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風俗にハマって人生転落した話
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558 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/30(月) 23:38:54.65 ID:+obFUSsF.net[10/13]
男「お兄さんありますよ?」

俺「え...なにがですか?」

男「えー風俗お探しじゃないんですかー? 抜きですか?それとも本番?」

風俗のキャッチに捕まってしまったのだ。


俺「あ、いやそういうのじゃなくて...」

男「せっかくなんで息抜きしていきましょうよ?荷物たくさん抱えて夜逃げですか?(笑)」

俺「まあ、近いところではありますね...」

男「なにがあったんすか?」

俺「まあなんつーかいろいろと...」

男「お兄さん仕事してるひと?」

俺「あ、いや学生なんですが休学中でして...でもこのままだと学費払えなくて除籍になりそうなんです。」

男「へぇーなるほどねー、お兄さんよかったらこの仕事してみる?俺今グループ作ってんのさ!お兄さん頭良さそうだし、どう?けっこう稼げるよ?完全歩合だけどさ」



562 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/30(月) 23:47:06.81 ID:+obFUSsF.net[11/13]
俺「え...いくらくらいですか?」

男「うーん、まあ最初は難しいかもしれないけどねー 稼いでる奴は月手取り100万くらいいってるよ」

俺「ほ、ほんとっすか!?」

男「な!どうよ?やってみる?てかもう今からやってみなよ?」

かなり悩んだが、とりあえずものは試しということでいきなりその日からやってみることにした。



564 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/30(月) 23:50:12.98 ID:+obFUSsF.net[12/13]
男「ああ、俺コージってんだ。よろしくな。年は28さい」

俺「自分はたくまといいます。」

コージ「たくまだな。よろしく」

まあ、みんなてきとうにやってるからさ、どんな感じで声かけてんのかみてみ



569 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/30(月) 23:55:07.51 ID:+obFUSsF.net[13/13]
みんながどういう風にどんな層に声をかけているのかを分析して、見よう見まねでやってみたら、意外とあっさりできてしまい俺は一日で手取り4万円も稼いだしまったのだ。

コージ「お前やるじゃんマジで!」

俺「ありがとうございます!」

コージ「で、どうする?この仕事しばらくやってみる?」

俺「はい!やらせてください!雇用手続きとかありますか?」

コージ「雇用手続き...?? はっはっは(笑)」

コージさんは爆笑した

コージ「そんなものあるわけねえだろ(笑) お前の身分証すらいらねえよ。てか、ここで働いてるやつらなんか身分証すらないやつなんかふつうにいるぞ?」

俺「そ、そうでしたか(笑)」



584 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 01:17:47.16 ID:5yae8o5t.net[1/12]
申し訳ない!ちょっと勉強してました!

寝落ちはしてないからご安心を!

いつも仕事終わってから勉強してるんです。

ネタバレにはなっちゃいますが、今はもう風俗のキャッチしていませんので

あと創作だのなんだと批判はありますが言っておきます。創作ではありません。

そもそも創作だと思って不愉快なら見なければいい話だ。仮に創作だとしても、そうだといって叩いてなにが楽しいんですか? 

まあてなわけで、話はもう少しで終わります。今日で完結できるかはわかりませんがもう少しお付き合いいただければうれしい限りでございます🙇



586 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 01:22:37.99 ID:5yae8o5t.net[2/12]
風俗のキャッチのメインの時間は午後9時〜午前3時くらいです。

いつも帰宅は10時〜11時半の間ですので当然今は別の仕事をしています。



594 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 02:23:44.05 ID:5yae8o5t.net[3/12]
コージ「で、お前帰るとこないんか?」

俺「実家京都なんすよ...色々あって家出てきてこっちに住んでる友達のとこに泊めてもらってたんですが、それも色々あって...今に至ります」

コージ「要は帰るとこないんだな?(笑)」

俺「はい...」

コージ「今日いきなりあったばかりだけどさ、よかったら俺が契約してるアパートで物置がわりに使ってるとこあんだけどそこ使うか?」

俺「え...!いいんですか?」

コージ「その代わり...仕事たのむぜ お前には期待してんだからさ」

俺(いやでも待てよ...話がうますぎないか...)

コージ「どうした? まあそりゃあいきなりだと逆に怖いよな...じゃあ、俺の知り合いの経営してるラブホで一晩1000円で泊めてくれるとこがある。そこで今日は寝たらどうだ?」

俺「え...あ、はい...」

コージ「よし、じゃあいくか! 明日...そうだな...18時半にここに集合な!」

俺「わかりました!」

コージさんにそのラブホまで道案内され一夜を明かした



596 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 02:30:03.39 ID:5yae8o5t.net[4/12]
次の日からは実際、コージさんの部屋を借りて寝ることになった。

2週間ほどで学費の半分を稼ぎ、貯金とあわせてなんとか前期ぶん納めることができそうになったが、不思議と大学に戻る意味を自分自身に問いはじめた

俺(大学5年の後期から再スタートして必修科目の関係上、卒業は最短で6年の前期終わってからになる。就職活動のタイミング的にも難しい時期だし、仮に就活したとしても今の状況ではまともな企業に内定をとるのも難しい...)

コージさんに電話をかけた



597 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 02:33:36.95 ID:5yae8o5t.net[5/12]
俺「もしもしコージさん...?」

コージ「おう、どうした?」

俺「俺決めたんです...大学やめます」

コージ「え...いいのかおまえ?そのためにがんばってたんじゃないのかよ?バイトで週3回くらいまだ働ければとかいってたろ?大学行かずになにすんだよ?」

俺「決まってるじゃないですか、週3なんて生ぬるい、週6でも週7でもやってやりますよ!改めて明日からもよろしくお願いします。」

コージ「はは...お前の意志ならしかたないな...よろしく頼むな」



600 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 02:38:34.08 ID:5yae8o5t.net[6/12]
俺は自らの意志で大学にいき、手続きをすませ中途退学。

「23さい...高卒」

このフレーズが頭の中で何度もこだました。



601 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 02:47:37.60 ID:5yae8o5t.net[7/12]
それからしばらくの間、風俗のキャッチの世界に身をおいて かなりお金を稼ぎ頑張って貯金した。

実家には一度も帰っていない...両親はまた受け入れてくれるのだろうか...

24さいの冬、俺はこの仕事から足を洗うことを決意した。

仕事終わりの午前5時...

コージさんに話を打ち明けた

俺「コージさん...俺この仕事やめようと思うんです。いっぱい貯金できました。本当になにもかもコージさんのおかげです。」

コージ「そっかぁ...なんとなくそんな気はしてたけどな...まあ、お前はずっとこの世界にいる人間じゃあないよな。お前は違う世界で生きる人間だよ。今ままでありがとうな。お前のおかげで場所代かなり払えてたんだぜ(笑)」

俺「」

コージ「俺さぁ...もう30じゃん?やりなおせんのかな?」

俺「なんだっけ?ケンタッキーでしたかね?60くらいになってから会社経営して成功した人もいるとか人生なにがあるかわかんないですよね...」

コージ「でお前、これからどうすんの?」



602 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 02:53:28.89 ID:5yae8o5t.net[8/12]
俺「勉強しようと思います。バイトかなんかしながらにはなりますが、昼夜逆転をまず直して生活リズムただして...」


コージ「そっかぁ、あえて何の勉強かは聞かないわ。ふつうの会社だとやめる一ヶ月前とかに申告するんだよな? まあこの仕事は仕事っていうのかもわからんよな(笑) とりあえず今日でお前は卒業だよ... 

大学は卒業できなかったかも知れないけど、風俗業界は卒業だな(笑) もう二度と戻ってくるかよ。 
まあでも、なんかあったらまた戻ってこい。いつでも受け入れてやるから!」


俺「本当にありがとうございました...」

コージさんと交わした最後に言葉になった。



605 :素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/31(火) 03:05:12.78 ID:5yae8o5t.net[9/12]
ある日本屋で赤本を手にする俺...

俺(地方国立の医学部でも、このレベルか...俺のおつむじゃ絶望的だな...けど

もともと俺は国立向きのはずだ!がんばるぞ!)


24さい高卒無職、俺は学費の安い国立の医学部を目指して日々奮闘中である。

「何で医者目指すの?」って、思ったかもしれないが、実は俺の親父は勤務医だが医者である。いつか、両親に医者になった自分を報告にいきたいし、兄姉もいるから見返してやりたい。

人生ってなにがあるかわからん...満員電車に揺られ上司にこづかれるサラリーマン、毎日男の姓処理の相手をさせられる風俗嬢、テレビで批判されるタレント、誰もかれも皆が頑張って世の中は動いている。そこにはそれぞれのドラマがあってそれぞれの戦いがある。  

人生なにが成功かなんてわからない。

価値観なんてみんな違って相対的なもんだ。いい大学でて、いい会社に入るのが成功なのか週3日働いてフリーターして家で寝るのが幸せなのか、正解なんてなにひとつない。

でも気づいたことがある。

やっぱり人間誰かに認められたり人とつながってないと生きてはいけない。

だから俺は頑張ることにした



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:面白, 風俗, すっきりした話,
 


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