どうしようもなく歪んでいる私の話を聞いて欲しい
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80 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:39:52.15 ID:K1o+1rYX0
ある雨の日でした
お客さんが「こんな寒い日は鍋がいいよね」そんなメールを送ってきました。
「鍋いいよね、食べたいな」
布団の中でなんとなく そんなメールを返していました。
「よかったら一緒に食べない?」
お客さんからのそのメールに私は
「食べる♪」
そんなメールを返していました。
81 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:43:34.63 ID:K1o+1rYX0
何故か帰ってきたメールは
「どこかお店の希望ある?」
そういうものでした
「君の家でいいんじゃないの?」
そういうメールを送り、待ち合わせ場所を決めました。
雨の中、お客さんに迎えに来てもらって一緒に買い物をし お客さんの家に足を踏み入れました。
82 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:50:40.00 ID:K1o+1rYX0
そのお客さんに好意を持たれているのは なんとなくわかりました。
でも、本気なのか遊びなのかわかりませんでした。
パートナーさんでも合わなければ すぐに別れるのは潔くて良いともいました。
「無理しても続かないでしょ」
そのパートナーを切った理由が「対等じゃないから」そんな理由でした。
SMをするような男性は女を下に見て道具扱いしたがるような人ばかり そんな風に思っていた私には そのお客さんの価値観が口先だけなのか、それとも本音なのか計れずにいました。
83 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:59:55.35 ID:K1o+1rYX0
一緒に鍋をつつき、時間だけが過ぎて言ってもお客さんは私に手を触れようともしてきませんでした。
女遊びなんか慣れていそうな風貌なのに何もしてこない。何かされると思っていた。
ただ、優しい時間だけが流れて行くだけ。
今までの私が感じた事のないような穏やかな時間でした。
私には それが不安で仕方ありませんでした。
84 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:06:47.89 ID:K1o+1rYX0
だから私は お客さんを試しました。
「私の事が好きなんじゃないですか?」
そう言っても お客さんは何もしてきませんでした。
あんなに傍若無人にSMを楽しんでいた人と同一人物のようには思えませんでした。
気持ちいい事が大好きで、なんでもしてみなければ気が済まないような そんなお客さんとは思えないように小さくなって震えていました。
86 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:27:07.54 ID:K1o+1rYX0
その姿を私は可愛いと感じました。
愉悦という感覚なのか母性なのかはわかりません。
この人は震えるほど、そんなに私の事が好きなんだと思うと、同時に本当の私を知って幻滅する姿を思い浮かべていました。
夢を壊してみたい、幻滅させてやりたい期待するから裏切られる。
幻滅されるなら最初から幻滅された方がいい。
そんな風に自虐的なのか、それとも防衛本能なのかはわかりません。
その事を隠しておく事をその時は何故か考えていませんでした。
90 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:31:34.84 ID:K1o+1rYX0
お店での自分は本当の自分じゃない。そんな私に憧れたり、幻想を持っているのなら早い段階で壊してしまいたい。そんな風に思っていました。
普通の男性なら そんな話に興味はなく、ただ身体だけが目当てだと思ってた。
でも綺麗事を並べても目的はそうでしょ?セフレか彼女の違いなんてそれくらいのものでしょ?そんな風にどこか思っていました。
91 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:34:02.23 ID:K1o+1rYX0
だから私は過去の自分の話をしました。
昔の彼氏に監禁されていた事、その彼氏が私のせいで自殺した事。
現在進行形で とある男性の性処理道具であること。
淡々とゆっくりお客さんに そんな話をしました。
「そんな私の事が本当に好きなんですか?」
そう聞くと、お客さんが
「うん、別に昔の事は気にしないし、昔の事を言うなら……」
お客さんの昔話は それこそ壮絶なものでした。
92 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:38:02.30 ID:K1o+1rYX0
詳しくは語れませんが、その過去は普通に聞けば信じられないようなものばかりでしたが、この人ならあり得る……そう思わざるを得ませんでした。
SMに興味を持つのは 大なり小なり歪みを持っているから、その意味では 私よりも重症のようにも思えました。
男性でありながらレイプされたり、回されたり……
こんな風に書くと物語の世界にしかないような話にしか思えないのもありますが目の前でお客さんが男性のものをフェラチオしている姿を目の当たりにした私からすると、そういう経緯があったのかと……どこか納得できるような気がしました。
96 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:41:07.65 ID:K1o+1rYX0
その上で「俺って実は女性恐怖症なんだ」
そんな風にお客さんに告白されまsた。
過去に女性にも性的に乱暴された過去がある、そう聞いていましたがその影響なのか触られるのが苦手、そう言っていました。
その上で、「初めて女の子でいいなと思った」そう言われました。
小学生の頃と、高校の頃の淡い恋心を除けば……だそうですが。
「そんな俺だけど逆にいいのかな?」
そう言われると なんとなくですが、深刻な過去の話をした自分だけが悲劇ぶっていたことが なんとなくおかしくなりました。
もう、どうなってもいいや…そんな風に感じていました。
97 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:45:27.73 ID:K1o+1rYX0
触られるのが苦手というお客さんの身体に恐る恐る触れると確かにびくっと震えていました
「大丈夫?」
そんな風に確認しながらゆっくり指を這わせるといまだに緊張しているようでした。
「怖がらなくて大丈夫だから」
そういってゆっくりとお客さんの唇を塞ぎました。
ゆっくり、ゆっくり、唇だけでなく舌を絡ませ お客さんの身体に腕をまわし、身体を密着させていきました。
「大丈夫、壊れたりしないから」
そういってお客さんの腕を私の身体に導きました。
とてもぎこちなく、でも、そのぎこちなさがとてもいとおしく感じていました
98 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:48:36.08 ID:K1o+1rYX0
別に騙されていてもいいや そんな風にキスを楽しんでいました。
私が責めるように、もっとお客さんを興奮させて見たい。そんな風に思っていました。
指で お客さんの おちんちんをズボン越しに触れると そこは既に硬くなっていました。
その事を私は素直に喜んでいました。
自分からそれを取り出し、口に含み、舌を絡めながら お客さんの反応を眺めていました。
切ないような、それで気持ちいいのか、恥ずかしいのか何かを我慢するようなその仕草はとても可愛らしいと感じていました。
99 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:55:20.09 ID:K1o+1rYX0
丁寧に舐めあげると、お客さんが うめき声を漏らしていました。
その声に私は喜びと興奮を感じていました。
私の行為で感じている、気持ちよくなっているんだと思うと それが欲しいと思っていました。
もっと気持ちよくなって欲しい、出してほしい そんな風に感じていました。
居間での行為でなく、寝室に連れて行って欲しいと思いました。
「入れて欲しい」
そう素直に呟くとお客さんは私をお姫様抱っこして寝室に運んでくれました。
そんな初めての経験に私の心拍数は限界に達していました。
100 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:01:26.35 ID:K1o+1rYX0
お客さんは そんな私の状況を知ってか知らずか、執拗に愛撫をしてきましたが、私はお客さんに入れて欲しくて仕方がありませんでした。
私が感じる事よりも、お客さんに気持ち良くなって欲しいと思っていました。
「もう入れて欲しい……」
そう強請るとお客さんはゴムを着けて私の中にゆっくりと入ってきました。
その大きさは正直あり得ないと思うような圧迫感を感じるほどでした。
「ごめん、ゆっくり」
そうお願いしないと裂けるかと思うほどでした。
101 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:06:07.12 ID:K1o+1rYX0
「大丈夫?」
何度もお客さんにそう聞かれるくらいに私は痛みをこらえるのに必死でした。
私自身 そんなに濡れやすい方でなく、やや乾きやすい方ではあると思うのですが それでもコンドームを着けたお客さんのそれが動くたびに 身体の中に熱い鉄の杭でも打ち込まれるような、その上中が強く擦りあげられて思わず力が入ってしまいました。
「大丈夫だから」
そう言ってもお客さんは私に遠慮したように動き、自分が気持ちよくなろうとせず、何度か おちんちんを軟くしてしまっていました。
それを何度も舐めて、私は何とかしてお客さんに射精して欲しいと思っていました。
102 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:09:36.55 ID:K1o+1rYX0
「気持ちよかったから」
「ごめんね、射精できなくって」
そんな風にお客さんに謝られて申し訳ない気分に私はなっていました。
「ごめんなさい」
私は お客さんに素直に謝っていました。でもお客さんは
「気にしないの、元々射精出来ないんだから」
「そんなこと言ってましたね」
お客さんは女性でも男性でもセックスで射精というものをした事がないと私は確かに聞いていました。
だから、余計に私はその時お客さんの射精に拘っていたのかもしれません。
103 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:14:12.81 ID:K1o+1rYX0
彼は「ちゃんと責任は取るつもりだから……付き合って欲しい」そんな風に私に告白してきました。
「私でいいの?」
そう聞くと彼は「私がいい」そんな風に言いました。
キスをして彼は「俺が彼氏でいいんだよね?」
そんな風に確認してきたので私は
「うん、ちゃんと今の相手とも縁を切るから」
そう約束してまたキスをしました。
その日は 私は彼が仕事に行く間ずっと彼の部屋で寝ていました。
その日の内に合鍵を渡すとかどんなに私を信用しているんだろう。
どんなに私の事が好きなんだろう。
それがたまらなく不安でした。
104 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:17:25.11 ID:K1o+1rYX0
でも、私はすぐに既婚者のあの人に電話をしていました。
電話に出ないのでメールで電話くださいと送ると、30分後には電話がかかってきました。
「何?」
「あの、彼氏ができたので別れてください」
「あ、そっか、お幸せに」
別れはそんな風にそっけないものでした。
こんな簡単に縁が切れるものなんだ。
どうしてこんな簡単な事が今まで出来なかったんだろう。
結局のところ私は依存体質で、誰かが居ないと次に進めない。
そんな臆病で卑怯な人間でした。
ある雨の日でした
お客さんが「こんな寒い日は鍋がいいよね」そんなメールを送ってきました。
「鍋いいよね、食べたいな」
布団の中でなんとなく そんなメールを返していました。
「よかったら一緒に食べない?」
お客さんからのそのメールに私は
「食べる♪」
そんなメールを返していました。
81 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:43:34.63 ID:K1o+1rYX0
何故か帰ってきたメールは
「どこかお店の希望ある?」
そういうものでした
「君の家でいいんじゃないの?」
そういうメールを送り、待ち合わせ場所を決めました。
雨の中、お客さんに迎えに来てもらって一緒に買い物をし お客さんの家に足を踏み入れました。
82 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:50:40.00 ID:K1o+1rYX0
そのお客さんに好意を持たれているのは なんとなくわかりました。
でも、本気なのか遊びなのかわかりませんでした。
パートナーさんでも合わなければ すぐに別れるのは潔くて良いともいました。
「無理しても続かないでしょ」
そのパートナーを切った理由が「対等じゃないから」そんな理由でした。
SMをするような男性は女を下に見て道具扱いしたがるような人ばかり そんな風に思っていた私には そのお客さんの価値観が口先だけなのか、それとも本音なのか計れずにいました。
83 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 15:59:55.35 ID:K1o+1rYX0
一緒に鍋をつつき、時間だけが過ぎて言ってもお客さんは私に手を触れようともしてきませんでした。
女遊びなんか慣れていそうな風貌なのに何もしてこない。何かされると思っていた。
ただ、優しい時間だけが流れて行くだけ。
今までの私が感じた事のないような穏やかな時間でした。
私には それが不安で仕方ありませんでした。
84 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:06:47.89 ID:K1o+1rYX0
だから私は お客さんを試しました。
「私の事が好きなんじゃないですか?」
そう言っても お客さんは何もしてきませんでした。
あんなに傍若無人にSMを楽しんでいた人と同一人物のようには思えませんでした。
気持ちいい事が大好きで、なんでもしてみなければ気が済まないような そんなお客さんとは思えないように小さくなって震えていました。
86 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:27:07.54 ID:K1o+1rYX0
その姿を私は可愛いと感じました。
愉悦という感覚なのか母性なのかはわかりません。
この人は震えるほど、そんなに私の事が好きなんだと思うと、同時に本当の私を知って幻滅する姿を思い浮かべていました。
夢を壊してみたい、幻滅させてやりたい期待するから裏切られる。
幻滅されるなら最初から幻滅された方がいい。
そんな風に自虐的なのか、それとも防衛本能なのかはわかりません。
その事を隠しておく事をその時は何故か考えていませんでした。
90 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:31:34.84 ID:K1o+1rYX0
お店での自分は本当の自分じゃない。そんな私に憧れたり、幻想を持っているのなら早い段階で壊してしまいたい。そんな風に思っていました。
普通の男性なら そんな話に興味はなく、ただ身体だけが目当てだと思ってた。
でも綺麗事を並べても目的はそうでしょ?セフレか彼女の違いなんてそれくらいのものでしょ?そんな風にどこか思っていました。
91 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:34:02.23 ID:K1o+1rYX0
だから私は過去の自分の話をしました。
昔の彼氏に監禁されていた事、その彼氏が私のせいで自殺した事。
現在進行形で とある男性の性処理道具であること。
淡々とゆっくりお客さんに そんな話をしました。
「そんな私の事が本当に好きなんですか?」
そう聞くと、お客さんが
「うん、別に昔の事は気にしないし、昔の事を言うなら……」
お客さんの昔話は それこそ壮絶なものでした。
92 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:38:02.30 ID:K1o+1rYX0
詳しくは語れませんが、その過去は普通に聞けば信じられないようなものばかりでしたが、この人ならあり得る……そう思わざるを得ませんでした。
SMに興味を持つのは 大なり小なり歪みを持っているから、その意味では 私よりも重症のようにも思えました。
男性でありながらレイプされたり、回されたり……
こんな風に書くと物語の世界にしかないような話にしか思えないのもありますが目の前でお客さんが男性のものをフェラチオしている姿を目の当たりにした私からすると、そういう経緯があったのかと……どこか納得できるような気がしました。
96 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:41:07.65 ID:K1o+1rYX0
その上で「俺って実は女性恐怖症なんだ」
そんな風にお客さんに告白されまsた。
過去に女性にも性的に乱暴された過去がある、そう聞いていましたがその影響なのか触られるのが苦手、そう言っていました。
その上で、「初めて女の子でいいなと思った」そう言われました。
小学生の頃と、高校の頃の淡い恋心を除けば……だそうですが。
「そんな俺だけど逆にいいのかな?」
そう言われると なんとなくですが、深刻な過去の話をした自分だけが悲劇ぶっていたことが なんとなくおかしくなりました。
もう、どうなってもいいや…そんな風に感じていました。
97 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:45:27.73 ID:K1o+1rYX0
触られるのが苦手というお客さんの身体に恐る恐る触れると確かにびくっと震えていました
「大丈夫?」
そんな風に確認しながらゆっくり指を這わせるといまだに緊張しているようでした。
「怖がらなくて大丈夫だから」
そういってゆっくりとお客さんの唇を塞ぎました。
ゆっくり、ゆっくり、唇だけでなく舌を絡ませ お客さんの身体に腕をまわし、身体を密着させていきました。
「大丈夫、壊れたりしないから」
そういってお客さんの腕を私の身体に導きました。
とてもぎこちなく、でも、そのぎこちなさがとてもいとおしく感じていました
98 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:48:36.08 ID:K1o+1rYX0
別に騙されていてもいいや そんな風にキスを楽しんでいました。
私が責めるように、もっとお客さんを興奮させて見たい。そんな風に思っていました。
指で お客さんの おちんちんをズボン越しに触れると そこは既に硬くなっていました。
その事を私は素直に喜んでいました。
自分からそれを取り出し、口に含み、舌を絡めながら お客さんの反応を眺めていました。
切ないような、それで気持ちいいのか、恥ずかしいのか何かを我慢するようなその仕草はとても可愛らしいと感じていました。
99 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 16:55:20.09 ID:K1o+1rYX0
丁寧に舐めあげると、お客さんが うめき声を漏らしていました。
その声に私は喜びと興奮を感じていました。
私の行為で感じている、気持ちよくなっているんだと思うと それが欲しいと思っていました。
もっと気持ちよくなって欲しい、出してほしい そんな風に感じていました。
居間での行為でなく、寝室に連れて行って欲しいと思いました。
「入れて欲しい」
そう素直に呟くとお客さんは私をお姫様抱っこして寝室に運んでくれました。
そんな初めての経験に私の心拍数は限界に達していました。
100 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:01:26.35 ID:K1o+1rYX0
お客さんは そんな私の状況を知ってか知らずか、執拗に愛撫をしてきましたが、私はお客さんに入れて欲しくて仕方がありませんでした。
私が感じる事よりも、お客さんに気持ち良くなって欲しいと思っていました。
「もう入れて欲しい……」
そう強請るとお客さんはゴムを着けて私の中にゆっくりと入ってきました。
その大きさは正直あり得ないと思うような圧迫感を感じるほどでした。
「ごめん、ゆっくり」
そうお願いしないと裂けるかと思うほどでした。
101 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:06:07.12 ID:K1o+1rYX0
「大丈夫?」
何度もお客さんにそう聞かれるくらいに私は痛みをこらえるのに必死でした。
私自身 そんなに濡れやすい方でなく、やや乾きやすい方ではあると思うのですが それでもコンドームを着けたお客さんのそれが動くたびに 身体の中に熱い鉄の杭でも打ち込まれるような、その上中が強く擦りあげられて思わず力が入ってしまいました。
「大丈夫だから」
そう言ってもお客さんは私に遠慮したように動き、自分が気持ちよくなろうとせず、何度か おちんちんを軟くしてしまっていました。
それを何度も舐めて、私は何とかしてお客さんに射精して欲しいと思っていました。
102 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:09:36.55 ID:K1o+1rYX0
「気持ちよかったから」
「ごめんね、射精できなくって」
そんな風にお客さんに謝られて申し訳ない気分に私はなっていました。
「ごめんなさい」
私は お客さんに素直に謝っていました。でもお客さんは
「気にしないの、元々射精出来ないんだから」
「そんなこと言ってましたね」
お客さんは女性でも男性でもセックスで射精というものをした事がないと私は確かに聞いていました。
だから、余計に私はその時お客さんの射精に拘っていたのかもしれません。
103 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:14:12.81 ID:K1o+1rYX0
彼は「ちゃんと責任は取るつもりだから……付き合って欲しい」そんな風に私に告白してきました。
「私でいいの?」
そう聞くと彼は「私がいい」そんな風に言いました。
キスをして彼は「俺が彼氏でいいんだよね?」
そんな風に確認してきたので私は
「うん、ちゃんと今の相手とも縁を切るから」
そう約束してまたキスをしました。
その日は 私は彼が仕事に行く間ずっと彼の部屋で寝ていました。
その日の内に合鍵を渡すとかどんなに私を信用しているんだろう。
どんなに私の事が好きなんだろう。
それがたまらなく不安でした。
104 :名も無き被検体774号+:2012/11/23(金) 17:17:25.11 ID:K1o+1rYX0
でも、私はすぐに既婚者のあの人に電話をしていました。
電話に出ないのでメールで電話くださいと送ると、30分後には電話がかかってきました。
「何?」
「あの、彼氏ができたので別れてください」
「あ、そっか、お幸せに」
別れはそんな風にそっけないものでした。
こんな簡単に縁が切れるものなんだ。
どうしてこんな簡単な事が今まで出来なかったんだろう。
結局のところ私は依存体質で、誰かが居ないと次に進めない。
そんな臆病で卑怯な人間でした。
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