まれたみたいだなぁなどと明日から始る現実(部活)にやれやれなどと考えていた。
346 :46:03/06/15 12:18 ID:uFVbN4iH
月曜日の朝は部活の鬱陶しさとM美に逢える喜びがいりまじった複雑な気持ちだった。
まぁ、とにかくM美にあいたいといつもより早めに家をでた、
駅を降りると学校までの道中が何故か早足になってしまう自分に苦笑した。
「M美M美」と心の中でつぶやきながら学校に到着し勢いよく下駄箱を開けると、ピンクの封筒が入っている。
封筒を手にとると表書きは『Yちゃんへ』裏をひっくり返すと『M美』となっていた
嫌な予感がした。
別れ話だろうか?ともかく教室でM美に会う前に中身を確認しておこう。
とりあえず部室に走り、おそるおそる封をきる。
M美の瞳が潤んでいる。
あれ?っと思って「どうしたの?」と尋ねると「抱き締めて、キスして」と声が震えている。
「ばぁか、さっきまで散々やったじゃん」と言いながらもとりあえず唇を軽く重ねた「M美のこと忘れないでね」
「あ?一日だけじゃん、大袈裟だよ。じゃ、月曜にな」と言うとM美の家を後にした。
日曜日は久しぶりにボンヤリ過ごした。
M美のいない時間はぽっかりと穴があいたような虚しさがある、
偶然、放課後の教室で出逢いあっという間に駆け抜けた数日間を思い出し、まるで『M美ワールド』に引きずり込まれたみたいだなぁなどと明日から始る現実(部活)にやれやれなどと考えていた。
346 :46:03/06/15 12:18 ID:uFVbN4iH
月曜日の朝は部活の鬱陶しさとM美に逢える喜びがいりまじった複雑な気持ちだった。
まぁ、とにかくM美にあいたいといつもより早めに家をでた、
駅を降りると学校までの道中が何故か早足になってしまう自分に苦笑した。
「M美M美」と心の中でつぶやきながら学校に到着し勢いよく下駄箱を開けると、ピンクの封筒が入っている。
封筒を手にとると表書きは『Yちゃんへ』裏をひっくり返すと『M美』となっていた
嫌な予感がした。
別れ話だろうか?ともかく教室でM美に会う前に中身を確認しておこう。
とりあえず部室に走り、おそるおそる封をきる。
347 :47:03/06/15 12:19 ID:uFVbN4iH
『大好きな大好きな大好きなYちゃんへ。
今は月曜日の朝かな?それとも遅刻ギリギリだったから一時間目が終わったぐらいかな?どちらにしてもM美はその時間にA国行きの飛行機に乗っています。』
愕然とした。
『黙っていてゴメンネ、Yちゃんにだけは転校のことを告げようと最後まで悩みました。
でも、転校のこと知ったらYちゃん空港まで来ちゃうもんね。
部活に復帰する大切な日をそんなことで邪魔したくなかったし、見送りに来て貰ったらM美は飛行機に乗れなくなっちゃう・・・』
部活なんかどうだっていいじゃんかよ・・・
348 :48:03/06/15 12:20 ID:uFVbN4iH
単身赴任のお父さんと一緒に暮らすことが決まったのは夏休み前のことで、お母さんは9月に入ると同時にA国へ、M美は転校の手続きのため一月遅れの出国が決まったため近所に住む叔父さん夫婦の家で生活していたそうだ。
小さい頃からお父さんの転勤続きで転校を繰り返したM美はその都度友達と別れる寂しさや、お別れパーティなどで周囲にかけるわずらわしさを避ける為いつしか皆への手紙を先生に渡し転校を黙ってもらうことにしたらしい。
教室で初めて話した翌日最後の荷物をA国へ送ったのだが慌てて「白いヒモビキニ」だけは部屋に残したという。
M美の家が殺風景で生活臭が感じられなくて当然のことだった。
349 :49:03/06/15 12:22 ID:uFVbN4iH
『ホントはあの日(教室で話した日ね)S子に頼んでYちゃんを誘ってもらおうと思ってたの、転校する前に一度でいいからYちゃんとお話ししたいなって思ってた。
そしたらいきなりYちゃんが教室に入ってくるんだもんビックリしちゃったよ。
次の日もグランドのYちゃんを見てて部室にいくか教室にいくか見張ってたんだよ
(えへ)・・・』
そうだったのか・・・何故気付かなかったんだろう?
考えてみればM美は10月以降の話しをしたがらなかったし、すればかならず複雑な表情を浮かべていた。
350 :50:03/06/15 12:22 ID:uFVbN4iH
『M美はYちゃんが最初の人でホントによかったと思ってます。
Yちゃんも初めてでドキドキしてるが伝わってきたけど最初から最後迄M美のことを考えて優しく大切にしてくれたよね。
周りの女の子から初体験の酷い話しばかり聞かされてたからM美はホントにホントに幸せでした。
一杯イッパイの優しさで包んでくれてありがとう・・・・・・』
便箋の最後に写真が2枚留めてあった。
一枚はこの間一緒に撮ったやつだ。
そしてもう一枚は同じ時に俺が写したものだろうか?
M美の最高の笑顔が写っていた。
写真をひっくりかえすと5cm程の白いヒモが張られ裏書きがあった。
351 :51:03/06/15 12:23 ID:uFVbN4iH
『自分の写真の中で最高の笑顔だと思います、M美はこんなに無邪気な顔でYちゃんを見てたんだね。
Yちゃんにでなければこんな顔は出来ないんだろうね!それと一緒に張り付けたのはわかるよね?わからなければ怒っちゃうぞ。
Yちゃんの心臓を止めた最後のやつだよ(恥ずかしい)』
便箋7枚に綴られた文字を読み終えた時には涙がとめどなく溢れてきた。
放課後まで何も考えられず結局部室で過ごした。
352 :52:03/06/15 12:24 ID:uFVbN4iH
ふとガヤガヤとやかましいやつらが部室に近付いてきた、他のサッカー部員だ。
みんなM美のことは先生にでも聞いたんだろう、ガラの悪い連中だが気持ちのいい仲間だ。
無理矢理笑顔を作り一所懸命俺を励まそうとしているのが分る。
俺は黙って笑顔でスマンと頷き練習着に着替えると1ヶ月ぶりにスパイクを穿いた。
久しぶりのスパイクの感触はなにはともあれ俺を現実に引き戻してくれた。
「おしまい」
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