「そんなに子どもっぽく見えます?」
「その……うん」
「……(怒? 哀?)」
「いや、妙に大人っぽい正午ごめんもう言わない」
・厨市(中1)
正午(小5)時代の話をしただけで俺の勝手な思い込み。
ちっこいのに妙に大人びていた理由が分かった。今年の4月からリア厨。
「リラちゃんだけ?他はだれもいないの?」
「一人っ子なんです、私。お母さんはお仕事行ってます」
「ふーん、共働きなんだ」
「お父さんはいません」
「あ……そうなんだ」
「いいんですよ。馴れてますから」
・家族構成
片親。お母さんはコンビニの店長さん。夕方〜深夜勤務が多いそうでリラちゃんの独り暮し状態。ちなみに俺の勤務先とは別のコンビニです。
「リラちゃんから見たら おっさんかもしれないけどな」
「かまいません。お兄さんに一緒にいてもらいたいんです」
「俺で良ければ」
「……(喜)」
・勘違い
俺のことは工房くらいだと思っていたらしい。童顔だしな、俺。「俺で良ければ」って言った後のリラちゃんの顔は見物でした。
「他の場所で……会う、ですか?」
「今みたいにバイトの勤務時間を私用に使うのはマズイからね。ヘタすると辞めなくちゃいけなくなるし。」
「普通のお客さんみたいにするなら大丈夫なんですね?」
・関係
結局 店内でだべらない、話しても世間話程度という所までしか持って行けませんでした。
まあ勤務に支障出なければいいかとも思うのですがどうでしょうか?これからはとりあえずリラちゃんの家で逢うことになりそうです。
ごめんなさいまた眠くなってきました。最近不規則な生活が続いているもので。病気にでもなったらここに書く事が無くなってしまう。お休め。
ちょっと前からリラと電話で話してます。
昨日会ったときに俺の携帯とリラの自宅の番号を教え合っていたのです。
「夜遅くごめんなさい」
「どうしたの」
「お母さん今日は帰らないそうです」
「うん」
「淋しかったので電話してみたんですけど、お忙しいですか?」
「全然。電話してくれて嬉しい」
「ふふ……」
とかそんな走り出しでした。
「リラちゃんこそこんな夜遅くて大丈夫か?」
「遅いですか?」
「良い娘は寝る時間だ」
「ふふっ、お母さんみたいな事言いますね」
「年寄りだと思ったろ?」
「お兄さんって」