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数年前、自殺しようとしてた俺が未だに生きてる話
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105 :名も被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 13:14:38.96 ID:MmTYItc1.net
許されれ、あなたは一引きこもっていたいの?」

った

そうじゃなけど・・・・・・」

を引きこもりをした挙げ句の孤独死まめていた俺は、りとた。

「あなたは どでもいいことばっり考え

れも なんとくの気配、呆れたよにレイが言た。

まから老後心配? むしこま健康で長生きできるもりな

「いや、それは・・・」

「自分の価値との引、アメリカ統領まで出してくし」「身の程をきまたほうがいいと思う

「・・・・・・



106 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 14:18:01.39 ID:MmTYItc1.net
「でも、それも現実が見えていない証拠ね」

「頭の中だけで生きてるから、そんな見当違いの心配ばかりするのよ」

レイは なかなか辛辣だった。

「脳みそで考えられることなんか、限られてるのに」

「じゃあさ」

あんまりな言われように、俺は考えるのを放棄したくなった。

「俺は どうすればいいの? 考えるのをやめたって、俺の〈現実〉は変わらないだろ」


「当たり前でしょ」「そこまで馬鹿なの?」


強烈なカウンターパンチを食らってしまった。



107 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 14:26:19.29 ID:MmTYItc1.net
「ここまでは前提よ」「問題解決のための」「算数で言えば、足し算や引き算の記号の解説をしただけ」

「記号の解説・・・・・・」

「そう」「あなたが理解できたかどうかは別として、私は説明したつもり」

「じゃ、これから本題ってこと?」

「まだよ」「一番大切なことを聞いてない」

「一番大切なこと?」

「そう」「これだけは、私も教えることはできない」

「あなたが出すべきもの」



108 :き被検体774号+@(^o^)/:2016/03/05(土) 14:35:50.55 ID:MmTYItc1.net
が?」

何だか嫌な予した

い、俺はの意見を出すとうやの苦手なの

になっての話しい、、学級会での発言、と読書感想文だってく書けたためしがな

便て、一学クラス目標だな何だていいし、の感想なん面白いらない二択

も良いから発しろとか、何でも良いら書け言われても、困るけだ。




109 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 14:47:39.98 ID:MmTYItc1.net
それに、その「何でも良いから」って教師の台詞がトリッキーだ。

そうだろ?

あれ、その言葉を鵜呑みにして本当に思ったことを言ったりなんかした日には、冷たい視線と最悪の待遇が待ってる。

小学校の頃、思ったことを素直に書けと言われた読書感想文で、

「蜘蛛の糸一本だけ地獄に垂らしてみせて、やっぱりムカついたから切るだなんて、お釈迦様はひどい人だと思いました」

って書いて、むちゃくちゃ怒られた俺が言うんだから間違いない。



110 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 14:56:20.36 ID:MmTYItc1.net
「そんなに身構える必要はないわ」

珍しく柔らかい口調でレイは言った。

「言ったはずよ」「私はあなたの手伝いはするけれど、それがあなたを助けることになるかはわからない」「だから、あなたは何も気にせず、自分の答えを出せば良い」

「・・・・・・それで、俺は何を答えれば良いの?」


「それは、あなたの答え」「あなたがこれからどう在りたいかの、答え」


「どう在りたいか?」「何になりたいとか、進路とか、そういうこと?」


「違う」

レイはきっぱりと言った。



111 :774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 15:05:19.70 ID:MmTYItc1.net
あなたにもわない、漠殿た遠未来とじゃない」

「つ・・・・・・〈現実〉?」

そう聞きかレイが微んだうな気が姿した。


姿う。現実〉が届くいの、近い未来「そのとき、あなた どういう状態で在りたいのか」「それを はっさせるこ要」


なぜ

は聞い。け、レイは答った。


答えは当に良い」「引きこもりのていも構わい」「どうしても自たいでも「明日私は ここる」そのまっいなかっ、また明日「考て」「ゃ」



112 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/05(土) 15:10:49.62 ID:MmTYItc1.net
怒濤にそううと、の気配はなくなった。

窓の外にた朝ていた

はレイの言葉を繰り返しなら、ベぐった。そうしな、明日とう日に期待る自分に気がついた。

〈明日、まここに来る〉

束に違いな。そて、それ同時に俺が失っまったとのつながりに違いなかっ



113 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 03:43:14.22 ID:vhmrIwJ8.net
とはいっても、その〈つながり〉は、細く頼りないものだった。

明日来る、レイはそう言ったけれど、本当に来る保証なんてどこにもない。

すべての主導権を握っているのは、レイだった。

彼女は ほんの気まぐれ一つで、俺の前から消えることもできるのだ。

俺を、この白い画面の前に放置したまま・・・・・・

眠った後の、ぼんやりとした頭で考えたのは そんなことだった。

「蜘蛛の糸」で例えるなら、レイはお釈迦様で、俺は地獄の亡者なんだ。



114 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 03:49:25.68 ID:vhmrIwJ8.net
だから亡者の俺は、遙か天上にいるお釈迦様が糸を切らないように、少しずつ少しずつ、その顔色をうかがいながら上っていくしかない。

〈あなたの本当の答えなら、何でも良い〉

レイは昨夜、消える前に確かにそう言った。

だというのに、俺はもう それを忘れかけていたんだ。



115 :き被検体774号+@(^o^)/:2016/03/06(日) 03:55:50.81 ID:vhmrIwJ8.net
はそれかイが現れるの時、〈答え〉を探すこと中になった。

が気にうな〈答え

足させる〈答え〉。

イをような〈〉。


は簡単なことじゃなかった。

て、俺はレイを知らな

・・・・・いや、この二日間では今までできた友達の誰よりイと話してるから、知らない、というのは違ってる。

ど、あの無表情キャラの向こいる〈本当のレイ〉は、あれだけ話しうのなかった。



116 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/2016/03/06(日) 04:02:04.29 ID:vhmrIwJ8.net
もしかしたらイは本当にあのままの女の子なのもし

は自分も知らないちに、半分くいは そ信じいたと思う簿

だっ、昔自分を こううのも、俺周り実が見ていない、頭でっかちの厨二だった。

だから・・ぶっち言え、・・・・・・しょうがね?

不幸どん底の自分に手べてくれる美の存在をじちって沿それに貿心っぽいの抱いゃっも、仕くね?




117 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 04:08:16.83 ID:vhmrIwJ8.net
レイからのつながりが細い蜘蛛の糸だってのに、俺からレイへの矢印は、妄想に任せて ぐんぐん大きくなっていた。

・・・・・・こういうところが、レイの言う〈自意識過剰〉の〈頭の中の世界の住人〉で、それを何度も注意されてるというのに、浮かれた俺は気づかなかった。

〈あなたには生きる価値がある〉

そう言ってくれたレイが、俺のことを悪く思ってるはずもない。



118 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 04:19:43.34 ID:vhmrIwJ8.net
〈あなたは どう在りたいのか〉

レイの質問そっちのけで、俺は彼女が現れるのを待った。

俺の自殺を止めたんだ。きっと、レイは俺に生きていてほしいに決まってる。

けど、もう俺は大丈夫だ、なんてことは例え嘘でも言えない。

なぜなら、そう言ったら最後、レイは俺の前から姿を消すかもしれないから。



それなら なんて言ったら良いだろう。まだ自殺したいって言ってみるか?

それから、さりげなくレイ自身のことについて聞き出してみるか?

彼女の写真が見てみたい。けど、さすがにそれは引かれるか?



119 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 04:27:19.96 ID:vhmrIwJ8.net
俺は本当に立派な〈頭の中の世界〉の住人だった。

そして、その世界の中で、俺とレイは相思相愛のカップルだった。

・・・・・・少しでも現実が見えてちゃできないことだ。

ほんとに、できることなら あの頃の俺を殴り倒したい。

けど、この数年間でタイムマシンは開発されなかったし、俺もタイムリープの能力を身につけることができなかったので、あのころの俺は、馬鹿面さらしながら、思いっきり甘美な妄想に身を浸していた。


こんな俺に美少女の彼女ができたって知ったら、学校の奴らは どんな顔するだろう。

これで俺は俺を馬鹿にした奴ら全員を見返すことができるんだ! ・・・・・・・ってな。

レイは真面目に聞いてくれてたってのに、俺は最低だ。



120 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 04:31:37.55 ID:vhmrIwJ8.net
「答えは出た?」

ふいに画面が一行分、スクロールした。レイだ。

俺は馬鹿みたいに顔を赤くしながら、キーボードに触れた。

「うん」

心臓は ばくばくだった。

「出たよ」

さあ、ここからが勝負だ



121 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 04:37:06.40 ID:vhmrIwJ8.net
「俺、反省したんだ」

まず、殊勝なところを見せてみた。

「君の言うとおり、自殺なんかしちゃだめなんだ」

「俺だけじゃなくて、みんな」「生きる価値があるんだからさ」

これはレイの話への迎合。指が震えるから、文章は変に切れ切れになった。



122 :名無き被検体774号+@(^o^)/:2016/03/06(日) 04:45:11.12 ID:vhmrIwJ8.net
を全部聞いてつものかレイは一言もしゃべらなかった

「っていうか、君づかせてくれたんだ

エンターキ押してから、クサか退と心配になるか、「君」って呼び方がクサんだと思ったが、いまら変えられないしほかもわからない。

名前を呼ぶのも なんとなく、し。

君がしかけき、俺、まさモの輪っかを入たとこでさ」

ここは少し話った。そのほう運命ぽい

「君命を救われだなって

「ありがとう

こんな俺てくれて」


レイは沈黙を続けている



123 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/03/06(日) 04:55:15.42 ID:vhmrIwJ8.net
「どうして俺を助けてくれたの?」

「いや、前にも聞いたけど、そういう意味じゃなくて」

この二行は、タイムラグができないように、あらかじめ書いてからコピって入れた。

「なんて言うか、生きる価値があるとか、誰にも言えることじゃないなって思って」「すごいなって思っただけなんだけど」


レイの答えはない。

タイピングの遅さもあって、ここまで夢中で書き込んでいた俺も、ようやく おかしいと気がついた。

「君も俺と同じだったのかな なんて思ったりしたんだ」の、「君も俺と」までを打ち込んでいた指が、ぴたりと止まった。




>>次のページへ続く



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