DQNカップルに復讐を試みた
19♀ 大学生
DQN♀ 19 大学生
DQN♂ 20 大学生
三人とも同じ学部の2年生
出会いは大学の入学式。
入学式の席順は決まっておらず、来た人から詰めて座る形だったんだけどその時たまたま私の隣に座っていたのがDQN♀だった。
通っていた高校から、この大学に進学したのは自分一人だった。
知り合いが一人もいない環境。
もともと自分から話しかけれるようなタイプではないので入学式が始まるまでの間は一人静かに待っていた。
そこにDQN♀(以下A)が話しかけてきた。
A「ってかこの中暑くない!?ちょー喉乾いたんだけど〜」
てっきりもう一方の隣に話しかけてるんだと思って無視してたら
A「えwww無視ですかwきついわーwwwwww」って言うんで、私に話しかけたんだと分かった。
驚いた半面、よっしゃwww早速友達できるwwww便所飯回避wwwwwと安心した。
私「ごめんw私に話しかけたんじゃないと思って」と言いながらAの方を向いた。
そこには同伴前のねーちゃんがいた。
ストライプ柄のスーツに網タイツでまさにキャバ嬢だった。
おまけに香水臭い。なんか便所の芳香剤みたいな匂いがする。
正直うわ〜とか思いながらも、見た目で判断するもんじゃないと自分に言い聞かせ、必死に普通の態度をしていた。
ちょっと割愛させていただくが、まぁそんなこんなで入学式が始まるまでいろんな話をした。って言ってもAが一方的に喋るばっかだったけどな。
うんうんと聞いていくうちに彼氏の話になった。
A「そういやあさ〜、彼氏がね〜」
・彼氏とは高校2年からの付き合い
・彼氏も同じ学科にいる
・でもまだ来ていない
・彼氏かっこいいから浮気されそうで不安
・ってかうちらが大学行くとか天才じゃね?
・昨日2回エッチした
要約するとこんな感じ。
マシンガントークってこういうことを言うんだなってくらい、Aは本当によくしゃべる。
職業病のせいなのか、なぜかちゃんと話の道筋が立ってて分かりやすい。
話す内容はともかく、話し方が聞き手が吸い込まれるように聞いてしまう。
もしかして、本当にこいつ天才なんじゃね?
A「で、あんたは彼氏いるの?」
私「私?一応いr「来たーっ!!!」
急に立ち上がるA。DQN♂(以下k)登場。
Aはちょっとどいてと言わんばかりに、他の新入生を押しのけkの元へかける。そしてハグ、そしてチュー。
私含め周囲も唖然。公の場でまさかキスをするとは思わなかった。
話を遮られたことも忘れ、ただひたすらチュッチュする二人を見ていた。
kはホストもどきの格好で想像通り。片桐はいりみたいな顔だった。
二人がこっちに向かってくる。Aとは仲良く(?)なったことだしkにも挨拶はしとこうかと思った。
私「あ、こんにt「席どけてもらえない?」
またも遮られた。っつーか席どけてとはどゆこと?
A「彼氏来たからさー、席代わってよ。そこkが座るから。」
半ば強引に席を取られた。
仕方なく一番後ろの席に移動したが、移動中周囲の視線が痛い。
あの子どけられてるーみたいな視線が痛い。
哀れみというかそんな目で皆見てくるから、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
友達ができたことで、さっきまであんなに喜々としていた気持は今どこへやら。
別にAとkは悪くはないんだけど、私とはちょっと違うなーと思ってこれからは極力関わらないことにした。
これでまた友達0か。
周囲にもあんな目を向けられて、絶対自分浮いてるし、当分便所飯だろうと覚悟した。