20年前の初恋
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/furin/1660413665/
勝手に語って行く
高校3年の進路が決まった12月、アルバイトを始めたんだ
その当時、日雇い感覚で○ルキャストって言う短期派遣のバイトをしてた
バイト先の上司にハンコをもらって、その書類を事務所に持って行くと、手渡しか銀行口座にお金が振り込まれるって感じのラフなバイト
バイト内容も自由に選べて、都合の良い時間のバイトを選んでた、専ら引っ越しが多かったけどね
その時に事務所の受付をしていたのが葉子
俺より3つ上で学年は4つ違いってのを後から知った
一応、コテつけてみた笑
何回かバイトをして、葉子に書類を持って行く日々、葉子はショートカットに栗毛のストレートヘア
身長は160センチくらいのややぽっちゃり
目がキリッとして鼻筋が通って綺麗な顔立ち
話したいおねーさんだなーって その時から思ってた
それから3か月くらい、バイトして事務所に顔を出すの繰り返し、もちろんみんな同じことをするんだけど、どうしても話をしたくなったんだ、
でも、年下なんて相手にしてくれないよな って諦めてた
そんなある日、書類を持って行こうと たまたま駅を歩いてたら葉子とバッタリ出会った…
葉子『あれ?龍くんじゃん、どうしたの?』
龍(ワイ)「こんにちは、今から書類持って事務所いくんすよ」
葉子『そうなの?じゃ、一緒に行く?』…
確かこんな会話をしたと思う
昔すぎて忘れた
その話の中で、葉子は大学を卒業すること、卒業したらアメリカに留学する事、そのための準備をしながら事務のバイトをしてることを聞かされた…
取り留めなく亀スレになりそうだからとりあえずこの辺で寝る
4月にはワイも大学生、しかも今住んでるところから離れて京都に下宿生活が決まってたけど、どうしても葉子の事が気になってしまって その歩いている時に電話番号聞いたんだ
そしたら携帯じゃなく実家の番号渡された
葉子は留学とバイト、俺は京都で学生生活
特別付き合ってるわけでもなく、たまに実家に電話して、話してを数回繰り返した
そのうち葉子から
「もうすぐ留学するから会えなくなるねー 私はアメリカ行くから龍くんも楽しんでね」
と言われたよ
ワイも「じゃ、見送り行くよ!羽田だよねー」
葉子「もし来たらぎゅってしてあげる、でも彼氏もくるよ!」ってその時知らされた
ワイの中ではちょっと信じられなかった
まぁ、彼氏いるよなー…そうだよな
見送りどうしよう?って悩んだ
一応その電話の時、アメリカのホームステイ先の番号教えてもらってたから、まぁ、会えなくても良いから東京行こって、見送りの前日、京都から高校の同期が通ってる千葉の大学の住まいまで遊びに行った
当日、電車乗り継いで羽田まで行った
羽田空港は広かった…はっきり言って飛行機に乗ったことがない人が初めて行って、一人の目的の人物を探すのはウォーリーでも無理だと悟った
1人ベンチに座ってカタカタ回る空港表示を眺めて2時間くらいで諦めた
千葉に戻った後に同期に「会えなかったよー広すぎー笑」って同期の大学案内してもらった
俺の通ってる大学とは違ってやたらと広い
なんで滑走路が大学校内にあるんだ?
バイハザードのマークとか、一面の芝生とかとにかく規模に圧倒されて京都に戻った
当時青春18切符は ほぼ通年使えたから在来線で8時間くらい
ひたすら電車に揺られて帰りながら窓からの景色を見て俺って小さいなーって思ったのを覚えてる
全く何も知らないんだなって…
そんなこんなで京都の生活を再開した