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数年前、自殺しようとしてた俺が未だに生きてる話
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27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/03(木) 15:15:14.16 ID:AzPqcEyv.net
今日だ、今日だ、俺は嬉しいような心細いような、そんな気持ちになった。

少なからずあった死への恐怖はさっぱり消えていて、どんな障害があったとしても、俺は今日死ぬんだなと思った。

俺という存在が今日消えることを不思議にも思った。自分のことだというのに、とんでもなく他人事に思えた。

いままでの躁とはまた違う、変な感覚だった。


そして、その感覚のまま、俺は普段なら絶対にしないことをした。

例の自殺仲間募集のアプリに、今日、死ぬということを宣言したのだ。



28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/03(木) 15:33:35.90 ID:XnGAe62w.net
それからそれから?


29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/03(木) 21:34:32.03 ID:822EfHvJ.net
きになる


30 :も無き被検774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 03:36:36.08 ID:1+Q4FLW+.net
は勝ち誇ていた。婿

て、にいつらはだ生きてやつらばっかり

だけど、俺は先に行く。

自殺とう、簡単にい偉業遂げるん

気持ちった宿



31 :名も無き被体774号+@(^o^)/:2016/03/04(金) 03:47:17.11 ID:1+Q4FLW+.net
「いまから首つします。お!」

ラリッたよ台詞か、どんな俺がゃいかわかるだろう。

、中学自殺ュース流れら、そ!」

わく最高潮だった

興奮で、探おいたヒモを結ん

かはなかったけ、木造だったから、壁の箇所をぶち抜いて その穴からを通して固く縛った。

の穴退いまも実家の部に残てる




33 :名も無き被検体774号+@(^o^)/:2016/03/04(金) 03:56:05.87 ID:1+Q4FLW+.net
ちろ、ヒモの先には輪っもつくっ 椅子に立った状態でかかるようにした。

この椅子きなだからの上に立ての作業はいて変だったが首をた後はそのが楽だうと思った。

て、ドラマとかじゃ うまくを蹴てぶら下がるけど、あ現実じゃなかなかうまくかないんじゃと思ってさ

れなとかっこわる、思切り蹴ったもでが響く

そしたら親が起き出してくるかもれなそうなら もうだ。



35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:04:07.11 ID:1+Q4FLW+.net
さあ、準備は整った。


俺は引き出しの中から遺書を出して、きれいにした机の上に置いた。

恨みを込めて書いた遺書だ。これだけは読んでもらわないと、死ぬ意味がない。


少し考えて、ベッドも何となく整えた。

机とベッド以外はいつものように ぐちゃっとした部屋を見回して、掃除しとけば良かったかななんて思った。

でも、首吊ったらその下はウンコだらけになることも知ってたから、掃除してないから どうってこともないか、と思い直した。



34 :も無き被検774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 03:58:59.95 ID:i0JLgPq+.net
なおX JAPANのなんと漫画家のんとかは無事アノブできた模様


36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:16:39.31 ID:1+Q4FLW+.net
>>34
そうそう、ドアノブも聞くよな。

けど、あれってホントにできるのかって不安にならないか?

何て言うか、理論上はいけるんだろうけど、もっと確実性が欲しい、みたいな。


俺は深呼吸すると、部屋の真ん中でバンザイしながらピースした。目を閉じて、いえーい! って声には出さずに叫んだ。いま考えると、まじテンションおかしい。

それから、つけっぱなしだったパソコンを閉じようとした。

画面には、俺の書いた例の馬鹿みたいな台詞が二行、表示されていた。

レスは何にもついてなかった。



38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:22:36.27 ID:1+Q4FLW+.net
俺はその一瞬、何かを待った。


いまならわかる。いくらラリってるとはいえ、俺は寂しかったんだろう。

一人きりで死んでいくのが怖かったんだろう。

それがその一瞬に繋がったんだ。

けど、そのときの俺には もっと怖いものがあった。

それはこの興奮状態が消えてしまうことだ。死ねなくなってしまうことだ。

パソコンなんてつけっぱなしだって構わない。

早く、死ななきゃ。この感覚が消えてしまわないうちに。

そうして、画面から目を切ったときだった。



39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:26:29.30 ID:1+Q4FLW+.net
ぽーん

聞き慣れない音がした。

何も考えずに、俺は画面を振り返った。

そこには三行目の文字列が出現していた。

「何で死ぬの?」

それはシンプルな質問だった。



40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:32:00.30 ID:1+Q4FLW+.net
それを目にした瞬間、心の均衡がぐわっと崩れた。

自殺ハイが一気に消え、別の衝動が胸を襲った。

なぜ死ぬの、なぜ俺は死ぬのか、聞いてくれる人がいる。

知って欲しい、知ってくれ、俺がなぜこんなにまで追い詰められているのか知ってくれ

自殺なんていつでもできる、いまは ただこの人に知って欲しい

俺の指はキーボードに伸びていた。

この顔も名前も知らない誰かが、悪魔だということも知らずに。



42 :名もき被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:34:57.37 ID:1+Q4FLW+.net
「いじめ退

け急婿てたのか、俺れだいてエンターーをしちまった。

いじめにあったか

き直して、もう一度エンターキーを

口から心臓が飛び出るゃないかと思うらいどきどきてた。




43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:43:49.42 ID:1+Q4FLW+.net
「へえ」

文字にしなくてもいいような言葉を、その人は表示させた。

俺は反射的にびくっとした。

これがいじめられっ子の性と言われれば そうかもしれないが、俺は相手が退屈そうだったり不満げだったりすると すぐにへりくだってしまう。

「いじめられて、不登校になって」

俺は頼まれてもない事情を打ち込んだ。とはいっても、こんなチャットじみたことなどしたことがないため入力速度は無茶苦茶遅い。

その上、文章をまとめるのもへたくそだ。

書いては消してを繰り返しているうちに、相手の文が表示された。



44 :も無774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 04:49:41.74 ID:1+Q4FLW+.net
COKT93245さん人メージを求めていす〉

それは誰で調れるオープンチャットなくてライベート便なチャットへの誘いらしった。

俺はおっっくり、リンってるそのメッセージをした。

KBES20341さんが入室しました〉

んなッセージ画面現れた。

KBなんとかってやつが自表しるってことに、俺は今づいた



45 :名も無き体774号+@(^o^)/2016/03/04(金) 05:04:47.37 ID:1+Q4FLW+.net
自殺したいの。

ライベートャットと、そんなッセジが示さてい

ッセ湿ジの前にはアコンがついいて、それはアンドロ西イド女の子の画像だった。

本当はアンドロイじゃなかもしれないけど、何てうか無表綾波的なって言えばいいかな感じの。

手がそれを意識してるのかどうなのかは知らないししてや相手の性別齢ならなかったが、そのアイコで、台は抑揚のない例の感じでの中で再た。



46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 05:13:50.27 ID:1+Q4FLW+.net
「打つのが、遅いですけど……」

小心者の性で俺はそう断った。

「時間はあるから」

相手は気にしてないふうだった。

そして、口調はやっぱり綾波レイっぽかった。

……というか、当時は綾波を知らなかったから、いま思い返してみると、なんだが。

(ちなみに、その後名乗られた名前はあるが、仮の名前として、これからこのチャット相手をレイと呼ぼうと思う)



48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 05:23:07.70 ID:1+Q4FLW+.net
壊れた壁と、そこから垂れ下がった首つりのヒモをそっちのけに、俺はレイを相手に、夢中になって語った。

いじめが どんなにひどいものだったか。

それを見て見ぬふりする教師がどんなにクソなやつか。

遠巻きにするクラスのやつらも同罪だ、なんてぶちかましたりもした。


レイはそこにいることを示すように、時々「へえ」とか「そう」とか言うだけだった。

けど、俺はそれで十分だった。

この数時間だけでタイピングが目に見えて早くなるほど、俺はしゃべり続けた。



50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/04(金) 05:31:08.44 ID:1+Q4FLW+.net
気づけば、タイピングのしすぎで手がだるくなっていて、眠気にも襲われてた。

けど、話すことが同じことばかりになってきても、俺は話し続けた。

初めて俺の話を聞いてくれるレイから離れちゃいけないと思った。


「もういっぺん聞くね」

それでも俺が沈黙しがちになった頃だった。レイがそう言った。

「何で自殺するの?」

こいつは人の話を聞いてなかったのか?俺は少しむっとした。

けど、すぐにレイは言葉を継いだ。

「どうして、いじめられたあなたが死んで、いじめたあいつらが生き続けるの?」



52 :名無き774号+@\(^o^)/2016/03/04(金) 05:38:05.38 ID:1+Q4FLW+.net
「え

罰よ。うでしょ、死刑は律で重い刑罰んだか

「何だてそうでしょ。死べきは悪いほう決まっ。なのに、どうあなたが死ぬの?あなは悪いの?」

俺は悪くはないけど……」

「悪なら、うしてななくちいの?」

「ほかぬべがいるっていのに」



51 :名も無き検体774号+@\(^o^)/2016/03/04(金) 05:37:28.47 ID:iZ1vhbeg.net
めちちゃやすい

たっ

身辺中なので体験、とてもかります

ありとう




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