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コンビニによく来るJCから告られたんだけど
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245 名前:27 投稿日:02/05/30 23:41 ID:70VYKiNO
昨日用意していた>>182の続きです


「そう言えば私、名前」

「うん。一度も」

「ごっ ごめんなさい私一人で盛り上がって……リラ。○○リラです」

「リラ!? なんて字書くの?」

「『さと』に『よい』で里良です。変わってるでしょう?」

「うん。でもなんか良いね。あ、俺の名前は」

言い終わる前に里良ちゃんは俺の胸元を指差して

「27さん。名札」

そういえばウチのコンビニはフルネームが書いてあるのでした。


サマにならない自己紹介を済ませて、ようやく本題。

「じゃあ、リラちゃん。今日から兄妹という事で」

「本当ですか?」

「リラちゃん良い娘だし 断わる理由なんか無いよ」

「あ……ありがとうございます」

リラちゃんまた顔を真っ赤に。


あと数分でバイトが終わるので 後輩ちゃんに頼んで早上がりさせてもらった。

なんか今日一日で半年分の借りを作ったような気分。

心の中で拝み、実際に深ぶかと礼をし、リラちゃんにもお礼を言わせて帰途へ。



248 名前:27 投稿日:02/05/30 23:58 ID:70VYKiNO
コンビニを出てから前もって買っておいた紅茶をあげた。

「あ、ありがとうございます」

「気にしない気にしない。義妹なんだし、な」

「………………」


なんか複雑な顔してるけど。『いもうと』っていったのが嫌だったのかな?

「どうしたの?」

「どうしよう、どうしよう!嬉しい、嬉しいよ! 27さん嬉しいんです!」

あっけにとられてリラちゃんを見てると

「あ、……嬉しいんです。お兄さん」

良い笑顔でした。思わずこっちも照れ笑い。


「で、リラちゃんの家は?」

「上です」

「上? って」

なるほど。

コンビニが入っているマンションにお住まいでしたか。

「何号室?」

「201です。」

うわ、近!

どの位近いかと言うと コンビニの脇にある階段を登った直ぐの扉と言うくらい近い。歩数にしてコンビニから30歩有るか無いか。

以外と安全じゃないか……。心配して損した、とは思わないけど。

新しくできた義妹との初デートは1分足らずでした。ギャフソ。

話さなければいけないこともあったんだけど時間が時間なので断念。

その代り明日バイトが始まる少し前に会う約束を取り付けました。

なんとイキナリ義妹の部屋に呼ばれてしまいましたよ!イベント発生の予感。



339 名前:27 投稿日:02/06/01 16:47 ID:v21AL0mB
畜生!深夜バイトの野郎クビだ!案の定すっぽかしやがって!

しかも その後 棚卸に突入。今日の明け方帰宅してつい先ほど起きました。

平謝りする店長……あなたは悪くないです。あえて言うならば二度と阿呆を雇わないで下ちい。

さて、遅くなりましたが>248の続きです。


バイト開始1時間前、リラちゃんの家に到着。

……つーか この時間って普通親がいないか!? しかし約束してしまった以上 後には引けぬ。

ピンポーン

『はーい』

元気の良いリラちゃんの声。

「27だけど」

『あッ、すぐ開けます!』

ぱたぱたぱたぱた ガチャ

「こんにちは。お待ちしてました!」

「こんにち……」

「何か?」

「セーラー服!?」

しかも見覚えある、俺の母校(厨)のだ……。

「学校から帰ってきたばかりなんです。着替えもせずにごめんなさい」

あれー? 正午(小5)だとばかり思ってたのに何でー!?

「どうぞ、上がってください。」

「あ、お邪魔します……」

このあと色々あったのですが 全くモエバナではないので簡潔にまとめたいと思われ。



340 名前:27 投稿日:02/06/01 16:49 ID:v21AL0mB
「そんなに子どもっぽく見えます?」

「その……うん」

「……(怒? 哀?)」

「いや、妙に大人っぽい正午ごめんもう言わない」


・厨市(中1)

正午(小5)時代の話をしただけで俺の勝手な思い込み。

ちっこいのに妙に大人びていた理由が分かった。今年の4月からリア厨。

「リラちゃんだけ?他はだれもいないの?」

「一人っ子なんです、私。お母さんはお仕事行ってます」

「ふーん、共働きなんだ」

「お父さんはいません」

「あ……そうなんだ」

「いいんですよ。馴れてますから」


・家族構成

片親。お母さんはコンビニの店長さん。夕方〜深夜勤務が多いそうでリラちゃんの独り暮し状態。ちなみに俺の勤務先とは別のコンビニです。


「リラちゃんから見たら おっさんかもしれないけどな」

「かまいません。お兄さんに一緒にいてもらいたいんです」

「俺で良ければ」

「……(喜)」


・勘違い

俺のことは工房くらいだと思っていたらしい。童顔だしな、俺。「俺で良ければ」って言った後のリラちゃんの顔は見物でした。


「他の場所で……会う、ですか?」

「今みたいにバイトの勤務時間を私用に使うのはマズイからね。ヘタすると辞めなくちゃいけなくなるし。」

「普通のお客さんみたいにするなら大丈夫なんですね?」


・関係

結局 店内でだべらない、話しても世間話程度という所までしか持って行けませんでした。

まあ勤務に支障出なければいいかとも思うのですがどうでしょうか?これからは とりあえずリラちゃんの家で逢うことになりそうです。


ごめんなさいまた眠くなってきました。最近不規則な生活が続いているもので。病気にでもなったらここに書く事が無くなってしまう。お休め。



367 名前:27 投稿日:02/06/02 00:22 ID:i8weGABb
ちょっと前からリラと電話で話してます。

昨日会ったときに俺の携帯とリラの自宅の番号を教え合っていたのです。

「夜遅くごめんなさい」

「どうしたの」

「お母さん今日は帰らないそうです」

「うん」

「淋しかったので電話してみたんですけど、お忙しいですか?」

「全然。電話してくれて嬉しい」

「ふふ……」

とかそんな走り出しでした。





>>次のページへ続く
 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, 胸キュン,
 


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