片想いしてたら学校辞めることになった
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76 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:52:12.96 ID:fL/K5C7Z0
三コマ目の授業の準備をしていると後ろから
S「教科書忘れてしまって…」
なんて話している声が聞こえてきた
Sの隣は友人H、忘れた教科書をHに見せてもらうつもりみたいだった
78 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:58:34.44 ID:fL/K5C7Z0
授業の中頃、プリントが配られたので渡されたプリントをSに回そうと振り返った
一つ後ろの席でSがHの体にべったりと寄り添って教科書を覗き込んでいた
彼女が彼氏に甘えてるような感じだ
Hのほうは硬い表情をしている
79 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:05:05.68 ID:fL/K5C7Z0
教室のさらに後ろのほうから視線を感じた
オサンOが眼を見開き、身を乗り出してこちらを凝視していた
(ああ、そうか…)と思った
・自分の予想:
S又はOの作戦。俺の心を揺さぶって行動を起こさせようとしている。
Hは無関係。Oはこちらの反応を観察してる?
それともSの行動に驚いているのか?
Oの思惑はイマイチ分からなかった。
その時は前者かと思えたけど、今思うと後者だったかもしれない。
心が冷えていった
80 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:09:14.41 ID:fL/K5C7Z0
授業が終わって、自分はすぐに席を立ってトイレへ外の空気を吸ってボーっとしていた
(終わったな…)とかそんなことを感じていたのかも
教室に戻ろうと廊下を歩いていると少し前をSが歩いていた
片手をブラブラ動かして、何か不自然な歩き方
後ろに自分がいるのも分かっているような感じだ
81 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:13:52.41 ID:k9HWxFTv0
なんか複雑だなあ…結局俺たち男はなにに関しても自らアクションしないとダメなんだろうね
例えイケメンだって会話もしないで恋人ができるわけない
82 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:15:31.47 ID:fL/K5C7Z0
(何か話しかけて欲しいんだろうな…。でも何を言えばいいんだよ…)
何も思いつかないし、そもそも話なんてしたくない
少し後を歩きながら そんな事を考える
教室に入るドアは三つある。
一番後ろ、中頃、一番前のドア。
Sは自分たちの席に近い中頃のドアから入るみたい
Sの姿を見るのが嫌で自分は先に一番後ろのドアから入る
83 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:19:42.14 ID:fL/K5C7Z0
自分の席に近づくと横のドアからSが入ってくる
何かSを汚いものに感じてしまい反射的に体を逸らす
傷ついた様な雰囲気を発するS
もう嫌だ
84 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:27:39.30 ID:fL/K5C7Z0
次の授業が始まる
出席を取っていく教員
自分の名前が呼ばれる
もうこんな学校はうんざり。でも虚勢を張って大きな声で返事をする
Sの名前が呼ばれる。消え入りそうな声で「はい…」と言う
教員には聞こえなかったようでもう一度名前を呼ばれる
「はい、います」少し大きな声だ
何か傷つけたくなり、聞こえるか聞こえないか位の声で「フンw」と鼻で笑ってみる
少し気が晴れた気がする
今思えばどうしようもない駄目な自分だ
85 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:42:56.11 ID:fL/K5C7Z0
授業が終わる
90分の間に気持ちは少し落ち着いていた
後ろを伺うとSは残って自習していくみたいだ
顔は俯いたまま、平静そうだ
(別に喧嘩したわけじゃないし何か話しかけてみようか…)
自分がどういう行動をとったらいいのか分からないけどできればSとは仲良くしたい
冷めた気持ちだけど やっぱり好きなんだったと思う
自分「残って勉強していくの?」
S「はい。もうすぐテストだから」
俯いたままで、声は普通の感じだった
自分「そっか、頑張ってね。それじゃ」
教室を出ようとするとオサンOが話しかけてくる
O「残って勉強していかないの?」
自分「図書室で勉強していきます」
勉強はずっと怠けてたから そろそろちゃんとしないとマズいのは確かだ
86 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:45:57.74 ID:fL/K5C7Z0
図書室は二階にあって窓から学校の駐車場が見渡せる
身の入らない勉強に一区切りいれて窓の外を見ると
一人車に乗り込んで帰るオサンO
何かホッとする自分
87 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:54:39.83 ID:fL/K5C7Z0
もうしばらく勉強してみる
実際は ただ教科書眺めているだけだ
…もういいか
Sはまだ教室にいるのかな?
下階の教室に降りてみる
誰もいない
そりゃそうだよな
帰ることにする
あの神社で会えるだろうか
祈りにも似た気持ちの自分
神社を通っても誰もいない
ただただ空しい
88 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:57:14.16 ID:fL/K5C7Z0
土日は何をしていたか憶えていない
月曜日
朝
起きて学校行かなきゃね
あれ、変だな
体が動かない
動かない
起きれないや
そっか…
もう行きたくないんだ
もう疲れたや
受け入れたら落ち着いた
89 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:58:57.31 ID:fL/K5C7Z0
夕方
なんとかベッドから抜け出す
壁に体を預けて何とかトイレまで
水を飲んで寝る
水曜くらいまでそんな感じ
90 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:01:17.15 ID:fL/K5C7Z0
木曜日
今日は夕方からバイト
不思議なもので普通に起きてバイトをこなす
少し食べて寝る
91 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:05:01.74 ID:fL/K5C7Z0
次の週
金曜日
もう学校には行けない
おいてある荷物とりに行かなきゃ
学生は あらかた下校し終えた時間
あの神社を通って学校へ
会えるだろうか?
会いたい
どうしても会いたい
92 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:06:48.65 ID:fL/K5C7Z0
会えない
いるわけないもん
いなかった
馬鹿だ。自分は
本当に
馬鹿だった
本当にごめん
ごめんS
93 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:09:04.21 ID:iHqI0Xkn0
見てます
94 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:11:19.86 ID:fL/K5C7Z0
まだ見てくれてる人はいるでしょうか
もう少し書きたいことはあるんだけど そろそろ疲れたし眠りたい
夕方くらいにまだ残ってたら書きます
迷ったんだけど書いて良かった
書けて良かった
見てくれた皆さんありがとうございます
皆さんのおかげで何とか書ききれました
本当にありがとうございました
95 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:20:11.54 ID:+eeA+q1z0
おつかれ、すっかり日が昇っちゃったね
びっぷらはスレ残るから よければ続きも読ませてくださいな
俺も理由はまったく異なるけど ある日突然体が動かなくなって学校を中退した経験がある
じぶんを重ねつつ読みました
三コマ目の授業の準備をしていると後ろから
S「教科書忘れてしまって…」
なんて話している声が聞こえてきた
Sの隣は友人H、忘れた教科書をHに見せてもらうつもりみたいだった
78 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:58:34.44 ID:fL/K5C7Z0
授業の中頃、プリントが配られたので渡されたプリントをSに回そうと振り返った
一つ後ろの席でSがHの体にべったりと寄り添って教科書を覗き込んでいた
彼女が彼氏に甘えてるような感じだ
Hのほうは硬い表情をしている
79 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:05:05.68 ID:fL/K5C7Z0
教室のさらに後ろのほうから視線を感じた
オサンOが眼を見開き、身を乗り出してこちらを凝視していた
(ああ、そうか…)と思った
・自分の予想:
S又はOの作戦。俺の心を揺さぶって行動を起こさせようとしている。
Hは無関係。Oはこちらの反応を観察してる?
それともSの行動に驚いているのか?
Oの思惑はイマイチ分からなかった。
その時は前者かと思えたけど、今思うと後者だったかもしれない。
心が冷えていった
80 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:09:14.41 ID:fL/K5C7Z0
授業が終わって、自分はすぐに席を立ってトイレへ外の空気を吸ってボーっとしていた
(終わったな…)とかそんなことを感じていたのかも
教室に戻ろうと廊下を歩いていると少し前をSが歩いていた
片手をブラブラ動かして、何か不自然な歩き方
後ろに自分がいるのも分かっているような感じだ
81 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:13:52.41 ID:k9HWxFTv0
なんか複雑だなあ…結局俺たち男はなにに関しても自らアクションしないとダメなんだろうね
例えイケメンだって会話もしないで恋人ができるわけない
82 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:15:31.47 ID:fL/K5C7Z0
(何か話しかけて欲しいんだろうな…。でも何を言えばいいんだよ…)
何も思いつかないし、そもそも話なんてしたくない
少し後を歩きながら そんな事を考える
教室に入るドアは三つある。
一番後ろ、中頃、一番前のドア。
Sは自分たちの席に近い中頃のドアから入るみたい
Sの姿を見るのが嫌で自分は先に一番後ろのドアから入る
83 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:19:42.14 ID:fL/K5C7Z0
自分の席に近づくと横のドアからSが入ってくる
何かSを汚いものに感じてしまい反射的に体を逸らす
傷ついた様な雰囲気を発するS
もう嫌だ
84 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:27:39.30 ID:fL/K5C7Z0
次の授業が始まる
出席を取っていく教員
自分の名前が呼ばれる
もうこんな学校はうんざり。でも虚勢を張って大きな声で返事をする
Sの名前が呼ばれる。消え入りそうな声で「はい…」と言う
教員には聞こえなかったようでもう一度名前を呼ばれる
「はい、います」少し大きな声だ
何か傷つけたくなり、聞こえるか聞こえないか位の声で「フンw」と鼻で笑ってみる
少し気が晴れた気がする
今思えばどうしようもない駄目な自分だ
85 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:42:56.11 ID:fL/K5C7Z0
授業が終わる
90分の間に気持ちは少し落ち着いていた
後ろを伺うとSは残って自習していくみたいだ
顔は俯いたまま、平静そうだ
(別に喧嘩したわけじゃないし何か話しかけてみようか…)
自分がどういう行動をとったらいいのか分からないけどできればSとは仲良くしたい
冷めた気持ちだけど やっぱり好きなんだったと思う
自分「残って勉強していくの?」
S「はい。もうすぐテストだから」
俯いたままで、声は普通の感じだった
自分「そっか、頑張ってね。それじゃ」
教室を出ようとするとオサンOが話しかけてくる
O「残って勉強していかないの?」
自分「図書室で勉強していきます」
勉強はずっと怠けてたから そろそろちゃんとしないとマズいのは確かだ
86 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:45:57.74 ID:fL/K5C7Z0
図書室は二階にあって窓から学校の駐車場が見渡せる
身の入らない勉強に一区切りいれて窓の外を見ると
一人車に乗り込んで帰るオサンO
何かホッとする自分
87 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:54:39.83 ID:fL/K5C7Z0
もうしばらく勉強してみる
実際は ただ教科書眺めているだけだ
…もういいか
Sはまだ教室にいるのかな?
下階の教室に降りてみる
誰もいない
そりゃそうだよな
帰ることにする
あの神社で会えるだろうか
祈りにも似た気持ちの自分
神社を通っても誰もいない
ただただ空しい
88 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:57:14.16 ID:fL/K5C7Z0
土日は何をしていたか憶えていない
月曜日
朝
起きて学校行かなきゃね
あれ、変だな
体が動かない
動かない
起きれないや
そっか…
もう行きたくないんだ
もう疲れたや
受け入れたら落ち着いた
89 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:58:57.31 ID:fL/K5C7Z0
夕方
なんとかベッドから抜け出す
壁に体を預けて何とかトイレまで
水を飲んで寝る
水曜くらいまでそんな感じ
90 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:01:17.15 ID:fL/K5C7Z0
木曜日
今日は夕方からバイト
不思議なもので普通に起きてバイトをこなす
少し食べて寝る
91 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:05:01.74 ID:fL/K5C7Z0
次の週
金曜日
もう学校には行けない
おいてある荷物とりに行かなきゃ
学生は あらかた下校し終えた時間
あの神社を通って学校へ
会えるだろうか?
会いたい
どうしても会いたい
92 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:06:48.65 ID:fL/K5C7Z0
会えない
いるわけないもん
いなかった
馬鹿だ。自分は
本当に
馬鹿だった
本当にごめん
ごめんS
93 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:09:04.21 ID:iHqI0Xkn0
見てます
94 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:11:19.86 ID:fL/K5C7Z0
まだ見てくれてる人はいるでしょうか
もう少し書きたいことはあるんだけど そろそろ疲れたし眠りたい
夕方くらいにまだ残ってたら書きます
迷ったんだけど書いて良かった
書けて良かった
見てくれた皆さんありがとうございます
皆さんのおかげで何とか書ききれました
本当にありがとうございました
95 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 06:20:11.54 ID:+eeA+q1z0
おつかれ、すっかり日が昇っちゃったね
びっぷらはスレ残るから よければ続きも読ませてくださいな
俺も理由はまったく異なるけど ある日突然体が動かなくなって学校を中退した経験がある
じぶんを重ねつつ読みました
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