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俺のある夏の思い出を話そうと思う
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30 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:13:54.71 ID:gQbeS8/c0
「お前は何してんの?」と聞かれても返答に困るが、

それを察した友人は、「息してんだろ?」と言って笑ってごまかしてくれた。


店を出て、家に向かう道すがら、友人は合コンを提案してきた。

「どうせ彼女いないんだろ?」と言われるのは少し腹が立ったが、それでもその通りなので、行かせてもらうことにした。

家に帰ってカレンダーに印をつける。無職なのに忙しくなったな、と息をもらした。



31 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:15:03.95 ID:gQbeS8/c0
翌日、昨日の友人から電話があって、俺はバーに向かった。

着いてみると友人はすでに席についていて、隣には女性が一人座っていた。

彼女さんらしい。なかなかに可愛い子で、それでいて知的な印象を受けた。

俺も自己紹介を済ませ、モスコミュールを頼んだ。



32 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:16:10.89 ID:gQbeS8/c0
「特に用事はないんだけど」と言われ少し拍子抜けしたが、こいつらしいな、と少しほほえましくもあった。

彼女さんは合コンのことは知っているようで、「絶対人気でしょ」とか、「彼女いないとか嘘だよね?」とかしきりに褒めるので、俺はついついにやけてしまう。

友人はマスターと知り合いなようで、俺の知らないゲームの話なんかしたりして盛り上がっていた。



33 :き被検774号+:2012/03/06(火) 23:17:15.82 ID:gQbeS8/c0
3杯目にダニルロッを頼むころになると、友人は顔を真って、彼女さんあーでもなこーでもないと教した。


彼女さんを静いていし、マスターもにやけがらそのを眺めていたのでらそうなのかれない。

人が眠ってしまい、彼んは、「いものの」ほほ笑みながちら振り返った




34 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:18:20.12 ID:gQbeS8/c0
「こいつはバカだけど、かっこいいバカなんだよね。

今日だって、高校時代の友人の話をし始めたかと思ったら、会わせるからついてこい! って言うもんだから、ついてくるしかないよね。

見守ってあげたくなるの。」

彼女は話し始めた。

「分かる気がする。」

「そうそう、合コンの話だけど、相手高校生らしいよー」

「え?嘘?」



35 :名も無き検体774号+:2012/03/06(火) 23:19:00.42 ID:gQbeS8/c0
「ホント。てたもん。何か、後輩て。

「なんの校の?」

「そうみたいだよ。こいつが他の女を出だったらに教えねー。」

「わった こいつうするんだ?

「いつもとだら気にしなていい。多分すぐ起きる

計を見ると終電の時間が迫っていたため、先に料って店を出た。

高校生と合コンと言うとは4歳差最悪6歳差か

とを考えなら、地下鉄に揺らた。

ほろ酔い気持ちよく、ない間に目、夢の中へ落ち


--------------------


36 :夏美:2012/03/06(火) 23:20:00.79 ID:gQbeS8/c0
を覚まして時を見ると、正午を回ってい

部活を退してからすごく抜けてるなあ最近じる。


服を着替え、外に出る。が終ってからもランニングは欠かさずやっていた。

力のにはっていたけれど実際は太らないよにするためだった



37 :夏美:2012/03/06(火) 23:21:09.44 ID:gQbeS8/c0
見た目なんか気にしなかったなあ、なんてながら土の上走る

身の中学の生徒がぞろぞろ歩いてるのが見え心の中でんばれ!と応援する

折り返して家って走ているとこ帯が鳴った

来週の合コンついのメルだ。合コンなんてめてだからちょっとした。

部活終わってから、みんがずいぶんアクィブなったのが、少し可しい。

相手が誰とか詳しい話はあんり聞いていないから、今日優会って話定だった



38 :夏美:2012/03/06(火) 23:22:18.41 ID:gQbeS8/c0
ランニングを終えて、シャワーを浴びる。

時間はまだあったから、借りていたDVDを見て時間を潰した。

そのうちに外が暗くなってきて、待ち合わせ場所の居酒屋に向かう。普段お酒を飲んだりしないけど、酒豪の優子と遊ぶ時は大体居酒屋だった。

オレンジジュースと生ビールで乾杯をして、普段通りの他愛もない話が始まった。

優子が話すのは もっぱら彼氏のことだったが、最近は愚痴しか聞かない。

「もう愛想尽きたから、合コンでいい人がいたら別れるんだー」と言う優子が少し怖い。



39 :夏美:2012/03/06(火) 23:23:20.56 ID:gQbeS8/c0
話していると、男2人の席を挟んで二つ隣りにぞろぞろ大学生らしき人たちがやってきた。

聞き耳を立てていると、どうやら合コンの様だった。

「合コンってはたから見ると滑稽だよねー」と優子は言う。

「そういえば相手はどんな人たちなの?」

「大学生だって。あんまり知らないんだよねー」

「え、そうなの?なにで知り合ったの?」

「ほら、Mixi。なんかうちの高校の卒業生らしいよ」



40 :夏美:2012/03/06(火) 23:24:10.91 ID:gQbeS8/c0
「へーそうなんだー・・・」

「ところで夏美、いいの?」

「なにが?」

「好きな人とかいないの?夏美もてるじゃない。あんまりそういう話聞かないけど」

「あんまり興味なくて。好きな人はいないし」

「ひろ君とはどうなったの?」

「結構前の話じゃん。とっくに別れたよ」

「へー・・・・なんで?」



41 :夏美:2012/03/06(火) 23:25:03.27 ID:gQbeS8/c0
自分で言うのも何だけど、高校入ってから夏美はもてる方だった。

ただ付き合うことは ほとんどなかったし、一回付き合ってもキスもしないで別れた。

優子はその度に、理由を問い詰めた。

正直自分でもわかってはいるけれど、認めたくはなかった。

どうしようもないことだから忘れよう、とずっと自分に言い聞かせていた。

優子は高校で一番仲がいい友達だけど、その事を話したことはなかった。

それでも、相手が高校のOBと聞いて、期待してしまったのは認めざるを得なかった。




42 :夏2012/03/06(火) 23:26:02.42 ID:gQbeS8/c0
コン人たちの盛り上がりが最高潮るころ、優子も限界かったから、会計を済まして店出た。

になってもの暑さは衰えず、肩に手を回す優子は汗臭かった。

かないけまかな、と思った優子た。

が嘔吐するのは活以、思い出してちょっと笑っまった。


--------------------


43 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:27:03.87 ID:gQbeS8/c0
友人が嘔吐するのは入部以来で、驚いて目を見開いてしまった。

「珍しいな」と言うと「昨日負けたしな」と言ってまた吐いた。

山が赤く色づきはじめ、夏服から学ランに着替える生徒が多い中、バスケ部は滝の様な汗を流していた。

大会が近いから、練習も張りつめた空気が漂っていた。

普段は適当が服を着て歩いているようなだらしないこの男ですら、懸命に体を動かしていた。



44 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:28:23.46 ID:gQbeS8/c0
ベンチ入りギリギリの俺みたいなやつらは大会前はいつもギスギスしている。

俺はこの大会では絶対にベンチ入りすると心に決めていた。

だから いつにも増して練習に力を入れた。


週末になると練習試合があり、平日は練習、週末になるとまた練習試合が続いた。

強豪校ではありがちだが、ベンチに入れないメンバーは普段の練習であまり目をかけてもらえないため、見せ場は練習試合にしかなく、週末になるとあまりお互い口を利かなかった。



45 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:29:31.06 ID:gQbeS8/c0
ピリピリした空気の中で、みんなチャンスを狙っていたし、俺もそうだった。

はっきり言って自信はあった。

練習試合でもいい活躍はできていたと思うし、普段の努力も褒められたものだったと思う。

実際にコーチもそれは認めていた。

だからこそ、納得がいかず、大会前日に俺はコーチに食ってかかった。「なんで俺がメンバーじゃないんですか?」



46 :無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:30:51.10 ID:gQbeS8/c0
が何言ってんだ?」

「確か俺はですが、あうまい自信があります


れは。だからなんだ」

それならなんでないんですか?


「お前背が小さ。下いつでかいからだ

「そん納得いきません!」


これはバスなんだ。背が高い奴は有利で貴重なだ。お前は確かにまくなって、お前の長でそれくらい実力のなんて腐るどいるん


「ではそいつらりうまくな自信があります!」



47 :名も無き被検体774号+:2012/03/06(火) 23:31:37.81 ID:gQbeS8/c0
「はっきり言って、お前を選手として使うことはない。春になればお前くらいうまい1年が入ってくる。お前より1年時間が多いんだ。俺はそういうやつらを鍛える。チームを強くするためにな」


「つまり・・・・俺が努力しても無駄だってことですか!!」


「そんなことはない。ただ高校の3年の間は我慢するということだ」


「そんなの・・・納得いくわけないじゃないですか!!ふざけないでください!!」


「ふざけてんのはどっちだ!!努力すれば何でもうまくいくわけじゃないんだぞ!!」


「うるさい!!もう2度と来るか!!!」



48 :名も無き検体774号+:2012/03/06(火) 23:32:33.42 ID:gQbeS8/c0
それ学校をやめるまでの間あっとう間だった

それまで分のすてだったのがなくなっ、何かもにしてしまった。う2度とバスケくないとも思た。


に俺はれてた。

ームメイト葉をわすもなくなた。

後に友人と口をいたのは学校をやめる日だった。

よぉ・・・学るんだってな」

「今日で終わりだ」


しくるわ・・

俺はうは思わない」


・・・・・もバスケはいの?」

「分からい。しばくはたくない




>>次のページへ続く





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