こちらもどうぞ
それまでの人生で最も綺麗だと思った女性との事
(5ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
110 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 22:55:40.69 ID:FeGtSPBk0
おkおk
ゆっくり行こうぜ
114 :1:2012/11/09(金) 23:18:28.52 ID:dtfgVW2W0
ひと通り怒鳴り散らすと、女性は急いで店を出ていってしまいました。
その場に立ち尽くすカウパーと僕。
僕が何も言えないでいると、カウパーは、ぼそっと、
「1くん、、今日はもう店閉めるわ。だから、帰って良いですよ」
それだけ言い残し、カウパーは事務所に戻って行きました。
とてつもなく気まずかったですが、僕は言うとおり荷物をまとめて「すいません、、、お先に失礼します」とだけ告げ、店をあとにしました。
115 :1:2012/11/09(金) 23:19:56.41 ID:dtfgVW2W0
それから僕は学校の関係上、しばらく休みをもらっていました。
カウパーと柴咲のこと、そして怒鳴り散らしていたあの女性のことは気になってはいましたが、僕が気にしても何も変わらないことは明白です。
普段通りの日常を過ごしていました。
ところが、ある日の授業中、突然、柴咲からメールが来たのです。
116 :1:2012/11/09(金) 23:21:07.03 ID:dtfgVW2W0
内容は、「店長にふられちゃった、、、もうどうして良いか分からない」といったものです。
いや、僕に言われても こっちもどうして良いか分からないだろ。
返事もせずに、そのまま放置していると、
「ねえ、お願いだから返事をして。会って話したいこともあるのです」と、柴咲から再びメールが届きました。
無視しても良かったのですが、ただでさえ不安定な柴咲がこれ以上不安定になってしまうと、さらなる悲劇が起こりそうで、「わかった」とだけ返事をしました。
おkおk
ゆっくり行こうぜ
114 :1:2012/11/09(金) 23:18:28.52 ID:dtfgVW2W0
ひと通り怒鳴り散らすと、女性は急いで店を出ていってしまいました。
その場に立ち尽くすカウパーと僕。
僕が何も言えないでいると、カウパーは、ぼそっと、
「1くん、、今日はもう店閉めるわ。だから、帰って良いですよ」
それだけ言い残し、カウパーは事務所に戻って行きました。
とてつもなく気まずかったですが、僕は言うとおり荷物をまとめて「すいません、、、お先に失礼します」とだけ告げ、店をあとにしました。
115 :1:2012/11/09(金) 23:19:56.41 ID:dtfgVW2W0
それから僕は学校の関係上、しばらく休みをもらっていました。
カウパーと柴咲のこと、そして怒鳴り散らしていたあの女性のことは気になってはいましたが、僕が気にしても何も変わらないことは明白です。
普段通りの日常を過ごしていました。
ところが、ある日の授業中、突然、柴咲からメールが来たのです。
116 :1:2012/11/09(金) 23:21:07.03 ID:dtfgVW2W0
内容は、「店長にふられちゃった、、、もうどうして良いか分からない」といったものです。
いや、僕に言われても こっちもどうして良いか分からないだろ。
返事もせずに、そのまま放置していると、
「ねえ、お願いだから返事をして。会って話したいこともあるのです」と、柴咲から再びメールが届きました。
無視しても良かったのですが、ただでさえ不安定な柴咲がこれ以上不安定になってしまうと、さらなる悲劇が起こりそうで、「わかった」とだけ返事をしました。
117 :1:2012/11/09(金) 23:22:39.85 ID:dtfgVW2W0
すると、すぐさま返信が届きます。
「よかった、今日は学校?今から会いにいくね」
それだけは本当にやめて欲しかったですが、まだ授業中、と送っても、終わるまで待ってる、と返事が来るので僕は観念しました。
ちなみに、柴咲は僕と同い年でしたが高卒フリーターなので、学生ではありません。
ともかく、僕達は落ち合う場所を決めました。
118 :1:2012/11/09(金) 23:24:03.39 ID:dtfgVW2W0
予定の場所に向かうと、そこにまだ柴咲の姿はありません。
僕は柴咲が来るまでの間、大学の友人たちと一緒にいてもらうことにしました。
複雑な事情を伝えるのも面倒なので、ただ友達が来るから、それまで話そうぜ、という感じで。
しばらくすると、柴咲がやって来ました。
事情を知らない友人たちは口々に
「おお〜、めっちゃかわいいじゃん!」
「どこで知り合ったコ?紹介してよ」
「最近バイトばっか行ってると思ったら そういうわけか」
と言っていました。
柴咲がどんな奴なのかも知らずに、いい気なもんだな。
僕は「出来るもんなら、紹介してあげたいんだけどね」と言って友達と別れ、柴咲のもとへ向かいました。
119 :名も無き被検体774号+:2012/11/09(金) 23:25:12.26 ID:4L7ahSPs0
なんか怖くなってきたな…
123 :1:2012/11/09(金) 23:47:09.31 ID:dtfgVW2W0
「どうした?どこで話す?」
良い話でないことは想像できましたが、僕はなるべく平静を装いそう言うと、柴咲は
「静かなところが良い、誰にも話を聞かれたくない」
と言うので僕は じゃあ あそこが良いだろう、と普段あまり使われる機会の少ない校舎の2階へ向かいました。
昼ごろには昼食を摂る学生たちがいることも多いのですが すでに授業の始まっている時間帯ではあったため、そこなら人に聞かれる心配は無いだろう、と。
僕としても、先日のあの女性のように、柴咲が急に騒ぎ始めたら困るので好都合ではありました。
124 :1:2012/11/09(金) 23:48:15.69 ID:dtfgVW2W0
そこには二人がけのソファが2つあり、僕がそこに座ると、柴咲もその隣に座り、そして話し始めました。
「店長がね、私のこと、重いんだって」
そりゃあそうだろうね、と思ったものの、まさかそんなことは言えず、僕は「そっか」とだけ言いました。
柴咲「それでね、もう別れたいんだって」
僕「まあ事情は詳しく知らないけど」
柴咲「こないだ、お店にエリが行ったでしょ?」
僕「エリって誰?」
容易に想像は出来ましたが、そう聞いてみるとエリとは、あの怒鳴り散らした女性のことでした。
柴咲「1くんにも、迷惑かけちゃってごめんね」
僕「別に迷惑かかってないよ」
125 :1:2012/11/09(金) 23:49:19.88 ID:dtfgVW2W0
何だか、妙にしおらしいな、とは思いました。
そりゃあ彼氏にふられたから、といえば当然なんですが
あまりハッキリしない口調ながらも普段淡々と話す柴咲を思うと明らかに元気が無い様子でした。
でも、あまり優しくしすぎると こちらに被害が出る可能性がある。
僕は柴咲の話を聞きながらも、あまりそちらの方は見ずに、ただ淡々と当たり障りの無い返答を心がけました。
ですが、そこから柴咲は何も話さなくなり、どうかしたのかとふと柴咲を見ると、柴咲は静かに泣いていたのでした。
126 :1:2012/11/09(金) 23:51:23.58 ID:dtfgVW2W0
「おいおい、大丈夫か、、、?」
柴咲は何も言わず、手で涙を吹きながら、うなづくだけです。
やっぱり面倒なことになった、、、。
人が来ない場所を選んで正解だったわ。
そう思っていると、柴咲は僕の腕を両手で抱え込むようにして、そのまま静かに泣き続けていました。
ちょっとお風呂行ってきます。まだ長くなりそうな気もするので、、、
どうか皆さんもゆっくりお付き合い頂けると幸いです。
130 :名も無き被検体774号+:2012/11/10(土) 00:16:32.24 ID:u95+hlGki
くっ!
おまえは本当にwww
131 :1:2012/11/10(土) 00:16:43.55 ID:0kcyskGP0
レス下さっている方、有り難うございます。初スレ立てでしたが、まだ途中とはいえ、楽しみにして下さっている方がいると思うと嬉しいですね。
他にも色々ややこしい恋愛をしてきたので、またいつか話したいと思います。
ちなみに、ここから先は少しパンツに関わる内容になるかもしれませんが、不要であれば省略できる内容です。如何でしょう?
132 :名も無き被検体774号+:2012/11/10(土) 00:18:37.85 ID:6liWoqxZO
愚問
136 :1:2012/11/10(土) 00:30:47.86 ID:0kcyskGP0
>>132、134
愚問でしたねw
135 :名も無き被検体774号+:2012/11/10(土) 00:23:32.06 ID:/TGof+aj0
皮だけ食べさせて中のアンを食べさせないなんて酷い
134 :名も無き被検体774号+:2012/11/10(土) 00:22:34.68 ID:b00Dhtnq0
>>131
パンツに関わる内容を何故省く!w
続き待ってるぜ
136 :1:2012/11/10(土) 00:30:47.86 ID:0kcyskGP0
>>134
僕の文章力でアンになれるかは分かりませんが、続き書きますね。
今、この時のことを思うと、本当に僕は馬鹿というか、単純というか、、若かったなあ、と思います。
これまで、色々なことがあったにも関わらず、柴咲が涙を流している、ただそれだけのことで僕は彼女がとても可哀想だな、と思い、自分の手を柴咲のあごにそっと添え、こちらを向かせました。
いつもは常に表情を表に出さないロボットのような柴咲でしたが、その時は、悲しんでいるからか、僕の同情心からか、少なくとも、人間味溢れる、一人の女性の顔に見えました。
139 :1:2012/11/10(土) 00:38:01.26 ID:0kcyskGP0
僕は、柴咲のあごに添えていた手の親指で、彼女の潤んでいた大きな瞳の周りの涙を拭いました。
柴咲の目の周りには、うっすらとマスカラが滲んでいます。
それは、僕の親指にも、少しだけ付いていました。
とはいえ、薄化粧だった彼女の顔が大きく崩れるようなことはなく、むしろ、それですら美しいと思えるほどに彼女の顔は綺麗だったのです。
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
easterEgg記事特集ページ