1000万円以上使って後輩の恋愛恐怖症を治そうとした時の話
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67 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:19:54.34 ID:roODs7LR0.net
翌日、男の調子は はたから見た感じ問題なさそうに見えた
仕事も普通にこなしているし、俺には「俺さんの仕事手伝いましょうか?」とかも言ってくる
「大丈夫、お前もなんかあったら俺に言えよ」とその時は返した
職場では問題が無いようだ
とりあえず今は一人で心の傷を癒す期間だと思い男のことは極力触らないようにすることに決めた
仕事が終わり、家に帰ってブラウザゲーをしていると23時に電話がかかってきた
相手は女夫で、「なんだぁ?」と思いつつとりあえず出る
68 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:20:48.41 ID:roODs7LR0.net
「もしもし、よくかけてきたな」
「もしもし、女見てないですか?」
「は?」
「まだ帰ってきてなくて、電源切ってるみたいなんですよ」
「ふぅん」
「俺さんとデート観察してたのかなと思って、あいつはあの時悪いことしてませんでしたし」
「ああ、そうなんだ。でも答える気はないよ」
「・・・」
「文句は?」
「・・・すみません」
「教えてやろうか?」
「教えて下さい」
「じゃあ何で男のデート邪魔したか教えて」
「・・・」
「おい・・・」
「・・・」
「おつかれー(ピッ)」
電話を切った
翌日、男の調子は はたから見た感じ問題なさそうに見えた
仕事も普通にこなしているし、俺には「俺さんの仕事手伝いましょうか?」とかも言ってくる
「大丈夫、お前もなんかあったら俺に言えよ」とその時は返した
職場では問題が無いようだ
とりあえず今は一人で心の傷を癒す期間だと思い男のことは極力触らないようにすることに決めた
仕事が終わり、家に帰ってブラウザゲーをしていると23時に電話がかかってきた
相手は女夫で、「なんだぁ?」と思いつつとりあえず出る
68 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:20:48.41 ID:roODs7LR0.net
「もしもし、よくかけてきたな」
「もしもし、女見てないですか?」
「は?」
「まだ帰ってきてなくて、電源切ってるみたいなんですよ」
「ふぅん」
「俺さんとデート観察してたのかなと思って、あいつはあの時悪いことしてませんでしたし」
「ああ、そうなんだ。でも答える気はないよ」
「・・・」
「文句は?」
「・・・すみません」
「教えてやろうか?」
「教えて下さい」
「じゃあ何で男のデート邪魔したか教えて」
「・・・」
「おい・・・」
「・・・」
「おつかれー(ピッ)」
電話を切った
69 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:21:52.84 ID:roODs7LR0.net
また女夫から電話がかかってきた
「もしも〜し、答える気になった〜?」
「あの・・・」
「うん、なに?」
「何で邪魔したかなんですけど・・・」
「うん」
「・・・女が凄い辛そうな顔をしてたから」
「辛い顔してた?」
「俺さん小声でバカみたいに1人実況してたじゃないですか、あの時 男さんの方を見てなくて ずっと下向いてたんですよ。男が泣いてるって俺さんが言った時は男の方を見てましたけど、」
「・・・(バカみたいにって何だよ)」
「その時は もう過呼吸やばくて、嬢2さんが男さんと涙流しながら見つめ合ってた時には過呼吸止まってましたけど完全に目が死んでました・・・」
「あー、凄い動揺してたんか女さん」
「はい、それ見たらつい・・・」
70 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:22:30.11 ID:roODs7LR0.net
俺はあの時テンション高くてあの二人の表情とか全然気にしてなかったな
猫カフェが正念場だと思ってたから それどころじゃなかったというのもあったし
まあ女夫も、理不尽ではあれ自分の嫁の為にしたってことか・・・
「それが本当かどうかは知らんけど、そういう理由ってことでええわ」
「はい、すみませんでした。」
「まあ許すかどうかは別やけどね」
「・・・」
「あと、女さんはこっちでは見てないよ。今日はデートもしてない」
「居ないんですか?」
「本当に居ないよ」
「そうですか、男さんは知ってますかね」
「俺に聞けって言いたいの?」
「・・・出来れば聞いて欲しいです」
「ええけど、もしそれで女さんの電池が切れてたとかいうふざけた理由だったらお前覚悟しとけよ」
「・・・」
「返事は」
「・・・」
71 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:23:18.88 ID:roODs7LR0.net
なんやこいつ・・・
今テメーのせいで病んでる男に よくそんなことを聞こうとするよな
「覚悟出来てないなら聞かんわ。とりあえず まだ待っとけよ。つか男は今そういうの聞ける状態じゃねーんだわ」
「・・・」
「男が今の話聞いたら どうすると思う?多分心配して・・・」
「・・・」
「言いたいことは分かるよな」
「はい」
「じゃ(ピッ)」
30分後、女夫にショートメールで「女が帰ってきました。心配かけてすみません」と送ってきた
「分かった、理由は言わなくていいぞ」と返して俺は寝た
72 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:23:52.63 ID:roODs7LR0.net
それから約10日後、嬢1さんから電話がきた
「もしもしお疲れ様です」
「もしもし、昨日男さんに電話したんですけど」
「はい」
「今年はデート無しということになりました」
「あー・・・ わかりました」
「あと嬢2が勝手に退社後の男さんを尾行してたみたいで」
「えぇ・・・」
「毎日パチンコに通っているようです、しかも同じ台に座って・・・」
「マジっすか!それは知らなかったです」
「しかも閉店間際まで打ってるようです。このことは そちらでちょっと注意してもらったほうがいいと思います」
「了解です。パチ止めさせれるかはわからないですがパチンコ毎日行ってる理由を聞く程度は しときます」
「お願いします」
73 :名も無き被検体774号+:2022/01/22(土) 09:24:28.58 ID:roODs7LR0.net
職場では何も問題なさそうな振る舞いをしていたけど、実際はパチに溺れてやがったか・・・
予想以上に深刻なダメ-ジだったみたいだな・・・ この時は女夫に制裁確定かな?とか考えてた
翌日、仕事が終わった男を尾行
行き先は嬢2の言う通りパチンコ屋だった
外からでもギリギリ見える台だ
しかも甘デジ台だったので少し安心した
とりあえず12月だけど本格的にはまだ寒くはない
なので俺は男が出てくるまで外で待つことにした
>>次のページへ続く
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