先生を好きになった話
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161 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 21:44:17.69 ID:Zp7gRKDka.net
当日朝8時、峯岸の家まで迎えに行った。
白のワンピース姿の峯岸、風で靡くワンピースに笑顔ながら はにかむ峯岸に目を奪われた。
「行こうか」と冷静を装い促し、一緒に駅へ向かう。
波多野にそれとなくリサーチをお願いしていたため、行きたいと言っていたところと欲しいと言っていた物を知っていた。
俺は準備をしている段階で緊張していた。
俺「おはよう」
峯岸「おはよう!どこ行くか教えてよw」
俺「着いてからのお楽しみで」
駅に着き電車に乗ると峯岸がソワソワしているのが伝わってきて余計に緊張した。
他愛もない話をしていたが、峯岸にはどこか硬さがあった。
俺「酔ってない?大丈夫?」
峯岸「緊張しててw俺くんは言ったことある場所?」
俺「ないんだよ。旅行とかあまり行ったことないから」
峯岸「じゃあ尚更楽しみになった!一緒に楽しもうね!」
俺は昔からそうだが、「楽しみ」とか「頑張って」という主観的感想や他人事のような言い回しより「楽しもう」とか「頑張ろう」と言われることの方が好きだった。
この言い回しにも好感が持てており、峯岸のことをもっと知りたいと思うようになったし、或いは もうとっくに心は奪われていたんだ。
誘う前は素直に喜ばせてあげたいという気持ちが強かったが、この時の俺はこの子とならこれからも楽しいと思える日々を過ごせそうと期待していたのは事実。
一目惚れとかではないが、短い期間で好きになれたのは初めてだった。
162 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 21:57:44.16 ID:Zp7gRKDka.net
目的地よりわざと早めに電車を降り、バスに乗る。これもサプライズの1つ。
駅で降りると場所で明らかにバレると思ったから。
後から聞くと何となくわかってしまってたらしいw でも本人はそんなわけないかとあまり期待はしていなかったようだ。
バスの中で俺は洒落たことを準備していた。
俺「朝ごはん食べてないでしょ。サンドイッチ作ってきたから食べなよ」
峯岸「えー!それ女の子の仕事w」
俺「古いって。今は男も家事する時代だよ。好きなの取りなよ」
風呂敷に包んだ箱をそのまま渡し、峯岸に開けさせた。俺は外の景色を見るフリをして横目で峯岸を見ていた。
峯岸「弁当箱の上になんかあるよ。えっえっ??嘘でしょ?!」
俺「今からネズミさんの国に行きます。おめでとーパチパチ」
峯岸「方面でまさかとは思ったけど!ずっと行きたいって言ってたところだ!知ってたの?!あ、波多野かw」
俺「まあ俺も行ってみたかったし。今日は1日楽しもうね」
峯岸「やば!もう喜びだけで満足しかけてたw」
子供のようにはしゃぐ峯岸を見ていると照れ臭くてニヤけてしまった。
20歳は不覚にも初めてキュン死にというやつを体感した。
163 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:17:17.57 ID:Zp7gRKDka.net
到着してからの峯岸のはしゃぎっぷりは凄まじいものだった。
あそこに行きたいと言えば走り出し、店ではこれ可愛いと手に取りレジに行く。
写真もたくさん撮った。
子供と遊園地に出かけたお父さんは こんな感じなんだろうかとか考えたが、これはこれで楽しかった。
同時に峯岸と来れたことの喜びを実感し、見ているだけで癒されていた。
日曜で人も多く、峯岸は人とぶつかりそうになる場面が多かった。
何度か「危ないよ」と手を引いていたが、そのたびに恥ずかしくて すぐ手を離していた。
峯岸は この時すごく勇気を振り絞ったらしいが、俺から言うべきだったと後で後悔した。
峯岸「手繋ぎたい…。ダメかな?」
俺「ああ、うん、いいよ」
それから手を繋いで歩いたが、そこからお互い恥ずかしくて口数が減ってしまった。
気まずさを感じたが峯岸の顔を覗き込んで戯けてみせるとお互い一気に緊張はほぐれ、その後も楽しめた。
夕方薄暗くなる前には初デート会場を後にした。
俺は ここは男から言うべきかなと思い、握っていなかった方の手も取り正面を向いて峯岸と目を合わせた。
俺「峯岸さん、好きです。付き合ってください」
峯岸「あはは、楽しすぎてすっかりその気になっちゃってたw 私も好きです。よろしくお願いします」
2人で照れ臭さを吹き飛ばすように笑い合い、握っていた手を恋人繋ぎに繋ぎ直して帰路についた。
2人とも初めての恋人同士だったが、全く不安はなかった。
峯岸となら大丈夫という思いが強かった。
帰りの電車では行きとは違う距離感で座れた。
164 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:36:52.36 ID:Qro9Gwto0.net
パンツ脱いだ
165 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:38:20.63 ID:Zp7gRKDka.net
疲れたのか峯岸は何度もあくびをしていた。
朝も早かったし あれだけはしゃげば無理もないだろう。それに寝てくれると助かる。
俺は背負っていたリュックを前にかけ、最後のサプライズの準備に入る。
俺「着いたら起こしてあげるから寝てていいよ」
峯岸「いやいや、悪いよw」
俺「朝早かったんだし彼女が自分の肩で寝るシチュエーション憧れだからw」
峯岸「ほんとに?wごめんね、じゃあ甘えさせてね」
本当に眠っているかわからないので着くギリギリまで待った。
あと一駅というところで俺は用意していたプレゼントを峯岸の膝の上に置いた。
俺「峯岸さん、もう着くよ」
峯岸「ん…ほんとに寝ちゃったごめん」
俺「だいじょ」
峯岸「わ!ビックリした!なにこれ??」
俺「他にも人乗ってるから静かにw」
峯岸「あっ…え、これなに??」
俺「誕生日おめでとう。プレゼントだよ」
峯岸「開けたいけど電車…」
俺「家帰って開けてwもう着くからw」
電車を降りると峯岸は改札まで走り、改札の外でプレゼントを開け始めたw
俺「ここで開けるの?w」
峯岸「気になりすぎて!w」
彼女は自分で生計を立てる身。
欲しいけど勿体無いと波多野に言っていたダニエルウェリントンの腕時計のヨーク(だったかな?)を用意していた。
峯岸「えー!!!波多野に言われた?!ダメだよこんなの貰えない!」
俺「100万とかだったら買えないけどw返品とかできないから使ってよ」
峯岸「悪いよ〜。チケットだって絶対高かったでしょ」
俺「誕生日なんだから そういうこと気にしないでw家にケーキあるから食べよう」
峯岸「ケーキもあるの?!やばいよほんとに!」
俺「何がやばいのよwほら帰るよ」
峯岸「待って!」
峯岸は俺に持っていた荷物を渡してきた。腕時計を着けた。
嬉しそうに俺に見せびらかし、無邪気に飛び跳ねた。可愛くて抱きしめた。
峯岸は驚きながらも抱きしめ返し、「ありがとう」とまた飛び跳ねた。
手を繋いで一緒に家に帰った。可愛くて仕方なかった。
166 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:45:53.71 ID:Zp7gRKDka.net
帰宅して間も無く、電車内で時間指定で予約していたピザもすぐ届き、2人でくっついて食べた。
ケーキも美味しそうに食べてくれたので俺は満足していた。
DVDを借りに行きたいと言い出したので、2人でツ○ヤに向かった。
峯岸の見たいものにしようと言い、1本だけ借りて家に向かっていた。
峯岸「今日はほんとに何から何までありがと」
俺「峯岸が喜んでくれてよかったよ」
峯岸「あのさ…今日なんだけどね…。泊まりたい、かも」
167 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 23:06:45.08 ID:Zp7gRKDka.net
泊まりたいで俺の中で何か弾けたような感じがした。
ベッドが1つしかないことは峯岸も知ってるはず。
そういうことなのか峯岸。
俺「俺はいいけど。緊張して寝れないかもw」
峯岸「あははwほんとだねwお風呂とか入りたいから一回帰ってもいい?明日の準備も必要だし」
お互い一度家に帰り、風呂に入って俺はコンビニに走った。
万が一のことがあったらと思い、あいつを探す。3種類くらいあった。どれがどう違うのか全くわからない。店員さんに聞きたいくらいだったが聞けるわけない。
とりあえず金額が中間のものを選びカモフラージュに飲み物とお菓子も買った。
店員さんの反応にビビっていたが、何も変わらず接客されたので変に自信がついたw
家に帰って待つこと1時間、部屋のインターホンが鳴った。
緊張でおかしくなりそうだった。
鍵を開けて出迎えるとショートパンツにTシャツ、上にパーカーの峯岸が現れた。
意識するなと言う方が難しい。
峯岸「スッピン見るなよw」
俺「もう既に見たことあるよw」
峯岸「好みじゃないんだっけw」
座椅子に腰掛け2人で借りてきたDVDを観ていた。
見ている間も時折話しかけられるごとに緊張した。
2時間のDVDもあっという間に終わり、1日のことを峯岸が楽しそうに感想を伝えてくれた。
峯岸「この写真めちゃくちゃいい!飾りたいな」
俺「はしゃぐ峯岸可愛かったよw」
峯岸「子供みたいだからやめてw」
照れ笑いする峯岸が愛おしくて俺は抱きしめた。
峯岸も抱きしめ返してくれて「今日はありがとう」と言い頬を擦り付けた。
頬を親指でそっとなぞり、照れる峯岸は少し下を向き、顔を近づけ目を閉じた。
初めてキスをした。
一度で2人は満足できず、何度もキスをした。
168 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 23:27:35.92 ID:Zp7gRKDka.net
峯岸の「んっ」という吐息が聞こえる度に興奮したのを覚えている。
峯岸は最初は俺の背中に手を当てていたが、首に抱きつく形になった。
座椅子で2人とも崩れ落ち、抱き合ったままキスをした。
慣れないキスもお互いの思うままにしていただけだが、好きという気持ちを伝えられれば十分だった。
自然と口が離れ、目が合う。
心臓の音が聞こえるのではないかと思うほどドキドキしていた。
峯岸は強く抱きしめながら囁いた。
峯岸「俺くんとならしたい」
俺「今日付き合い始めたばかりなのにいいの?」
峯岸「私もそう思ったんだけど、好きっていう気持ちが止まらなくて…。初めては俺くんがいいし俺くんしか考えられない」
俺「俺も初めてでわからないことばかりだけど、峯岸とならしたい」
峯岸「初めては痛いし血が出るって聞いたことある」
俺「痛くないように頑張るよ。一応タオル敷こう」
俺は洗面所にタオルを取りに行き、電気を消した。
峯岸の手を引きベッドに連れて行く。
この時の緊張感は言葉にできないほどだった。
お互い服を脱がし合い、全裸になると緊張をほぐしたい一心から押し倒してキスをした。
峯岸も応えてくれた。
当日朝8時、峯岸の家まで迎えに行った。
白のワンピース姿の峯岸、風で靡くワンピースに笑顔ながら はにかむ峯岸に目を奪われた。
「行こうか」と冷静を装い促し、一緒に駅へ向かう。
波多野にそれとなくリサーチをお願いしていたため、行きたいと言っていたところと欲しいと言っていた物を知っていた。
俺は準備をしている段階で緊張していた。
俺「おはよう」
峯岸「おはよう!どこ行くか教えてよw」
俺「着いてからのお楽しみで」
駅に着き電車に乗ると峯岸がソワソワしているのが伝わってきて余計に緊張した。
他愛もない話をしていたが、峯岸にはどこか硬さがあった。
俺「酔ってない?大丈夫?」
峯岸「緊張しててw俺くんは言ったことある場所?」
俺「ないんだよ。旅行とかあまり行ったことないから」
峯岸「じゃあ尚更楽しみになった!一緒に楽しもうね!」
俺は昔からそうだが、「楽しみ」とか「頑張って」という主観的感想や他人事のような言い回しより「楽しもう」とか「頑張ろう」と言われることの方が好きだった。
この言い回しにも好感が持てており、峯岸のことをもっと知りたいと思うようになったし、或いは もうとっくに心は奪われていたんだ。
誘う前は素直に喜ばせてあげたいという気持ちが強かったが、この時の俺はこの子とならこれからも楽しいと思える日々を過ごせそうと期待していたのは事実。
一目惚れとかではないが、短い期間で好きになれたのは初めてだった。
162 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 21:57:44.16 ID:Zp7gRKDka.net
目的地よりわざと早めに電車を降り、バスに乗る。これもサプライズの1つ。
駅で降りると場所で明らかにバレると思ったから。
後から聞くと何となくわかってしまってたらしいw でも本人はそんなわけないかとあまり期待はしていなかったようだ。
バスの中で俺は洒落たことを準備していた。
俺「朝ごはん食べてないでしょ。サンドイッチ作ってきたから食べなよ」
峯岸「えー!それ女の子の仕事w」
俺「古いって。今は男も家事する時代だよ。好きなの取りなよ」
風呂敷に包んだ箱をそのまま渡し、峯岸に開けさせた。俺は外の景色を見るフリをして横目で峯岸を見ていた。
峯岸「弁当箱の上になんかあるよ。えっえっ??嘘でしょ?!」
俺「今からネズミさんの国に行きます。おめでとーパチパチ」
峯岸「方面でまさかとは思ったけど!ずっと行きたいって言ってたところだ!知ってたの?!あ、波多野かw」
俺「まあ俺も行ってみたかったし。今日は1日楽しもうね」
峯岸「やば!もう喜びだけで満足しかけてたw」
子供のようにはしゃぐ峯岸を見ていると照れ臭くてニヤけてしまった。
20歳は不覚にも初めてキュン死にというやつを体感した。
163 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:17:17.57 ID:Zp7gRKDka.net
到着してからの峯岸のはしゃぎっぷりは凄まじいものだった。
あそこに行きたいと言えば走り出し、店ではこれ可愛いと手に取りレジに行く。
写真もたくさん撮った。
子供と遊園地に出かけたお父さんは こんな感じなんだろうかとか考えたが、これはこれで楽しかった。
同時に峯岸と来れたことの喜びを実感し、見ているだけで癒されていた。
日曜で人も多く、峯岸は人とぶつかりそうになる場面が多かった。
何度か「危ないよ」と手を引いていたが、そのたびに恥ずかしくて すぐ手を離していた。
峯岸は この時すごく勇気を振り絞ったらしいが、俺から言うべきだったと後で後悔した。
峯岸「手繋ぎたい…。ダメかな?」
俺「ああ、うん、いいよ」
それから手を繋いで歩いたが、そこからお互い恥ずかしくて口数が減ってしまった。
気まずさを感じたが峯岸の顔を覗き込んで戯けてみせるとお互い一気に緊張はほぐれ、その後も楽しめた。
夕方薄暗くなる前には初デート会場を後にした。
俺は ここは男から言うべきかなと思い、握っていなかった方の手も取り正面を向いて峯岸と目を合わせた。
俺「峯岸さん、好きです。付き合ってください」
峯岸「あはは、楽しすぎてすっかりその気になっちゃってたw 私も好きです。よろしくお願いします」
2人で照れ臭さを吹き飛ばすように笑い合い、握っていた手を恋人繋ぎに繋ぎ直して帰路についた。
2人とも初めての恋人同士だったが、全く不安はなかった。
峯岸となら大丈夫という思いが強かった。
帰りの電車では行きとは違う距離感で座れた。
164 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:36:52.36 ID:Qro9Gwto0.net
パンツ脱いだ
165 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:38:20.63 ID:Zp7gRKDka.net
疲れたのか峯岸は何度もあくびをしていた。
朝も早かったし あれだけはしゃげば無理もないだろう。それに寝てくれると助かる。
俺は背負っていたリュックを前にかけ、最後のサプライズの準備に入る。
俺「着いたら起こしてあげるから寝てていいよ」
峯岸「いやいや、悪いよw」
俺「朝早かったんだし彼女が自分の肩で寝るシチュエーション憧れだからw」
峯岸「ほんとに?wごめんね、じゃあ甘えさせてね」
本当に眠っているかわからないので着くギリギリまで待った。
あと一駅というところで俺は用意していたプレゼントを峯岸の膝の上に置いた。
俺「峯岸さん、もう着くよ」
峯岸「ん…ほんとに寝ちゃったごめん」
俺「だいじょ」
峯岸「わ!ビックリした!なにこれ??」
俺「他にも人乗ってるから静かにw」
峯岸「あっ…え、これなに??」
俺「誕生日おめでとう。プレゼントだよ」
峯岸「開けたいけど電車…」
俺「家帰って開けてwもう着くからw」
電車を降りると峯岸は改札まで走り、改札の外でプレゼントを開け始めたw
俺「ここで開けるの?w」
峯岸「気になりすぎて!w」
彼女は自分で生計を立てる身。
欲しいけど勿体無いと波多野に言っていたダニエルウェリントンの腕時計のヨーク(だったかな?)を用意していた。
峯岸「えー!!!波多野に言われた?!ダメだよこんなの貰えない!」
俺「100万とかだったら買えないけどw返品とかできないから使ってよ」
峯岸「悪いよ〜。チケットだって絶対高かったでしょ」
俺「誕生日なんだから そういうこと気にしないでw家にケーキあるから食べよう」
峯岸「ケーキもあるの?!やばいよほんとに!」
俺「何がやばいのよwほら帰るよ」
峯岸「待って!」
峯岸は俺に持っていた荷物を渡してきた。腕時計を着けた。
嬉しそうに俺に見せびらかし、無邪気に飛び跳ねた。可愛くて抱きしめた。
峯岸は驚きながらも抱きしめ返し、「ありがとう」とまた飛び跳ねた。
手を繋いで一緒に家に帰った。可愛くて仕方なかった。
166 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 22:45:53.71 ID:Zp7gRKDka.net
帰宅して間も無く、電車内で時間指定で予約していたピザもすぐ届き、2人でくっついて食べた。
ケーキも美味しそうに食べてくれたので俺は満足していた。
DVDを借りに行きたいと言い出したので、2人でツ○ヤに向かった。
峯岸の見たいものにしようと言い、1本だけ借りて家に向かっていた。
峯岸「今日はほんとに何から何までありがと」
俺「峯岸が喜んでくれてよかったよ」
峯岸「あのさ…今日なんだけどね…。泊まりたい、かも」
167 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 23:06:45.08 ID:Zp7gRKDka.net
泊まりたいで俺の中で何か弾けたような感じがした。
ベッドが1つしかないことは峯岸も知ってるはず。
そういうことなのか峯岸。
俺「俺はいいけど。緊張して寝れないかもw」
峯岸「あははwほんとだねwお風呂とか入りたいから一回帰ってもいい?明日の準備も必要だし」
お互い一度家に帰り、風呂に入って俺はコンビニに走った。
万が一のことがあったらと思い、あいつを探す。3種類くらいあった。どれがどう違うのか全くわからない。店員さんに聞きたいくらいだったが聞けるわけない。
とりあえず金額が中間のものを選びカモフラージュに飲み物とお菓子も買った。
店員さんの反応にビビっていたが、何も変わらず接客されたので変に自信がついたw
家に帰って待つこと1時間、部屋のインターホンが鳴った。
緊張でおかしくなりそうだった。
鍵を開けて出迎えるとショートパンツにTシャツ、上にパーカーの峯岸が現れた。
意識するなと言う方が難しい。
峯岸「スッピン見るなよw」
俺「もう既に見たことあるよw」
峯岸「好みじゃないんだっけw」
座椅子に腰掛け2人で借りてきたDVDを観ていた。
見ている間も時折話しかけられるごとに緊張した。
2時間のDVDもあっという間に終わり、1日のことを峯岸が楽しそうに感想を伝えてくれた。
峯岸「この写真めちゃくちゃいい!飾りたいな」
俺「はしゃぐ峯岸可愛かったよw」
峯岸「子供みたいだからやめてw」
照れ笑いする峯岸が愛おしくて俺は抱きしめた。
峯岸も抱きしめ返してくれて「今日はありがとう」と言い頬を擦り付けた。
頬を親指でそっとなぞり、照れる峯岸は少し下を向き、顔を近づけ目を閉じた。
初めてキスをした。
一度で2人は満足できず、何度もキスをした。
168 :名も無き被検体774号+:2021/12/23(木) 23:27:35.92 ID:Zp7gRKDka.net
峯岸の「んっ」という吐息が聞こえる度に興奮したのを覚えている。
峯岸は最初は俺の背中に手を当てていたが、首に抱きつく形になった。
座椅子で2人とも崩れ落ち、抱き合ったままキスをした。
慣れないキスもお互いの思うままにしていただけだが、好きという気持ちを伝えられれば十分だった。
自然と口が離れ、目が合う。
心臓の音が聞こえるのではないかと思うほどドキドキしていた。
峯岸は強く抱きしめながら囁いた。
峯岸「俺くんとならしたい」
俺「今日付き合い始めたばかりなのにいいの?」
峯岸「私もそう思ったんだけど、好きっていう気持ちが止まらなくて…。初めては俺くんがいいし俺くんしか考えられない」
俺「俺も初めてでわからないことばかりだけど、峯岸とならしたい」
峯岸「初めては痛いし血が出るって聞いたことある」
俺「痛くないように頑張るよ。一応タオル敷こう」
俺は洗面所にタオルを取りに行き、電気を消した。
峯岸の手を引きベッドに連れて行く。
この時の緊張感は言葉にできないほどだった。
お互い服を脱がし合い、全裸になると緊張をほぐしたい一心から押し倒してキスをした。
峯岸も応えてくれた。
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