ブタとチビの話
(2ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
20 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 07:28:34.37 ID:1QAad3dBO
「いつも私、お菓子買いに行くんですけど」
今度は逆に豚の全身を見られ、母親は はっとした顔になった。
「あっ… じ○がりこ …」
「え?」
「 じ○がりこ のこ、でしょ?」
と言われて、はーーぁうわと顔が汗が出そうなぐらい熱くなった。
今日はカ○ムーチョの気分だが、いつも当たり前のように その日の気分で選んだお菓子とは別にじゃがりこを添えてレジに出していた。
私の反応に母親も、あ、っという顔をして申し訳なさそうな表情になった。
コンビニの店員の間で、私の愛称= じ○がりこのこが確立していたとは…。
くっそはずかしいったらない
「 じ○がりこ 好きなんです(o^∀^o)」と満面の笑顔でいっておいた。
母親も微妙な顔で笑っていた。
その間、子供は静かに首を傾けて二人の顔を交互に除き込んで様子を見ていた。
21 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 07:34:41.80 ID:1QAad3dBO
色々開き直ってきた私は笑いながら、
「今日はカ○ムーチョ買おうと思ってたら財布忘れちゃって。急いで戻ってる時に、…会って。」
「あ、ごめんなさい、」と母親は今更ながらフルネームで男の子の名前を教えてくれた。
「○○○君って言うんだ?」と何故か慣れてきて笑顔で子供に話しかけた。
すると私に向かって、子供が短い手話で何かを伝えてから母親を見た。
「 たーくん って、呼んでくださいって」
「たー…」
恥ずかしくて呼びにくくって私は照れ隠しにハハーと笑った。
「もしよかったら あなたの名前も教えて」
「ああはい。私は○○○豚○といいます。」
母親は やわらかい顔で笑って頷くと、 たーくん に手話で一文字一文字私の名前らしき言葉を伝達してくれた。
たーくん もその指を見ながら同じ動きをして覚えようとしている。
それを見ながら、急にん?と気づいて慌てた。
「あの、病院に間に合いますか?」
「ええ、間に合うとは思いますけど、うん…そろそろ行こうか」
と母親が言うと たーくん も頷いた。
それでは、という感じで母親が丁寧に頭を下げるので私も返した。
最後に たーくん に笑顔で ばいばいとかしたかったけど、こちらを見ずに あっさりと車に乗り込む たーくん …。
運転席で もう一度頭を下げるお母さんと後部座席でランドセルを開けてる たーくん を見送って、二人にさよなら。
あ、カラムーチョと じ○がりこと思い立って じ○がりこ の申し子のような愛称を思い出してウオ"ーッと叫びたくなった。
そして覚悟を決めてよしっ!とコンビニへ足を向けて、おう財布財布っと家に戻ったのでした。
22 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 07:36:33.31 ID:1QAad3dBO
見てくれた人ありがとう!
とりあえず ここで一度切ります。
下手で雑な文章に付き合ってくれてありがとうです。
また書き貯めたら少しずつ載せていきます、
24 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 08:05:06.53 ID:X4550hdc0
乙
面白かった
「いつも私、お菓子買いに行くんですけど」
今度は逆に豚の全身を見られ、母親は はっとした顔になった。
「あっ… じ○がりこ …」
「え?」
「 じ○がりこ のこ、でしょ?」
と言われて、はーーぁうわと顔が汗が出そうなぐらい熱くなった。
今日はカ○ムーチョの気分だが、いつも当たり前のように その日の気分で選んだお菓子とは別にじゃがりこを添えてレジに出していた。
私の反応に母親も、あ、っという顔をして申し訳なさそうな表情になった。
コンビニの店員の間で、私の愛称= じ○がりこのこが確立していたとは…。
くっそはずかしいったらない
「 じ○がりこ 好きなんです(o^∀^o)」と満面の笑顔でいっておいた。
母親も微妙な顔で笑っていた。
その間、子供は静かに首を傾けて二人の顔を交互に除き込んで様子を見ていた。
21 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 07:34:41.80 ID:1QAad3dBO
色々開き直ってきた私は笑いながら、
「今日はカ○ムーチョ買おうと思ってたら財布忘れちゃって。急いで戻ってる時に、…会って。」
「あ、ごめんなさい、」と母親は今更ながらフルネームで男の子の名前を教えてくれた。
「○○○君って言うんだ?」と何故か慣れてきて笑顔で子供に話しかけた。
すると私に向かって、子供が短い手話で何かを伝えてから母親を見た。
「 たーくん って、呼んでくださいって」
「たー…」
恥ずかしくて呼びにくくって私は照れ隠しにハハーと笑った。
「もしよかったら あなたの名前も教えて」
「ああはい。私は○○○豚○といいます。」
母親は やわらかい顔で笑って頷くと、 たーくん に手話で一文字一文字私の名前らしき言葉を伝達してくれた。
たーくん もその指を見ながら同じ動きをして覚えようとしている。
それを見ながら、急にん?と気づいて慌てた。
「あの、病院に間に合いますか?」
「ええ、間に合うとは思いますけど、うん…そろそろ行こうか」
と母親が言うと たーくん も頷いた。
それでは、という感じで母親が丁寧に頭を下げるので私も返した。
最後に たーくん に笑顔で ばいばいとかしたかったけど、こちらを見ずに あっさりと車に乗り込む たーくん …。
運転席で もう一度頭を下げるお母さんと後部座席でランドセルを開けてる たーくん を見送って、二人にさよなら。
あ、カラムーチョと じ○がりこと思い立って じ○がりこ の申し子のような愛称を思い出してウオ"ーッと叫びたくなった。
そして覚悟を決めてよしっ!とコンビニへ足を向けて、おう財布財布っと家に戻ったのでした。
22 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 07:36:33.31 ID:1QAad3dBO
見てくれた人ありがとう!
とりあえず ここで一度切ります。
下手で雑な文章に付き合ってくれてありがとうです。
また書き貯めたら少しずつ載せていきます、
24 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 08:05:06.53 ID:X4550hdc0
乙
面白かった
25 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 08:11:54.54 ID:NVNMSGkd0
149センチ53キロならまぁ細くは無いが気にするほどでもないんじゃないか?
147センチ65キロの女とセクロスした時は腰が折れるかと思ったが
26 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 08:20:59.57 ID:1QAad3dBO
>>25
筋肉がない場合はほんとに丸いのだよ。一時 体脂肪率40%越えたんだぜ。
体の半分近くがお水だもの。
今読み返したら誤字脱字ばかりで申し訳ない。
そして酉忘れもちょいちょいあるな。
27 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 08:22:19.93 ID:1QAad3dBO
たーくん と出会って別れた後、財布を持ってコンビニに行った。
お菓子コーナーでいつも通り振る舞おうとしたけど、恥ずかしさで頭が噴火しそうだった。
半ばヤケクソでカ○ムーチョ一袋を持った後に、カゴを持ってきて じ○がりこ 10個入れたった。
レジは たーくん 母は勿論いなくて、オーナーの眼鏡かけたおじさんだった。
じ〇がりこを清算してるのを見ていたら、頭上でブフォッて聞こえておじさんを見たら ごまかすように咳払いをした。
お前いま吹いたな、人の じ○がりこ 見て吹いたなコノヤロウと思いながらむーっとした顔で袋に入れて貰うのを待った。
なんだよなんだよ、 じ○がりこ のこ が じ○がりこ 買い占めて何が悪いと胸の中で悪態を付きながら家に帰った。
普段週に何度もお菓子を調達に通っていたが、当分は10個の じ○がりこ で凌ごうと思った。
29 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 08:43:41.06 ID:1QAad3dBO
たった一回 そよ風程度に善いことをしたって、社会のために身を削っている世の中大半の人からしたら、私なんて歯にはさまった食べカスみたいなものなわけで。
母さんが働いてる弁当屋の惣菜の豚カツを食べながら、いつもと変わらぬだらけた姿で豚はテレビを見ているわけです。
「あんたさ、今まで生きていて苦しいって思いしたことある?」
「あるよもちろん。」
「泣くほどのことよ、いや泣けないぐらい苦し」
「わーってる(言いたいことは)。あるよ」
「言ってごらんなさいよ」
「…ない」
「なに?」
「わかんないっつってんの」
「あなたよくそれで生きていけるわね。私ならとっくの昔にしんでるわ」
「まあ肉体が逞しいからね。ごめんね」
「中身のないただのすかすかの脂肪でしょう」
「…おいしいね、豚カツ(^∀^)」
「あー…ったま痛い、あんたと話してると」
なんてやり取りは日常茶飯事です。
ニートになって社会に対する後ろめたさを持たずに うーんと羽を伸ばしてしまうと、そっから立ち上がるのに膨大なエネルギーが必要となってしまう。
32 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 09:40:04.42 ID:1QAad3dBO
はーあ…ぁげんだっつ
頭の中にハーゲンダッツが浮かんできたのは、3日後のことだった。
カ○ムーチョは即日10分で完食したし、 じ○がりこ は なぜかもう二箱しか残っていない。
でもコンビニ=オーナーのブフォッの記憶が甦り、どうしても行きたくない。
「ねー今日晩御飯に使わないならジャガイモ使ってい〜?」
洗面所で身支度を整えてる母に聞く。
「何に使うつもり?まさかラーメンに入れたりしないわよね」
一応一通りの料理が出来る豚としては聞き捨てならん。
「なんでダヨ(なぜか片言)。違うって、ちょっと薄切りにしてポテ」言いかけたところで
「だーめ。お菓子に使うなんでダメよ絶対!いいわね」
「あーんで、いいじゃんポテチぐら」
「うるさいわね!忙しいんだからそんな暇なら外走ってきなさい!」
「(´・@・`)ブーッ」
返す言葉がないので自分の部屋に帰って、仕方ないのでふて寝した。
33 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 09:54:45.74 ID:1QAad3dBO
どうしようもない衝動が押し寄せたのは、それから二日後のラーメンを食べた後だったと思う。
チョコ喪ナカジャンボ !!!!が食べたい食べたい食べたい
神様の作られた偉大なチョコ、いやアイスいや美味しさのつまったブロック。あいつが食べたくてたまらなくなった。
もう じ〇がりこはニ日前のふて寝の後でヤケ食いで2分ぐらいで無くなった。
でも あのクソオーナーにジャンボのこって言われるようになるのも癪にさわる。
あの お母さんは優しそうだったから言い出しっぺではない。
オーナーがお菓子の悪魔だと確信していた!マチガイナイ(`・ω・´)
でもお菓子の悪魔より、神様の甘美な誘惑の方が勝つわけで…。
昼下がりにコンビニに突入することにした。
34 :1 ◆po1la1pTaM :2012/03/23(金) 10:22:27.59 ID:1QAad3dBO
アイスを買うには ちょっと寒くないかい?と思われるほど雨がシャーシャー降っていた。
傘を片手にポケットの上から財布を何度も確認しながらコンビニに向かった。
ふぅ、さびーよと心の中で言いながら入口の傘立てに傘を差した。
いやぁ寒くない寒くないチョコ喪ナカジャンボチョコ喪ナカジャンボ…
この時 自分が何者であるのか すっかり忘れていた。
一目散に目的のアイスが入ってる魔法のガラスの扉を開けに行く。
おぉう、ハーゲンもある
迷ってるうちにアイスたちが冷めてしまう
チョコ喪ナカジャンボを取り上げて扉を閉めた。
ハーゲンまたね、と爽やかに別れを告げた時に誰かの声が耳に入ってきた。
「きた、あの子来たわよ…」
36 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 10:27:32.04 ID:1QAad3dBO
野良猫でも来ましたかとレジを見ると、パートのおばさんが こっちを見ていた。
途端に じ○がりこ の申し子であることを思い出した。
でも正しいこと(少なくとも自分の体は喜ぶこと)をしているのに、負けたくなかった。
ジャンボが溶けるからお菓子コーナーに直行して、2箱上下に重なって陳列してある じ○がりこ を2箱そのまま持ちあげて水平移動してレジへ向かった。
私は たぶん間違っていない。
恥ずかしいのは この人たちだ!とカッカしながら清算を待った。
後ろめたいのかパートのおばちゃんは ちらちら気まずそうに私の顔を見ている。
それを澄ました顔でスルーして、入れて貰った袋を持ってそのままコンビニを出た。
モナカに包まれているとはいえ、デリケートなアイスとチョコだ。
急いで帰ろう。傘を片手に大股で歩き出した。
37 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 10:38:44.24 ID:uXGPMBZO0
読んでるからがんばって
38 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 10:54:44.60 ID:1QAad3dBO
>>37
ありがとう。気まぐれな更新ですみませぬ。
「○○(←豚の名字)さん」
コンビニの駐車場を歩いていると後ろから声がした。
振り返ると あの子供の母親が入口から飛び出して来た。
雨に濡れますよ!いや濡れてますよッと心の中で叫びながら、自分も近づいた。
傘を頭上に差し出す前に、また頭をぺこっと下げられた。
そして顔を上げて、
「ずっと待てました。いらっしゃらないのでどうしたのかと。やはりこの間の件で息子がご迷惑をお掛けしたので」
「いやいやいやいや!ち、ちがいますよ。今日はジャンボを買いに来てて」
「…え?」
「あのだからその、ダイエットしてたんです!…で小休憩というか、魔がさして今日は」
「はぁ」
なにいってんだ自分。
しかし、 じ○がりこ の申し子だと口を滑らせたこと気にしてるとしたら申し訳ないのでこの苦しい嘘を突き通そうと思った。
「濡れますから!もう気にしないでください。私もこちらでトイレ貸して頂いたことがありますし」
店の中へ戻るよう促すように言った。
「いえ、でも。…次はいつ来られますか?」
「え。…えっと、」
「もう来ませんか?」
「いえッいえ行きます、じゃなくて来ますよ!んーまだあの痩せてる途中なので、ふ二日後かその次の日ぐらいでしょうか」
「お仕事は…?」
「ン"。いやっえーいやぁはい」
「……すみません。ではまたいらした時に声掛けさせて頂きます」
「あっはい」
「引き留めてごめんなさい。」
「いえいえいえ、で、では!」
何故もっと大人の対応というのが出来ないのだろう(´・ω・`)
もやもやした気持ちのまま家へと急いだ。
39 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 10:58:17.76 ID:1QAad3dBO
すみません、ここで豚は本当に小休憩に入りますー。
また書いたら気まぐれにあげますので、待たず思い出したら見てください。
40 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 11:02:50.95 ID:uXGPMBZO0
おつかれさま
楽しみにしてる
41 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 11:11:18.88 ID:itNU9YLA0
お疲れー みてるよー
今まだ24歳の時の話し?少年にであってから、数ヶ月くらい?
42 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 12:07:11.09 ID:1QAad3dBO
>>41
まだ24です。
出会って一週間そこらの話です。
45 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 20:07:37.86 ID:1QAad3dBO
ふ・つ・か・ご
膀胱をパンパンにした律儀な豚はこの前と同じ時間にコンビニへ行った。
流れで約束したとはいえ、その約束を故意に忘れるぐらい日々忙しさに駆られることもなく、寧ろコンビニに行くというのが久しぶりに入った予定なわけで。
…だが正直、トイレ事件のことは もうどうでも良かった。
本当にもう忘れて気にしないでくれと思っていた。
スムーズに記憶から洗い流して貰うために、作戦を立てた。
コンビニに飛び込んであの女性の姿を確認したら、トイレ貸して貰おう。
はーあ たすかりました。
これでおあいこですね(o^∀^o)ワスレロヨー
とこうくるわけだ。
なので目覚めに行ったきりトイレは保留にしていたのだ。
47 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 21:35:05.90 ID:1QAad3dBO
この日は お菓子だけでなく母から頼まれていた香典袋も買う予定だった。
何でも父の会社の上司の奥さんの妹さんが亡くなられたとか(遠っ)いつ何時どんな不幸が起こるか分からない世の中、コンビニは本当にお利口さん。
駐車場で意識して視線を配ると例の軽自動車が一番隅に停まっていた。
自動ドアを跨いで店内に入ると、レジで接客中の彼女を見つけた。
そわそわしながら文房具コーナーへ行き香典袋を取り、こそこそお菓子コーナーへ向かった。
いつからこんなに居心地の悪い空間になったんだろう…今までは自分の庭のように気楽に満喫していたのに。
ふぅ、とため息を付いて、膀胱の違和感を思い出した。
けれど いざとなると、豚の横顔に刺さる視線が痛い。
誰も見てないかもしれないけど、それでも落ち着かない。
やっぱトイレはいいや。
気分が乗らなかったので じ○がりこ とポッキーだけ手に取り、レジへ向かった。
カウンターの向こうで豚を待ち構えるように彼女がこちらを見ている。
少し笑顔を作って軽く頭を下げながらお菓子と香典を置いた。
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ
