1000万円以上使って後輩の恋愛恐怖症を治そうとした時の話
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17 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:41:56.08 ID:roODs7LR0.net
メニューをお互い注文した後、俺は女性に頭を下げた
不審者にしか見えない俺を疑うのは普通のことだし、そら威嚇するのは当然だと謝罪した
すると女性も「私が悪いんです。貴方は尾行してることを素直に答えたのに まだ悪者じゃないかと疑ってしまってるわけですし」と答えてくれた
ということでお互い謝罪し、フラットな状態で説明開始
お互い自己紹介をした後、まず女性が男と どんな関係なのかを聞いた
聞くと、男は高校の先輩だということ(>>1に書いてある登場人物の「女」)
男のことを結構褒めている内容が多く、これは信用できると思い、俺はあの二人がキャバ嬢であることを隠して今やってることを説明した
説明の途中、女はとても驚いていた
18 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:42:50.11 ID:roODs7LR0.net
「先輩(男)が高校時代失恋していたことを知らなかった」
「男は同級生3人組を作って いつも遊んでいたから恋愛に興味が無かったんだと勘違いしてた」
俺は まさかと思い
「もしかして男が、女さんのことが好きだったのかもしれませんよ?」
とふっかけてみたが
「いやいやw 私も男さんに告白してフられた過去があるから それはないですよw」と言っていた
メニューをお互い注文した後、俺は女性に頭を下げた
不審者にしか見えない俺を疑うのは普通のことだし、そら威嚇するのは当然だと謝罪した
すると女性も「私が悪いんです。貴方は尾行してることを素直に答えたのに まだ悪者じゃないかと疑ってしまってるわけですし」と答えてくれた
ということでお互い謝罪し、フラットな状態で説明開始
お互い自己紹介をした後、まず女性が男と どんな関係なのかを聞いた
聞くと、男は高校の先輩だということ(>>1に書いてある登場人物の「女」)
男のことを結構褒めている内容が多く、これは信用できると思い、俺はあの二人がキャバ嬢であることを隠して今やってることを説明した
説明の途中、女はとても驚いていた
18 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:42:50.11 ID:roODs7LR0.net
「先輩(男)が高校時代失恋していたことを知らなかった」
「男は同級生3人組を作って いつも遊んでいたから恋愛に興味が無かったんだと勘違いしてた」
俺は まさかと思い
「もしかして男が、女さんのことが好きだったのかもしれませんよ?」
とふっかけてみたが
「いやいやw 私も男さんに告白してフられた過去があるから それはないですよw」と言っていた
19 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:43:29.17 ID:roODs7LR0.net
そして俺はふと気づく
女さんの左手に指輪がある
もう結婚してるんだな
ん?そういや男が こんなこと言ってたっけ?
>「知り合いの女性がですね、ちょっと離婚考えちゃったってLINEしてきたんですよ」
これは好きだった女性からのLINEだとも言っていた
だから男は あそこまで動揺していたんだ
でも結婚なんて誰でもするし、この女さんは男にフラれてるから、女さんのことを男が好きだったら告白OKしてるはず
とはいえ確認の為に離婚相談したのかを聞いておきたいけど、多分この女性じゃないなと思い聞かないことにした
20 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:45:35.30 ID:roODs7LR0.net
話を戻します
恋愛恐怖症とはいえ、それを克服するために相手を見繕ってデートさせまくるなんて普通しないよな
なので 女さんは俺の説明を信用していない気がした
というか男に今日のやり取りを知られるのは非常にまずい
うっかり自分の匙加減で勝手に色々話したし、社員にも秘密にしていたことを社外の人にバラすなんて普通はしちゃいけない
不安要素を消したい俺は「まだ疑ってるなら うちの会社に来てください。社長室に案内しますので」と言って名刺を渡した
女さんも名刺を渡してきた
これで疑われることもないだろう・・・
とはいえ これも自分の独断で決めたので正解かどうかは分からない
女さんは明日が都合がいいとのことなので翌日来てもらうことにした
21 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:46:40.92 ID:roODs7LR0.net
翌日、社長にこの事を話すと
「お前、その女狙ったりしてないよな」
「AIKAに似てないですし、そもそも人妻食うほど落ちぶれてないですよ」
「その人は可愛い?」
「結構可愛いと思いますよ。あの二人のキャバ嬢にも負けてない気がします」
「男君、その女さんのこと好きだったかもしれないねw」
「多分違うんじゃないですかね?女さん、男に告白してフラれてたって言ってましたし」
「というか何で今日?私の予定聞いといてよ」
「社長いつも暇してるの知っていますし、あと男のことだったら最優先で食いつくと思ったので」
「男くんと女さんが会社の中で遭遇しないようにした?」
「男は俺の代わりに急遽栃木に行くように言ったので そこは大丈夫ですよ」
22 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:47:23.22 ID:roODs7LR0.net
上記のやり取りの5分後、女さんが会社の目の前に来たと連絡があった
女さんを社長室に連れていくと 社長は女さんと二人きりで話がしたいと言ったので、話が終わったら俺に連絡くださいと言って 社長室を出て行き俺は仕事に戻った
それから一時間以上連絡が無い・・・ どういうこと?
心配になって戻ってみると女さんと社長の「男を褒め合い合戦」になってた
俺は「おい!時間!」と怒鳴った
女さんには20分程度説明をしたら十分だと言っていたのに男の話題になると止まらないようだ
社長はビールより苦い顔をしていたが関係ない
女さんも仕事の合間に来てくれたんだから、と社長に言って俺は女さんをとっとと帰した
23 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:47:57.66 ID:roODs7LR0.net
「男君、女ちゃんと結婚したらいいのにな」
「俺が女さんと結婚するのは?」
「不倫は駄目だろ」
「男がしても不倫だよ!」
24 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:48:24.99 ID:roODs7LR0.net
仕事が終わった後、女さんから着信があったので電話した
そのうち社長や俺とで男君について また語りたいこと
男の行く末を応援してること
「なら良かった、また連絡しますね」
そう言って電話を切る
だがまた一時間後に女さんから電話がかかってきた
25 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:49:04.32 ID:roODs7LR0.net
「もしもし?なんでしょう?」
「あの、俺さんがずっと一人で男さん監視してるんですよね?」
「はいそうです」
「私も男さんの監視をするのに加わっていいですか?」
「え?どうしてです?」
「私も男さんが どんな感じで女性とデートしてるのか見てみたいんです」
「なるほど了解しました。でも男にバレないよう監視してくださいよ。俺は監視してるのは公式でOK貰ってますけど女さんは貰ってないですし」
「わかりましたw」
「というか女さん、何処住んでます?横浜〜鶴見駅って遠くないですか?」
「ですね、浦安に住んでます」
「無理しない程度でやってくださいね。デート場所は俺が連絡します」
「じゃあすみませんが その時になったら俺さんが私と落ち合って、そこから監視するという流れで」
「え?一緒になって監視するってことです?」
「はいwそうなりますねw」
「え?」
「はい?」
「・・・女さん結婚されてますよね?」
「はい」
「俺が女さんと一緒に監視してるのが何も知らない旦那さんに知れたら誤解されるんじゃないですか?」
「あ・・・」
26 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 08:50:18.86 ID:roODs7LR0.net
俺と女さんが女さんの旦那に見られたら絶対疑われるよな
仮に女さんの旦那が 会社から外に出たりしない職業だとしても 旦那の知り合いが知らん男と歩いてるのを目撃したら 絶対に不審に思われるだろうし、普通なら別行動で監視するのがいい
この提案は流石に受けることが出来ないが女さんは
「じゃあ夫にも このことを話せば一緒に監視してもいいですよね?」
「いやぁ、これ以上この事を知る人が増えるのはこっちとしても困るんですけど?」
「見つからないようにします。それとまだちょっと言えないのですが私なんか引っかかることがあって・・・」
「男のことで?」
「はい」
「でもですねぇ・・・」
「・・・」
「この件はとりあえず社長と相談してから決めますので今はまだ待ってください」
「分かりました」
>>次のページへ続く
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